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スティビア通過編
105.フェリーの中はめちゃくちゃ豪華だったよ
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いつまでも驚いていてもしょうがないので、取り敢えずフロントに向かう。一応旅客証が部屋の鍵代わりになっているとはいえ、これだけ大きい船の中だからその部屋そのものを見つけるのにも苦労するだろうし。
何せこれから24時間たっぷり乗ることになる船なんだから。
「いらっしゃいませ、ご用件をお伺いします」
「すいません、少々お聞きしても? 船内の地図が載ったパンフレットか何かありませんか?」
「船内の地図ですね。簡単なものでよろしければご用意出来ますが」
「お願いします。それと部屋の場所も教えてほしいんですが」
「承りました、旅客証をお預かりしてもよろしいですか?」
「こちらになります」
「ありがとうございます、少々お待ちくださいませ」
言ってフロントのスタッフがすぐ脇の棚から2枚紙を取り出す。目の前に出されたそれらは船内の平面案内図と、部屋番号が割り振られた縦割りの案内図だった。
「本船のフロント、つまり現在地はこちらになります。客室は3階から6階にございまして、フロント裏のこちらからエレベーターで昇っていただきます。ああ、エレベーターというのは階段を使わなくてもいいように部屋を上下させて階層を上り下り出来る新型魔道具でございます。
客室の扉はオートロック式になっておりまして、ドアノブ上にあるスロットに旅客証を差し込んだのち抜いていただければロックが外れます。客室から出る際には旅客証を部屋に置き忘れないようご注意ください。
食事は2階のレストラン、湯浴みは各客室階に備え付けられています蒸し風呂をご利用ください。詳細は客室にある案内冊子に記されておりますのでご確認お願いします」
「ありがとうございます」
「ご質問は以上でしょうか? それでは良い船旅を」
それだけ聞いた俺たちは、さっそくフロント裏のエレベーターに向かう。……最後若干塩対応だった感が否めないけど、流石に豪華クルーズ客船な形だけあってスタッフもそれ相応の態度で接してくれる。これは道中期待出来そうだ。
それにしても――
「オートロックにドアノブ上のスロット……そんなの俺この世界に来てから見たことないんだけど」
「そうよねー……それにエレベーターがあるって言うのも、さらにそれが新型魔道具だって言うのも気になるところだわ。確かにマジェリアでもウルバスクでも見たことなかったけど、この世界全体でも新型だって言うのかしら……」
「確か魔道具開発が一番盛んなのはエスタリスだって話だったよね。……ってことは、エスタリスに行くとあのクラスの魔道具がゴロゴロあるってことでいいのかな」
「そうなのかなあ……」
ぶっちゃけそれって動力源だけ違うだけで前世と変わらない技術レベルってことなんだけど……話を総合すると、そういう想像をしても全然おかしくない感じではあるな。
「んー、でもそうでもないんじゃないかな。ほら、その証拠に……」
エリナさんは上りのエレベーターに乗り込むと、内壁を軽く叩きながら言う。
「このエレベーター、内外装や動いてる感じとかいかにも中世のデザインと技術で作られました、って感じじゃない」
「……まあ、確かに」
基本的に木造だったり音が静かじゃなかったり、前世のそれと比べても揺れが目立ったり……その辺は流石に比べるべくもない、のかな。それでもこの世界の技術力を考えれば相当に大したものだと思うけど。
「それから考えると、そうだな……前世でいう19世紀中盤から末くらいまでの技術レベルって感じか? 動力源が魔力である関係上、個人識別関連は20世紀末から21世紀初頭くらいまで行きそうだけど」
「あのギルド登録時に見た金属板なんてあるしね……でもステータスに関しては、数字には一応の根拠があるみたいだったわよね」
製本ギルドで読んだところだと、魔力の流れなどからその対象が持つ腕力や瞬発力、生命力などを測定し、基準となった対象者――原器人というらしいが――と比較した相対値を表しているのがステータスらしい。反面スキルなどを使用する際にアナウンスが流れるのは俺たち特別転生者のみの特徴のようで、そう言った記述はどの本を読んでみても見つけられなかった。
……と、そんなことは正直今はどうでもいい。つまりそれだけ技術として確立されているってことが問題なのだ。魔導工学でかなり遅れてそうなマジェリアでアレが普通に使用されているということは、エスタリスでは一体どれほど進んでいるのか想像もつかない。
そもそも魔動車を積むことが前提となっているこのフェリー自体が、この世界に存在すると想像していなかった。マジェリアではいまだに馬車がメインだったからな……
6階に止まったところで、俺たちはエレベーターを降りる。このフェリーは一応8階まであるらしく、エレベーターにそのまま乗っていく人たちも少ないながら存在した。……魔動車に乗らない旅客が船の内部を確認してるんだろうか。
「それにしても広い船よね……ええと、確か617号室だったわよね」
「うん、バルコニー付きだから外周の部屋だと思うけど……この分だと船首側かな」
客室は1階層につき40部屋、奇数番号がバルコニー付きで偶数番号が窓なし。フロントでもらった平面図によると客室階はAの字に通路が作られていて、エレベーターはちょうど真ん中の通路の中央部分に止まるよう作られていた。
「それにしても、作りは本当にホテルそのものって感じ……ねえねえ、後で2階にどんな施設が入ってるか確認しましょうよ。7階も8階も」
「いいね。これならいろいろ期待出来そうだし」
エリナさんがご飯以外ではしゃぐとかレアすぎるのでここは全力で乗っておくことにしよう。それはともかくまずは客室だな、ええと、617、617……
「611、613、615……あ、ここじゃない?」
「本当だ。確かにドアノブの上にスロットがあるね」
前世でのカードキースロットと似たような感じだけど、こっちの方がはるかに分厚いプレート用スロットだな。まあ旅客証自体厚さが5ミリくらいのプレートだから当たり前なんだけど……
さっそく手元の旅客証をスロットに抜き差しして鍵を開ける。反応は……むしろカードキーよりいいかもしれない。ドアノブを下ろして客室内に入ると、そこにはクルーズ船にふさわしい爽やかな光景があった。
「うわああ……! すごーい! こんなの見たことない!」
「本当に、テレビとかでしか見たことないよね……まあ流石にまだ出港してないから辺り一面大海原って感じではないけど」
バルコニーに出てみれば、武骨な作業用クレーンだの魔動車だのが港で働いているのが見える。これ、出港してしばらくしたらいい眺めになるんだろうなあ……
「一応私もタリンに行くのに客船に乗ったことはあるけど、こんなきれいな客室なんか見たことないわ! まあそもそも私の場合は共有スペースで時間潰してたから、客室なんか入らなかったんだけど」
「タリン?」
「エストニアのタリンね。ヘルシンキから2時間くらいで行けるし、フィンランドよりお酒が安いからみんな船使って行くのよ」
「へえ……」
懐かしいなー、なんてつぶやきながら出港前の埠頭の光景を眺めるエリナさん。取り敢えず彼女にはそのまま数分待っててもらうとして……
「……これかな、『ウルバスキス=トゥレチクアラインご利用の手引き』。ええと……船内マップもあるしこれでよさそうだな。
朝食は朝7時から9時、昼食は12時から14時、夕食は18時から21時、ね……場所は2階のウルバスキスビュッフェ、ご利用の際には旅客証をお持ちください、か。
サウナは2階にて朝11時から夜11時まで、ただし出入港2時間前後は使用禁止、リネン類およびソープ類は入り口での旅客証預けの際に無料で貸し出し……」
後はデッキへの立ち入り案内とかショップ案内とか、そう言ったことが簡単に書かれていた。……やっぱりある程度船内を一周してみないと分からないか。。
「エリナさん、それじゃそろそろ行こうか」
「そろそろ行くって? ……ああ、そうね! この船の中を色々見て回りましょう!」
……エリナさん、まさか忘れたりしてなかったよね?
---
驚いていてもしょうがないと言いながら驚きっぱなしなのはしょうがないと思うの(
ちなみにタリンはジュースよりビールの方が安いというとんでもない土地です。なんだ小瓶1ユーロしないって。
次回更新は07/18の予定です!
何せこれから24時間たっぷり乗ることになる船なんだから。
「いらっしゃいませ、ご用件をお伺いします」
「すいません、少々お聞きしても? 船内の地図が載ったパンフレットか何かありませんか?」
「船内の地図ですね。簡単なものでよろしければご用意出来ますが」
「お願いします。それと部屋の場所も教えてほしいんですが」
「承りました、旅客証をお預かりしてもよろしいですか?」
「こちらになります」
「ありがとうございます、少々お待ちくださいませ」
言ってフロントのスタッフがすぐ脇の棚から2枚紙を取り出す。目の前に出されたそれらは船内の平面案内図と、部屋番号が割り振られた縦割りの案内図だった。
「本船のフロント、つまり現在地はこちらになります。客室は3階から6階にございまして、フロント裏のこちらからエレベーターで昇っていただきます。ああ、エレベーターというのは階段を使わなくてもいいように部屋を上下させて階層を上り下り出来る新型魔道具でございます。
客室の扉はオートロック式になっておりまして、ドアノブ上にあるスロットに旅客証を差し込んだのち抜いていただければロックが外れます。客室から出る際には旅客証を部屋に置き忘れないようご注意ください。
食事は2階のレストラン、湯浴みは各客室階に備え付けられています蒸し風呂をご利用ください。詳細は客室にある案内冊子に記されておりますのでご確認お願いします」
「ありがとうございます」
「ご質問は以上でしょうか? それでは良い船旅を」
それだけ聞いた俺たちは、さっそくフロント裏のエレベーターに向かう。……最後若干塩対応だった感が否めないけど、流石に豪華クルーズ客船な形だけあってスタッフもそれ相応の態度で接してくれる。これは道中期待出来そうだ。
それにしても――
「オートロックにドアノブ上のスロット……そんなの俺この世界に来てから見たことないんだけど」
「そうよねー……それにエレベーターがあるって言うのも、さらにそれが新型魔道具だって言うのも気になるところだわ。確かにマジェリアでもウルバスクでも見たことなかったけど、この世界全体でも新型だって言うのかしら……」
「確か魔道具開発が一番盛んなのはエスタリスだって話だったよね。……ってことは、エスタリスに行くとあのクラスの魔道具がゴロゴロあるってことでいいのかな」
「そうなのかなあ……」
ぶっちゃけそれって動力源だけ違うだけで前世と変わらない技術レベルってことなんだけど……話を総合すると、そういう想像をしても全然おかしくない感じではあるな。
「んー、でもそうでもないんじゃないかな。ほら、その証拠に……」
エリナさんは上りのエレベーターに乗り込むと、内壁を軽く叩きながら言う。
「このエレベーター、内外装や動いてる感じとかいかにも中世のデザインと技術で作られました、って感じじゃない」
「……まあ、確かに」
基本的に木造だったり音が静かじゃなかったり、前世のそれと比べても揺れが目立ったり……その辺は流石に比べるべくもない、のかな。それでもこの世界の技術力を考えれば相当に大したものだと思うけど。
「それから考えると、そうだな……前世でいう19世紀中盤から末くらいまでの技術レベルって感じか? 動力源が魔力である関係上、個人識別関連は20世紀末から21世紀初頭くらいまで行きそうだけど」
「あのギルド登録時に見た金属板なんてあるしね……でもステータスに関しては、数字には一応の根拠があるみたいだったわよね」
製本ギルドで読んだところだと、魔力の流れなどからその対象が持つ腕力や瞬発力、生命力などを測定し、基準となった対象者――原器人というらしいが――と比較した相対値を表しているのがステータスらしい。反面スキルなどを使用する際にアナウンスが流れるのは俺たち特別転生者のみの特徴のようで、そう言った記述はどの本を読んでみても見つけられなかった。
……と、そんなことは正直今はどうでもいい。つまりそれだけ技術として確立されているってことが問題なのだ。魔導工学でかなり遅れてそうなマジェリアでアレが普通に使用されているということは、エスタリスでは一体どれほど進んでいるのか想像もつかない。
そもそも魔動車を積むことが前提となっているこのフェリー自体が、この世界に存在すると想像していなかった。マジェリアではいまだに馬車がメインだったからな……
6階に止まったところで、俺たちはエレベーターを降りる。このフェリーは一応8階まであるらしく、エレベーターにそのまま乗っていく人たちも少ないながら存在した。……魔動車に乗らない旅客が船の内部を確認してるんだろうか。
「それにしても広い船よね……ええと、確か617号室だったわよね」
「うん、バルコニー付きだから外周の部屋だと思うけど……この分だと船首側かな」
客室は1階層につき40部屋、奇数番号がバルコニー付きで偶数番号が窓なし。フロントでもらった平面図によると客室階はAの字に通路が作られていて、エレベーターはちょうど真ん中の通路の中央部分に止まるよう作られていた。
「それにしても、作りは本当にホテルそのものって感じ……ねえねえ、後で2階にどんな施設が入ってるか確認しましょうよ。7階も8階も」
「いいね。これならいろいろ期待出来そうだし」
エリナさんがご飯以外ではしゃぐとかレアすぎるのでここは全力で乗っておくことにしよう。それはともかくまずは客室だな、ええと、617、617……
「611、613、615……あ、ここじゃない?」
「本当だ。確かにドアノブの上にスロットがあるね」
前世でのカードキースロットと似たような感じだけど、こっちの方がはるかに分厚いプレート用スロットだな。まあ旅客証自体厚さが5ミリくらいのプレートだから当たり前なんだけど……
さっそく手元の旅客証をスロットに抜き差しして鍵を開ける。反応は……むしろカードキーよりいいかもしれない。ドアノブを下ろして客室内に入ると、そこにはクルーズ船にふさわしい爽やかな光景があった。
「うわああ……! すごーい! こんなの見たことない!」
「本当に、テレビとかでしか見たことないよね……まあ流石にまだ出港してないから辺り一面大海原って感じではないけど」
バルコニーに出てみれば、武骨な作業用クレーンだの魔動車だのが港で働いているのが見える。これ、出港してしばらくしたらいい眺めになるんだろうなあ……
「一応私もタリンに行くのに客船に乗ったことはあるけど、こんなきれいな客室なんか見たことないわ! まあそもそも私の場合は共有スペースで時間潰してたから、客室なんか入らなかったんだけど」
「タリン?」
「エストニアのタリンね。ヘルシンキから2時間くらいで行けるし、フィンランドよりお酒が安いからみんな船使って行くのよ」
「へえ……」
懐かしいなー、なんてつぶやきながら出港前の埠頭の光景を眺めるエリナさん。取り敢えず彼女にはそのまま数分待っててもらうとして……
「……これかな、『ウルバスキス=トゥレチクアラインご利用の手引き』。ええと……船内マップもあるしこれでよさそうだな。
朝食は朝7時から9時、昼食は12時から14時、夕食は18時から21時、ね……場所は2階のウルバスキスビュッフェ、ご利用の際には旅客証をお持ちください、か。
サウナは2階にて朝11時から夜11時まで、ただし出入港2時間前後は使用禁止、リネン類およびソープ類は入り口での旅客証預けの際に無料で貸し出し……」
後はデッキへの立ち入り案内とかショップ案内とか、そう言ったことが簡単に書かれていた。……やっぱりある程度船内を一周してみないと分からないか。。
「エリナさん、それじゃそろそろ行こうか」
「そろそろ行くって? ……ああ、そうね! この船の中を色々見て回りましょう!」
……エリナさん、まさか忘れたりしてなかったよね?
---
驚いていてもしょうがないと言いながら驚きっぱなしなのはしょうがないと思うの(
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