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ザガルバ編
99.旅券とライセンスを受け取るよ
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関係各所に報告を終えた翌日、俺たちふたりは店を休みにして、旅券とライセンスを受け取るべくマジェリア公国大使館に来ていた。
今日はこの後所持金を確認するべく公務オフィスに寄ってから、出国に向けた買い出しをする予定になっている。ここ最近は店で使う材料しか買ってなかったから、色々と足りないものが多いんだよな。
とにかくまずは大使館の用事を済ませてしまおう。ということでこの間と同じく受付で待たされているけど、相変わらずここは飾りっ気も何もないな……失礼になるかもだからあまり表だっては言えないけど。
「それにしても、この間申請に来た時も思ったけどこの大使館って結構地味よね」
「言っちゃったよ……まあ、俺も思ってたから人の事言えないけど。というか多分必要な業務が一般的な大使館よりも少ないからだと思うよ。主に領事的な意味で」
「……ああ、国境管理からして簡単だものね……」
……前世のシェンゲン協定のことを思えば決して簡単ってことはないと思うけど、言いたいことはまあわからないでもない、かな……
なんてことを話しているうちに、奥のオフィスからスタッフが戻ってきた。手には何やら小ぶりの本のようなものが。
「お待たせしました、確認のために生年月日の方をお願いします」
ああ、生年月日か。思わず前世のを言ってしまいそうになるけど、ええと確か……
「祝福歴3876年1月30日です」
「ありがとうございます。ではそちらの方も」
「え、ええと……祝福歴3876年4月25日です」
「……はい、ありがとうございます。おふたりともに確認しました。それではこちら、連合旅券と諸国連合ライセンスになります。取得は初めてですか?」
「はい、今までマジェリアから出たことがなかったので……ここウルバスクが初めての外国だったもので」
「なるほど、それではご説明をさせて頂きます。まず連合旅券に関してですが、表紙を開けて1、2ページ目をご覧ください。本旅券は平とじですが、最初と最後の2ページに関しては完全にフラットになるように作られています」
スタッフはそう言うと、厚み1センチほどの文庫大ハードカバー本を俺たちふたりにそれぞれ手渡した。表紙には
『中部諸国連合 マジェリア公国旅券』
と箔押しで印刷されている。
中を確認してみると確かに最初と最後の方だけ、何やら公的文書らしきものが印刷されている。いやまあ、この旅券自体公的文書と言えばその通りなんだけど……
「連合旅券の表紙を開いて1、2ページ目に貼り付けられているのが、我が国の外務省から各国に対する要請文書です。ご覧いただければお分かりになるかと思いますが、マジェリア語とジェルマ語で旅行者の安全確保の要請が記されています」
「なるほど、確かに書いてありますね」
つまりそれが見開きでちゃんと見えるようにするために、ここと裏表紙の部分だけフラットに開けるように作ってあるのか。ええと、書いてある内容はっと……
『本旅券の所持人たる我が国の国民に関する情報を以下に記す。
マジェリア公国大公および外務大臣の名において、同人の通行安全保障ならびに必要な保護扶助を与えられるよう貴国および貴国関係諸官に要請する』
……これはアレだね、前世でもパスポートの一番最初のページに書いてあった要請文そのものだね。流石に文面はいろいろ違うけど。
というか、俺たちが知ってる旅券より装丁もいいし、要請文書も何か症状のミニチュア版みたいでカッコいいぞ……? あ、でも俺の情報が記されている部分はハードカバーにしても硬いけど……
ん、よく見ると情報が記されているページの下の方に二次元コードの横長版みたいなラインがある? これってもしかして……
「ご覧になって気になられたかと思いますが、個人情報の入っているページに関しましてはその情報レーンを魔道具で読み取ることによって偽造チェックや情報処理などを行うように各国定められています」
「もしかしてそれは、この模様付きの太い線のことですか?」
「その通りです。通常入国審査は、入国審査官が入国に関する質問をした後にその部分を魔道具に読み込ませることにより完了します」
やっぱり。この技術は前世のパスポートにもあったけど、あっちは読み取り部分に文字が思いっきり並んでいたからな……
とはいえ流石にチップ入りの生体認証付きパスポートではないか。あんな掌を乗せるだけで色々な情報が読み取れる金属板なんてあるあたり、技術はありそうなもんだけど。
「旅券に関してはそう言った形になります。真ん中のページに関しましては、各国入国管理官が記録として出入国済みのスタンプやサインを捺印ないし記載するスペースになります。ページ数には余裕を持っていますが、もし不足するようなことがございましたら各国にあります我が国の大使館ないし領事館までご連絡を」
「わかりました、ありがとうございます。有効期限は……発行から10年間ですか。紛失等の再発行も大使館か領事館でよろしいんですか?」
「はい、その際は再発行まで1週間ほどのお時間と、再発行手数料として1000フィラーいただきますが」
なるほど、大体俺の想像とそう変わらないか。それにしても……再発行手数料が結構するな。まあでも物価水準も考えるとそんなものかな?
「次に諸国連合ライセンスです。これに関しましては資格の追加や変更などの事情もありまして、要請文書のように旅券の内側に貼り付けるといったことはしておりません。
その代わり旅券裏表紙の内側ポケットに現在の情報を差し込んであるのと、裏表紙内側の下に個人情報のそれと同じように、魔道具に読み込ませるための情報レーンが印刷されています」
「つまり、諸国連合ライセンスに関してはこちらを読み込んでもらえばよろしいということですね」
「その通りです。まあ、大体旅行者側から言わなくても、入国審査官が勝手に読み込んでくれるんですが。それに国によっては、このライセンスのランクによって入国審査が簡素化したりすることもあるんですよ」
「そうなんですか?」
……意外だ。普通就労目的を疑われたりで入国審査が厳しくなったりするものだと思うんだけど……
「ええ、とは言えマジェリアで言えば専門職ギルドにおける銅等級のライセンスだったりすると、逆に審査が厳しくなることが多いんですがね。軽銀や銅はプロになる前のランクなので、そこはシビアになったりします。
ただし銀等級以上の場合は、それだけでエキスパートの人材であるという証明になりますので、大体の国では人材を確保するべく優遇されたりするんですよ」
「ああ、なるほど……」
そう言えば日本はともかく、周辺のアジアでも入国審査に優遇措置のある資格とかあったような……それと同じ感覚なのか? 隣にいるエリナさんにはちょっとピンとこない感覚かもしれないけど……
いや、航空会社の上級会員に近いものだと説明すればいけるか? いやでも何かそれとも違うようなうーん……
「トーゴさん、どうかした?」
「え? ああいや、何でもない。すいません、説明を続けてください」
「……よろしいですか? で、諸国連合ライセンスの有効期限は旅券と同じになります。これは後からライセンスを旅券に付与しても同時に失効するものなので、旅券の有効期限が切れて発行を申請される際には、ライセンスの方も併せて申請していただくと手続きがスムーズになります」
「分かりました、ありがとうございます」
「旅券は中部諸国連合域外において、あなた方マジェリア国民の身分を唯一保証してくれる証明書となります。その為取り扱い及び保管には細心の注意を払ってください。
以上で説明は終わりとなります。何かご質問ございますか?」
「いえ、今のところは大丈夫です」
「かしこまりました、ご質問等ございましたら最寄りの大使館ならびに領事館へとお問い合わせください。
それでは良き旅を」
「ありがとうございます」
そして、ひと通り用事を終えた俺たちはマジェリア大使館を辞する。もらった旅券は、どことなく特別な手触りがした。
――スティビアへ出発するまで、あと少し。
---
旅券とライセンス受領回です。
このパスポート、グッズとして夏か冬に売りに出すとかどうでしょう(どうでしょうじゃない
次回更新は06/30の予定です!
今日はこの後所持金を確認するべく公務オフィスに寄ってから、出国に向けた買い出しをする予定になっている。ここ最近は店で使う材料しか買ってなかったから、色々と足りないものが多いんだよな。
とにかくまずは大使館の用事を済ませてしまおう。ということでこの間と同じく受付で待たされているけど、相変わらずここは飾りっ気も何もないな……失礼になるかもだからあまり表だっては言えないけど。
「それにしても、この間申請に来た時も思ったけどこの大使館って結構地味よね」
「言っちゃったよ……まあ、俺も思ってたから人の事言えないけど。というか多分必要な業務が一般的な大使館よりも少ないからだと思うよ。主に領事的な意味で」
「……ああ、国境管理からして簡単だものね……」
……前世のシェンゲン協定のことを思えば決して簡単ってことはないと思うけど、言いたいことはまあわからないでもない、かな……
なんてことを話しているうちに、奥のオフィスからスタッフが戻ってきた。手には何やら小ぶりの本のようなものが。
「お待たせしました、確認のために生年月日の方をお願いします」
ああ、生年月日か。思わず前世のを言ってしまいそうになるけど、ええと確か……
「祝福歴3876年1月30日です」
「ありがとうございます。ではそちらの方も」
「え、ええと……祝福歴3876年4月25日です」
「……はい、ありがとうございます。おふたりともに確認しました。それではこちら、連合旅券と諸国連合ライセンスになります。取得は初めてですか?」
「はい、今までマジェリアから出たことがなかったので……ここウルバスクが初めての外国だったもので」
「なるほど、それではご説明をさせて頂きます。まず連合旅券に関してですが、表紙を開けて1、2ページ目をご覧ください。本旅券は平とじですが、最初と最後の2ページに関しては完全にフラットになるように作られています」
スタッフはそう言うと、厚み1センチほどの文庫大ハードカバー本を俺たちふたりにそれぞれ手渡した。表紙には
『中部諸国連合 マジェリア公国旅券』
と箔押しで印刷されている。
中を確認してみると確かに最初と最後の方だけ、何やら公的文書らしきものが印刷されている。いやまあ、この旅券自体公的文書と言えばその通りなんだけど……
「連合旅券の表紙を開いて1、2ページ目に貼り付けられているのが、我が国の外務省から各国に対する要請文書です。ご覧いただければお分かりになるかと思いますが、マジェリア語とジェルマ語で旅行者の安全確保の要請が記されています」
「なるほど、確かに書いてありますね」
つまりそれが見開きでちゃんと見えるようにするために、ここと裏表紙の部分だけフラットに開けるように作ってあるのか。ええと、書いてある内容はっと……
『本旅券の所持人たる我が国の国民に関する情報を以下に記す。
マジェリア公国大公および外務大臣の名において、同人の通行安全保障ならびに必要な保護扶助を与えられるよう貴国および貴国関係諸官に要請する』
……これはアレだね、前世でもパスポートの一番最初のページに書いてあった要請文そのものだね。流石に文面はいろいろ違うけど。
というか、俺たちが知ってる旅券より装丁もいいし、要請文書も何か症状のミニチュア版みたいでカッコいいぞ……? あ、でも俺の情報が記されている部分はハードカバーにしても硬いけど……
ん、よく見ると情報が記されているページの下の方に二次元コードの横長版みたいなラインがある? これってもしかして……
「ご覧になって気になられたかと思いますが、個人情報の入っているページに関しましてはその情報レーンを魔道具で読み取ることによって偽造チェックや情報処理などを行うように各国定められています」
「もしかしてそれは、この模様付きの太い線のことですか?」
「その通りです。通常入国審査は、入国審査官が入国に関する質問をした後にその部分を魔道具に読み込ませることにより完了します」
やっぱり。この技術は前世のパスポートにもあったけど、あっちは読み取り部分に文字が思いっきり並んでいたからな……
とはいえ流石にチップ入りの生体認証付きパスポートではないか。あんな掌を乗せるだけで色々な情報が読み取れる金属板なんてあるあたり、技術はありそうなもんだけど。
「旅券に関してはそう言った形になります。真ん中のページに関しましては、各国入国管理官が記録として出入国済みのスタンプやサインを捺印ないし記載するスペースになります。ページ数には余裕を持っていますが、もし不足するようなことがございましたら各国にあります我が国の大使館ないし領事館までご連絡を」
「わかりました、ありがとうございます。有効期限は……発行から10年間ですか。紛失等の再発行も大使館か領事館でよろしいんですか?」
「はい、その際は再発行まで1週間ほどのお時間と、再発行手数料として1000フィラーいただきますが」
なるほど、大体俺の想像とそう変わらないか。それにしても……再発行手数料が結構するな。まあでも物価水準も考えるとそんなものかな?
「次に諸国連合ライセンスです。これに関しましては資格の追加や変更などの事情もありまして、要請文書のように旅券の内側に貼り付けるといったことはしておりません。
その代わり旅券裏表紙の内側ポケットに現在の情報を差し込んであるのと、裏表紙内側の下に個人情報のそれと同じように、魔道具に読み込ませるための情報レーンが印刷されています」
「つまり、諸国連合ライセンスに関してはこちらを読み込んでもらえばよろしいということですね」
「その通りです。まあ、大体旅行者側から言わなくても、入国審査官が勝手に読み込んでくれるんですが。それに国によっては、このライセンスのランクによって入国審査が簡素化したりすることもあるんですよ」
「そうなんですか?」
……意外だ。普通就労目的を疑われたりで入国審査が厳しくなったりするものだと思うんだけど……
「ええ、とは言えマジェリアで言えば専門職ギルドにおける銅等級のライセンスだったりすると、逆に審査が厳しくなることが多いんですがね。軽銀や銅はプロになる前のランクなので、そこはシビアになったりします。
ただし銀等級以上の場合は、それだけでエキスパートの人材であるという証明になりますので、大体の国では人材を確保するべく優遇されたりするんですよ」
「ああ、なるほど……」
そう言えば日本はともかく、周辺のアジアでも入国審査に優遇措置のある資格とかあったような……それと同じ感覚なのか? 隣にいるエリナさんにはちょっとピンとこない感覚かもしれないけど……
いや、航空会社の上級会員に近いものだと説明すればいけるか? いやでも何かそれとも違うようなうーん……
「トーゴさん、どうかした?」
「え? ああいや、何でもない。すいません、説明を続けてください」
「……よろしいですか? で、諸国連合ライセンスの有効期限は旅券と同じになります。これは後からライセンスを旅券に付与しても同時に失効するものなので、旅券の有効期限が切れて発行を申請される際には、ライセンスの方も併せて申請していただくと手続きがスムーズになります」
「分かりました、ありがとうございます」
「旅券は中部諸国連合域外において、あなた方マジェリア国民の身分を唯一保証してくれる証明書となります。その為取り扱い及び保管には細心の注意を払ってください。
以上で説明は終わりとなります。何かご質問ございますか?」
「いえ、今のところは大丈夫です」
「かしこまりました、ご質問等ございましたら最寄りの大使館ならびに領事館へとお問い合わせください。
それでは良き旅を」
「ありがとうございます」
そして、ひと通り用事を終えた俺たちはマジェリア大使館を辞する。もらった旅券は、どことなく特別な手触りがした。
――スティビアへ出発するまで、あと少し。
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