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第1章 前書き…?
第5話 始まりの始まり
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「どうするか…」
頭の使いすぎ(?)か、ただ眠いだけなのか、頭がぼーっとしてくる。早く寝たい気持ちを抑えつつ、寝床を確保する方法を考えた。そして…
「アレク。」
「はい、なんですか?」
「敬語やめて」
「わ、わかった。それで、どうかしたか?」
「僕は今すごく困っている。」
「?ああ…。」
「寝る場所がない。アレク、宿とか知らない」
ガチトーンで聞くと、アレクは「考える人」のポーズで悩み始めた。思い出しているようなので座ってじっと待っていた。
そして大きく船をこぎ始めた頃にはっとして、アレクを見る。
(危ない。寝るところだった…。)
アレクはといえば、ニヤニヤし始めたかと思うと、落ち込んだ顔になり、そしてすぐに決意を固めたような顔をすると、泣きだしそうな顔になったりと、忙しそうに百面相していた。
「アレク」
「ふぁ?!は、はい!!」
驚きすぎだと思ったが、いちいち突っ込まないでおこう。アレクはおろおろして半泣き状態だ。そんななるか?普通…。
「あの、どうかしたんですか?」
「敬語禁止」
「あ、悪い…。」
すぐ固まるし、どもるし、話す時ガチガチのアレクだが、素はなんというか…結構男っぽい(?)話し方らしい。「~なのか?」とか「悪い」とか、意外だった。もっと女々しいイメージがあった。最初なんて、「~でしょう?」とか「~ですが。」みたいな真面目腐った感じで、次には「~ですよね…?」「~してください…」て感じで語尾に全部「…」がつく感じで弱々しかった。それに第一声が「酷くない?!」だった。そして今は「~なのか?」だ。こいつはやばいやつだ。何重人格…?少なくとも四重人格は確実だろう。
「ハル?どうかしたのか?」
どうやら今の人格が定着してきたらしい。
「おい、ハル…?」
「いや、なんでもない」
「え、何が」
「アレク。それが、アレクの素?」
アレクの言葉を遮って質問する。すると、不思議そうに聞いてきた。
「それ…?あ、この話し方か?」
「そう。アレクは多重人格?」
「タジュウジンカク?タジュウジンカクって、なんだ?」
(通じない?)
言葉が通じない。そこで思い出した。ここは異世界だった。
(通じない言葉がある。)
〈それは当たり前ですよね。〉
(賢者…。)
そしてもう1つ思い出した。賢者がいた。頭の中から賢者という存在がすっぽり抜けていた。「あ、賢者いたんだ。」という意味で賢者を呼ぶと、それを理解したのか、不機嫌そうに言った。
〈酷いですよ。なんでも知っている最強賢者様を忘れるなんて。〉
言ったというか、自画自賛した。思わずふっと笑うと、今度はアレクが慌てた。そこでまたまた気づいてしまった。アレクは賢者のことを知らない。
(めんどくさ。)
〈酷いですよ、全く。私がいなければ何も出来なかったというのに…。〉
(賢者がいなければこんなめんどくさい状況にもならなかった。)
〈ぐっ…!でも!このアレクは偉い人ですからね!宿だって簡単ゲット出来るんですからね!〉
(…は?)
さて、賢者は全く気づいていなかった。自らが発した一言で悠が怒りを大爆発させること、それによってアレクがケガを負うこと、そして悠が人知を超えた能力を発揮すること…。
正しくはここからが本当の始まり。悠が賢者と共に始めるめちゃくちゃな物語の始まりだ。なんとも長い前書きになってしまったが、これから面白くなっていく………予定だ。
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章設定しました。次から第2章です。
頭の使いすぎ(?)か、ただ眠いだけなのか、頭がぼーっとしてくる。早く寝たい気持ちを抑えつつ、寝床を確保する方法を考えた。そして…
「アレク。」
「はい、なんですか?」
「敬語やめて」
「わ、わかった。それで、どうかしたか?」
「僕は今すごく困っている。」
「?ああ…。」
「寝る場所がない。アレク、宿とか知らない」
ガチトーンで聞くと、アレクは「考える人」のポーズで悩み始めた。思い出しているようなので座ってじっと待っていた。
そして大きく船をこぎ始めた頃にはっとして、アレクを見る。
(危ない。寝るところだった…。)
アレクはといえば、ニヤニヤし始めたかと思うと、落ち込んだ顔になり、そしてすぐに決意を固めたような顔をすると、泣きだしそうな顔になったりと、忙しそうに百面相していた。
「アレク」
「ふぁ?!は、はい!!」
驚きすぎだと思ったが、いちいち突っ込まないでおこう。アレクはおろおろして半泣き状態だ。そんななるか?普通…。
「あの、どうかしたんですか?」
「敬語禁止」
「あ、悪い…。」
すぐ固まるし、どもるし、話す時ガチガチのアレクだが、素はなんというか…結構男っぽい(?)話し方らしい。「~なのか?」とか「悪い」とか、意外だった。もっと女々しいイメージがあった。最初なんて、「~でしょう?」とか「~ですが。」みたいな真面目腐った感じで、次には「~ですよね…?」「~してください…」て感じで語尾に全部「…」がつく感じで弱々しかった。それに第一声が「酷くない?!」だった。そして今は「~なのか?」だ。こいつはやばいやつだ。何重人格…?少なくとも四重人格は確実だろう。
「ハル?どうかしたのか?」
どうやら今の人格が定着してきたらしい。
「おい、ハル…?」
「いや、なんでもない」
「え、何が」
「アレク。それが、アレクの素?」
アレクの言葉を遮って質問する。すると、不思議そうに聞いてきた。
「それ…?あ、この話し方か?」
「そう。アレクは多重人格?」
「タジュウジンカク?タジュウジンカクって、なんだ?」
(通じない?)
言葉が通じない。そこで思い出した。ここは異世界だった。
(通じない言葉がある。)
〈それは当たり前ですよね。〉
(賢者…。)
そしてもう1つ思い出した。賢者がいた。頭の中から賢者という存在がすっぽり抜けていた。「あ、賢者いたんだ。」という意味で賢者を呼ぶと、それを理解したのか、不機嫌そうに言った。
〈酷いですよ。なんでも知っている最強賢者様を忘れるなんて。〉
言ったというか、自画自賛した。思わずふっと笑うと、今度はアレクが慌てた。そこでまたまた気づいてしまった。アレクは賢者のことを知らない。
(めんどくさ。)
〈酷いですよ、全く。私がいなければ何も出来なかったというのに…。〉
(賢者がいなければこんなめんどくさい状況にもならなかった。)
〈ぐっ…!でも!このアレクは偉い人ですからね!宿だって簡単ゲット出来るんですからね!〉
(…は?)
さて、賢者は全く気づいていなかった。自らが発した一言で悠が怒りを大爆発させること、それによってアレクがケガを負うこと、そして悠が人知を超えた能力を発揮すること…。
正しくはここからが本当の始まり。悠が賢者と共に始めるめちゃくちゃな物語の始まりだ。なんとも長い前書きになってしまったが、これから面白くなっていく………予定だ。
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章設定しました。次から第2章です。
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