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第一章 第二節
友達
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さてと。もうソロソロ良い頃合いかな。そうタカシは思うと、バケツをそうっと置いてその場から離れました。
えーっと。確か図書室なる処に行けば本と云うのが沢山あるのよね?
昨日の記憶だからか、ハッキリ判るわ。
図書室の札がある扉を目の前にすると。
タカシ
「やっと、絶対に無理!って思ってた事が現実になろうとしてる」
「そもそも、何故自分がタカシ少年になってしまったのかさえ解らない」
「でも、本をこのタカシ少年の眼を通して見る事が出来る」
タカシは覚悟を決めた。
すると、背後から
「よう!」
驚いて振り返ると、そこには同じ歳位の少年が立って、なんだかニヤニヤと笑っている様だった。
少年
「やっぱり此処だったか」
タカシ
「…っあ、シゲノブか何だ驚かすなよな」
タカシの記憶の中から、シゲノブと云う親友がいた事を感じた。
シゲノブ
「何だじゃねぇよ。ビビってんじゃねぇよ。わはは(笑)」
タカシ
「授業はどうした?」
シゲノブ
「いつも通りに決まってんだろが」
タカシ
「そうか」
シゲノブ
「それよりもよう、何ブツブツ独り言なんか喋ってんだよ。しかも、『タカシ少年』とか言って無かったか?お前熱でもあんのか?」
タカシ
「…イヤイヤ、俺はこう見えて少年だぞ。シゲノブと同じ歳だろが。」
シゲノブ
「い~や。お前は良い歳したおっさんだね。お前の頭ん中明らかに少年じゃねえよ。」
「そして、俺は正真正銘の少年。小学5年生だ。」
タカシ
「何言ってんだコイツ。お前こそおっさんだろが。」
シゲノブ
「ははは。(笑)」
「それより、入るんだろ?鍵有るぜ?」
タカシ
「流石シゲノブ。頼りになる。」
シゲノブ
「何言ってる。いつも通りだろが。」
何だかぎこち無い二人は共に静かに鍵を開け、中に入るのだった。
中には本が棚にビッシリと並んでいた。それもそうだろう、此処は図書室なのですから。
しかし、その光景を見てタカシは唖然としていた。
タカシ
「コレ全部本なんだよな」
シゲノブ
「やっぱ熱あんなお前」
タカシ
「処でシゲノブ、絵本って何処だったかな?」
シゲノブ
「?絵本??一二年生専用の棚だろ?」
タカシ
「おお、そうだったな」
シゲノブ
「…そんなモン見てどうすんだ?」
タカシ
「イヤ、ちょっとな」
そう言うとタカシは
『一年生と二年生の本』
と書かれた札の付いた棚に。
『ピノキオ』
と書かれた本を手にすると表紙絵を見ただけで感動せずにはいられなかった。
タカシ
「これが(アンナ姉さんがレナに見せてあげたいと言っていた)絵本」
シゲノブ
「お前、本当に変だぞ?」
タカシはゆっくりと壊れ易い硝子ででも出来ているかの様に、大事に開いて読み始めた。
その様子を見ていたシゲノブは、元々タカシは変わった奴だから、こんな日もあるのかな?なんて思いながら、感動して読んでいるタカシを横目に、自分は『漫画日本の歴史』のある棚へと向かうのだった。
えーっと。確か図書室なる処に行けば本と云うのが沢山あるのよね?
昨日の記憶だからか、ハッキリ判るわ。
図書室の札がある扉を目の前にすると。
タカシ
「やっと、絶対に無理!って思ってた事が現実になろうとしてる」
「そもそも、何故自分がタカシ少年になってしまったのかさえ解らない」
「でも、本をこのタカシ少年の眼を通して見る事が出来る」
タカシは覚悟を決めた。
すると、背後から
「よう!」
驚いて振り返ると、そこには同じ歳位の少年が立って、なんだかニヤニヤと笑っている様だった。
少年
「やっぱり此処だったか」
タカシ
「…っあ、シゲノブか何だ驚かすなよな」
タカシの記憶の中から、シゲノブと云う親友がいた事を感じた。
シゲノブ
「何だじゃねぇよ。ビビってんじゃねぇよ。わはは(笑)」
タカシ
「授業はどうした?」
シゲノブ
「いつも通りに決まってんだろが」
タカシ
「そうか」
シゲノブ
「それよりもよう、何ブツブツ独り言なんか喋ってんだよ。しかも、『タカシ少年』とか言って無かったか?お前熱でもあんのか?」
タカシ
「…イヤイヤ、俺はこう見えて少年だぞ。シゲノブと同じ歳だろが。」
シゲノブ
「い~や。お前は良い歳したおっさんだね。お前の頭ん中明らかに少年じゃねえよ。」
「そして、俺は正真正銘の少年。小学5年生だ。」
タカシ
「何言ってんだコイツ。お前こそおっさんだろが。」
シゲノブ
「ははは。(笑)」
「それより、入るんだろ?鍵有るぜ?」
タカシ
「流石シゲノブ。頼りになる。」
シゲノブ
「何言ってる。いつも通りだろが。」
何だかぎこち無い二人は共に静かに鍵を開け、中に入るのだった。
中には本が棚にビッシリと並んでいた。それもそうだろう、此処は図書室なのですから。
しかし、その光景を見てタカシは唖然としていた。
タカシ
「コレ全部本なんだよな」
シゲノブ
「やっぱ熱あんなお前」
タカシ
「処でシゲノブ、絵本って何処だったかな?」
シゲノブ
「?絵本??一二年生専用の棚だろ?」
タカシ
「おお、そうだったな」
シゲノブ
「…そんなモン見てどうすんだ?」
タカシ
「イヤ、ちょっとな」
そう言うとタカシは
『一年生と二年生の本』
と書かれた札の付いた棚に。
『ピノキオ』
と書かれた本を手にすると表紙絵を見ただけで感動せずにはいられなかった。
タカシ
「これが(アンナ姉さんがレナに見せてあげたいと言っていた)絵本」
シゲノブ
「お前、本当に変だぞ?」
タカシはゆっくりと壊れ易い硝子ででも出来ているかの様に、大事に開いて読み始めた。
その様子を見ていたシゲノブは、元々タカシは変わった奴だから、こんな日もあるのかな?なんて思いながら、感動して読んでいるタカシを横目に、自分は『漫画日本の歴史』のある棚へと向かうのだった。
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