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もう二度と(ルディウス視点)
いつ何時何があってもいいよう、南に限らず国境に置かれた関門へは定期的に足を運ぶようにしていた。
本心で言えば今回ばかりは延期したかったが、殿下がご同行されるという事でさすがに副団長だけに任せる訳にもいかず、後ろ髪を引かれる思いで屋敷を後にした私は雲のかかった空を見上げ息を吐く。
今のところ凶暴化した動物もいないし、他国からの進軍もない為出来る事と言えば環境調査と関所に破損などがないかの確認、騎士たちの身体的、内面的な診察くらいだが、それでもいろいろやっていれば七日から十日はかかる。
特に今回は殿下もご一緒だ。いつも以上に慎重にならざるを得ない。
だがその間、セレーナのいる屋敷にアルシエを置いておく事が不安だった。
オルウェンやリーネがいるから大丈夫だとは思うが、あのネックレスの件もあるからこそ油断は出来ない。
あの時は初めてアルシエの涙を見た為に狼狽えてしまったが、今思えばあの時点でセレーナに結婚の意思はないと伝えるべきだったのかもしれないな。メイドたちも、ずいぶんと絆されているようだし。
本来なら、アルシエを傷付けた罪はクビなどでは済まないのだが。
本当にさっさと帰しておけばと、今は心の底から後悔している。
八日ぶりに帰宅した我が家は異質な空気を孕んでいた。
「おかえりなさいませ、旦那様」
「⋯オルウェン⋯お前⋯」
「はい? 何でございましょう」
玄関前に立ち、転送装置から出てきた私を出迎えたオルウェンは傍から見ればいつも通りだが、纏っているものはひどく淀んだ魔力だった。
オルウェンの物とはまったく違う、薄汚く明らかに私欲のこもったもの。
どうやらそれが屋敷全体を覆っているようだ。
「気付いていないのか?」
「何をでしょう?」
「⋯⋯⋯」
オルウェンの魔力値は決して低くない。それなのに、自分に他人の魔力が被さっている状態に少しも違和感を覚えないなどあるのだろうか。⋯もしかして、気付かないよう何かしらの操作をされている?
扉を開けたオルウェンが僅かに首を傾げるが、どう言えばいいか分からず中に入った私はそういえばと彼を振り返った。
「オルウェン、アルシエは変わりないか?」
「さぁ、どうでしょう? 私には分かりかねます」
「⋯把握していないのか?」
「する必要がどこに?」
オルウェンは、私がアルシエを知ろうとするより前に彼の助けになりたいと動いていた男だ。それがどうしてこんな態度になっている?
知らないとはどういう事なのか。
「ですがセレーナ様でしたら、お部屋でメイドたちとお茶をしていますよ。本当にお優しい方で、気さくに話しかけてくださるのでみなお仕え出来る日を楽しみにしております」
「何を言っている?」
唐突にセレーナの話をされ眉を顰めると、オルウェンは不思議そうな顔をして私が外した外套を受け取る。
仕えるも何も、もうじきセレーナは伯爵家へ戻すつもりだしオルウェンにもその話はしていたはずなんだが⋯。
「セレーナ様は公爵夫人となられるお方ですからね。あのような素晴らしい方がいらしてくださり、本当に良かったです。一時はどうなる事かと思いましたが」
「セレーナとは結婚しない。オルウェン、私の目を見ろ」
「旦那様、何を⋯」
「いいから」
私がアルシエを想いつつも、気持ちを伝えあぐねている事をオルウェンは知っている。主人の意志を無視するような無作法もしない。
ならばこの魔力が何かしら悪さをしているんだろう。
訝しむオルウェンの目を覗き、どんな魔法が使われているのかを探った私は感じ取れた魔法に眉根を寄せた。
これは今では禁術となっているものだ。
使用者はもれなく魔力封じを施され終身刑に処される。
「⋯良くもまあ、私の身内にこんなものをかけてくれたものだな」
「旦那様、一体何をおっしゃっているのです?」
「いい、気にするな。少し不快感を覚えるかもしれないが、我慢しろ」
この魔法は、対象者の意志や思考を術者の思うがままに捻じ曲げる事が可能で、まるで元からのもののように改変出来る危険なものだ。
自分を嫌っている者に使えば好きだと思わせられるし、相手の物を自分の物だと思わせれば手に入れる事が出来る。
つまりオルウェンにとっては、あの思考も言葉もいつもと変わりないものなのだ。
私は指先に魔力を纏わせると、オルウェンの耳元へと寄せその指を弾いた。パチンという音ともにオルウェンに絡みついていた魔力にヒビが入り、割れたあと粉になって掻き消える。
一先ずはこれでいいだろう。
オルウェンは呆然としており、自分の手を見下ろし握り込んだ。
「オルウェン」
「⋯⋯⋯旦那様⋯私は⋯」
「気分はどうだ」
「ありがとうございます⋯ずいぶんと、スッキリしております」
「記憶はあるか?」
「はい。⋯申し訳ございません⋯⋯私は奥様を傷付けてしまいました⋯いいえ、私だけではありません。このお屋敷で働いている者全員が、奥様にひどい言葉を⋯」
「アルシエ以外にこの術が使われているという事か⋯」
この屋敷の中で、私の留守中にそんな事が出来るのは一人しかいない。
嫌な予感は的中したという事だ。
「オルウェン、使用人を一ヶ所に集めろ。私はアルシエのところへ行ってくる」
「かしこまりました。旦那様、奥様をお願い致します⋯」
「ああ」
アルシエ以外という事は、きっとリーネもオルウェンと同じ思考にさせられているはずだ。それによってアルシエに齎されたものは孤独と寂しさ。
伯爵家で味わったような気持ちには絶対したくなかったのだが⋯。
使用人を集める為、急いでエントランスを出て行ったオルウェンを見送り、私もアルシエがいるだろう客間へと足早に向かう。
おそらく、アルシエの心は今相当不安定のはずだ。もしかしたら、誰も信じられないと閉ざしてしまっているかもしれない。⋯ようやく笑えるようになったのに。
出来れば私を、受け入れてくれるといいんだが。
アルシエが過ごしている部屋の扉の前に立ち、数回ノックをしたものの反応はなく、考えた末に扉を開け中へと入った私は目の前の光景に愕然とした。
乱れたままのベッド、脱いだあと洗おうとしたのか、濡れた状態で放置された衣服の類い。床や棚には埃が溜まり窓も曇っていた。唯一綺麗なのは、私が贈った物が飾られた棚だけ。どうやらここだけはアルシエが手を加えていたようだ。
そんなアルシエは私が入ってくるなり即座に部屋の隅へと移動し、頭からショールを被ってこちらを伺っていた。
おそらく、私が敵なのか味方なのか分からなくて不安なんだろう。
安易に近付くと警戒される為、私はその場で立ち止まったまま腕を広げた。
「私だ、アルシエ」
「⋯⋯⋯」
「怖がらなくていい。私は何も変わっていないから、こっちへおいで」
「⋯⋯ほん、とに⋯?」
「誓って」
ショールで視線は合わないが、アルシエの顔を見てしっかりと頷けば躊躇いつつもゆっくりと私の方へと歩いてくる。いつもの距離で立ち止まるも、まだ不安が拭えないのかビクビクと身体を震わせていた。
広げていた手を伸ばして頬へと触れれば肩を跳ねさせたが、恐る恐る見上げてきたアルシエに微笑むとくしゃりと顔を歪ませる。
「こ⋯⋯しゃく⋯さま⋯」
「一人にしてすまなかった」
ボロボロと涙を流す姿に胸が痛くなる。
アルシエは私の言葉に首を振ると、床を蹴って腕の中へと飛び込んできた。背中に回した手で強く服を握り、胸に顔を押し当て何度も私を呼ぶ。
そっと抱き返したが、雷が怖いと抱き締めた時よりも確実に細くなっている。肉がついてもなお細いと思っていたのに、また最初に逆戻りしているようだ。
いや、その時よりもひどいのかもしれない。
(このままでは駄目だ)
もう二度とこのような事が起こらないよう、誰もアルシエに手出し出来ないよう、彼の地位を確かなものにしなければいけない。
受け入れて貰えるかは分からないが、私はもう、アルシエの涙は見たくなかった。
「アルシエ」
「⋯⋯?」
「今から私が言う事は、私の本心であり望みだ。信じて欲しい」
しっかりと掴んでいる手を離すのはしのびないが、私は背中から引いたアルシエの両手を握ったまま膝をつき、赤く腫れた目を真っ直ぐに見て口を開いた。
「君を愛してる」
「⋯ぇ⋯」
「これからの人生も、眺める景色も、喜びも悲しみも幸せも、アルシエと同じ目線で見て同じ熱量で感じたい。君が笑顔でいられる場所でありたいんだ。だからどうか⋯私の本当の妻になってくれないか?」
誰かに言葉を向ける時これほど緊張した事はない。ましてや面と向かって求婚など初めてで、本当にこれでいいのかと不安になる。
私はアルシエの手へと口付け、祈るような気持ちで彼の答えを待った。
どうか、頷いてくれますようにと。
本心で言えば今回ばかりは延期したかったが、殿下がご同行されるという事でさすがに副団長だけに任せる訳にもいかず、後ろ髪を引かれる思いで屋敷を後にした私は雲のかかった空を見上げ息を吐く。
今のところ凶暴化した動物もいないし、他国からの進軍もない為出来る事と言えば環境調査と関所に破損などがないかの確認、騎士たちの身体的、内面的な診察くらいだが、それでもいろいろやっていれば七日から十日はかかる。
特に今回は殿下もご一緒だ。いつも以上に慎重にならざるを得ない。
だがその間、セレーナのいる屋敷にアルシエを置いておく事が不安だった。
オルウェンやリーネがいるから大丈夫だとは思うが、あのネックレスの件もあるからこそ油断は出来ない。
あの時は初めてアルシエの涙を見た為に狼狽えてしまったが、今思えばあの時点でセレーナに結婚の意思はないと伝えるべきだったのかもしれないな。メイドたちも、ずいぶんと絆されているようだし。
本来なら、アルシエを傷付けた罪はクビなどでは済まないのだが。
本当にさっさと帰しておけばと、今は心の底から後悔している。
八日ぶりに帰宅した我が家は異質な空気を孕んでいた。
「おかえりなさいませ、旦那様」
「⋯オルウェン⋯お前⋯」
「はい? 何でございましょう」
玄関前に立ち、転送装置から出てきた私を出迎えたオルウェンは傍から見ればいつも通りだが、纏っているものはひどく淀んだ魔力だった。
オルウェンの物とはまったく違う、薄汚く明らかに私欲のこもったもの。
どうやらそれが屋敷全体を覆っているようだ。
「気付いていないのか?」
「何をでしょう?」
「⋯⋯⋯」
オルウェンの魔力値は決して低くない。それなのに、自分に他人の魔力が被さっている状態に少しも違和感を覚えないなどあるのだろうか。⋯もしかして、気付かないよう何かしらの操作をされている?
扉を開けたオルウェンが僅かに首を傾げるが、どう言えばいいか分からず中に入った私はそういえばと彼を振り返った。
「オルウェン、アルシエは変わりないか?」
「さぁ、どうでしょう? 私には分かりかねます」
「⋯把握していないのか?」
「する必要がどこに?」
オルウェンは、私がアルシエを知ろうとするより前に彼の助けになりたいと動いていた男だ。それがどうしてこんな態度になっている?
知らないとはどういう事なのか。
「ですがセレーナ様でしたら、お部屋でメイドたちとお茶をしていますよ。本当にお優しい方で、気さくに話しかけてくださるのでみなお仕え出来る日を楽しみにしております」
「何を言っている?」
唐突にセレーナの話をされ眉を顰めると、オルウェンは不思議そうな顔をして私が外した外套を受け取る。
仕えるも何も、もうじきセレーナは伯爵家へ戻すつもりだしオルウェンにもその話はしていたはずなんだが⋯。
「セレーナ様は公爵夫人となられるお方ですからね。あのような素晴らしい方がいらしてくださり、本当に良かったです。一時はどうなる事かと思いましたが」
「セレーナとは結婚しない。オルウェン、私の目を見ろ」
「旦那様、何を⋯」
「いいから」
私がアルシエを想いつつも、気持ちを伝えあぐねている事をオルウェンは知っている。主人の意志を無視するような無作法もしない。
ならばこの魔力が何かしら悪さをしているんだろう。
訝しむオルウェンの目を覗き、どんな魔法が使われているのかを探った私は感じ取れた魔法に眉根を寄せた。
これは今では禁術となっているものだ。
使用者はもれなく魔力封じを施され終身刑に処される。
「⋯良くもまあ、私の身内にこんなものをかけてくれたものだな」
「旦那様、一体何をおっしゃっているのです?」
「いい、気にするな。少し不快感を覚えるかもしれないが、我慢しろ」
この魔法は、対象者の意志や思考を術者の思うがままに捻じ曲げる事が可能で、まるで元からのもののように改変出来る危険なものだ。
自分を嫌っている者に使えば好きだと思わせられるし、相手の物を自分の物だと思わせれば手に入れる事が出来る。
つまりオルウェンにとっては、あの思考も言葉もいつもと変わりないものなのだ。
私は指先に魔力を纏わせると、オルウェンの耳元へと寄せその指を弾いた。パチンという音ともにオルウェンに絡みついていた魔力にヒビが入り、割れたあと粉になって掻き消える。
一先ずはこれでいいだろう。
オルウェンは呆然としており、自分の手を見下ろし握り込んだ。
「オルウェン」
「⋯⋯⋯旦那様⋯私は⋯」
「気分はどうだ」
「ありがとうございます⋯ずいぶんと、スッキリしております」
「記憶はあるか?」
「はい。⋯申し訳ございません⋯⋯私は奥様を傷付けてしまいました⋯いいえ、私だけではありません。このお屋敷で働いている者全員が、奥様にひどい言葉を⋯」
「アルシエ以外にこの術が使われているという事か⋯」
この屋敷の中で、私の留守中にそんな事が出来るのは一人しかいない。
嫌な予感は的中したという事だ。
「オルウェン、使用人を一ヶ所に集めろ。私はアルシエのところへ行ってくる」
「かしこまりました。旦那様、奥様をお願い致します⋯」
「ああ」
アルシエ以外という事は、きっとリーネもオルウェンと同じ思考にさせられているはずだ。それによってアルシエに齎されたものは孤独と寂しさ。
伯爵家で味わったような気持ちには絶対したくなかったのだが⋯。
使用人を集める為、急いでエントランスを出て行ったオルウェンを見送り、私もアルシエがいるだろう客間へと足早に向かう。
おそらく、アルシエの心は今相当不安定のはずだ。もしかしたら、誰も信じられないと閉ざしてしまっているかもしれない。⋯ようやく笑えるようになったのに。
出来れば私を、受け入れてくれるといいんだが。
アルシエが過ごしている部屋の扉の前に立ち、数回ノックをしたものの反応はなく、考えた末に扉を開け中へと入った私は目の前の光景に愕然とした。
乱れたままのベッド、脱いだあと洗おうとしたのか、濡れた状態で放置された衣服の類い。床や棚には埃が溜まり窓も曇っていた。唯一綺麗なのは、私が贈った物が飾られた棚だけ。どうやらここだけはアルシエが手を加えていたようだ。
そんなアルシエは私が入ってくるなり即座に部屋の隅へと移動し、頭からショールを被ってこちらを伺っていた。
おそらく、私が敵なのか味方なのか分からなくて不安なんだろう。
安易に近付くと警戒される為、私はその場で立ち止まったまま腕を広げた。
「私だ、アルシエ」
「⋯⋯⋯」
「怖がらなくていい。私は何も変わっていないから、こっちへおいで」
「⋯⋯ほん、とに⋯?」
「誓って」
ショールで視線は合わないが、アルシエの顔を見てしっかりと頷けば躊躇いつつもゆっくりと私の方へと歩いてくる。いつもの距離で立ち止まるも、まだ不安が拭えないのかビクビクと身体を震わせていた。
広げていた手を伸ばして頬へと触れれば肩を跳ねさせたが、恐る恐る見上げてきたアルシエに微笑むとくしゃりと顔を歪ませる。
「こ⋯⋯しゃく⋯さま⋯」
「一人にしてすまなかった」
ボロボロと涙を流す姿に胸が痛くなる。
アルシエは私の言葉に首を振ると、床を蹴って腕の中へと飛び込んできた。背中に回した手で強く服を握り、胸に顔を押し当て何度も私を呼ぶ。
そっと抱き返したが、雷が怖いと抱き締めた時よりも確実に細くなっている。肉がついてもなお細いと思っていたのに、また最初に逆戻りしているようだ。
いや、その時よりもひどいのかもしれない。
(このままでは駄目だ)
もう二度とこのような事が起こらないよう、誰もアルシエに手出し出来ないよう、彼の地位を確かなものにしなければいけない。
受け入れて貰えるかは分からないが、私はもう、アルシエの涙は見たくなかった。
「アルシエ」
「⋯⋯?」
「今から私が言う事は、私の本心であり望みだ。信じて欲しい」
しっかりと掴んでいる手を離すのはしのびないが、私は背中から引いたアルシエの両手を握ったまま膝をつき、赤く腫れた目を真っ直ぐに見て口を開いた。
「君を愛してる」
「⋯ぇ⋯」
「これからの人生も、眺める景色も、喜びも悲しみも幸せも、アルシエと同じ目線で見て同じ熱量で感じたい。君が笑顔でいられる場所でありたいんだ。だからどうか⋯私の本当の妻になってくれないか?」
誰かに言葉を向ける時これほど緊張した事はない。ましてや面と向かって求婚など初めてで、本当にこれでいいのかと不安になる。
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※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。