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クラス転移
奇襲
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肝心な時にこそ人間は本来の力を発揮できるという生物的なシステムが組み込まれている。
同じく、人間は自身より強い者に対して恐怖を覚え、何一つできずに死んでいくという極めて合理的なシステムも存在する。
命の危機というのは本当に何も出来ないという状況下に置いて強く意識される恐怖そのものだ。
自分の無力さに葛藤を抱く間もなく殺されるであろう状況において、意外と僕は冷静であった。
死ぬのは怖いが、生きる道が無いと言うのにどう足掻けというのか。
もう目の前まで巨体が迫ってきている。
怪物の両手は既に鮮血で赤黒く染まっていた。
「来るな。」
『ドスンッ!!!』
「来ないでくれ。」
『ドンッ!!』
あぁ、ダメだ。ダメなんだ。
僕はこんなわけも分からないまま死んでいくのか。
クソッ、なんなんだ!ここでも…僕は。
『結局…異世界でもまともなプレイヤーにはなれなかったな』
『ブオンッ、!』
【Pシステム起動】
「なんだ…これ?」
周囲の動きが止まり。
突然、目の前に機械的なタッチパネルのようなものが現れた。
【ポーズ機能が開始されました。】
ポーズ機能?なんで急にこんなものが??
一体何が起きている?
すぐに表示されている文字が更新された。
【プレイヤーサービスを選択してください。】
『プレイヤーサービス??…どうやって選べば…』
というか何だよそれ!
『!!?』
待てよ…
『プレイヤーサービスってゲームの行動選択のことを指してるのか??』
突然現れた謎のディスプレイ…
僕の事を「プレイヤー」だと認識している。
サービスという名称の意味は分からないが…
直感でわかる、何をするべきか。
そしてこの状況にもまた既視感がある。
迷いなくいけっ!!
『ほいっ!武器選択!!』
「ブオンッ!」
『うわっ!おぉ、凄。ノリでいけた。何だよこの武器の量…』
武器のインベントリが表示されたと思えば、何故か僕がゲームで馴染みのある武器が大量に表示されていた。
『これって初期の武器選択みたいなもんだよな…』
全武器揃ってるけど。
とりあえずいつも僕が愛用している武器の方が良さそうだ。状況が飲めない今、この場で全てを理解しようとする方が馬鹿らしくなってくる。
『トランスソードを使用。』
【認証・トランスソードを装備】
その表示がされた直後に手元に武器が装備された。
しっくりくるな…
ここからチュートリアルが始まるわけだな!
【戦闘に戻ります。】
『は?…ちょっ!待って!!いきなり!?』
『グオォォォ!!!!!』
ん?何だ?さっきまであの化け物が目の前にいたはずだ。
ある程度距離が取れた状態になっている。
「システムに世話焼いてもらってるってことだよな…」
つまりこれが多少の融通は効くイベント…チュートリアルみたいなものなのだろうか。
ポーズ状態解除からの距離の調整はシステム補正と捉えて良いだろう。
「チュートリアルぐらいクリアしないとな。」
【特殊武器・通称トランスソード】
他の武器と比べて攻撃力や防御力は劣るが、この武器の最大の特徴である「変形」を駆使してあらゆる状況下において柔軟に対応出来るという強みがある。
ただしゲーム内においてその難易度と火力の低さにより使用者は少なく、物好きが使っているような武器として捉えられている。そしてこの武器の使用者が少ない最も大きい理由として…
【変形・スピナーフォース】
短剣仕様だった武器が瞬時にリーチの長い槍へと変形する。
槍先には細かい返しがついている。
『グオォォォ!!!!!!』
こいつは行動パターンが単調、的がでかいというのが武器を手にした状況下においてかなり有利に働いている。
突っ込んでくる直前に変形させて貫く。
「グシュッ!!」
肉が裂けていく音がした。
『グ…ア……!!』
突進力が強く、自身の力で自らの鳩尾を貫くといったなんとも皮肉な一撃を喰らわせる。
【変形・ニードルスクエア】
奴の体内であらゆる方向に変形し、螺旋状に伸びた棘が内部から貫通した状態で棘先の姿が現れる。
この武器の最大の特徴であり、デメリットでもある重要な要素。
【使用者の創造力によって武器の変形レパートリーや威力が変化する。】
この武器を変形させる時は武器の鮮明なイメージを思い浮かべる必要がある。この行為の難易度が極めて高く、使いこなせないプレイヤーが多い。
ただし創造力次第でこの武器は強くなれるということだ。
【変形・解除】
元の短剣状態に戻り、コンパクトな状態になった。
「…この状況をどう理解すればいいんだ?」
前代未聞なんて次元の話じゃない。
ゲームの世界だ。
ここは本当にゲームの世界だということが分かった。
いや、ゲームの世界に似た別世界の可能性も十分にあるが同じ事だ。
確信を持った今、するべきことは決まっている。
「みんなを集めなきゃ…」
そういえばかなり離れてしまったな…
いつの間にか校舎から少し遠く離れた場所にいたようだ。
一刻も早く安全な場所を目指さなければ。
知識とかろうじて戦闘手段を持っている僕でも死ぬ。
この森は危険だ。
【ステータス】
Lv 3 (2up⬆)
ステータス評価 「低」
称号
【????】
【??????】
特性
『変わりゆく思考』
同じく、人間は自身より強い者に対して恐怖を覚え、何一つできずに死んでいくという極めて合理的なシステムも存在する。
命の危機というのは本当に何も出来ないという状況下に置いて強く意識される恐怖そのものだ。
自分の無力さに葛藤を抱く間もなく殺されるであろう状況において、意外と僕は冷静であった。
死ぬのは怖いが、生きる道が無いと言うのにどう足掻けというのか。
もう目の前まで巨体が迫ってきている。
怪物の両手は既に鮮血で赤黒く染まっていた。
「来るな。」
『ドスンッ!!!』
「来ないでくれ。」
『ドンッ!!』
あぁ、ダメだ。ダメなんだ。
僕はこんなわけも分からないまま死んでいくのか。
クソッ、なんなんだ!ここでも…僕は。
『結局…異世界でもまともなプレイヤーにはなれなかったな』
『ブオンッ、!』
【Pシステム起動】
「なんだ…これ?」
周囲の動きが止まり。
突然、目の前に機械的なタッチパネルのようなものが現れた。
【ポーズ機能が開始されました。】
ポーズ機能?なんで急にこんなものが??
一体何が起きている?
すぐに表示されている文字が更新された。
【プレイヤーサービスを選択してください。】
『プレイヤーサービス??…どうやって選べば…』
というか何だよそれ!
『!!?』
待てよ…
『プレイヤーサービスってゲームの行動選択のことを指してるのか??』
突然現れた謎のディスプレイ…
僕の事を「プレイヤー」だと認識している。
サービスという名称の意味は分からないが…
直感でわかる、何をするべきか。
そしてこの状況にもまた既視感がある。
迷いなくいけっ!!
『ほいっ!武器選択!!』
「ブオンッ!」
『うわっ!おぉ、凄。ノリでいけた。何だよこの武器の量…』
武器のインベントリが表示されたと思えば、何故か僕がゲームで馴染みのある武器が大量に表示されていた。
『これって初期の武器選択みたいなもんだよな…』
全武器揃ってるけど。
とりあえずいつも僕が愛用している武器の方が良さそうだ。状況が飲めない今、この場で全てを理解しようとする方が馬鹿らしくなってくる。
『トランスソードを使用。』
【認証・トランスソードを装備】
その表示がされた直後に手元に武器が装備された。
しっくりくるな…
ここからチュートリアルが始まるわけだな!
【戦闘に戻ります。】
『は?…ちょっ!待って!!いきなり!?』
『グオォォォ!!!!!』
ん?何だ?さっきまであの化け物が目の前にいたはずだ。
ある程度距離が取れた状態になっている。
「システムに世話焼いてもらってるってことだよな…」
つまりこれが多少の融通は効くイベント…チュートリアルみたいなものなのだろうか。
ポーズ状態解除からの距離の調整はシステム補正と捉えて良いだろう。
「チュートリアルぐらいクリアしないとな。」
【特殊武器・通称トランスソード】
他の武器と比べて攻撃力や防御力は劣るが、この武器の最大の特徴である「変形」を駆使してあらゆる状況下において柔軟に対応出来るという強みがある。
ただしゲーム内においてその難易度と火力の低さにより使用者は少なく、物好きが使っているような武器として捉えられている。そしてこの武器の使用者が少ない最も大きい理由として…
【変形・スピナーフォース】
短剣仕様だった武器が瞬時にリーチの長い槍へと変形する。
槍先には細かい返しがついている。
『グオォォォ!!!!!!』
こいつは行動パターンが単調、的がでかいというのが武器を手にした状況下においてかなり有利に働いている。
突っ込んでくる直前に変形させて貫く。
「グシュッ!!」
肉が裂けていく音がした。
『グ…ア……!!』
突進力が強く、自身の力で自らの鳩尾を貫くといったなんとも皮肉な一撃を喰らわせる。
【変形・ニードルスクエア】
奴の体内であらゆる方向に変形し、螺旋状に伸びた棘が内部から貫通した状態で棘先の姿が現れる。
この武器の最大の特徴であり、デメリットでもある重要な要素。
【使用者の創造力によって武器の変形レパートリーや威力が変化する。】
この武器を変形させる時は武器の鮮明なイメージを思い浮かべる必要がある。この行為の難易度が極めて高く、使いこなせないプレイヤーが多い。
ただし創造力次第でこの武器は強くなれるということだ。
【変形・解除】
元の短剣状態に戻り、コンパクトな状態になった。
「…この状況をどう理解すればいいんだ?」
前代未聞なんて次元の話じゃない。
ゲームの世界だ。
ここは本当にゲームの世界だということが分かった。
いや、ゲームの世界に似た別世界の可能性も十分にあるが同じ事だ。
確信を持った今、するべきことは決まっている。
「みんなを集めなきゃ…」
そういえばかなり離れてしまったな…
いつの間にか校舎から少し遠く離れた場所にいたようだ。
一刻も早く安全な場所を目指さなければ。
知識とかろうじて戦闘手段を持っている僕でも死ぬ。
この森は危険だ。
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Lv 3 (2up⬆)
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