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エスタリス・ジェルマ疾走編
125.悪辣なエルフがいたよ
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「……アルブランエルフは、そんなことを伝承されるほど長いことやって来たんですか」
「その通りだ。我々も大概だが連中はさらにその上を行く悪辣さではあるな」
……本当の意味でのアルブランエルフではない、ということの意味。そしてヴィアンで聞いたアルブランの密偵による会話の内容。
それらを総合して考えると、どうしても本来のアルブランエルフが幼少の人間を拉致し、アルブランエルフと思いこませて育てたという外道なことしか思い浮かばないけど――実際それで合ってるんだろう。記憶に関しても色々と言って聞かせて……刷り込みと洗脳を巧みに使ったとみるべきか。
「あなた方の見たアルブランエルフの密偵というのは、人間の中にいても違和感がないほど溶け込んでいたのだろう? そもそもそれがおかしな話なのだ。
アルブランエルフというのはその姿が一般的な人間と比べて非常に小柄で、身体の造形から考えてもとてもではないが人間の中でごまかすことが出来るような種族ではない。ブリテンに伝わる妖精そのものといったところだが、中身は元人間だから非常に頭が回るのだ」
「そう言えば、あのエルフは……エリナさん、あのエルフの姿って覚えてる? 全部じゃなくて、身長なんかでもいいから」
「え、アルブランエルフの話? ええと、私たちとそんなに姿かたちは変わらなかったはずよ。むしろ英語が聞こえてこなかったら、普通にスルーしてたくらいだし」
「……とのことですが」
「であろう? つまりそれはそういうことなのだ」
――全くひどすぎて胸糞悪くなってくるヒューミントだ。
「我々懲罰転生のエルフは基本的に子を成せない。人口の増加に関して言えば、そのほぼ全てを転生者に依存している……だからこそ外部の情報を得るための協力者が必要になるわけだ」
「先程その話はお聞きしました。そのほぼという部分が……」
「アルブランエルフの件だ」
普通の人間を使い捨てにするアルブランエルフのやり方は、胸糞悪くなるけどかなり有効だ。逆にジェルマエルフはどうやって協力者を作っているのか気になる。自分たちを神格化しているのか、普通に募集しているのか……まあいずれにせよ、それでうまく情報に関しては手に入れられているようだ。
「それでマルコさん、今回の件はどうするおつもりですか?」
「こちらとしてはエスタリスが軍事行動を起こさないように警戒監視する方向なのだが、いくら協力者がいるといってもジェルマの政府に対してそうそう強い影響力を行使出来るわけでもないのでな……
我々として出来ることは、国境線沿いの警備体制を強化することくらいか。ジェルマエルフはどういう訳かそういった場所に多く転生するので、集落も国境近くにあることが多いのだ」
「……あとひとつ教えていただきたいんですが、マジェリアを初めとして中部諸国は……まあエスタリスは例外でしょうが、ジェルマが経済的あるいは軍事的に圧力をかけ続けていると考えています。
ただ我々が伺った感じでは、どうもその認識は実情と違うような気がするのですが……ジェルマエルフの協力者の方々から上がってくる情報では、その辺りはどういう感じでまとめられているんですか?」
「ああ、なるほど……」
言うとマルコさんはゆっくりと目を閉じ、少し思案するようなそぶりを見せた後、ゆっくりと口を開いた。
「それに関してはこちらも完全に把握しているわけではないのだが……ただ伝聞では、ジェルマは中部諸国連合に対して悪感情を抱いているわけではないらしい。脅威にならないと言えばそれまでだが、貿易相手としてはそれなりに信頼出来るから、殊更ややこしい状況にする気もなさそうだぞ。
ただしエスタリスについては、ご指摘の通りジェルマにとって脅威になり得る技術が育っており、アルブランエルフがそそのかしている結果とは言え実際にその銃口を向けかねない状況ということで、ここ数十年警戒してはいるようだ。ただしその際にも中部諸国連合とはあくまで分けて認識しているようだがね
……こんなところでよさそうか?」
「ありがとうございます、おかげで助かりました。どうやら我々はジェルマに対する認識を大幅に改めないといけないようですね」
……まあ、彼らの言うことを全面的に信用するなら、だけど。また聞きにまた聞きを重ねている部分も十分あるだろうし、この人たちの情報で全てが判断出来るわけじゃない。とはいえそれでも、話半分以下とは言えこういう話が出てきている以上は認識を改めるには十分かもしれない。
エリナさんを見ると、会話の内容が分からないはずなのに口惜しそうにしている。詳しい話は、後でゆっくりしてあげればいいかな。
「……つまり、エスタリスに偽のアルブランエルフが入り込んで色々やってるのが大体の原因ってことね……」
「ざっくり言うとそういうことだね……あ、ジュースのお替りいる?」
「ええ、ありがとうトーゴさん」
ジェルマエルフとの会談の後、夕食を手早く済ませてホテルの部屋に戻った俺たちは、ルームサービスでフレッシュジュースを注文して今日の話の内容について意見を交わしていた。……最初の方はほとんどエリナさんに内容を解説しっ放しだったけど。
エリナさんはジュースのお替りを俺から受け取ると、また少し喉を潤して言う。
「アルブランエルフがそれだけ偽物を作って他国に送り込んでいる……それも地政学上完全にジェルマに対する挟み撃ちが出来るような2国間で。ということは本格的にジェルマを侵略するつもりなのかしら?」
「可能性は高いね……そもそもここを侵略出来れば、中部諸国連合にも足を延ばせるわけだし」
「でもジェルマの隣にはルフランっていう、これも結構な大国があるんでしょう? そっちの方が黙ってないはずなのに……何でかしらね?」
「可能性としてはふたつある。ひとつはルフランにもアルブランエルフの勢力が入ってきていて、既に乗っ取られている状態であること。
もうひとつは……ジェルマが邪魔な2国間で協力する意図で、ルフランがアルブランの行動を黙認していること、かな」
「共通の敵を倒すために一時的に手を結ぶ……とそういうこと? でもエスタリスがほとんど落とされている状態である今、一時的に手を結んでいたものが再び対立することになったら、真っ先に標的にされるのはルフランのはずなのに」
「ああ、間違いないだろうね。……もっともこれはエスタリスの状況を知っている俺たちだから言えることでもあるけど。もしルフランがアルブランの行動を黙認して協力しているなら、かの国はそれを知っているのか、それとも何か標的にされても問題ないように対策を立てているのか……
まああのアルブランエルフの会話を聞いていれば、ルフランも乗っ取られたと考えるのが妥当だろうけど……いずれにしてもろくなものじゃないな、アルブランより先にエスタリスを叩かないと大変なことになるぞコレは」
「エスタリスを? アルブランじゃなくて?」
「ああ、そもそも今回の件は別にジェルマが最終目標ではない。おそらくマジェリアまで攻め立てる可能性が高いからね……その際に必要な軍事技術が、全てエスタリスに依存している可能性があるんだ」
でなければ、悪辣なヒューミントまで使って回りくどくエスタリスを落とそうとするわけがない。アルブランにエスタリスと同レベルないしそれ以上の技術力があれば、挟み撃ちなどせずともさっさと自分たちだけでジェルマや果ては中部諸国連合を侵略してしまえばいいのだから。
そうしなかったということは、つまりアルブランにはエスタリスほどの技術力はない。となれば、エスタリスさえ抑えてしまえばアルブランに侵略を続けるだけの力を供給されることがなくなる。
……エスタリスを抑えることが可能なら、という枕詞はつくけどな……
---
アルブランエルフの悪辣ぶりはちょっと引くレベルだね!(
次回更新は09/17の予定です!
「その通りだ。我々も大概だが連中はさらにその上を行く悪辣さではあるな」
……本当の意味でのアルブランエルフではない、ということの意味。そしてヴィアンで聞いたアルブランの密偵による会話の内容。
それらを総合して考えると、どうしても本来のアルブランエルフが幼少の人間を拉致し、アルブランエルフと思いこませて育てたという外道なことしか思い浮かばないけど――実際それで合ってるんだろう。記憶に関しても色々と言って聞かせて……刷り込みと洗脳を巧みに使ったとみるべきか。
「あなた方の見たアルブランエルフの密偵というのは、人間の中にいても違和感がないほど溶け込んでいたのだろう? そもそもそれがおかしな話なのだ。
アルブランエルフというのはその姿が一般的な人間と比べて非常に小柄で、身体の造形から考えてもとてもではないが人間の中でごまかすことが出来るような種族ではない。ブリテンに伝わる妖精そのものといったところだが、中身は元人間だから非常に頭が回るのだ」
「そう言えば、あのエルフは……エリナさん、あのエルフの姿って覚えてる? 全部じゃなくて、身長なんかでもいいから」
「え、アルブランエルフの話? ええと、私たちとそんなに姿かたちは変わらなかったはずよ。むしろ英語が聞こえてこなかったら、普通にスルーしてたくらいだし」
「……とのことですが」
「であろう? つまりそれはそういうことなのだ」
――全くひどすぎて胸糞悪くなってくるヒューミントだ。
「我々懲罰転生のエルフは基本的に子を成せない。人口の増加に関して言えば、そのほぼ全てを転生者に依存している……だからこそ外部の情報を得るための協力者が必要になるわけだ」
「先程その話はお聞きしました。そのほぼという部分が……」
「アルブランエルフの件だ」
普通の人間を使い捨てにするアルブランエルフのやり方は、胸糞悪くなるけどかなり有効だ。逆にジェルマエルフはどうやって協力者を作っているのか気になる。自分たちを神格化しているのか、普通に募集しているのか……まあいずれにせよ、それでうまく情報に関しては手に入れられているようだ。
「それでマルコさん、今回の件はどうするおつもりですか?」
「こちらとしてはエスタリスが軍事行動を起こさないように警戒監視する方向なのだが、いくら協力者がいるといってもジェルマの政府に対してそうそう強い影響力を行使出来るわけでもないのでな……
我々として出来ることは、国境線沿いの警備体制を強化することくらいか。ジェルマエルフはどういう訳かそういった場所に多く転生するので、集落も国境近くにあることが多いのだ」
「……あとひとつ教えていただきたいんですが、マジェリアを初めとして中部諸国は……まあエスタリスは例外でしょうが、ジェルマが経済的あるいは軍事的に圧力をかけ続けていると考えています。
ただ我々が伺った感じでは、どうもその認識は実情と違うような気がするのですが……ジェルマエルフの協力者の方々から上がってくる情報では、その辺りはどういう感じでまとめられているんですか?」
「ああ、なるほど……」
言うとマルコさんはゆっくりと目を閉じ、少し思案するようなそぶりを見せた後、ゆっくりと口を開いた。
「それに関してはこちらも完全に把握しているわけではないのだが……ただ伝聞では、ジェルマは中部諸国連合に対して悪感情を抱いているわけではないらしい。脅威にならないと言えばそれまでだが、貿易相手としてはそれなりに信頼出来るから、殊更ややこしい状況にする気もなさそうだぞ。
ただしエスタリスについては、ご指摘の通りジェルマにとって脅威になり得る技術が育っており、アルブランエルフがそそのかしている結果とは言え実際にその銃口を向けかねない状況ということで、ここ数十年警戒してはいるようだ。ただしその際にも中部諸国連合とはあくまで分けて認識しているようだがね
……こんなところでよさそうか?」
「ありがとうございます、おかげで助かりました。どうやら我々はジェルマに対する認識を大幅に改めないといけないようですね」
……まあ、彼らの言うことを全面的に信用するなら、だけど。また聞きにまた聞きを重ねている部分も十分あるだろうし、この人たちの情報で全てが判断出来るわけじゃない。とはいえそれでも、話半分以下とは言えこういう話が出てきている以上は認識を改めるには十分かもしれない。
エリナさんを見ると、会話の内容が分からないはずなのに口惜しそうにしている。詳しい話は、後でゆっくりしてあげればいいかな。
「……つまり、エスタリスに偽のアルブランエルフが入り込んで色々やってるのが大体の原因ってことね……」
「ざっくり言うとそういうことだね……あ、ジュースのお替りいる?」
「ええ、ありがとうトーゴさん」
ジェルマエルフとの会談の後、夕食を手早く済ませてホテルの部屋に戻った俺たちは、ルームサービスでフレッシュジュースを注文して今日の話の内容について意見を交わしていた。……最初の方はほとんどエリナさんに内容を解説しっ放しだったけど。
エリナさんはジュースのお替りを俺から受け取ると、また少し喉を潤して言う。
「アルブランエルフがそれだけ偽物を作って他国に送り込んでいる……それも地政学上完全にジェルマに対する挟み撃ちが出来るような2国間で。ということは本格的にジェルマを侵略するつもりなのかしら?」
「可能性は高いね……そもそもここを侵略出来れば、中部諸国連合にも足を延ばせるわけだし」
「でもジェルマの隣にはルフランっていう、これも結構な大国があるんでしょう? そっちの方が黙ってないはずなのに……何でかしらね?」
「可能性としてはふたつある。ひとつはルフランにもアルブランエルフの勢力が入ってきていて、既に乗っ取られている状態であること。
もうひとつは……ジェルマが邪魔な2国間で協力する意図で、ルフランがアルブランの行動を黙認していること、かな」
「共通の敵を倒すために一時的に手を結ぶ……とそういうこと? でもエスタリスがほとんど落とされている状態である今、一時的に手を結んでいたものが再び対立することになったら、真っ先に標的にされるのはルフランのはずなのに」
「ああ、間違いないだろうね。……もっともこれはエスタリスの状況を知っている俺たちだから言えることでもあるけど。もしルフランがアルブランの行動を黙認して協力しているなら、かの国はそれを知っているのか、それとも何か標的にされても問題ないように対策を立てているのか……
まああのアルブランエルフの会話を聞いていれば、ルフランも乗っ取られたと考えるのが妥当だろうけど……いずれにしてもろくなものじゃないな、アルブランより先にエスタリスを叩かないと大変なことになるぞコレは」
「エスタリスを? アルブランじゃなくて?」
「ああ、そもそも今回の件は別にジェルマが最終目標ではない。おそらくマジェリアまで攻め立てる可能性が高いからね……その際に必要な軍事技術が、全てエスタリスに依存している可能性があるんだ」
でなければ、悪辣なヒューミントまで使って回りくどくエスタリスを落とそうとするわけがない。アルブランにエスタリスと同レベルないしそれ以上の技術力があれば、挟み撃ちなどせずともさっさと自分たちだけでジェルマや果ては中部諸国連合を侵略してしまえばいいのだから。
そうしなかったということは、つまりアルブランにはエスタリスほどの技術力はない。となれば、エスタリスさえ抑えてしまえばアルブランに侵略を続けるだけの力を供給されることがなくなる。
……エスタリスを抑えることが可能なら、という枕詞はつくけどな……
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