バリタチの私と生意気な先輩と従順な後輩

papporopueeee

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先輩

オマケ3

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「だめですよ、先輩。さあ、こちらに来てください」

 トイレに行こうとする先輩を捕まえ羽交い絞めにする。

「ちょ、ちょっと何するの!?」
「何って、ハグじゃないですか。ハグ、お好きですよね」
「だ、だからその前に――」
「ここでしちゃっていいですよ?」
「はぁっ!?」
「だってほら。先輩は今何を履いていますか?」
「何って、パンツ型のナプキン……でしょ?」
「ぶっぶー。先輩が今履いているのはオムツですよ?」
「だ、騙したの!?」
「ふふふ、すみません先輩。でもちょうどいいじゃないですか。おむつって、お漏らしするために履くものなんですから。ねえ、先輩」
「じょ、冗談だよね? そ、それはさすがに……」

 先輩の顔から血の気が引いていく。

 ついさっきまで羞恥で赤く染まっていたのに、今は真っ青で冷や汗までかき始めてしまった。

「ここでお漏らししちゃいましょう、先輩?」
「い、嫌よ! 早く離して! 私の嫌がることはしないって約束でしょ!?」
「はい、もちろんです。私は先輩の嫌がることはしません」
「だったら――」
「でも先輩、本当に嫌なんですか?」
「い、嫌に決まってるでしょ? 誰だって人前でおむつ履いてお漏らしなんて嫌に決まってるじゃないの!」
「それは嘘ですよ先輩。だって、少なくとも先輩はそこまで嫌がってないじゃないですか。嫌がってるのは口ばっかりで、体には全然力が入っていませんよ?」
「そ、そんなことっ……!」

 先輩が抵抗していないというのは嘘だ。
 人前で、それも後輩の前で漏らすことを嫌がらない人なんてそうはいない。

 それでも、私はそれを否定した。
 先輩は嫌がっていないと。
 さも先輩の深層心理に気付かせるかのように。

 言葉で、先輩に言い聞かせた。

「いいんですよ、今更言い訳するみたいに暴れなくても。思い出してみてください先輩。あの日、初めて私がキスをしたとき、先輩は泣くほど嫌がっていましたよね。今はどうですか? 先輩は今、あの時と同じくらい嫌なんですか?」
「そ、それは……確かに泣いてはいないけどっ」
「目は口ほどに物を言う。ほら、鏡を見てください。トイレに行きたいと叫ぶ先輩の口と、私に抱かれて気持ちよさそうなその目。どちらが真実だと思いますか? どちらが本当の先輩でしょうか?」
「っ……い、いやっ、そんなことっ、言われてもっ……!」

 抵抗の弱まった先輩にハグをする。
 逃がさないように、優しく、慈しむように。
 素肌同士を擦れ合わせて、体を絡めて。

 母親が子の排尿を促すように下腹部を撫で上げ、その耳元に口を寄せて――

「さあ、先輩。しーしましょう?」
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