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放浪開始・ブドパス編
52.色々追加情報が開示されたよ
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「私としては、したいけど……でもお金も知り合いも多くないし」
エリナさんは複雑そうな表情でそう言うけど、俺としてはエリナさんにはっきりとした証として……というか行事として結婚式を体験させてあげたい気持ちがある。でもエリナさんの言う通りでもあるんだよなあ……
「ちなみにエンマさん、その結婚式っていうのはどんな感じなんです?」
「どんな感じ、ですか……本部が担当した方々はみな幸せそうに――」
「ああいえ、そう言う事ではなく」
「分かっております。当ギルドで行う結婚式はギルドメンバーに限り費用負担は一切かかりません。その代わりお呼びいただけるご友人の人数も少なければ、私的に行う際によくある披露宴なども行いませんが」
「なるほど、本当に結婚式だけなんですね……ちなみにどちらで行いますので?」
「神の現身(かみのうつしみ)神殿です。ああ、ブドパスの神殿内部には祭壇が少なくない数ご用意されています。それぞれの祭壇は個室になっておりまして、それ故に結婚式が合同ということはございませんのでご安心を」
「ありがとうございます。神の現身神殿ですか……」
ちなみにこの神の現身神殿というのは別に本当に神様が下りてきた場所とかそういう意味ではなく、『神の現身』という宗教団体の拠点なのだ。……エステルでは神殿に立ち寄ったことはなかったし、神の現身にしても製本ギルドで読ませてもらった本に書いてあっただけで実際に触れるのは初めてだけど。
――『神の現身』。
創世神を本尊としてはいるものの、その名称の通り世界のあらゆるものに創世神の現身……極端にインダストリアルな言い方をすれば端末が宿っており、それぞれの事柄について最適な祝福を与えてくださるという、前世で言えば太陽神信仰と神道とキリスト教の守護聖人を都合よく組み合わせたような教義だったはずだ。
詳しいことは何も知らないけど、この世界も特別転生先に選ばれる以上は純粋な一神教は信仰されない、というのはほぼ確かなようだ……
それはともかく、そういう教義なものだから『神の現身』はとても穏やかな団体ということで有名らしい。もっとも宗派によってはこの現身が宿るというのを神による善悪監視だと捉える事もあるらしく、そういう場合は内向きにではあるが殺伐とした雰囲気を纏っているとかいないとか。
……まあでもこんな大きな街で結婚式を挙げる神殿なら、そう変な宗派が管理しているということもないだろう。
「分かりました、俺としては金がかからないならお願いしたいと思います。エリナさんはどうかな」
「私も。ウェディングドレスを着て結婚式ってちょっと憧れだったのよね」
「……ウェディングドレスは支給されませんので、着用希望でしたら個々人でご用意頂く事になりますが」
「やっぱりそうですか? ううーん……まあでもそこはこちらで用意しますし、最悪服飾ギルド銀ランクメンバーにお任せします!」
「……言うと思ったよ。異存ないけど」
結局着るものだったり招待客だったりの体裁を少しでも整えたいということで、1週間後に予約を取ってもらった。……そう言えばレニさん、故障した魔動車の修理が大体1週間かかるって言ってたな。招待してみようか。あとはエステル総合職ギルドのマリアさんと、杉山村の牧田村長もかな。
……それにしてもそれ以上思い浮かばないあたり、俺たちって本当にこの世界での知り合いがいないなあ。こんなに交友関係狭かったんだな。
「あ、そう言えばエステルの総合職ギルドに伝言……というか招待状を送りたいんですけどこちらで受け付けてくれますか?」
「もちろんです。宛先を記した手紙をお渡しいただければ、用途別に対応いたします。冠婚葬祭関連でエステルまでなら、翌日までには届くかと」
「ありがとうございます、それでは今日中に招待状を書いてきますので」
「それがよろしいですね……っと、ステータス登録が終わりました。こちらの用紙に詳細が記されておりますのでご確認お願いします。
それにしても――とんでもないですね」
「とんでもないとは何がですか?」
「その用紙をご覧いただければお分かりになるかと」
と言われてもな……あの物言いってことはエンマさんも当然このステータスの中身を見てるって事なんだろうけど、そしてそれはギルド職員としては業務の範囲内なんだけど、それにしたってとんでもないと言われるとは一体何が書いてあったんだ……
「……ん?」
個人ステータス詳細:
名前:トーゴ=ミズモト=サンタラ
性別:男
生年月日:祝福歴3876年1月30日(付記:不老不死)
家族構成:妻(エリナ=サンタラ=ミズモト)
婚姻日時(既婚の場合):祝福歴3894年5月22日
過去の婚姻期間(離婚・死別がある場合):なし
出身:マジェリア公国エステル
母語:不明(ミズホ語系)
使用可能言語:全言語(付記:自動翻訳スキル)
……
えっ、こんなに詳細書かれるものなの? というか出身はエステルって事になってるのか……いやそれもそうだし、母語不明て。しかもミズホ語系て。多分日本語っていうのがこの世界に存在しないからだと思うんだけど、どこの言葉だよミズホ語系。
それに、使用可能言語の付記……
「自動翻訳スキルなど書かれたステータスは、ここに勤めてから見た事がございません」
「ああ、やっぱりそうですよねえ……」
うん、まあ、油断してたよね。ステータスチェックの時に書かれていないからって、スキルがないわけじゃないもんね。
え、っていう事は……
「もしかしてエリナさんのステータスもこんな感じなの……?」
「う、うん。そうだけど……トーゴさんも見てみる?」
そんな風に言われてエリナさんの個人ステータスを確認すると――
個人ステータス詳細:
名前:エリナ=サンタラ=ミズモト
性別:女
生年月日:祝福歴3876年4月25日(付記:不老不死)
家族構成:夫(トーゴ=ミズモト=サンタラ)
婚姻日時(既婚の場合):祝福歴3894年5月22日
過去の婚姻期間(離婚・死別がある場合):なし
出身:マジェリア公国エステル
母語:不明(カルヤリンナ語系)
使用可能言語:ジェルマ語(付記:ジェルマ語能力測定値5)
……
うん、確かに同じような感じだ。こっちはカルヤリンナ語系……? フィンランド語がないから相変わらず母語不明ってなってるけど、似たような言語はあるってことなんだろうな。……いずれそっちにも行ってみたい。
それにしてもジェルマ語能力測定の結果や苗字の変更が既に反映されてる辺り、本当に書き換えが早いんだなあ……
「何かこういうので夫とか妻とか書かれると家族って感じがしていいですね!」
「そうだねえ」
エリナさんはエリナさんで俺とは違う見方をしてる。……そう言えば俺たち、ふたりとも18歳だったんだな。っていうかエリナさんは合流した時まだ17歳だったのか。この世界における結婚適齢がいくつか分からないけど、日本基準だと結構低年齢の方でぎりぎりだったんだな……
---
みんな分かってると思うけど、この世界に一神教なんか存在しないよ!
当然キリスト教もユダヤ教もイスラム教もないよ! ゾロアスター? 二神教もないと思うけど探せば似たようなのはあるんじゃないっすかね?(ハナホジ
そして色々暴露されるおふたり。ここで自動翻訳機能が周知されるという、ね……
次回更新は02/09の予定です!
エリナさんは複雑そうな表情でそう言うけど、俺としてはエリナさんにはっきりとした証として……というか行事として結婚式を体験させてあげたい気持ちがある。でもエリナさんの言う通りでもあるんだよなあ……
「ちなみにエンマさん、その結婚式っていうのはどんな感じなんです?」
「どんな感じ、ですか……本部が担当した方々はみな幸せそうに――」
「ああいえ、そう言う事ではなく」
「分かっております。当ギルドで行う結婚式はギルドメンバーに限り費用負担は一切かかりません。その代わりお呼びいただけるご友人の人数も少なければ、私的に行う際によくある披露宴なども行いませんが」
「なるほど、本当に結婚式だけなんですね……ちなみにどちらで行いますので?」
「神の現身(かみのうつしみ)神殿です。ああ、ブドパスの神殿内部には祭壇が少なくない数ご用意されています。それぞれの祭壇は個室になっておりまして、それ故に結婚式が合同ということはございませんのでご安心を」
「ありがとうございます。神の現身神殿ですか……」
ちなみにこの神の現身神殿というのは別に本当に神様が下りてきた場所とかそういう意味ではなく、『神の現身』という宗教団体の拠点なのだ。……エステルでは神殿に立ち寄ったことはなかったし、神の現身にしても製本ギルドで読ませてもらった本に書いてあっただけで実際に触れるのは初めてだけど。
――『神の現身』。
創世神を本尊としてはいるものの、その名称の通り世界のあらゆるものに創世神の現身……極端にインダストリアルな言い方をすれば端末が宿っており、それぞれの事柄について最適な祝福を与えてくださるという、前世で言えば太陽神信仰と神道とキリスト教の守護聖人を都合よく組み合わせたような教義だったはずだ。
詳しいことは何も知らないけど、この世界も特別転生先に選ばれる以上は純粋な一神教は信仰されない、というのはほぼ確かなようだ……
それはともかく、そういう教義なものだから『神の現身』はとても穏やかな団体ということで有名らしい。もっとも宗派によってはこの現身が宿るというのを神による善悪監視だと捉える事もあるらしく、そういう場合は内向きにではあるが殺伐とした雰囲気を纏っているとかいないとか。
……まあでもこんな大きな街で結婚式を挙げる神殿なら、そう変な宗派が管理しているということもないだろう。
「分かりました、俺としては金がかからないならお願いしたいと思います。エリナさんはどうかな」
「私も。ウェディングドレスを着て結婚式ってちょっと憧れだったのよね」
「……ウェディングドレスは支給されませんので、着用希望でしたら個々人でご用意頂く事になりますが」
「やっぱりそうですか? ううーん……まあでもそこはこちらで用意しますし、最悪服飾ギルド銀ランクメンバーにお任せします!」
「……言うと思ったよ。異存ないけど」
結局着るものだったり招待客だったりの体裁を少しでも整えたいということで、1週間後に予約を取ってもらった。……そう言えばレニさん、故障した魔動車の修理が大体1週間かかるって言ってたな。招待してみようか。あとはエステル総合職ギルドのマリアさんと、杉山村の牧田村長もかな。
……それにしてもそれ以上思い浮かばないあたり、俺たちって本当にこの世界での知り合いがいないなあ。こんなに交友関係狭かったんだな。
「あ、そう言えばエステルの総合職ギルドに伝言……というか招待状を送りたいんですけどこちらで受け付けてくれますか?」
「もちろんです。宛先を記した手紙をお渡しいただければ、用途別に対応いたします。冠婚葬祭関連でエステルまでなら、翌日までには届くかと」
「ありがとうございます、それでは今日中に招待状を書いてきますので」
「それがよろしいですね……っと、ステータス登録が終わりました。こちらの用紙に詳細が記されておりますのでご確認お願いします。
それにしても――とんでもないですね」
「とんでもないとは何がですか?」
「その用紙をご覧いただければお分かりになるかと」
と言われてもな……あの物言いってことはエンマさんも当然このステータスの中身を見てるって事なんだろうけど、そしてそれはギルド職員としては業務の範囲内なんだけど、それにしたってとんでもないと言われるとは一体何が書いてあったんだ……
「……ん?」
個人ステータス詳細:
名前:トーゴ=ミズモト=サンタラ
性別:男
生年月日:祝福歴3876年1月30日(付記:不老不死)
家族構成:妻(エリナ=サンタラ=ミズモト)
婚姻日時(既婚の場合):祝福歴3894年5月22日
過去の婚姻期間(離婚・死別がある場合):なし
出身:マジェリア公国エステル
母語:不明(ミズホ語系)
使用可能言語:全言語(付記:自動翻訳スキル)
……
えっ、こんなに詳細書かれるものなの? というか出身はエステルって事になってるのか……いやそれもそうだし、母語不明て。しかもミズホ語系て。多分日本語っていうのがこの世界に存在しないからだと思うんだけど、どこの言葉だよミズホ語系。
それに、使用可能言語の付記……
「自動翻訳スキルなど書かれたステータスは、ここに勤めてから見た事がございません」
「ああ、やっぱりそうですよねえ……」
うん、まあ、油断してたよね。ステータスチェックの時に書かれていないからって、スキルがないわけじゃないもんね。
え、っていう事は……
「もしかしてエリナさんのステータスもこんな感じなの……?」
「う、うん。そうだけど……トーゴさんも見てみる?」
そんな風に言われてエリナさんの個人ステータスを確認すると――
個人ステータス詳細:
名前:エリナ=サンタラ=ミズモト
性別:女
生年月日:祝福歴3876年4月25日(付記:不老不死)
家族構成:夫(トーゴ=ミズモト=サンタラ)
婚姻日時(既婚の場合):祝福歴3894年5月22日
過去の婚姻期間(離婚・死別がある場合):なし
出身:マジェリア公国エステル
母語:不明(カルヤリンナ語系)
使用可能言語:ジェルマ語(付記:ジェルマ語能力測定値5)
……
うん、確かに同じような感じだ。こっちはカルヤリンナ語系……? フィンランド語がないから相変わらず母語不明ってなってるけど、似たような言語はあるってことなんだろうな。……いずれそっちにも行ってみたい。
それにしてもジェルマ語能力測定の結果や苗字の変更が既に反映されてる辺り、本当に書き換えが早いんだなあ……
「何かこういうので夫とか妻とか書かれると家族って感じがしていいですね!」
「そうだねえ」
エリナさんはエリナさんで俺とは違う見方をしてる。……そう言えば俺たち、ふたりとも18歳だったんだな。っていうかエリナさんは合流した時まだ17歳だったのか。この世界における結婚適齢がいくつか分からないけど、日本基準だと結構低年齢の方でぎりぎりだったんだな……
---
みんな分かってると思うけど、この世界に一神教なんか存在しないよ!
当然キリスト教もユダヤ教もイスラム教もないよ! ゾロアスター? 二神教もないと思うけど探せば似たようなのはあるんじゃないっすかね?(ハナホジ
そして色々暴露されるおふたり。ここで自動翻訳機能が周知されるという、ね……
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