身代わりの伯爵令息は冷徹公爵の寵愛を得る

ミヅハ

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痛みも苦しみも※

 ルディウス様が触れるたび、身体に甘い痺れが走る。
 ぬるついた舌が胸の尖りを舐め上げ、僕は口元を押さえる拳に力を込めた。さっきからずっといじられててちょっとだけジンジンしてる。

「⋯っ、ルディウス、様⋯」
「ん?」
「そこばっか⋯んんっ」

 言う前に吸われて、堪らず顔を背けたらようやく離れてくれたけど、チラリと見えたそこは真っ赤になってた。

「すまない。あまりにも可愛らしくて」
「ぁ、も⋯触っちゃ⋯」

 謝りながらも撫でるのをやめてくれないから首を振ると、わざとだったのかルディウス様はクスリと笑って僕の頬に口付けた。
 それから起き上がって、前合わせを解いていた寝衣を脱ぐと今度は僕の足を開き、すっかり反応している中心へと触れる。

「んッ⋯」
「ここも触ってやらないとな」
「ぁ、や⋯」

 握り込まれ、様子を伺うようにゆっくりと上下される。
 触られるのもこの感覚にも慣れては来たけど、声が出るのってどうにかならないのかな。ルディウス様、変に思ってないといいけど。
 逸らした顔をクッションに押し当てて唇を噛んでたら、髪が撫でられてクッションが取り上げられた。

「顔を隠すな」
「だっ、て⋯ん⋯恥ずかし⋯」
「恥ずかしがる顔も、私に見せて欲しいんだがな」
「あ⋯っ」

 反射的に腕で隠そうとしたら手が握られて、逸らせないようにかおでこが押し当てられ手の動きが速くなる。

「や、ぁ、それだめ⋯っ⋯すぐ⋯」
「我慢しなくていい」
「ぁ、あ⋯ぅ⋯ルディウス様⋯っ」
「ん」
「⋯っ、も、出ちゃ⋯ゃ、ん⋯⋯っんん⋯!」

 お臍の下に熱が集まって、先端をぎゅってされた瞬間唇が塞がれて僕はくぐもった声を上げて果てた。
 息付く暇もなく口の中を肉厚な舌が蠢き、糸を引きながら離れる。

「ふぁ⋯⋯は、ぅ⋯」
「こういう触れ合いも久し振りだからか早かったな」

 息苦しさで涙が浮いた僕の目尻を拭って身体を起こしたルディウス様は、手を綺麗にしてからサイドテーブルの引き出しを開けて香油を取り、僕の腰の下にクッションを差し込んだ。それが何を意味するのか分かってる僕はドキドキして、お腹の前でぎゅっと手を握り合わせる。
 ルディウス様は手の平に香油を出すと、少ししてから僕のお尻の方へとその手を伸ばして奥に塗り、そっと指先を押し込んできた。
 やっぱり最初は気持ち悪いって感じるけど、それもすぐにゾワゾワに変わって何とも言えない感覚が広がる。

「ん、ん⋯っ」
「痛くはないか?」
「⋯っ、だいじょ、ぶ⋯です⋯」

 自分でさえ触らない場所をルディウス様の太い指で擦られると、出したはずの熱がまたお腹の中で疼き出す。
 しばらく確かめるように前後していた指が抜かれ、圧迫感を増してまた入ってきた。

「⋯ッ⋯⋯」
「息は止めないようにな」
「は⋯⋯ぁ⋯っ」
「そう、いい子だ」

 頭にルディウス様の手が触れ、宥めるように親指でおでこを撫でられた僕はその手を掴むと頬まで引っ張り、縋るように擦り寄った。
 でもその瞬間に敏感なところがぐっと押されて僕の身体が大きく跳ねる。

「そこや⋯っ」
「嫌か?」
「ぁ、ん⋯ッ⋯や⋯じゃな⋯あ、やだ⋯⋯っ」
「どっちだ」

 本気で嫌な訳じゃないんだけど、そこを押されると何も考えられなくなってつい〝やだ〟って言ってしまう。
 僕の答えに笑ったルディウス様は、首筋に唇を寄せると強めに吸い付いてきた。でも手は動いててあそこを押してくるから、僕はもうされるがままでもう一本増えた事にも気付かないでただ声を上げてた。
 中心は痛いくらいパンパンで、出したいのに出せなくて苦しい。
 ふと握っていた手が離れ、追い掛けるように何気なく視線を向けた僕は、足の間に移動したルディウス様の行動にギョッとする。
 ルディウス様が、僕の中心を躊躇いもなく口にしたから。

「あ⋯ルディウス様⋯っ」
「⋯⋯」
「だ、め⋯や⋯きたな⋯⋯ひぅ⋯っ」

 ルディウス様の口の中は熱くて、ぬるぬるして手とは違う気持ち良さに腰が震える。
 後ろも一緒にされて、頭の中が真っ白になった僕はあっさりと限界を迎えて二度目の熱を吐き出した。
 その余韻で身体はビクビクして、心臓が耳奥で響いてる。
 上がった息を整えてたら指が抜かれて、ベッドが揺れてルディウス様が被さってきた。

「アルシエ」
「⋯?」
「今からを、アルシエの中に挿れる」
「⋯ぇ⋯」

 ルディウス様がそう言いながら見せてくれたものに、僕は目が点になる。
 僕もルディウス様も同じ男だから、僕についてるものはルディウス様にもついてるのは知ってるけど⋯形とか大きさが全然違う。
 しかも中って、さっきまで指が入ってたところ⋯だよね?

「そ、そんな大きいの⋯入るん、ですか⋯?」
「その為に指で慣らしたんだよ」
「⋯⋯⋯」
「⋯怖いか?」

 指でもいっぱいいっぱいだったのに、それよりも大きいのが本当に入る?
 でもルディウス様と出来る事は全部したいし、今日は夫婦としてもっと前進するって約束した日だからやり遂げたい。
 ルディウス様の問い掛けに手を握り込んだ僕は、ふぅと息を吐いて黒い瞳を見上げる。

「正直⋯怖い、です⋯⋯でもルディウス様だから⋯」
「どうしても無理そうなら⋯」
「ルディウス様が手を繋いでくれれば、大丈夫です」
「⋯⋯」

 心配そうなルディウス様に手を伸ばし頬に触れながら微笑んだら、ルディウス様は眉根を寄せ上体を屈めて口付けてきた。
 そうして僕が言った通り手を握ってくれて、奥に硬くなったものが宛てがわれる。

「我慢しなくていいから、やめて欲しくなったらすぐに言え」

 ほんの少しだけ震える声でそう言ったルディウス様は、僕の様子を伺いながらゆっくりと中へと入ってきた。
 どれだけ痛くても苦しくてもやめたくない。
 ルディウス様がしてくれる事は、僕にとって幸せしかないから。
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