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第4話 愛の告白
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俺は荷物こそ少なかったが、修道院までを外は粗末で中は豪華な作りの馬車で送ってもらえた。
護衛の騎士も、世話をしてくれる侍女までついた徹底ぶりだ。
俺は向こうでは平民だったから、結構こんなのへっちゃらなのに。
カールは過保護だなぁ。
修道院でも俺は丁重に迎え入れられた。
病気療養のためってことで、客人扱いだ。
シスターのように髪を切らなくてもいいし、なんなら仕事もしなくていいが暇なので色々やらせてもらった。
俺は男だから女性にムラムラしたらどうしようって少し思ったけど、同室のシスターの着替えを見ても平気だった。
どうやら女性に性欲を感じることはないみたいだ。
いかにも元遊び人って感じの、婀娜っぽいシスターもいたが本当に何もなかった。
俺は女も愛せない人間になってしまったのだ。
そうして1か月近くたったころ、信じられないニュースが飛び込んできた。
アリサがカールとではなく、隣国の王の元に嫁ぐというのだ。
カールのことをお願いしたのにどういうことなんだ⁉
俺が帰りたいと申し出ると、すぐに馬車が用意された。
実はあの婀娜っぽいシスターは俺の護衛だったそうだ。
どうりでシスターっぽくないはずだ。
「わたくしは騎士なんですけど、裏工作が主体の仕事なんです。
外で見かけても今後は一切声をかけないでくださいね」
「わかったわ。道中をよろしくお願いね」
王宮に着くとカールにもアリサにも会えなくて、とりあえず湯あみと着替えをさせられることになった。
俺の手が修道院の仕事で少し荒れていて、元シスターが侍女に怒られていた。
クリームを塗ればすぐ治ると取り成しておいた。
夜になって、やっとアリサに会えることになった。
だけど連れていかれたのは貴賓室ではなく、貴賓牢だった。
そこでは2人きりにはなれず見張りがいたため、俺は女言葉を使うしかなかった。
「アリサ、どういうことなのですか?
カール様のことをお願いしたじゃありませんか!
あなたが彼を幸せにしてくれると思って、わたくしは修道院へ行ったのですよ」
「何? その話し方。
気味悪いんだけど。
あたしは元々カールたち、ガキなんてどうでもよかった。
推しのアレキサンダーは、隣国の王でセクシーな大人なの。
あたしがわざわざハーレムエンドをしたのは、隠しキャラのアレキサンダーを出すためだったのよ
なのにカールは不貞の罪で、あたしをここに放り込んだのよ」
俺がもっと聞こうとしたら、扉が開いてカールが入ってきた。
「クラリス、元気そうでなによりだ。
アリサのことは気にしなくてもいい。
彼女はたくさんの男と肉体関係にあって、妻にするのにふさわしくなかったんだ」
「そんな……それじゃあカールはどうやって幸せになるんだ?」
あっ、つい男言葉になった。
「とりあえずこの牢から出よう。
よく2人で話した薔薇の迷路に行こうよ。
月もきれいだし、今が盛りなんだよ」
カールに手を引かれて、俺たちは薔薇の迷路の真ん中にあるベンチに座った。
俺が昔、男であることをカールにカムアウトしたところだ。
「カール、アリサが不貞ってどういうことなんだ?」
「彼女はね、ハーレムエンドとやらに持って行くために体を使って高位貴族の子息を篭絡してたんだ。
私はその誘惑は断ったけど、クラリスを断罪したから一応攻略済みってことになったんだ」
「アレキサンダー王が目当てって言ってたけど」
「うん、彼女はいろんな人間を騙していたが、その時に仕入れた情報や異世界での話をいろいろ教えてもらったんだ。
だからアレキサンダー王へ嫁げるようにしたんだ。
あちらには、あなたに忠実な女奴隷を差し上げたいって言った。
そしたら引き受けてくれるって」
「女奴隷って……」
「仕方がないんだ。
彼女は罪人だし、いろいろと都合の悪いことを知っているから秘密の暴露が出来ないようにするために奴隷契約をしなくてはならなくなったんだ。
だけどアリサは、推しのところに行けて幸せだと思うよ。
彼は好色で何十人もいる後宮を持っているから、変わり種も悪くないってさ。
でもどんなに頑張って気に入られても、王妃にはなれない。
貞操だけじゃなく、身分も教養も足りないからね」
「でもカールの幸せが……」
「あんな女と結婚して、私が幸せになれると思ったの?」
そういってカールはいたずらっ子みたいに俺の顔を覗き込んできた。
「実は……ちょっと不安だった。
でもアリサがカール目当てだと思っていたから」
「そうか。でも嬉しかったよ。
クラリスが私のために彼女に頼んでいたと言ってくれて」
「それは……他に頼める人もいなかったから、しょうがなくだよ」
するとカールはニッコリ笑って、俺の手を取った。
「おや、手が荒れている。
向こうでも頑張ったんだね」
「働かざるもの食うべからず、だからね」
「君らしいな。
ねぇ、クラリス。
君が修道院に行っている間、会えなくて寂しかったよ」
「俺も。ここにカールがいたらいいのにっていつも思っていた」
「実はね、私たちの婚約は破棄されてないんだ」
「えっ?」
「父と母にはクラリスが結婚前の緊張で不安がっているから、少し王宮や社交界から離してあげたいって言ったんだ」
あっ、マリッジブルーか。
向こうの母さんがなったって言ってた。
「クラリス、君は生まれた時からの婚約者だったからちゃんとお願いしたことがなかったね。
どうかこの私と結婚してください」
「そ、そんなことできない。
俺は男だし……」
「女の園に行って、好きな人や気になることが出来た?」
「いや、無理だった。
俺は体が女だから、他の女性の裸を見ても何も感じなかった」
「私も無理だった。
ずっとクラリス以外の女性を探そうと、これでも努力したんだよ。
でも君のように私に本音でぶつかってきてくれて、なおかつ努力を惜しまない人なんていなかった。
私が心から信頼して、伴侶にしたいのは君だけなんだ。
私にとって、君は輝ける一番星なんだよ。
君がどうしても私を受け入れがたいのなら、3年後に側妃を取ろう。
だけど君にはずっと側にいて欲しい。
君といる時だけが、私は幸せになれるんだよ。
君の心が男性だろうとそんなことは関係ない。
私は君という一人の人間を愛しているんだ」
カールがここまで言ってくれたんだ。
俺も本心を伝えなければならない。
「俺も本当はわかっていたんだ。
カールがアリサと楽しそうにしているたびに、嫌だって思ってた。
その度に心に蓋をして、無理して笑ってたんだ。
王太子妃教育の賜物だよ。
でもアリサがカールと結婚しないって聞いたとき、心臓が鷲掴みにされたみたいに痛かった。
俺の大切なカールを傷つけやがってって、そう思って飛んで帰ってきてしまった。
俺もカールを愛しているんだ」
「ああ、クラリス」
カールは俺を強く抱きしめて、ついばむような軽いキスをした。
「イヤだった?」
「ううん、大丈夫そう。
でもカールだけ」
「嬉しい……」
それからカールはもう少し深いキスをした。
恥ずかしかったけど、俺は彼を受け入れた。
俺の心が男でも、俺の体が女でも、俺を一人の人間として受け入れてくれたように。
それからは展開が早かった。
俺は王宮から実家に戻ると、結婚式の準備が着々と進められていた。
こっちの巨乳の母には叱られた。
「結婚前の不安は誰にでも起こるものよ。
でも戻ってきたからには忙しくなるわよ」
「お母様は縁談がなくなるとは思わなかったのですか?」
「まぁ、あなたたちみたいに小さなころからいつも一緒でベッタリ離れられないのに、そんなことあるなんて考えもしなかったわ。
王太子殿下にアリサ・フィンドラーを騙すための嘘の婚約破棄をするって話を聞かされた時は確かに驚いたわ。
あの女はたくさんの男を手玉に取って、あなたを傷つけようとしていたそうじゃない。
あなたを守るために修道院にまで入れたけど、それだって結婚前の禊で入る人もいるから心配しなくてもいいわ」
つまりカールは俺と別れる気なんて、これっぽっちもなかったんだ。
なんか俺だけ空回りしてたみたいじゃん。
ううん、カールも苦しんでたんだ。
もっと自分の気持ちに早く素直になればよかった。
きっとカールは初夜の床で、俺に触らないように自制するだろう。
それがめちゃくちゃ苦しいことを、俺は男だから知っている。
だからそうなる前に、初夜を頑張ってみるって伝えなくちゃ。
きっと驚いて、そして喜んでくれると思う。
その顔を見るのが今から楽しみでたまらない。
おしまい
-----------------------------------------------------------------------------
輝ける一番星とは、こちらの世界での金星のようなものです。
愛と美と調和を意味します。
クラリスが最初にカールに使っていたのは、一番初めに輝く明るい星なので国を導く人物としての比喩です。
途中からはお互い愛する恋人を表していました。
護衛の騎士も、世話をしてくれる侍女までついた徹底ぶりだ。
俺は向こうでは平民だったから、結構こんなのへっちゃらなのに。
カールは過保護だなぁ。
修道院でも俺は丁重に迎え入れられた。
病気療養のためってことで、客人扱いだ。
シスターのように髪を切らなくてもいいし、なんなら仕事もしなくていいが暇なので色々やらせてもらった。
俺は男だから女性にムラムラしたらどうしようって少し思ったけど、同室のシスターの着替えを見ても平気だった。
どうやら女性に性欲を感じることはないみたいだ。
いかにも元遊び人って感じの、婀娜っぽいシスターもいたが本当に何もなかった。
俺は女も愛せない人間になってしまったのだ。
そうして1か月近くたったころ、信じられないニュースが飛び込んできた。
アリサがカールとではなく、隣国の王の元に嫁ぐというのだ。
カールのことをお願いしたのにどういうことなんだ⁉
俺が帰りたいと申し出ると、すぐに馬車が用意された。
実はあの婀娜っぽいシスターは俺の護衛だったそうだ。
どうりでシスターっぽくないはずだ。
「わたくしは騎士なんですけど、裏工作が主体の仕事なんです。
外で見かけても今後は一切声をかけないでくださいね」
「わかったわ。道中をよろしくお願いね」
王宮に着くとカールにもアリサにも会えなくて、とりあえず湯あみと着替えをさせられることになった。
俺の手が修道院の仕事で少し荒れていて、元シスターが侍女に怒られていた。
クリームを塗ればすぐ治ると取り成しておいた。
夜になって、やっとアリサに会えることになった。
だけど連れていかれたのは貴賓室ではなく、貴賓牢だった。
そこでは2人きりにはなれず見張りがいたため、俺は女言葉を使うしかなかった。
「アリサ、どういうことなのですか?
カール様のことをお願いしたじゃありませんか!
あなたが彼を幸せにしてくれると思って、わたくしは修道院へ行ったのですよ」
「何? その話し方。
気味悪いんだけど。
あたしは元々カールたち、ガキなんてどうでもよかった。
推しのアレキサンダーは、隣国の王でセクシーな大人なの。
あたしがわざわざハーレムエンドをしたのは、隠しキャラのアレキサンダーを出すためだったのよ
なのにカールは不貞の罪で、あたしをここに放り込んだのよ」
俺がもっと聞こうとしたら、扉が開いてカールが入ってきた。
「クラリス、元気そうでなによりだ。
アリサのことは気にしなくてもいい。
彼女はたくさんの男と肉体関係にあって、妻にするのにふさわしくなかったんだ」
「そんな……それじゃあカールはどうやって幸せになるんだ?」
あっ、つい男言葉になった。
「とりあえずこの牢から出よう。
よく2人で話した薔薇の迷路に行こうよ。
月もきれいだし、今が盛りなんだよ」
カールに手を引かれて、俺たちは薔薇の迷路の真ん中にあるベンチに座った。
俺が昔、男であることをカールにカムアウトしたところだ。
「カール、アリサが不貞ってどういうことなんだ?」
「彼女はね、ハーレムエンドとやらに持って行くために体を使って高位貴族の子息を篭絡してたんだ。
私はその誘惑は断ったけど、クラリスを断罪したから一応攻略済みってことになったんだ」
「アレキサンダー王が目当てって言ってたけど」
「うん、彼女はいろんな人間を騙していたが、その時に仕入れた情報や異世界での話をいろいろ教えてもらったんだ。
だからアレキサンダー王へ嫁げるようにしたんだ。
あちらには、あなたに忠実な女奴隷を差し上げたいって言った。
そしたら引き受けてくれるって」
「女奴隷って……」
「仕方がないんだ。
彼女は罪人だし、いろいろと都合の悪いことを知っているから秘密の暴露が出来ないようにするために奴隷契約をしなくてはならなくなったんだ。
だけどアリサは、推しのところに行けて幸せだと思うよ。
彼は好色で何十人もいる後宮を持っているから、変わり種も悪くないってさ。
でもどんなに頑張って気に入られても、王妃にはなれない。
貞操だけじゃなく、身分も教養も足りないからね」
「でもカールの幸せが……」
「あんな女と結婚して、私が幸せになれると思ったの?」
そういってカールはいたずらっ子みたいに俺の顔を覗き込んできた。
「実は……ちょっと不安だった。
でもアリサがカール目当てだと思っていたから」
「そうか。でも嬉しかったよ。
クラリスが私のために彼女に頼んでいたと言ってくれて」
「それは……他に頼める人もいなかったから、しょうがなくだよ」
するとカールはニッコリ笑って、俺の手を取った。
「おや、手が荒れている。
向こうでも頑張ったんだね」
「働かざるもの食うべからず、だからね」
「君らしいな。
ねぇ、クラリス。
君が修道院に行っている間、会えなくて寂しかったよ」
「俺も。ここにカールがいたらいいのにっていつも思っていた」
「実はね、私たちの婚約は破棄されてないんだ」
「えっ?」
「父と母にはクラリスが結婚前の緊張で不安がっているから、少し王宮や社交界から離してあげたいって言ったんだ」
あっ、マリッジブルーか。
向こうの母さんがなったって言ってた。
「クラリス、君は生まれた時からの婚約者だったからちゃんとお願いしたことがなかったね。
どうかこの私と結婚してください」
「そ、そんなことできない。
俺は男だし……」
「女の園に行って、好きな人や気になることが出来た?」
「いや、無理だった。
俺は体が女だから、他の女性の裸を見ても何も感じなかった」
「私も無理だった。
ずっとクラリス以外の女性を探そうと、これでも努力したんだよ。
でも君のように私に本音でぶつかってきてくれて、なおかつ努力を惜しまない人なんていなかった。
私が心から信頼して、伴侶にしたいのは君だけなんだ。
私にとって、君は輝ける一番星なんだよ。
君がどうしても私を受け入れがたいのなら、3年後に側妃を取ろう。
だけど君にはずっと側にいて欲しい。
君といる時だけが、私は幸せになれるんだよ。
君の心が男性だろうとそんなことは関係ない。
私は君という一人の人間を愛しているんだ」
カールがここまで言ってくれたんだ。
俺も本心を伝えなければならない。
「俺も本当はわかっていたんだ。
カールがアリサと楽しそうにしているたびに、嫌だって思ってた。
その度に心に蓋をして、無理して笑ってたんだ。
王太子妃教育の賜物だよ。
でもアリサがカールと結婚しないって聞いたとき、心臓が鷲掴みにされたみたいに痛かった。
俺の大切なカールを傷つけやがってって、そう思って飛んで帰ってきてしまった。
俺もカールを愛しているんだ」
「ああ、クラリス」
カールは俺を強く抱きしめて、ついばむような軽いキスをした。
「イヤだった?」
「ううん、大丈夫そう。
でもカールだけ」
「嬉しい……」
それからカールはもう少し深いキスをした。
恥ずかしかったけど、俺は彼を受け入れた。
俺の心が男でも、俺の体が女でも、俺を一人の人間として受け入れてくれたように。
それからは展開が早かった。
俺は王宮から実家に戻ると、結婚式の準備が着々と進められていた。
こっちの巨乳の母には叱られた。
「結婚前の不安は誰にでも起こるものよ。
でも戻ってきたからには忙しくなるわよ」
「お母様は縁談がなくなるとは思わなかったのですか?」
「まぁ、あなたたちみたいに小さなころからいつも一緒でベッタリ離れられないのに、そんなことあるなんて考えもしなかったわ。
王太子殿下にアリサ・フィンドラーを騙すための嘘の婚約破棄をするって話を聞かされた時は確かに驚いたわ。
あの女はたくさんの男を手玉に取って、あなたを傷つけようとしていたそうじゃない。
あなたを守るために修道院にまで入れたけど、それだって結婚前の禊で入る人もいるから心配しなくてもいいわ」
つまりカールは俺と別れる気なんて、これっぽっちもなかったんだ。
なんか俺だけ空回りしてたみたいじゃん。
ううん、カールも苦しんでたんだ。
もっと自分の気持ちに早く素直になればよかった。
きっとカールは初夜の床で、俺に触らないように自制するだろう。
それがめちゃくちゃ苦しいことを、俺は男だから知っている。
だからそうなる前に、初夜を頑張ってみるって伝えなくちゃ。
きっと驚いて、そして喜んでくれると思う。
その顔を見るのが今から楽しみでたまらない。
おしまい
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輝ける一番星とは、こちらの世界での金星のようなものです。
愛と美と調和を意味します。
クラリスが最初にカールに使っていたのは、一番初めに輝く明るい星なので国を導く人物としての比喩です。
途中からはお互い愛する恋人を表していました。
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