悪役令嬢なんていります?

せとな

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|002話 悪役令嬢、婚約者に会う

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「お嬢様?」


はっっ!美しすぎて我を忘れていたわ


「えぇ、ごめんなさいね 朝食ですね、すぐ行きますわ」

「分かりました、お嬢様」

ばあやはニコリと笑い出ていった
私は服を着替えて扉を開けて廊下を歩きながら考え事をしていた


ルクスは幼少期 絶世の美女と噂されていて、礼儀も正しく、誰に対しても優しく接していた
だからまだ殿下にも会っていないし婚約者にもなっていない 確かもうすぐ殿下と初めてお会いする日でその時ルクスは一目惚れをする

「だからその時に私が王子に恋を、王子が私を好きにならなければ」

とボソッとつぶやいた

ガチャッッ

コツコツッッ

「お待たせ致しました」

私は笑顔で言った気分を害すると後々面倒だからだ

「ルク!!! 来たんだね!」

1つ上の兄上ハルトが笑顔いっぱいで言った

「はい!兄様!ただいま参りました」

「さてはて、みな揃ったのだから食べようでは無いか」

「そうね。あなた」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「では私はこれで__」

「ルク!この後暇?良かったら外で遊ばない?」

「んっとねぇ...はい!ひまだよ!じゃあ準備出来次第及び致しますね!」

私は5歳児らしく可愛く自慢の笑顔で答えた

コツコツコツッッ

ガチャッパタン___。


「はぁぁぁ。ハルト様可愛い過ぎない?♡心臓が潰れるかと思ったよぉ」

「小説の設定舐めんじゃなかった。」

私は26歳口調で言った

とりあえず現状分かっていることを確認しよう
恐らく兄様はルクスのことを慕っている様子だった 妹としてだろうだがあまり兄様に優しく接し過ぎると良くない気がする...バットエンド的な奴なのだろうかそう勘が言っている


だから!周りと同じように接しよう!

「はっ!いけない!用意しないと」



「兄様~♡!!!」

「ルク!!!待ってたよぉー♡!!さぁ!座って座って!今日はねルクのために料理長が手によりをかけて作ったクッキーなんだよー!」

私は少し困った…

「んー...ルクね、さっきご飯食べたばっかりだからあまり食べれないの だから後で部屋で食べるね!」

「そっか......ぼ、僕もあまり食べれないかも」

ハルト兄様が気を使ってくれた。
流石にわかりやすすぎないか?




「兄様今日はありがとうございました。では失礼致します」

私はお茶の時間を有効活用した 聞いた話だと現在王子は婚約者を探しているそうだ あぁ、ちなみに王子の話を聞き出している時の兄様の不満そうな顔はとても笑いそうだった 重度のシスコンめ!

翌日


何故か王子が来た

「お嬢様!チャンスですよ!婚約・・致しましょう!」

「え、えぇぇ……そう、ですわねぇあはははぁ…」

転生して2日目人生の危機です


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「失礼致します」

ガチャ

そこには可愛い可愛い王子が…んッうん。私は王子を可愛いなんて思ってない。

私は可愛いと思いたくなかったので心の中で咳払いをした

それと兄様がいた

「初めまして-!タキル第三王子?!」

「……はっ!んッうん。初めましてカルクス令嬢♡」




………ン? 何故かすごく優しく乙女のような眼差しを感じる  気のせいかしら...


チラッ    プイッ

私は王子の目を見てすぐ地面へと視線を向けた


………ン?今何か、いやいやいや、気のせいよね....??すごく熱い眼差しを感じたと思ったけど勘違いよね?

チラッ    プイッ

私はもう一度王子の目を見てすぐ視線を地面に向けた

いやいやいやいや...冗談でしょ?まさかルクス様が一目惚れしたのではなくてタキル様が??

そんなことを考えていて気づかなかったのだが

隣にいる兄様の方からすごく黒い邪悪なオーラを感じた...



でもルクスはそんなことに気づかず考えていた


~一方的兄様と王子の心情~


(は?この王子うちの可愛いルクに色目を使っている?そんなの誰が相手でもだめ!ターキーだっけ?名前なんて忘れたがそんなことはどうでもいいルクは僕の可愛い妹で僕の婚約者なのだから絶対に渡さんぞ!だってルクはこの世界で1番か___)

(はぁぁぁぁあああ♡!!!カルクス様!!カルクス様!!いや、ルク!!大好きだ!噂はかねがね聞いていたがまさか5歳でこんなにも可愛いとは、僕は6歳だからな、年上なのだからいい姿を見せないと……ルクは僕に惚れている様子だったしもう結婚しているも同然!!あぁでも僕はルクを見ているだけで心臓をつか___)

※2人の脳内がうるさすぎるので以下略



ルク!!最大のピンチ!


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