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何にも代え難いもの(ルディウス視点)※
セルティスが産まれてから私の世界はまた違うものになった。
今まではアルシエを幸せにする事だけを考えていたが、そこにセルティスが加わった事で自分の価値さえも上がった気がする。
誰よりも大切で愛おしく、守りたい存在が二人もいる今が一番充実していた。
二人が笑い合っている姿を見るだけで幸せだと感じる光景に一人、また一人と増えたら⋯考えただけでも堪らない。
アルシエには、もっとたくさんの愛に囲まれて貰わなければ。
ベッドが軋み、アルシエの小さな手がシーツを握り込む。
グッと奥を突けば甘えた声が上がり、アルシエはゆるゆると首を振った。
「ゃ⋯ルディウス様⋯も、だめ⋯っ、僕⋯」
「ん⋯いいよ」
「あ、あっ、そこだめ⋯やぁ、あ、ん⋯⋯ッんん⋯!」
嬌声と共にアルシエが果て締め付けられるが、どうにか耐えて一度抜き、アルシエを抱き起こして膝の上へと乗せる。
そのまま腰を落とさせ再び中へと挿入すれば、アルシエが首へと抱き着いてきた。
「ん、ん⋯っ⋯これや⋯」
「嫌?」
「ふ、かい、から⋯やだ⋯」
「だが、アルシエは奥が好きだろう?」
「そんな⋯事⋯ぁ、ん⋯っ」
何年抱いていると思ってるんだ。アルシエの感じる場所などとっくに知り尽くしているのに。
しがみつく姿に笑みを浮かべアルシエを抱き締めて上下させるが、駄目だと言いながらも奥に当たるたび中が締まるから感じているのは明白だ。
「ぁ⋯あ⋯ん、ルディウス、さま⋯っ」
「気持ちいいな、アルシエ」
「ん⋯ぅん⋯っ⋯きもちい⋯」
行為中のアルシエは敬語がなくなり少しだけ幼くなる。
何度も頷き、回らない舌で私の言葉を反芻するアルシエが可愛くて届く限り白い肌に口付けていたら、小さく「ちがう」と零したアルシエが私の頬に触れ唇を合わせてきた。
遠慮がちに舌を差し込み私の舌と絡め、拙く擦り合わせてくる。
「ん⋯ふ⋯」
「⋯⋯」
「んぁ⋯っ」
身体を震わせながら一生懸命に私の口の中を舐めるアルシエの腰を掴み下から突き上げるように動かせば、驚いて離れたアルシエは私の肩に爪を立て大きく喘いだ。
腸壁がうねって絡み、きゅうきゅうと締め付けてくる。
「あぁ、あ、奥ばっかやぁ⋯っ」
「堪らないな⋯」
「また出ちゃ⋯っ⋯だめだめ、や、ぁ、あっ⋯⋯ッ⋯――⋯!」
「⋯っ⋯」
アルシエの身体に力が入り、量もほとんどない白濁を零したあと電池が切れたように凭れかかってきた。
私も中へと吐き出し、落ち着いてから気を失ったかと顔を見ればぼんやりしていて、額に口付ければ眠そうな目が瞬きのあとこちらを向く。
「⋯ルディウス様⋯」
「ん?」
「大好き」
気の抜けた笑顔と共に向けられた言葉がじんわりと胸に染み込んでいく。アルシエでなければ、この一言が特別なものだと知らなかっただろうな。
私の知らなかった感情を教えてくれたのはアルシエだから。
「私も、愛しているよ」
セルティスにももちろん愛情はあるが、私にとってアルシエは唯一無二の存在であり失いたくない人だ。
想いを伝える言葉をどれだけ口にしても足りない。
今にも目蓋が閉じそうな様子に触れるだけの口付けをし、髪を撫でればアルシエはすぐに寝息を立て始めた。
それを見てまだ収まったままだった自身を抜き、湯でタオルを濡らして汗やらナニやらで汚れたアルシエの身体を拭いて寝衣を着せ、私はシャワーを浴び頭と身体をスッキリさせる。
すぐにベッドに入ろうと思ったが、アルシエが目を覚ました時にすぐ水が飲めるようにと水差しをサイドテーブルに置いてから隣に入り小さな身体を抱き締めた。
少しだけ濡れた髪に鼻先を寄せ目を閉じる。
今日もいい夢が見られそうだ。
「とうさま、おたんじょーび、おめでとー!」
ある日の夕方、仕事を終え帰宅した私はセルティスの言葉と差し出されたものに思わず固まってしまった。
この歳で盛大には祝われたくないとパーティなどは拒否していたのだが、まさか今年はアルシエだけでなくセルティスまでプレゼントをくれるとは。去年は拙い祝いの言葉だったのに、一年でこんなにも成長するのか。
膝をついて目線を合わせ、愛息子の手から筒状の紙を受け取り巻かれていたリボンを解いて開いた私の目頭が熱くなる。
用紙いっぱいに私の顔が描いてあり、誰かに教えて貰ったのかかろうじて読める文字で〝おめでとう〟と書かれていた。しかも色分けまでしていて、この子がちゃんと私を覚えてくれている事に安堵する。
私はセルティスを抱き締め震える息を吐いた。
「ありがとう、セルティス。とても素晴らしい贈り物だ」
「うれしい?」
「それはもう。嬉し過ぎてみなに自慢したいくらいだよ。それにとても上手だ」
「へへ」
「大切にする。そうだ、飾ってもいいか?」
「いいよー」
私の言葉に照れ笑いを浮かべるセルティスに場が和む。
本当に私の息子は愛らしいな。目に入れても痛くないとはこの子の事を言うんだろう。
許可が出た為、オルウェンに額縁を用意するよう頼み、それまで汚れたりしないよう再び丸めてリボンで留める。
アルシエを見ると嬉しそうににこにこしていて、足元に駆け寄ってきたセルティスの頭を撫でていた。
どれだけ高価で希少な物よりも、セルティスからの贈り物が一番価値がある。
保護魔法が使える者に、色が褪せないようかけて貰うか。
腰を上げ、二人に近付いた私はセルティスを抱き上げ片手でアルシエを抱き寄せる。
両手に宝とは、まさにこの事を言うのだろうな。
今まではアルシエを幸せにする事だけを考えていたが、そこにセルティスが加わった事で自分の価値さえも上がった気がする。
誰よりも大切で愛おしく、守りたい存在が二人もいる今が一番充実していた。
二人が笑い合っている姿を見るだけで幸せだと感じる光景に一人、また一人と増えたら⋯考えただけでも堪らない。
アルシエには、もっとたくさんの愛に囲まれて貰わなければ。
ベッドが軋み、アルシエの小さな手がシーツを握り込む。
グッと奥を突けば甘えた声が上がり、アルシエはゆるゆると首を振った。
「ゃ⋯ルディウス様⋯も、だめ⋯っ、僕⋯」
「ん⋯いいよ」
「あ、あっ、そこだめ⋯やぁ、あ、ん⋯⋯ッんん⋯!」
嬌声と共にアルシエが果て締め付けられるが、どうにか耐えて一度抜き、アルシエを抱き起こして膝の上へと乗せる。
そのまま腰を落とさせ再び中へと挿入すれば、アルシエが首へと抱き着いてきた。
「ん、ん⋯っ⋯これや⋯」
「嫌?」
「ふ、かい、から⋯やだ⋯」
「だが、アルシエは奥が好きだろう?」
「そんな⋯事⋯ぁ、ん⋯っ」
何年抱いていると思ってるんだ。アルシエの感じる場所などとっくに知り尽くしているのに。
しがみつく姿に笑みを浮かべアルシエを抱き締めて上下させるが、駄目だと言いながらも奥に当たるたび中が締まるから感じているのは明白だ。
「ぁ⋯あ⋯ん、ルディウス、さま⋯っ」
「気持ちいいな、アルシエ」
「ん⋯ぅん⋯っ⋯きもちい⋯」
行為中のアルシエは敬語がなくなり少しだけ幼くなる。
何度も頷き、回らない舌で私の言葉を反芻するアルシエが可愛くて届く限り白い肌に口付けていたら、小さく「ちがう」と零したアルシエが私の頬に触れ唇を合わせてきた。
遠慮がちに舌を差し込み私の舌と絡め、拙く擦り合わせてくる。
「ん⋯ふ⋯」
「⋯⋯」
「んぁ⋯っ」
身体を震わせながら一生懸命に私の口の中を舐めるアルシエの腰を掴み下から突き上げるように動かせば、驚いて離れたアルシエは私の肩に爪を立て大きく喘いだ。
腸壁がうねって絡み、きゅうきゅうと締め付けてくる。
「あぁ、あ、奥ばっかやぁ⋯っ」
「堪らないな⋯」
「また出ちゃ⋯っ⋯だめだめ、や、ぁ、あっ⋯⋯ッ⋯――⋯!」
「⋯っ⋯」
アルシエの身体に力が入り、量もほとんどない白濁を零したあと電池が切れたように凭れかかってきた。
私も中へと吐き出し、落ち着いてから気を失ったかと顔を見ればぼんやりしていて、額に口付ければ眠そうな目が瞬きのあとこちらを向く。
「⋯ルディウス様⋯」
「ん?」
「大好き」
気の抜けた笑顔と共に向けられた言葉がじんわりと胸に染み込んでいく。アルシエでなければ、この一言が特別なものだと知らなかっただろうな。
私の知らなかった感情を教えてくれたのはアルシエだから。
「私も、愛しているよ」
セルティスにももちろん愛情はあるが、私にとってアルシエは唯一無二の存在であり失いたくない人だ。
想いを伝える言葉をどれだけ口にしても足りない。
今にも目蓋が閉じそうな様子に触れるだけの口付けをし、髪を撫でればアルシエはすぐに寝息を立て始めた。
それを見てまだ収まったままだった自身を抜き、湯でタオルを濡らして汗やらナニやらで汚れたアルシエの身体を拭いて寝衣を着せ、私はシャワーを浴び頭と身体をスッキリさせる。
すぐにベッドに入ろうと思ったが、アルシエが目を覚ました時にすぐ水が飲めるようにと水差しをサイドテーブルに置いてから隣に入り小さな身体を抱き締めた。
少しだけ濡れた髪に鼻先を寄せ目を閉じる。
今日もいい夢が見られそうだ。
「とうさま、おたんじょーび、おめでとー!」
ある日の夕方、仕事を終え帰宅した私はセルティスの言葉と差し出されたものに思わず固まってしまった。
この歳で盛大には祝われたくないとパーティなどは拒否していたのだが、まさか今年はアルシエだけでなくセルティスまでプレゼントをくれるとは。去年は拙い祝いの言葉だったのに、一年でこんなにも成長するのか。
膝をついて目線を合わせ、愛息子の手から筒状の紙を受け取り巻かれていたリボンを解いて開いた私の目頭が熱くなる。
用紙いっぱいに私の顔が描いてあり、誰かに教えて貰ったのかかろうじて読める文字で〝おめでとう〟と書かれていた。しかも色分けまでしていて、この子がちゃんと私を覚えてくれている事に安堵する。
私はセルティスを抱き締め震える息を吐いた。
「ありがとう、セルティス。とても素晴らしい贈り物だ」
「うれしい?」
「それはもう。嬉し過ぎてみなに自慢したいくらいだよ。それにとても上手だ」
「へへ」
「大切にする。そうだ、飾ってもいいか?」
「いいよー」
私の言葉に照れ笑いを浮かべるセルティスに場が和む。
本当に私の息子は愛らしいな。目に入れても痛くないとはこの子の事を言うんだろう。
許可が出た為、オルウェンに額縁を用意するよう頼み、それまで汚れたりしないよう再び丸めてリボンで留める。
アルシエを見ると嬉しそうににこにこしていて、足元に駆け寄ってきたセルティスの頭を撫でていた。
どれだけ高価で希少な物よりも、セルティスからの贈り物が一番価値がある。
保護魔法が使える者に、色が褪せないようかけて貰うか。
腰を上げ、二人に近付いた私はセルティスを抱き上げ片手でアルシエを抱き寄せる。
両手に宝とは、まさにこの事を言うのだろうな。
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