両腕のない義弟との性事情

papporopueeee

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第二夜

義兄は失敗を繰り返さない

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「ねえケン君、もっかいやって、もっかい!」
「やだよ。なんでそんな何回もやらないといけないんだ」
「えー、おねがーい。ね、ね?」
「そんなわがまま言うやつにはー、男梅!」

 きゃはきゃはとカオルが笑う。余程気に入ったらしい。あのお世辞にもハンサムとは言えないキャラクターのモノマネで喜ばれるのは少し複雑だが、カオルが幸せそうならそれでいい。

 脱衣所での重い空気もなりを潜め、軽やかな雰囲気でカオルの体を洗っていく。

「……じゃあ、前を洗っていくぞ」
「っ……!」

 しかし、ついに性器周りを洗う時が来たその時、カオルがきゅっと縮こまった。

「……いいか?」
「ん……いいよ」
「……皮は?」
「……むいてほしい」
「わかった。痛かったら言えな」

 ぽん、とカオルの頭に手を置く。力の入った肩の震えが少しでも収まる様に、濡れた髪をわしゃわしゃと撫でてやる。

 手順は昨日と何も変わらない。変えなければならないのは俺の心構えだ。慎重に、丁寧に。焦ればカオルに余計な刺激を与えることになる。

 固形石鹸を両手で擦り、掌と十指に滑りを付加していく。いざ。

「……んっ」

 性器の包皮をむき始めると、カオルが声を漏らした。同時に、背もたれにしている俺の胸に寄り掛かってくる。いつもの甘える仕草だが、今回は安心を求めての行為だろう。

 昨日むいたおかげか、皮の滑りがいい。あまり力を入れなくても包皮がミリミリと性器から引きはがされていく。

「ふっ……んっ……」

 カオルの亀頭が完全に露出する。今のカオルと同じように、不安気に縮こまった姿だ。

「じゃあ、洗っていくぞ」

 昨日はここで失敗した。本番はここからだ。指の表面に付着した泡を性器に移し、その泡だけで性器を擦るイメージで。桃色の粘膜を白く染め上げていく。

「あっ……はぅっ……!」

 カリ、裏筋、そして亀頭。汚れの溜まりやすい箇所に指を這わせゆっくりと洗い上げる。カオルが震え声を上げる度に動きを止めながら。細心の注意を払って事を進める。

「はーっ……はーっ……」

 そして俺はカオルの性器を洗い終えた。勃起させることなくだ。

「ふうーっ……」

 自然と深い吐息が漏れた。やり遂げた。昨日の失敗を、俺は成功に変えてみせた。

「うしっ、じゃあ洗い流していくぞ」
「……うん」

 カオルの返事が少し固い。勃起はしなかったが、性器を直接イジられたことには変わらない。羞恥心を昨日ほどではなくても感じているのだろう。

「よし、じゃあちゃっちゃと俺も体洗うから先に湯船に入ってな」
「うん」

 カオルが浴槽の縁をまたがり湯船に体を沈めていく。吐息を漏らす声が聞きながら、俺は自分の体を洗い始めた。
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