107 / 132
スティビア通過編
106.フェリーでのんびり過ごすよ
しおりを挟む
とは言え出港まではもう1時間ほどしかない。これだけ大きな客船故に船が動き出したところで船のどこにいようが大して問題にはならなかろうが、見て回るのはある程度簡単にすべきだろう。
「そもそも見て回ると言っても、そんなにないと思うけどね?」
「え、何で? こんなに大きな船なんだから――」
「そのほとんどが客室と車庫と機関室で占められてるのを忘れちゃいけないよ」
「あ、ああ……確かにそれはそうかもね。私たちが船旅の間にお世話になるのなんて、1階と2階と7階と8階? ……いやでも結構多いわよ」
「いや、8階は関係者以外立ち入り禁止だから1、2、7階だよ」
そのうち1階はあのどでかいフロントホールだったことを考えると、見回れる階なんて2階と7階しかないよなあ……
「それじゃ取り敢えず2階に行きましょうよ、多分一番お世話になるところじゃない?」
「……まあ、確かにそれもそうか」
実際あと3時間もすればお昼の時間だしな。
というわけで再びエレベーターに乗って2階まで下りる。ドアが開くと、本当にすぐ目の前にレストランの入り口があった。……確かこのエレベーターの裏手に売店があって、もっと奥まで行くとサウナがあるんだったっけ。
「……ん?」
「わー、本当にレストラン……って、トーゴさんどうかした?」
「ああいや、この棚なんだけどさ……」
「いらっしゃいませ、お客様。申し訳ございませんが現在の時間はレストランの営業時間外となっておりますので……」
「知ってます、12時ですよね」
「さようでございます。出港して2時間ほどでご案内出来るかと存じますので、今一度お待ちいただければ」
「ありがとうございます。ところでこの入口のところにある棚なんですけど……」
「はい、こちら無料でご利用いただけます新聞貸し出しサービスになります。ウルバスクのものとスティビアのものをご用意致しております。ただしこちらに用意してございます新聞に関しましては、レストラン内でのご利用に限らせていただきますのでご理解のほどお願い致します」
「新聞、ですか? もしかして明日は明日の朝刊が読めるということですか?」
「さようでございます。本船は無線通信印刷の魔道具を搭載しております関係で、本国の情報をリアルタイムで反映することが可能となります。なお新聞は1日2回、朝刊と夕刊をそれぞれ朝夜の営業時間に貸出致します」
「ありがとうございます。……是非利用させていただきます」
「あの、レストランってカフェタイムとかないんですか?」
「申し訳ございません、カフェに関しましては7階のプールサイドか売店脇の共有スペースをお使いいただくことになりますので……」
「分かりました、ありがとうございます。それじゃ行こうか、トーゴさん」
「うん。あ、ありがとうございました」
「お食事の際にはお待ち申し上げております」
言って今度は、エレベーター裏手の売店に向かう。しかし無線通信印刷の魔道具か……新聞レベルの大きさも印刷出来るファックスみたいなものか、もしくは無線接続のインターネットか何かからプリントアウトするみたいなものかね?
いずれにしてもそれだと技術レベルがほとんど前世と変わらなくなってくるな……
……その日の昼下がり。
あの後無事セパレートを出港してレストランでお昼を食べて、しばらく時間が空いたからと7階のプールサイドでゆっくりのんびり過ごすことにした俺たち夫婦。プールサイドのデッキのテーブルを確保し、カフェで注文した飲み物をゆっくりと飲みつつ優雅に時間を過ごしていた。
……あ、お昼はビュッフェスタイルでした。海鮮メインで美味しかったです。
「ふー……」
ジュースをひと口ふた口飲んで、プールの向こうの大海原をぼんやり眺める。雲一つなくてちょっと熱いけどいい天気だなあ。……それにしてもこんなに豪華な旅してていいんだろうか。たまにはいいよな、うん。
「トーゴさんどうしたのー?」
さっきまでプールで泳いでいたエリナさんが、バスタオルで体をふきながらこちらに戻ってくる。さっそくセパレートで買った水着の出番なんだけど、白いビキニに水色パレオの組み合わせは、何かこう、すごい。
「……ふふん、おっきいでしょー」
「確かにおっきいけど今考えてたのはそっちじゃない。エリナさん色白で可愛いからビキニ似合うかなーと思ってたけど、こんなに化けるとは思わなかった」
「ありがとうー。……ストレートにほめられるのって、何か今更感もあるけど照れくさくて嬉しいものね」
「うん。でも日に当たってるとやられちゃうからパラソルの中おいで」
「はーい。あ、私にもジュース頂戴」
「はいはい」
エリナさんは俺から受け取ったオレンジジュースで喉を軽く潤しながら、俺と同じく椅子に座ってプールの向こうの大海原をぼーっと眺める。目の前にあるのはまごうことなき淡水なのに、海の香りがしっかりするのはなんか変な感じがするな。
……それにしても平和だなあ……
「あーあ、これが前世だったらトーゴさんに日焼け止め塗ってもらうところだったんだけどなー」
「うつぶせになってトップスの後ろをほどいて背中を出して、って?」
「そうそう。定番のそれ」
定番のアレなあ……でもああいうのってそういう風に寝そべられる場所がないと成り立たないだろって言うか俺がエリナさんの背中を晒したくない。よって却下だ。
「どうしたのトーゴさん?」
「……日焼け止めがない世界でよかったと思ってるだけだよ」
「えっ、あれー!?」
何というか、我ながら大人げないとは思うけど……しょうがないじゃないか、俺の奥さんが可愛いのが悪い。
「そう言えば、何かお昼に読んだ新聞に変なことが書いてあったわね」
「……ああ、変な事って言うか、正直自分の判断の正確さにびっくりだよ俺」
「いくらなんでもアレは予想出来ないわ……」
突然話題を変更したエリナさんが言っているのは、よりにもよって冒険者組合での活動に関わる話だった。
――ウルバスク・エスタリス間、ウルバスク・スヴェスダ間、スヴェスダ・エスタリス間の陸路国境封鎖決定。
期限は定められておらず、中部諸国連合に加盟しているウルバスクとエスタリスの間は国境都市に完全撤退命令が発令されたとのこと。……俺たちのように旅をしている人間ならばともかく、その街で暮らしている人にとってはたまったものじゃない。
で、その理由というのがその国境近辺において攻撃的なドラゴンが2種類出現したからというもの。その2種類って明らかにあのアサルトドラゴンとロックドラゴンだよな……なんて思いつつ、その理由のもっともらしさに感心していた。
もっともらしさ、と言った理由は――
「何でそれを発表したのがエスタリスなんだろうね? 連名筆頭という形をとってはいたけど、アレは明らかに……」
「うん、エスタリス主体って事だろうね。それかそういう印象付けをしたいってだけかもしれないけど……」
実際の被害を考えると、エスタリスよりウルバスクが発表するのが筋ってもんなんだけどな……
「いずれにしても、トーゴさんの判断のおかげで国境で足止めを食らわないで、それどころかこんなに優雅な船旅が出来て私たちとしては万々歳ってところよねー」
「欲望に忠実過ぎない? まあ、でも俺も同意するよ。こんなに楽な国境越えって出来ると思わなかったし」
俺もエリナさんも、大海原を眺めたまま世間話のノリでそんなことを語るのだった。……うん、のんびりしてると脳がスローダウンするよね!
---
隙あらば惚気るしここぞとばかりにぐーたらする夫婦なのでした。
それはともかく国境閉鎖は流石に大規模になってきてるぅ……
次回更新は07/21の予定です!
「そもそも見て回ると言っても、そんなにないと思うけどね?」
「え、何で? こんなに大きな船なんだから――」
「そのほとんどが客室と車庫と機関室で占められてるのを忘れちゃいけないよ」
「あ、ああ……確かにそれはそうかもね。私たちが船旅の間にお世話になるのなんて、1階と2階と7階と8階? ……いやでも結構多いわよ」
「いや、8階は関係者以外立ち入り禁止だから1、2、7階だよ」
そのうち1階はあのどでかいフロントホールだったことを考えると、見回れる階なんて2階と7階しかないよなあ……
「それじゃ取り敢えず2階に行きましょうよ、多分一番お世話になるところじゃない?」
「……まあ、確かにそれもそうか」
実際あと3時間もすればお昼の時間だしな。
というわけで再びエレベーターに乗って2階まで下りる。ドアが開くと、本当にすぐ目の前にレストランの入り口があった。……確かこのエレベーターの裏手に売店があって、もっと奥まで行くとサウナがあるんだったっけ。
「……ん?」
「わー、本当にレストラン……って、トーゴさんどうかした?」
「ああいや、この棚なんだけどさ……」
「いらっしゃいませ、お客様。申し訳ございませんが現在の時間はレストランの営業時間外となっておりますので……」
「知ってます、12時ですよね」
「さようでございます。出港して2時間ほどでご案内出来るかと存じますので、今一度お待ちいただければ」
「ありがとうございます。ところでこの入口のところにある棚なんですけど……」
「はい、こちら無料でご利用いただけます新聞貸し出しサービスになります。ウルバスクのものとスティビアのものをご用意致しております。ただしこちらに用意してございます新聞に関しましては、レストラン内でのご利用に限らせていただきますのでご理解のほどお願い致します」
「新聞、ですか? もしかして明日は明日の朝刊が読めるということですか?」
「さようでございます。本船は無線通信印刷の魔道具を搭載しております関係で、本国の情報をリアルタイムで反映することが可能となります。なお新聞は1日2回、朝刊と夕刊をそれぞれ朝夜の営業時間に貸出致します」
「ありがとうございます。……是非利用させていただきます」
「あの、レストランってカフェタイムとかないんですか?」
「申し訳ございません、カフェに関しましては7階のプールサイドか売店脇の共有スペースをお使いいただくことになりますので……」
「分かりました、ありがとうございます。それじゃ行こうか、トーゴさん」
「うん。あ、ありがとうございました」
「お食事の際にはお待ち申し上げております」
言って今度は、エレベーター裏手の売店に向かう。しかし無線通信印刷の魔道具か……新聞レベルの大きさも印刷出来るファックスみたいなものか、もしくは無線接続のインターネットか何かからプリントアウトするみたいなものかね?
いずれにしてもそれだと技術レベルがほとんど前世と変わらなくなってくるな……
……その日の昼下がり。
あの後無事セパレートを出港してレストランでお昼を食べて、しばらく時間が空いたからと7階のプールサイドでゆっくりのんびり過ごすことにした俺たち夫婦。プールサイドのデッキのテーブルを確保し、カフェで注文した飲み物をゆっくりと飲みつつ優雅に時間を過ごしていた。
……あ、お昼はビュッフェスタイルでした。海鮮メインで美味しかったです。
「ふー……」
ジュースをひと口ふた口飲んで、プールの向こうの大海原をぼんやり眺める。雲一つなくてちょっと熱いけどいい天気だなあ。……それにしてもこんなに豪華な旅してていいんだろうか。たまにはいいよな、うん。
「トーゴさんどうしたのー?」
さっきまでプールで泳いでいたエリナさんが、バスタオルで体をふきながらこちらに戻ってくる。さっそくセパレートで買った水着の出番なんだけど、白いビキニに水色パレオの組み合わせは、何かこう、すごい。
「……ふふん、おっきいでしょー」
「確かにおっきいけど今考えてたのはそっちじゃない。エリナさん色白で可愛いからビキニ似合うかなーと思ってたけど、こんなに化けるとは思わなかった」
「ありがとうー。……ストレートにほめられるのって、何か今更感もあるけど照れくさくて嬉しいものね」
「うん。でも日に当たってるとやられちゃうからパラソルの中おいで」
「はーい。あ、私にもジュース頂戴」
「はいはい」
エリナさんは俺から受け取ったオレンジジュースで喉を軽く潤しながら、俺と同じく椅子に座ってプールの向こうの大海原をぼーっと眺める。目の前にあるのはまごうことなき淡水なのに、海の香りがしっかりするのはなんか変な感じがするな。
……それにしても平和だなあ……
「あーあ、これが前世だったらトーゴさんに日焼け止め塗ってもらうところだったんだけどなー」
「うつぶせになってトップスの後ろをほどいて背中を出して、って?」
「そうそう。定番のそれ」
定番のアレなあ……でもああいうのってそういう風に寝そべられる場所がないと成り立たないだろって言うか俺がエリナさんの背中を晒したくない。よって却下だ。
「どうしたのトーゴさん?」
「……日焼け止めがない世界でよかったと思ってるだけだよ」
「えっ、あれー!?」
何というか、我ながら大人げないとは思うけど……しょうがないじゃないか、俺の奥さんが可愛いのが悪い。
「そう言えば、何かお昼に読んだ新聞に変なことが書いてあったわね」
「……ああ、変な事って言うか、正直自分の判断の正確さにびっくりだよ俺」
「いくらなんでもアレは予想出来ないわ……」
突然話題を変更したエリナさんが言っているのは、よりにもよって冒険者組合での活動に関わる話だった。
――ウルバスク・エスタリス間、ウルバスク・スヴェスダ間、スヴェスダ・エスタリス間の陸路国境封鎖決定。
期限は定められておらず、中部諸国連合に加盟しているウルバスクとエスタリスの間は国境都市に完全撤退命令が発令されたとのこと。……俺たちのように旅をしている人間ならばともかく、その街で暮らしている人にとってはたまったものじゃない。
で、その理由というのがその国境近辺において攻撃的なドラゴンが2種類出現したからというもの。その2種類って明らかにあのアサルトドラゴンとロックドラゴンだよな……なんて思いつつ、その理由のもっともらしさに感心していた。
もっともらしさ、と言った理由は――
「何でそれを発表したのがエスタリスなんだろうね? 連名筆頭という形をとってはいたけど、アレは明らかに……」
「うん、エスタリス主体って事だろうね。それかそういう印象付けをしたいってだけかもしれないけど……」
実際の被害を考えると、エスタリスよりウルバスクが発表するのが筋ってもんなんだけどな……
「いずれにしても、トーゴさんの判断のおかげで国境で足止めを食らわないで、それどころかこんなに優雅な船旅が出来て私たちとしては万々歳ってところよねー」
「欲望に忠実過ぎない? まあ、でも俺も同意するよ。こんなに楽な国境越えって出来ると思わなかったし」
俺もエリナさんも、大海原を眺めたまま世間話のノリでそんなことを語るのだった。……うん、のんびりしてると脳がスローダウンするよね!
---
隙あらば惚気るしここぞとばかりにぐーたらする夫婦なのでした。
それはともかく国境閉鎖は流石に大規模になってきてるぅ……
次回更新は07/21の予定です!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる
初
ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。
レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。
これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる