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放浪開始・ブドパス編
45.エルフと再会したよ
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キャンピングカーの外に出てみると、外は雲ひとつない青空だった。いや、天気がいいのは車内から見て知ってたけど、やっぱり実際に外に出てみると全然違うな。まあ魔動車があまりこの駐車場に停まっていないっていうのもあるけど。というか1台1台のスペースも広いし、これは結構余裕がある。
まあそれはそれとして、まずは総合職ギルドに行かなきゃならない。急いで中央広場行きのバスに乗り込むと、そこには早い時間でもないのに結構乗客がいた。ほとんど地元の人っぽいけど、仕事とかはどうしてるんだろう。
「……まあ、自分が言えた事でもないか」
自分たちの定住場所を見つけるまで放浪すると決めたものの、やってることは完全に根無し草だからな……焦る事はないとはいえ、エリナさんにも苦労をかけるのがどうにも申し訳ない。
まあ、今は依頼達成報告と市場の見学というか調査が先だ。……それにしても船に比べて遠回りする分風景も違えば時間も遅いなあ……
結局30分ほどバスに乗って、俺は距離にして駐車場から6kmほどの場所にある中央広場に降り立った。魔動車であるバスは高速であっても普通はこの程度の速度しか出ないみたいで、正直走るよりはマシかな……程度の感覚だ。
ただし首都機能の大半はこの中央広場を中心とした半径2km以内に集中していて、逆に言えばここに来さえすれば大抵は事足りてしまう。だからこそ住民もそこまで不便には感じていないのだとか。
……交通機関の移動速度が遅いからそうせざるを得なかったというだけのような気もするけど、そこら辺は言っても詮無い事かな。
「さてと……こんにちはー」
「いらっしゃいませ、本日はどういったご用向きですか?」
総合職ギルドのギルドホールに入ると、昨日対応してくれたエンマさんとは別の受付担当の人が返事してくれた。胸元のバッジを見ると……ドルカさんね。
「すみません、昨日高地マジェリア語への翻訳依頼を受けたトーゴ=ミズモトですが。依頼達成の報告に来ました」
「トーゴ=ミズモトさんですね……はい、エンマの方が昨日依頼受注受付をしたと記録されています。え?」
言って普通に対応しようとしていたドルカさんは、何故か俺の手元を凝視して――
「依頼、達成、ですか!? 高知マジェリア語の翻訳依頼って、記録によると受注は昨日のはずですが!?」
……あー、この人はエンマさんよりも表情豊かそうだ。エステルで異世界生活を開始した身としては、むしろこういう方が会話がしやすくていい。もっとも今はそんなことを言ってる状況でもないけど。
「はい、こちらが翻訳文です。念のため意訳と直訳の両方を用意しました……それと差し出がましいようですが、こちらの参考資料に関連がありそうな単語を追加しておきましたので、それも併せてご確認いただけると」
「しょ、少々お待ちください! ただいま担当の者に確認してまいりますので……それまでは下のレストランか、目の前のベンチにてお待ちいただけますか?」
「分かりました、ではお言葉に甘えまして下のレストランの方で」
「ではこちらの番号札をお持ちになってお待ちください! ヘドヴィグさーん! 確認お願いしますー!」
……メチャクチャ慌てて行っちゃったけど、大丈夫かな。まあでも今までの高地マジェリア語の扱いを考えてみると反応としては間違ってないしな……考えても埒が明かないしレストラン行こう。
「ええと……意外と空いてるな」
地下に降りてレストラン全体を見回すと、現在11時半とお昼時を微妙に外しているせいかお客の数はまばらだった。そう言えばこの街にはここ以外のレストランって何件くらいあるんだろう。
「……あ、いらっしゃいませ。おひとり様ですか?」
「あ、はい。上のギルドに依頼達成報告をしに来まして、その関係で」
「待機の方ですね、お好きな席にどうぞ。カフェメニューの方をお持ちしましょうか」
「お願いします」
さてと、呼ばれることを考えるとあまり店の奥にいない方がいいかもしれないけど……あれ? あの後ろ姿って……
「もしかしてレニ=ドルールさん?」
「え……あれ、トーゴさんじゃないですか! 昨日ぶりですね、何故こちらに? エリナさんは?」
「それはこちらのセリフですよ、レニさん。なぜあなたがここに?」
この人は今日にも乗って来た魔動車で自分の家に帰るって話だったはず。もうお昼も近いっていうのに、何でまだこんなところに? もしかしてお昼を食べてから帰るつもりだったとか……?
「あー……あはは、笑わないで聞いてくださいね? 実は私が乗って来た魔動車、この街に来てから調子がおかしくなっちゃいまして。まあもともとボロではあったんですが、今回でとうとう無理がたたった感じですかね……」
「え、それって……大丈夫なんですか? 直るんですよね?」
「ええ。ただ、大体1週間くらい見てほしいと言われまして。それまで紹介してもらったホテルに滞在することにしたんです。幸いなことに、宿泊費もそれほどかからないホテルを紹介してくれましたので……」
「ああ、それならよかったです……」
いくら何でもこれで帰る事が出来なくなったなんて言われたら寝覚めが悪くてしょうがないからな……
「トーゴさん、向かいのお席に座りますか? 今日は何の御用でこちらに?」
「あ、じゃあお言葉に甘えて。今日は依頼の達成報告に来たんですよ。高地マジェリア語――ハイランダーエルフ語への翻訳の依頼なんですけどね」
「私たちの言葉への、ですか……? というかそれ、昨日の今日でこなしたってことですか!? ……流石トーゴさんです」
「ありがとうございます……あ、すいません。注文いいですか?」
「はい、どうぞ」
「ええと……アップルパイと温かい麦茶をお願いします」
「承りました、少々お待ちください」
取り敢えずの注文を済ませてふとレニさんの前を見ると、彼女は彼女でフルーツの盛り合わせを頼んでいた。……そうか、卵がダメってことはケーキやらペイストリーやらの甘味は大体ダメなんだよな……
「それでトーゴさん、どんな文章を訳したんですか? ギルドに依頼が出るような文章って、そんなに種類があるわけじゃありませんよね?」
「あ、ああ……硫黄地帯に近づかないようにっていう標識に使う文章を訳してたんですけどね。ハイランダーエルフは硫黄って言われて分かります?」
「硫黄ですか? もしかして黄色の岩石の事ですか?」
あ、黄色の岩石っていう単語が硫黄を指してるんだ。道理でハイランダーエルフ語における硫黄という単語がロジカルモードでも浮かばなかった訳だ。
「ええ、それです。硫黄を……黄色の岩石を勝手に採らないで下さいとか、有毒なガスが発生するので近づかないで下さいとか。そんな感じの文章を訳してたんですよ。ハイランダーエルフの間で事故って起こったりしてるんですか?」
「事故、ですか? 私の村ではそもそも黄色の岩石がまとまった量採れないので……ただ他の村だと何故か爆発したり窒息死したりっていうのが噂ではあるみたいです」
やべえ、マジで急務だった。しかも爆発する可能性があることも何故か程度でしか知らないのか……!
「お待たせしました、アップルパイと温かい麦茶です。それではごゆっくりどうぞ」
レニさんと話をしていたら、いつの間にか注文していたものが出来て来ていた。そう言えば全然考えなしに聞いたことあるメニューってだけで注文しちゃったけど、ここのアップルパイってどうなんだろう……?
「トーゴさんは普通にそういうものを食べるんですよね……私たちは正直無理ですけど、そんなことを言ったら甘味がフルーツくらいしかなくて。そのお菓子も、中身だけだったら私たちでも食べられるんですけど……あむ」
レニさんはそんなことを言いつつ、色の濃いサクランボらしき果物を口にする。果物ひとつとっても俺たちの生きてきた前世とは種類も違うと思うけど……まあその話は今はいいか。
ええと……アップルパイとはいっても普通俺たちが想像するようなケーキじゃなくて、適切かは分からないけどミルフィーユの出来損ないみたいな形をしてて……上に載ってるこれはホイップクリームか?
試しにひと口食べてみると、新鮮な歯触りを少しばかり残したリンゴに、サクサクに見せかけたしっとりパイ生地がよく合う。一緒に出されたホイップクリームはミルクの味が強く出ていて、蜂蜜を混ぜてあるのか少し変わった香りがしていい。
……ただ、圧倒的に甘みが足りない。砂糖はおろか蜂蜜も潤沢には使えないとなればこんなものなのかもしれないけど……と、そんなことを考えていると。
「ええと、確かこっちに……ああ、いました! ミズモトさん、お待たせしました!」
先程受け付けてくれたドルカさんともうひとりの女性職員が、俺の座っているテーブルに来る。どうやら終わったかな。
---
レニさん、何て運の悪い(ホロリ
ちなみに作中に出てきたアップルパイですが、正確にはアプフェルシュトゥルーデルと呼ばれるものになります。我々の世界ではバニラソースがかけられたりしてまして美味です。
日本でも食べられるところあったはずですのでご興味ありましたら是非。
次回更新は01/19の予定です!
まあそれはそれとして、まずは総合職ギルドに行かなきゃならない。急いで中央広場行きのバスに乗り込むと、そこには早い時間でもないのに結構乗客がいた。ほとんど地元の人っぽいけど、仕事とかはどうしてるんだろう。
「……まあ、自分が言えた事でもないか」
自分たちの定住場所を見つけるまで放浪すると決めたものの、やってることは完全に根無し草だからな……焦る事はないとはいえ、エリナさんにも苦労をかけるのがどうにも申し訳ない。
まあ、今は依頼達成報告と市場の見学というか調査が先だ。……それにしても船に比べて遠回りする分風景も違えば時間も遅いなあ……
結局30分ほどバスに乗って、俺は距離にして駐車場から6kmほどの場所にある中央広場に降り立った。魔動車であるバスは高速であっても普通はこの程度の速度しか出ないみたいで、正直走るよりはマシかな……程度の感覚だ。
ただし首都機能の大半はこの中央広場を中心とした半径2km以内に集中していて、逆に言えばここに来さえすれば大抵は事足りてしまう。だからこそ住民もそこまで不便には感じていないのだとか。
……交通機関の移動速度が遅いからそうせざるを得なかったというだけのような気もするけど、そこら辺は言っても詮無い事かな。
「さてと……こんにちはー」
「いらっしゃいませ、本日はどういったご用向きですか?」
総合職ギルドのギルドホールに入ると、昨日対応してくれたエンマさんとは別の受付担当の人が返事してくれた。胸元のバッジを見ると……ドルカさんね。
「すみません、昨日高地マジェリア語への翻訳依頼を受けたトーゴ=ミズモトですが。依頼達成の報告に来ました」
「トーゴ=ミズモトさんですね……はい、エンマの方が昨日依頼受注受付をしたと記録されています。え?」
言って普通に対応しようとしていたドルカさんは、何故か俺の手元を凝視して――
「依頼、達成、ですか!? 高知マジェリア語の翻訳依頼って、記録によると受注は昨日のはずですが!?」
……あー、この人はエンマさんよりも表情豊かそうだ。エステルで異世界生活を開始した身としては、むしろこういう方が会話がしやすくていい。もっとも今はそんなことを言ってる状況でもないけど。
「はい、こちらが翻訳文です。念のため意訳と直訳の両方を用意しました……それと差し出がましいようですが、こちらの参考資料に関連がありそうな単語を追加しておきましたので、それも併せてご確認いただけると」
「しょ、少々お待ちください! ただいま担当の者に確認してまいりますので……それまでは下のレストランか、目の前のベンチにてお待ちいただけますか?」
「分かりました、ではお言葉に甘えまして下のレストランの方で」
「ではこちらの番号札をお持ちになってお待ちください! ヘドヴィグさーん! 確認お願いしますー!」
……メチャクチャ慌てて行っちゃったけど、大丈夫かな。まあでも今までの高地マジェリア語の扱いを考えてみると反応としては間違ってないしな……考えても埒が明かないしレストラン行こう。
「ええと……意外と空いてるな」
地下に降りてレストラン全体を見回すと、現在11時半とお昼時を微妙に外しているせいかお客の数はまばらだった。そう言えばこの街にはここ以外のレストランって何件くらいあるんだろう。
「……あ、いらっしゃいませ。おひとり様ですか?」
「あ、はい。上のギルドに依頼達成報告をしに来まして、その関係で」
「待機の方ですね、お好きな席にどうぞ。カフェメニューの方をお持ちしましょうか」
「お願いします」
さてと、呼ばれることを考えるとあまり店の奥にいない方がいいかもしれないけど……あれ? あの後ろ姿って……
「もしかしてレニ=ドルールさん?」
「え……あれ、トーゴさんじゃないですか! 昨日ぶりですね、何故こちらに? エリナさんは?」
「それはこちらのセリフですよ、レニさん。なぜあなたがここに?」
この人は今日にも乗って来た魔動車で自分の家に帰るって話だったはず。もうお昼も近いっていうのに、何でまだこんなところに? もしかしてお昼を食べてから帰るつもりだったとか……?
「あー……あはは、笑わないで聞いてくださいね? 実は私が乗って来た魔動車、この街に来てから調子がおかしくなっちゃいまして。まあもともとボロではあったんですが、今回でとうとう無理がたたった感じですかね……」
「え、それって……大丈夫なんですか? 直るんですよね?」
「ええ。ただ、大体1週間くらい見てほしいと言われまして。それまで紹介してもらったホテルに滞在することにしたんです。幸いなことに、宿泊費もそれほどかからないホテルを紹介してくれましたので……」
「ああ、それならよかったです……」
いくら何でもこれで帰る事が出来なくなったなんて言われたら寝覚めが悪くてしょうがないからな……
「トーゴさん、向かいのお席に座りますか? 今日は何の御用でこちらに?」
「あ、じゃあお言葉に甘えて。今日は依頼の達成報告に来たんですよ。高地マジェリア語――ハイランダーエルフ語への翻訳の依頼なんですけどね」
「私たちの言葉への、ですか……? というかそれ、昨日の今日でこなしたってことですか!? ……流石トーゴさんです」
「ありがとうございます……あ、すいません。注文いいですか?」
「はい、どうぞ」
「ええと……アップルパイと温かい麦茶をお願いします」
「承りました、少々お待ちください」
取り敢えずの注文を済ませてふとレニさんの前を見ると、彼女は彼女でフルーツの盛り合わせを頼んでいた。……そうか、卵がダメってことはケーキやらペイストリーやらの甘味は大体ダメなんだよな……
「それでトーゴさん、どんな文章を訳したんですか? ギルドに依頼が出るような文章って、そんなに種類があるわけじゃありませんよね?」
「あ、ああ……硫黄地帯に近づかないようにっていう標識に使う文章を訳してたんですけどね。ハイランダーエルフは硫黄って言われて分かります?」
「硫黄ですか? もしかして黄色の岩石の事ですか?」
あ、黄色の岩石っていう単語が硫黄を指してるんだ。道理でハイランダーエルフ語における硫黄という単語がロジカルモードでも浮かばなかった訳だ。
「ええ、それです。硫黄を……黄色の岩石を勝手に採らないで下さいとか、有毒なガスが発生するので近づかないで下さいとか。そんな感じの文章を訳してたんですよ。ハイランダーエルフの間で事故って起こったりしてるんですか?」
「事故、ですか? 私の村ではそもそも黄色の岩石がまとまった量採れないので……ただ他の村だと何故か爆発したり窒息死したりっていうのが噂ではあるみたいです」
やべえ、マジで急務だった。しかも爆発する可能性があることも何故か程度でしか知らないのか……!
「お待たせしました、アップルパイと温かい麦茶です。それではごゆっくりどうぞ」
レニさんと話をしていたら、いつの間にか注文していたものが出来て来ていた。そう言えば全然考えなしに聞いたことあるメニューってだけで注文しちゃったけど、ここのアップルパイってどうなんだろう……?
「トーゴさんは普通にそういうものを食べるんですよね……私たちは正直無理ですけど、そんなことを言ったら甘味がフルーツくらいしかなくて。そのお菓子も、中身だけだったら私たちでも食べられるんですけど……あむ」
レニさんはそんなことを言いつつ、色の濃いサクランボらしき果物を口にする。果物ひとつとっても俺たちの生きてきた前世とは種類も違うと思うけど……まあその話は今はいいか。
ええと……アップルパイとはいっても普通俺たちが想像するようなケーキじゃなくて、適切かは分からないけどミルフィーユの出来損ないみたいな形をしてて……上に載ってるこれはホイップクリームか?
試しにひと口食べてみると、新鮮な歯触りを少しばかり残したリンゴに、サクサクに見せかけたしっとりパイ生地がよく合う。一緒に出されたホイップクリームはミルクの味が強く出ていて、蜂蜜を混ぜてあるのか少し変わった香りがしていい。
……ただ、圧倒的に甘みが足りない。砂糖はおろか蜂蜜も潤沢には使えないとなればこんなものなのかもしれないけど……と、そんなことを考えていると。
「ええと、確かこっちに……ああ、いました! ミズモトさん、お待たせしました!」
先程受け付けてくれたドルカさんともうひとりの女性職員が、俺の座っているテーブルに来る。どうやら終わったかな。
---
レニさん、何て運の悪い(ホロリ
ちなみに作中に出てきたアップルパイですが、正確にはアプフェルシュトゥルーデルと呼ばれるものになります。我々の世界ではバニラソースがかけられたりしてまして美味です。
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