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スティビア通過編
104.フェリーに乗船するよ
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結局その後買い物に食べ歩きにといつも通りのデートを楽しんだ俺たちは、一旦車に戻って大臣閣下への報告を終えてからホテルに戻った。それにしても防具やら武器やらは自分たちで新調したのに、まさかそれとは別枠で荷物が増えるとは……
「車があってよかったわね」
「まあそりゃあねえ……これでエリナさんばっかり買ってたら文句のひとつも言っとくとこだけど、俺自身も結構買っちゃったから何も言えない……」
「ブーメランを投げる気にはならなかった、と……それにしても水着に帽子に夏服にと、まー本当にお互いよく買ったものよね……」
南国の空気にあてられてはしゃぎ過ぎた感は否めないかなあ……まあこれから使う機会もそれなりにあるわけだし、買っておいて損はないってことで。
「そう言えば、ここの水着って思ったより伸縮性があるのよね。いやまあ、流石に前世のとは比べるべくもないけど」
「言われてみれば、結構手触りもいいんだよね……」
トランクス型の俺の水着は流石に腰ひもでゴムなんぞは使われていないものの、何でこんな質のいいものがここにはあってマジェリアにはないのか、それが気になるところではある。
いや、でもそれもここならではの話なのかもしれない。
「そう言えばここは、スティビアとの交易もしてるんだっけか」
ザガルバで読んだ新聞にも、そんな話題があったような気がする。考えてみれば、あれだけの規模の港を旅客使用だけで済ませているはずはないんだよな。
ということは、スティビアっていう国はこれだけのモノを作れる技術があるのかもしれない。……というかあるのだろう。
「分かってはいたけど、やっぱりこの世界も国と国の間には大きな格差があるんだな……マジェリアとウルバスクの間だけでもアレだったのに」
「もう、トーゴさん?」
「え? ……ああ、ごめんエリナさん」
「全く、景気の悪い話をしちゃダメじゃない。そういうのは今日は忘れるって話じゃなかった?」
「ごめんって。……それじゃ明日の確認でもしてようか」
「うん、それがいいわよ」
ええと、チケットを確認してと。
「……セパレート中央港を朝10時出港、乗船手続きは出港2時間前から開始で1時間前までにチケット確認を済ませておくこと、か」
「ということは、8時から乗船出来るってことよね。朝ごはんを食べてから出発しても割と余裕そう」
まあでも、早めに到着することに越したことはないかな。国際航路である以上旅券チェックもあるだろうし、ぎりぎりに行って間に合いませんでしたじゃ話にならない。
「そう言えばこのチケットいくらしたか確認してなかったな……ええと……」
チケットにくっついている領収書を確認すると、ふたりと魔動車の分で合計2000クンと書いてあった。
……2000クン!? ええと、魔動車の積載料金が200クンだから、ひとり頭900クン……日本円にして18000円!? 物価も考えると36000円相当って何でこんなに高いんだコレ!?
「トーゴさんトーゴさん、これ、確認しないと」
「え?」
言ってエリナさんが指したのは、セパレート出港時間のすぐ下の項目。そこには俺たちの乗る船が翌日の同じ時間にポーリに入港する旨記されていた。
「……ああ、要するに宿泊前提なのね」
いやそれにしたって高い気もするけど、どんな部屋をとってくれたことやら……
「両替は決済カードが使えるから今のところする必要はなし、旅券とライセンスは肌身離さず持っている……まあこの辺は前世と同じだね……」
あとは、まあ……特筆すべき部分もないかな。見たところ港への車両入口は1か所しかなかったようだし、どこから乗船すればいいとかそういうことは現地に行けば教えてくれるだろうしな……
「うん、明日に向けた確認も終わったし……もう寝ようか。明日も早いしね」
「ええ、おやすみなさいトーゴさん」
言って、さっさとベッドに入って寝息を立てるエリナさん。……まあ、昨日今日と結構疲れたってことなんだろうなあ……
翌日、早めに朝食を終えた俺たちはホテルをチェックアウトして駐車してある魔動車に乗りこんだ。……それにしても朝起きた時も思ったけど、いくら夏とは言え結構朝早い時間帯でもこの辺りは暑いんだな……もうじとっとしてきた。
エリナさんがシートベルトをしたのを確認して、港の方面に車を転がす。一昨日の予約時に指示された車両用の入り口に差し掛かると、港湾スタッフらしき人が運転席に近づいてきて言った。
「おはようございます、ポーリ行きの便をご利用のお客様ですか?」
「はい」
「予約の確認を致しますので車両チケット、乗船チケットおよびご乗船のお客様名義の旅券をお願いします」
言われるがままに必要書類を手渡す俺。スタッフはしばらくチケットと旅券を見比べると、車両チケットの下半分をもぎって残りを俺たちに返しつつ再び言う。
「確認が取れました。それでは一番左の5番乗り場に停泊しておりますので、船内まで魔動車で入ってください。乗船手続きは車庫で行いますので、船内のスタッフにこちらのチケットをお渡しください」
「ありがとうございます」
スタッフはそれだけ言うと、詰所から伸びる進入禁止用のバーを上げる。港に入り言われた通り5番乗り場を確認すると、そこには別の魔動車が4台ほどあった。……まさかこれだけということはないだろうから、俺たちの後に続く車があるんだろうけど……
そして俺たちが乗るであろう船を見てみると。
「うっわ、何あの船おっきいいいいい!!!」
「分類的にはカーフェリーなんだろうけど、この大きさだとほとんど前世のクルーズ客船だな……」
何か、こんな船に乗るって言うんじゃあのチケットの高さも納得がいくかな、って感じの豪華さだ。ビル何階建てだよ……
なんてことを考えつつ車を進めていくと、割とすんなり船の車庫まで進んだ。まあ、前に待っている魔動車の数が数だし、後続のことも考えるとスイスイ行った方がいいのは間違いないんだよな……
スタッフに誘導されるままに、車庫の一番奥に車を停めてブレーキをしっかり掛ける。フレームに鎖を繋いで揺れなんかで動かないよう固定したのを確認したところで、俺たちふたりは車から降りた。
車庫の奥の方に行くと、何やら入り口のような扉がある。そのすぐ横には、この船のスタッフらしき人が立っていた。
「失礼します、チケットと旅券を拝見しても?」
「はい、これでいいですか?」
「……ありがとうございます、確認しました。それではチケットの方はこちらで回収いたします。船内ではこちらのプレートをお持ちください」
「……これは?」
「魔動車預かり証および魔動車旅客証です。魔動車預かり証の方は駐車スペースの番号が刻印されています。旅客証の方にもその駐車スペース番号を基準に番号を割り振っておりまして、船内でお過ごしになるお部屋のキーも兼ねております。
食事や各種店舗ご利用の際など、船内でお過ごしになる際には必須のものとなっておりますので、肌身離さずお願い致します」
「分かりました、ありがとうございます」
「ポーリ入港は翌朝10時となっております。それでは良い船旅を」
スタッフのその言葉を背に、俺たちふたりはいよいよこの船の旅客スペースへと入る。と言ってもエレベーターやエスカレーターがあるわけではないので、ただひたすらに階段を上る上る……
「ううー……ステータスがあっても嫌になるわね、この階段……トーゴさん、まだつかなそう?」
「ちょっと待ってて……お、ここかな?」
数分上ったところで、俺の目の前に扉がひとつ現れる。流石にここが入口じゃなかったら結構へこむぞ……なんて思いながら重めのノブを回して扉を押すと――
「――おおおー……」
「え、どうしたの――うわああ……」
――目の前に広がっていたのは、まごうことなき豪華クルーズ客船のロビーだった。
前世でも、もちろんこの世界でもこんな豪華な船になんか乗ったことない。あるわけない。完全に別世界の存在だぞコレ……どうしよう、ちょっとテンション上がって来たんだけど。
---
フェリーのイメージはエケロラインのフィンランディア号を、上部構造を豪華客船風に変えた感じです。国自体違うじゃねーか!!
次回更新は07/15の予定です!
「車があってよかったわね」
「まあそりゃあねえ……これでエリナさんばっかり買ってたら文句のひとつも言っとくとこだけど、俺自身も結構買っちゃったから何も言えない……」
「ブーメランを投げる気にはならなかった、と……それにしても水着に帽子に夏服にと、まー本当にお互いよく買ったものよね……」
南国の空気にあてられてはしゃぎ過ぎた感は否めないかなあ……まあこれから使う機会もそれなりにあるわけだし、買っておいて損はないってことで。
「そう言えば、ここの水着って思ったより伸縮性があるのよね。いやまあ、流石に前世のとは比べるべくもないけど」
「言われてみれば、結構手触りもいいんだよね……」
トランクス型の俺の水着は流石に腰ひもでゴムなんぞは使われていないものの、何でこんな質のいいものがここにはあってマジェリアにはないのか、それが気になるところではある。
いや、でもそれもここならではの話なのかもしれない。
「そう言えばここは、スティビアとの交易もしてるんだっけか」
ザガルバで読んだ新聞にも、そんな話題があったような気がする。考えてみれば、あれだけの規模の港を旅客使用だけで済ませているはずはないんだよな。
ということは、スティビアっていう国はこれだけのモノを作れる技術があるのかもしれない。……というかあるのだろう。
「分かってはいたけど、やっぱりこの世界も国と国の間には大きな格差があるんだな……マジェリアとウルバスクの間だけでもアレだったのに」
「もう、トーゴさん?」
「え? ……ああ、ごめんエリナさん」
「全く、景気の悪い話をしちゃダメじゃない。そういうのは今日は忘れるって話じゃなかった?」
「ごめんって。……それじゃ明日の確認でもしてようか」
「うん、それがいいわよ」
ええと、チケットを確認してと。
「……セパレート中央港を朝10時出港、乗船手続きは出港2時間前から開始で1時間前までにチケット確認を済ませておくこと、か」
「ということは、8時から乗船出来るってことよね。朝ごはんを食べてから出発しても割と余裕そう」
まあでも、早めに到着することに越したことはないかな。国際航路である以上旅券チェックもあるだろうし、ぎりぎりに行って間に合いませんでしたじゃ話にならない。
「そう言えばこのチケットいくらしたか確認してなかったな……ええと……」
チケットにくっついている領収書を確認すると、ふたりと魔動車の分で合計2000クンと書いてあった。
……2000クン!? ええと、魔動車の積載料金が200クンだから、ひとり頭900クン……日本円にして18000円!? 物価も考えると36000円相当って何でこんなに高いんだコレ!?
「トーゴさんトーゴさん、これ、確認しないと」
「え?」
言ってエリナさんが指したのは、セパレート出港時間のすぐ下の項目。そこには俺たちの乗る船が翌日の同じ時間にポーリに入港する旨記されていた。
「……ああ、要するに宿泊前提なのね」
いやそれにしたって高い気もするけど、どんな部屋をとってくれたことやら……
「両替は決済カードが使えるから今のところする必要はなし、旅券とライセンスは肌身離さず持っている……まあこの辺は前世と同じだね……」
あとは、まあ……特筆すべき部分もないかな。見たところ港への車両入口は1か所しかなかったようだし、どこから乗船すればいいとかそういうことは現地に行けば教えてくれるだろうしな……
「うん、明日に向けた確認も終わったし……もう寝ようか。明日も早いしね」
「ええ、おやすみなさいトーゴさん」
言って、さっさとベッドに入って寝息を立てるエリナさん。……まあ、昨日今日と結構疲れたってことなんだろうなあ……
翌日、早めに朝食を終えた俺たちはホテルをチェックアウトして駐車してある魔動車に乗りこんだ。……それにしても朝起きた時も思ったけど、いくら夏とは言え結構朝早い時間帯でもこの辺りは暑いんだな……もうじとっとしてきた。
エリナさんがシートベルトをしたのを確認して、港の方面に車を転がす。一昨日の予約時に指示された車両用の入り口に差し掛かると、港湾スタッフらしき人が運転席に近づいてきて言った。
「おはようございます、ポーリ行きの便をご利用のお客様ですか?」
「はい」
「予約の確認を致しますので車両チケット、乗船チケットおよびご乗船のお客様名義の旅券をお願いします」
言われるがままに必要書類を手渡す俺。スタッフはしばらくチケットと旅券を見比べると、車両チケットの下半分をもぎって残りを俺たちに返しつつ再び言う。
「確認が取れました。それでは一番左の5番乗り場に停泊しておりますので、船内まで魔動車で入ってください。乗船手続きは車庫で行いますので、船内のスタッフにこちらのチケットをお渡しください」
「ありがとうございます」
スタッフはそれだけ言うと、詰所から伸びる進入禁止用のバーを上げる。港に入り言われた通り5番乗り場を確認すると、そこには別の魔動車が4台ほどあった。……まさかこれだけということはないだろうから、俺たちの後に続く車があるんだろうけど……
そして俺たちが乗るであろう船を見てみると。
「うっわ、何あの船おっきいいいいい!!!」
「分類的にはカーフェリーなんだろうけど、この大きさだとほとんど前世のクルーズ客船だな……」
何か、こんな船に乗るって言うんじゃあのチケットの高さも納得がいくかな、って感じの豪華さだ。ビル何階建てだよ……
なんてことを考えつつ車を進めていくと、割とすんなり船の車庫まで進んだ。まあ、前に待っている魔動車の数が数だし、後続のことも考えるとスイスイ行った方がいいのは間違いないんだよな……
スタッフに誘導されるままに、車庫の一番奥に車を停めてブレーキをしっかり掛ける。フレームに鎖を繋いで揺れなんかで動かないよう固定したのを確認したところで、俺たちふたりは車から降りた。
車庫の奥の方に行くと、何やら入り口のような扉がある。そのすぐ横には、この船のスタッフらしき人が立っていた。
「失礼します、チケットと旅券を拝見しても?」
「はい、これでいいですか?」
「……ありがとうございます、確認しました。それではチケットの方はこちらで回収いたします。船内ではこちらのプレートをお持ちください」
「……これは?」
「魔動車預かり証および魔動車旅客証です。魔動車預かり証の方は駐車スペースの番号が刻印されています。旅客証の方にもその駐車スペース番号を基準に番号を割り振っておりまして、船内でお過ごしになるお部屋のキーも兼ねております。
食事や各種店舗ご利用の際など、船内でお過ごしになる際には必須のものとなっておりますので、肌身離さずお願い致します」
「分かりました、ありがとうございます」
「ポーリ入港は翌朝10時となっております。それでは良い船旅を」
スタッフのその言葉を背に、俺たちふたりはいよいよこの船の旅客スペースへと入る。と言ってもエレベーターやエスカレーターがあるわけではないので、ただひたすらに階段を上る上る……
「ううー……ステータスがあっても嫌になるわね、この階段……トーゴさん、まだつかなそう?」
「ちょっと待ってて……お、ここかな?」
数分上ったところで、俺の目の前に扉がひとつ現れる。流石にここが入口じゃなかったら結構へこむぞ……なんて思いながら重めのノブを回して扉を押すと――
「――おおおー……」
「え、どうしたの――うわああ……」
――目の前に広がっていたのは、まごうことなき豪華クルーズ客船のロビーだった。
前世でも、もちろんこの世界でもこんな豪華な船になんか乗ったことない。あるわけない。完全に別世界の存在だぞコレ……どうしよう、ちょっとテンション上がって来たんだけど。
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フェリーのイメージはエケロラインのフィンランディア号を、上部構造を豪華客船風に変えた感じです。国自体違うじゃねーか!!
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