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2 友人のY
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火照るように暑いし、ソワソワするし、全部雪久のせいだ。
文化祭の時は、熱を持っていたのは雪久なのに、こちらが熱に頭を焼かれて灰になって消えそうになった。
雪久の気持ちが一気に入り込んできた気がする。
とはいえ、熱が伝わるほど至近距離でいてくれるのは元夫婦だから。友人として話は合わないし、恋愛としては男だし、取り柄のない平凡。雪久には多くの友人がいるわけで、恋人も選び放題、何度も言うが一緒にいるメリットがないとは分かっている。
雪久が人情深く、前世からの忌まわしい過去があるから、俺を大切に思ってくれる。
思われることはとても嬉しいが、やはりどこかで、あの人には別に良い人がいると。椿もどこかで分かっているから、好きという一言がなかなか出てこない。
俺の存在が雪久を汚すのが嫌だ、遠くて真っ白な存在でいて欲しいと、ずーっと勝手な願いがあるからだ。
――ふと、ペットボトルの中で揺れる麦茶を見て、小骨が喉奥に引っかかるような気分になった。
お茶、使用人、四条、四条修吾という連想ゲームをして、もう一歩のところで違和感が取れない。
「邪魔」
「あっ、すいません」
通る道を塞いでいたらしく、横を通ろうとした人と肩がぶつかった。
ほぼ突き飛ばされたが、こんな所で突っ立っている方が悪い。
「遅れてごめんー。あのね、恐い人に目付けられて、怖くてぇ」
今度は邪魔にならないように端に寄っていたら、そんな声が聞こえてきた。
なんだか俺を指しているような気がして、顔を向ければ案の定女の指がこちらに指していた。
「うわ、まじかよ。また、ストーカー」
「そうじゃないけど、変な目で見てくるの」
女に唆され男が睨んできては、俺が遅刻の理由にされようとしている。よくよく見てみれば、女の方は先程ぶつかった相手だった。
「一言、言ってやろうか」
「やめてよー、怪我するよ」
鼻息を荒くした男の腕を掴む女、面倒になる前に蟹歩きで気配を消してその場から立ち去った。
危ない、わざわざショッピングモールに来たのに変な人達に絡まれるところだった。遅刻した事をまるで俺に原因があったと押し付けるなんて、あの妹じゃないんだから。
……あれ、もしかして、妹だった?
いやいや、こんな所であの妹に会うわけ。そう言えば、四条柊悟に会ったのもこの辺りだったような。
となる、前世の妹に会うのは別に不自然では無い。
まぁ、どうでもいいけど。妹達とは、結婚した時は縁が切れているし、出逢ったところで話すこともない。
話す機会があったとしても、世間話を少しして終わるだけ。お互いに興味がなく、認識も同じ所に生まれた姉妹というだけである。
先ほどの態度を見るに相変わらず、小賢しいところは変わっていないようだ。人のことは言えないけれど。
さて、俺は妹に会いにきたわけではなく、雪久のプレゼントを買いに来た。
というのは、雪久が最近目に見えて落ち込んでいる。毎日のように送ってきていた理解不能のメッセージが、途絶えている。
理由は訊かなくとも、四条柊悟に会ったから。
兄は言ってはいけない事をさらりと言ってしまうから、それで雪久を怒らせたと思う。
ここは想像になるが、自分が命を絶った後のことを、オブラートに包まず、そのままあった事を旦那様であった雪久に伝えたのだろう。それに、海北が詳しく事情を知っていたのが納得いく。
不甲斐ない妻だったとはいえ、数年暮らした仲。その時の雪久の心情を考えるだけで胸が痛い。
せめて、逃げたとか、行方不明にしておけば良いものを。
そう考えると落ち込む理由も分かるし、励ましたいので喜ぶ物を渡したい訳である。
雪久といえば甘い物。お菓子の詰め合わせとか良さそうだと、いざ、選ぶとなると手が震えた。
俺から貰って喜ぶのだろうか。余計に重みになって疲れるのでは、考えれば考えるほど答えが最悪なものしか出てこないので、棚にあったお菓子の詰め合わせの箱を手に取ってレジで速攻支払った。
もたもたして、永遠に買えないところだった。
買う前からネガティブになっている時点で危ない、渡すことすら出来なくなる。
明日は月曜。渡そう、絶対渡そう。俺は雪久を元気づけるのだと言い聞かせた。
*
お菓子の詰め合わせ持って、雪久の学校に来たものの、買ってから気がついた。
お菓子の詰め合わせではあるが、よくよく商品表示を見てみれば米菓と書いてあった。
包み紙が濁った緑色で、招き猫が描かれ和風だなと思っていたが、まさかの中身はおかきとは。
せめて、甘い煎餅なら良かったのに、塩辛くてお酒に合うもの。
こういう小さい下手の積み重ねが、17になっても恋人の「こ」字すら出来ない。
でも、せっかく買ったからあげるか。雪久なら許してくれるだろうと、元気付けたいという目的は諦めた。
ここに来ること雪久には言っていない。衝動的に行かないと足が動かなかったからだ。
すれ違うのではと思うかもしれないが、どこを通っても見つけられる自信しかない。
「ねぇ、見て見て」「先輩だっ、かっこいい」と下校途中の女子達からちらほら黄色い声援が飛んできては、皆逃げるように端に寄っていく。
レッドカーペットでもひかれたように道はつくられ、奥から四人衆が会話をしながら歩いてくる。
話しかけたい、でも話しかけられない。 そんな声が聞こえてきそうで、周りから一目置かれているというのに、気にしないところが輝きを増している気がする。
周りが話しかけにくいということは、俺も同様で、あの中に飛び込む勇気がない。
もう少し学校から離れてから話しかけようと一歩校門から離れた矢先に、「きゃっ」と女の子の悲鳴が聞こえた。
「大丈夫か」
雪久の声に顔を上げれば、倒れそうな女の子を腕で抱えていた。嫉妬しそうなほどの密度だったが、ゆっくりと女の子を起こしてはすぐに離れた。
「ごっ、ごめんなさい。前を見てなくて」
「怪我がないなら、いい」
「はい、鞄が落ちてたよ」と陽菜は地面に落ちていた鞄を拾い上げ土埃を払ってから、女の子に手渡した。
「って、誰かと思えばメイじゃん」
「ほぇ、春名ちゃん」
どうやら、メイと呼ばれた女の子は、陽菜の友人である春名の知り合いだったようだ。
「また、躓いて。ドジなんだから。本当に怪我してない」
「うん、大丈夫だよ。心配してくれてありがとぉ」
「気をつけなさい、もう。あっ、そうそうこの子ねぇ。部活の」
それから会話は、陽菜の友人である春名から「メイ」という女の紹介になったが、内容が全く入ってこない。
何故なら、忌々しい赤黒い長い髪と、血のような赤い瞳を持ったメイという女が、頬を赤らめて笑顔を作り上げていたからだ。
楽しそうに会話する女子達。
言いたい、あの輪に入って言いたい。メイって何。どうして、そんな名前で名乗るのって、貴方は四条梅子(しじょう うめこ)でしょと訂正してやりたい。
「あの、先程は助けていただいてありがとうございます」
「ああ」
梅子は、雪久の袖を掴む。
「あの、メイィ本当にドジで、よく煙たがれるんです。ですから、助けてくださったこと嬉しくて、ぐすっ」
鼻を啜ったと思えば、顔に手を当て泣き始めた梅子。仏頂面の雪久も、目の前で泣かれては戸惑いを隠せず、梅子の顔色を伺う。春名には「あー、泣かした」と言われる始末。
「メイちゃん、大丈夫?」「もしかして、また何か言われた」と陽菜と春名は心配するが、その輪には入らず、一人だけ距離をとる人物がいる。
その人物は、ほぼ無に近いが、心の底から嫌悪する表情で梅子を見ていた。
前世の時も常にあの表情だったなと思い出しながら、海北を今は称賛したい。
そう、泣いているのも、雪久の前で転けそうになったのも、春名と知り合いだということも、全てが茶番、計画通り。
何故、会ったこともない女にそう断言できるのか。それは前世の妹だからだ。あの妹ならそうすると知っている。
次に狙っているのは雪久か。
学校の有名人、イケメンで、家庭は裕福、男が好きな妹が狙わない筈がない。
その修羅場を何度見てきたことか。そして、妹の被害者ぶりは、被害者であるはずの人物すら騙せるほど上手い。
妹にとって、男を手玉に取るのは朝飯前ということだ。
ーーー確かに、俺は雪久がどんな人と結婚しようが、付き合うが文句は言わない。
けど、あの女はダメだ、絶対駄目。というか、四条の人間と一緒になるなんて俺が許さない。
刺し違えても良いから、なんとしても、阻止しなくてはならない。
その思いが、いつのまにか手の中にあった四角い箱は、壺の形に変形させていた。
文化祭の時は、熱を持っていたのは雪久なのに、こちらが熱に頭を焼かれて灰になって消えそうになった。
雪久の気持ちが一気に入り込んできた気がする。
とはいえ、熱が伝わるほど至近距離でいてくれるのは元夫婦だから。友人として話は合わないし、恋愛としては男だし、取り柄のない平凡。雪久には多くの友人がいるわけで、恋人も選び放題、何度も言うが一緒にいるメリットがないとは分かっている。
雪久が人情深く、前世からの忌まわしい過去があるから、俺を大切に思ってくれる。
思われることはとても嬉しいが、やはりどこかで、あの人には別に良い人がいると。椿もどこかで分かっているから、好きという一言がなかなか出てこない。
俺の存在が雪久を汚すのが嫌だ、遠くて真っ白な存在でいて欲しいと、ずーっと勝手な願いがあるからだ。
――ふと、ペットボトルの中で揺れる麦茶を見て、小骨が喉奥に引っかかるような気分になった。
お茶、使用人、四条、四条修吾という連想ゲームをして、もう一歩のところで違和感が取れない。
「邪魔」
「あっ、すいません」
通る道を塞いでいたらしく、横を通ろうとした人と肩がぶつかった。
ほぼ突き飛ばされたが、こんな所で突っ立っている方が悪い。
「遅れてごめんー。あのね、恐い人に目付けられて、怖くてぇ」
今度は邪魔にならないように端に寄っていたら、そんな声が聞こえてきた。
なんだか俺を指しているような気がして、顔を向ければ案の定女の指がこちらに指していた。
「うわ、まじかよ。また、ストーカー」
「そうじゃないけど、変な目で見てくるの」
女に唆され男が睨んできては、俺が遅刻の理由にされようとしている。よくよく見てみれば、女の方は先程ぶつかった相手だった。
「一言、言ってやろうか」
「やめてよー、怪我するよ」
鼻息を荒くした男の腕を掴む女、面倒になる前に蟹歩きで気配を消してその場から立ち去った。
危ない、わざわざショッピングモールに来たのに変な人達に絡まれるところだった。遅刻した事をまるで俺に原因があったと押し付けるなんて、あの妹じゃないんだから。
……あれ、もしかして、妹だった?
いやいや、こんな所であの妹に会うわけ。そう言えば、四条柊悟に会ったのもこの辺りだったような。
となる、前世の妹に会うのは別に不自然では無い。
まぁ、どうでもいいけど。妹達とは、結婚した時は縁が切れているし、出逢ったところで話すこともない。
話す機会があったとしても、世間話を少しして終わるだけ。お互いに興味がなく、認識も同じ所に生まれた姉妹というだけである。
先ほどの態度を見るに相変わらず、小賢しいところは変わっていないようだ。人のことは言えないけれど。
さて、俺は妹に会いにきたわけではなく、雪久のプレゼントを買いに来た。
というのは、雪久が最近目に見えて落ち込んでいる。毎日のように送ってきていた理解不能のメッセージが、途絶えている。
理由は訊かなくとも、四条柊悟に会ったから。
兄は言ってはいけない事をさらりと言ってしまうから、それで雪久を怒らせたと思う。
ここは想像になるが、自分が命を絶った後のことを、オブラートに包まず、そのままあった事を旦那様であった雪久に伝えたのだろう。それに、海北が詳しく事情を知っていたのが納得いく。
不甲斐ない妻だったとはいえ、数年暮らした仲。その時の雪久の心情を考えるだけで胸が痛い。
せめて、逃げたとか、行方不明にしておけば良いものを。
そう考えると落ち込む理由も分かるし、励ましたいので喜ぶ物を渡したい訳である。
雪久といえば甘い物。お菓子の詰め合わせとか良さそうだと、いざ、選ぶとなると手が震えた。
俺から貰って喜ぶのだろうか。余計に重みになって疲れるのでは、考えれば考えるほど答えが最悪なものしか出てこないので、棚にあったお菓子の詰め合わせの箱を手に取ってレジで速攻支払った。
もたもたして、永遠に買えないところだった。
買う前からネガティブになっている時点で危ない、渡すことすら出来なくなる。
明日は月曜。渡そう、絶対渡そう。俺は雪久を元気づけるのだと言い聞かせた。
*
お菓子の詰め合わせ持って、雪久の学校に来たものの、買ってから気がついた。
お菓子の詰め合わせではあるが、よくよく商品表示を見てみれば米菓と書いてあった。
包み紙が濁った緑色で、招き猫が描かれ和風だなと思っていたが、まさかの中身はおかきとは。
せめて、甘い煎餅なら良かったのに、塩辛くてお酒に合うもの。
こういう小さい下手の積み重ねが、17になっても恋人の「こ」字すら出来ない。
でも、せっかく買ったからあげるか。雪久なら許してくれるだろうと、元気付けたいという目的は諦めた。
ここに来ること雪久には言っていない。衝動的に行かないと足が動かなかったからだ。
すれ違うのではと思うかもしれないが、どこを通っても見つけられる自信しかない。
「ねぇ、見て見て」「先輩だっ、かっこいい」と下校途中の女子達からちらほら黄色い声援が飛んできては、皆逃げるように端に寄っていく。
レッドカーペットでもひかれたように道はつくられ、奥から四人衆が会話をしながら歩いてくる。
話しかけたい、でも話しかけられない。 そんな声が聞こえてきそうで、周りから一目置かれているというのに、気にしないところが輝きを増している気がする。
周りが話しかけにくいということは、俺も同様で、あの中に飛び込む勇気がない。
もう少し学校から離れてから話しかけようと一歩校門から離れた矢先に、「きゃっ」と女の子の悲鳴が聞こえた。
「大丈夫か」
雪久の声に顔を上げれば、倒れそうな女の子を腕で抱えていた。嫉妬しそうなほどの密度だったが、ゆっくりと女の子を起こしてはすぐに離れた。
「ごっ、ごめんなさい。前を見てなくて」
「怪我がないなら、いい」
「はい、鞄が落ちてたよ」と陽菜は地面に落ちていた鞄を拾い上げ土埃を払ってから、女の子に手渡した。
「って、誰かと思えばメイじゃん」
「ほぇ、春名ちゃん」
どうやら、メイと呼ばれた女の子は、陽菜の友人である春名の知り合いだったようだ。
「また、躓いて。ドジなんだから。本当に怪我してない」
「うん、大丈夫だよ。心配してくれてありがとぉ」
「気をつけなさい、もう。あっ、そうそうこの子ねぇ。部活の」
それから会話は、陽菜の友人である春名から「メイ」という女の紹介になったが、内容が全く入ってこない。
何故なら、忌々しい赤黒い長い髪と、血のような赤い瞳を持ったメイという女が、頬を赤らめて笑顔を作り上げていたからだ。
楽しそうに会話する女子達。
言いたい、あの輪に入って言いたい。メイって何。どうして、そんな名前で名乗るのって、貴方は四条梅子(しじょう うめこ)でしょと訂正してやりたい。
「あの、先程は助けていただいてありがとうございます」
「ああ」
梅子は、雪久の袖を掴む。
「あの、メイィ本当にドジで、よく煙たがれるんです。ですから、助けてくださったこと嬉しくて、ぐすっ」
鼻を啜ったと思えば、顔に手を当て泣き始めた梅子。仏頂面の雪久も、目の前で泣かれては戸惑いを隠せず、梅子の顔色を伺う。春名には「あー、泣かした」と言われる始末。
「メイちゃん、大丈夫?」「もしかして、また何か言われた」と陽菜と春名は心配するが、その輪には入らず、一人だけ距離をとる人物がいる。
その人物は、ほぼ無に近いが、心の底から嫌悪する表情で梅子を見ていた。
前世の時も常にあの表情だったなと思い出しながら、海北を今は称賛したい。
そう、泣いているのも、雪久の前で転けそうになったのも、春名と知り合いだということも、全てが茶番、計画通り。
何故、会ったこともない女にそう断言できるのか。それは前世の妹だからだ。あの妹ならそうすると知っている。
次に狙っているのは雪久か。
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妹にとって、男を手玉に取るのは朝飯前ということだ。
ーーー確かに、俺は雪久がどんな人と結婚しようが、付き合うが文句は言わない。
けど、あの女はダメだ、絶対駄目。というか、四条の人間と一緒になるなんて俺が許さない。
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