129 / 133
番外編
アルシエの思うところ(ルディウス視点)
「あの⋯ルディウス様⋯」
「ん?」
「どうしていつも、僕の胸を揉むんですか?」
みなが寝静まったある日の夜。
いつものようにアルシエへと口付け、寝衣の裾から差し込んだ手でうっすらと盛り上がっている胸を軽く揉んでいたら不意にそう聞かれ、私は思わず固まってしまった。
どうしてと言われてもそうしたいからとしか言えないのだが。
主張する尖りを人差し指の腹で擦ると、アルシエがビクリと首を竦めた。
「嫌か?」
「ん⋯っ、や、じゃないん、ですけど⋯女の人みたいに膨らんでないから⋯」
「そうだな」
むしろ男のアルシエに豊満な胸がある方が驚きだが⋯そういう事ではないんだろうな。
考えて手を引き、身体を起こして「なぜだ」と聞けば、アルシエは恥ずかしそうにしながら寝衣の裾を握り込む。
「⋯女の人の胸は柔らかいけど、僕のは骨がすぐ当たるから硬くて触り心地良くないんじゃないかなって⋯」
「触り心地は抜群にいいが⋯ちょっと待て、どうして女性の胸が柔らかい事を知っている?」
当然、アルシエは女性とどころかそういった経験は私以外とはないし、今さらながらに触った事すらないはずだ。
若干焦りつつ聞けば、アルシエは赤くなり言いにくそうに口をパクパクさせたあと、私から顔を背けて横向きになった。
「⋯⋯あ、アンジェラ様や王妃陛下にぎゅってされた時に⋯当たるから⋯」
「ああ⋯」
そういえば、アンジェラ様は遠慮なくアルシエを抱き締める方だった。加えてお二方とも確かに⋯いや、この先はやめておこう。
とにかくアルシエは不可抗力的に知っていたという事か。
もじもじしているアルシエに被さり、赤くなっている耳へと口付ければ小さく声を上げる。
腕と身体の隙間から手を入れまた揉んでみるが、やはり私はこの僅かな肉付きが好きだ。特にアルシエは筋肉がない分柔らかくて、何と言っても肌の弾力と吸い付きが堪らない。
夫としての欲目と言われればそれまでだが、妻の身体を愛して何が悪いのか。
「どれだけ柔らかろうと、私にとってはアルシエの胸が至高だよ。こんなに可愛らしいものが二つもついているしな」
「んん⋯っ」
「アルシエは全てが愛らしいのだから、何も気にする事はない」
「ルディウス、様⋯」
「愛してるよ」
こんな睦言、アルシエでなければ言わない。
これ以上ないほど赤くなった頬に口付けるとアルシエはそろそろと私の方へと向き、腕を伸ばして首へと抱き着いてきた。
何年経ってもウブな反応を見せる妻の可愛らしさに笑みを浮かべ、私はその細い身体へと再び手を滑らせたのだった。
それから数日が経ち、団員たちの鍛錬メニューを考えていた私の元に、胡乱げな顔をしたアンジェラ様が訪れ声を潜めて聞いてきた。
「ルディウス、あなた、アルシエに胸を求めてるの?」
「はい?」
珍しくこんなところまでいらっしゃったと思ったら意味の分からない事を言われ、私は眉を顰める。
胸を求めるってなんだ。
「アルシエがね、〝僕にもアンジェラ様のような胸があったら、ルディウス様もたくさん揉めて楽しいのに〟って言ってたの」
「⋯⋯⋯」
〝たくさん揉めて楽しい〟? いや、確かにアルシエの胸は揉んでいる自覚はあるが、それはあくまでアルシエの胸だからであって、大きくある必要はないと伝えたはずなのだが。
「人の性癖に口を挟むつもりはないけど、アルシエは男の子なんだからなくて当たり前なんだからね?」
それこそ忙しくなければ毎日のように見ている私の方が分かっている。
おかしいな、アルシエはどこを取って私が大きな胸を求めてるいると思ったんだ?
「そりゃ、男性は胸が大きければ大きいほどいい、というのはよく聞くわよ。でもルディウスはアルシエを選んだのだから、今さら女性のような胸を求めるのは違うんじゃないかしら」
「⋯⋯⋯」
「アルシエは胸なんてなくても魅力的だし、何より可愛いじゃない? 存在してるだけで尊いというか」
「⋯⋯アンジェラ様」
「⋯でもそうね、アルシエの細い身体に豊満な胸があればさぞかしそそる⋯」
「アンジェラ様」
何をおっしゃっているんだ、この方は。
少し強めに名前を呼べばアンジェラ様はピタッと止まり、自分の発言を思い返したのか口元に手を当てわざとらしく微笑んだ。
アンジェラ様、アルシエと仲良くなってからどんどん新しい一面が見えてくるな。
「誓って言いますが、私は一度も、アルシエに女性のような胸を求めた事はございません。むしろあの平らさこそがアルシエの良さなのに、それを私が台無しにするはずないでしょう」
「⋯なら、どうしてアルシエはあんな事を言ったのかしら」
「アルシエの事ですから、私がどうすれば喜のかを考えての発言でしょう」
自分の楽しいも嬉しいも後回しで、人の事ばかりなアルシエの思考はわりと分かりやすい。
ただ、今回ばかりはさずかに面食らってしまったな。
私の返事に納得したのか、アンジェラ様は苦笑し肩を竦める。
「何というか、アルシエらしいわね」
「真っ白だからこそ、そういった発想も出るんでしょうね。ですが、何でもアンジェラ様に話してしまうのは困りものです」
「ふふ。アルシエは素直だから、私が聞いたら答えてくれるの」
「臣下夫婦の性事情を聞くのは淑女としてどうかと」
「あ、失礼ね。今回は私からじゃないわよ」
「今回は?」
嘘のつけないアルシエは、恥ずかしくとも聞かれた事には答えてしまう。特に姉としても信頼しているアンジェラ様から問われれば、私がどんな風に抱いているかまで言ってしまいそうだ。
しかも今回は別としても、本当に聞いているようだし。
私が目を細めるとアンジェラ様はわざとらしく瞬きをし、「あ、用事を思い出したわ」と言ってそそくさと去って行った。
まったく⋯殿下もそうだが、あの方も妹君なだけあって油断ならない。
(アルシエとは、アンジェラ様の質問に答えていい内容について、一度話し合わないといけないな)
自由でいて欲しいが、こればかりは仕方ない。
ひとまず帰ったら、私がいかにアルシエのそのままの胸がいいかを分かって貰わなければいけないな。
FIN.
「ん?」
「どうしていつも、僕の胸を揉むんですか?」
みなが寝静まったある日の夜。
いつものようにアルシエへと口付け、寝衣の裾から差し込んだ手でうっすらと盛り上がっている胸を軽く揉んでいたら不意にそう聞かれ、私は思わず固まってしまった。
どうしてと言われてもそうしたいからとしか言えないのだが。
主張する尖りを人差し指の腹で擦ると、アルシエがビクリと首を竦めた。
「嫌か?」
「ん⋯っ、や、じゃないん、ですけど⋯女の人みたいに膨らんでないから⋯」
「そうだな」
むしろ男のアルシエに豊満な胸がある方が驚きだが⋯そういう事ではないんだろうな。
考えて手を引き、身体を起こして「なぜだ」と聞けば、アルシエは恥ずかしそうにしながら寝衣の裾を握り込む。
「⋯女の人の胸は柔らかいけど、僕のは骨がすぐ当たるから硬くて触り心地良くないんじゃないかなって⋯」
「触り心地は抜群にいいが⋯ちょっと待て、どうして女性の胸が柔らかい事を知っている?」
当然、アルシエは女性とどころかそういった経験は私以外とはないし、今さらながらに触った事すらないはずだ。
若干焦りつつ聞けば、アルシエは赤くなり言いにくそうに口をパクパクさせたあと、私から顔を背けて横向きになった。
「⋯⋯あ、アンジェラ様や王妃陛下にぎゅってされた時に⋯当たるから⋯」
「ああ⋯」
そういえば、アンジェラ様は遠慮なくアルシエを抱き締める方だった。加えてお二方とも確かに⋯いや、この先はやめておこう。
とにかくアルシエは不可抗力的に知っていたという事か。
もじもじしているアルシエに被さり、赤くなっている耳へと口付ければ小さく声を上げる。
腕と身体の隙間から手を入れまた揉んでみるが、やはり私はこの僅かな肉付きが好きだ。特にアルシエは筋肉がない分柔らかくて、何と言っても肌の弾力と吸い付きが堪らない。
夫としての欲目と言われればそれまでだが、妻の身体を愛して何が悪いのか。
「どれだけ柔らかろうと、私にとってはアルシエの胸が至高だよ。こんなに可愛らしいものが二つもついているしな」
「んん⋯っ」
「アルシエは全てが愛らしいのだから、何も気にする事はない」
「ルディウス、様⋯」
「愛してるよ」
こんな睦言、アルシエでなければ言わない。
これ以上ないほど赤くなった頬に口付けるとアルシエはそろそろと私の方へと向き、腕を伸ばして首へと抱き着いてきた。
何年経ってもウブな反応を見せる妻の可愛らしさに笑みを浮かべ、私はその細い身体へと再び手を滑らせたのだった。
それから数日が経ち、団員たちの鍛錬メニューを考えていた私の元に、胡乱げな顔をしたアンジェラ様が訪れ声を潜めて聞いてきた。
「ルディウス、あなた、アルシエに胸を求めてるの?」
「はい?」
珍しくこんなところまでいらっしゃったと思ったら意味の分からない事を言われ、私は眉を顰める。
胸を求めるってなんだ。
「アルシエがね、〝僕にもアンジェラ様のような胸があったら、ルディウス様もたくさん揉めて楽しいのに〟って言ってたの」
「⋯⋯⋯」
〝たくさん揉めて楽しい〟? いや、確かにアルシエの胸は揉んでいる自覚はあるが、それはあくまでアルシエの胸だからであって、大きくある必要はないと伝えたはずなのだが。
「人の性癖に口を挟むつもりはないけど、アルシエは男の子なんだからなくて当たり前なんだからね?」
それこそ忙しくなければ毎日のように見ている私の方が分かっている。
おかしいな、アルシエはどこを取って私が大きな胸を求めてるいると思ったんだ?
「そりゃ、男性は胸が大きければ大きいほどいい、というのはよく聞くわよ。でもルディウスはアルシエを選んだのだから、今さら女性のような胸を求めるのは違うんじゃないかしら」
「⋯⋯⋯」
「アルシエは胸なんてなくても魅力的だし、何より可愛いじゃない? 存在してるだけで尊いというか」
「⋯⋯アンジェラ様」
「⋯でもそうね、アルシエの細い身体に豊満な胸があればさぞかしそそる⋯」
「アンジェラ様」
何をおっしゃっているんだ、この方は。
少し強めに名前を呼べばアンジェラ様はピタッと止まり、自分の発言を思い返したのか口元に手を当てわざとらしく微笑んだ。
アンジェラ様、アルシエと仲良くなってからどんどん新しい一面が見えてくるな。
「誓って言いますが、私は一度も、アルシエに女性のような胸を求めた事はございません。むしろあの平らさこそがアルシエの良さなのに、それを私が台無しにするはずないでしょう」
「⋯なら、どうしてアルシエはあんな事を言ったのかしら」
「アルシエの事ですから、私がどうすれば喜のかを考えての発言でしょう」
自分の楽しいも嬉しいも後回しで、人の事ばかりなアルシエの思考はわりと分かりやすい。
ただ、今回ばかりはさずかに面食らってしまったな。
私の返事に納得したのか、アンジェラ様は苦笑し肩を竦める。
「何というか、アルシエらしいわね」
「真っ白だからこそ、そういった発想も出るんでしょうね。ですが、何でもアンジェラ様に話してしまうのは困りものです」
「ふふ。アルシエは素直だから、私が聞いたら答えてくれるの」
「臣下夫婦の性事情を聞くのは淑女としてどうかと」
「あ、失礼ね。今回は私からじゃないわよ」
「今回は?」
嘘のつけないアルシエは、恥ずかしくとも聞かれた事には答えてしまう。特に姉としても信頼しているアンジェラ様から問われれば、私がどんな風に抱いているかまで言ってしまいそうだ。
しかも今回は別としても、本当に聞いているようだし。
私が目を細めるとアンジェラ様はわざとらしく瞬きをし、「あ、用事を思い出したわ」と言ってそそくさと去って行った。
まったく⋯殿下もそうだが、あの方も妹君なだけあって油断ならない。
(アルシエとは、アンジェラ様の質問に答えていい内容について、一度話し合わないといけないな)
自由でいて欲しいが、こればかりは仕方ない。
ひとまず帰ったら、私がいかにアルシエのそのままの胸がいいかを分かって貰わなければいけないな。
FIN.
あなたにおすすめの小説
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
義理の家族に虐げられている伯爵令息ですが、気にしてないので平気です。王子にも興味はありません。
竜鳴躍
BL
性格の悪い傲慢な王太子のどこが素敵なのか分かりません。王妃なんて一番めんどくさいポジションだと思います。僕は一応伯爵令息ですが、子どもの頃に両親が亡くなって叔父家族が伯爵家を相続したので、居候のようなものです。
あれこれめんどくさいです。
学校も身づくろいも適当でいいんです。僕は、僕の才能を使いたい人のために使います。
冴えない取り柄もないと思っていた主人公が、実は…。
主人公は虐げる人の知らないところで輝いています。
全てを知って後悔するのは…。
☆2022年6月29日 BL 1位ありがとうございます!一瞬でも嬉しいです!
☆2,022年7月7日 実は子どもが主人公の話を始めてます。
囚われの親指王子が瀕死の騎士を助けたら、王子さまでした。https://www.alphapolis.co.jp/novel/355043923/237646317
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ぼくの婚約者を『運命の番』だと言うひとが現れたのですが、婚約者は変わらずぼくを溺愛しています。
夏笆(なつは)
BL
公爵令息のウォルターは、第一王子アリスターの婚約者。
ふたりの婚約は、ウォルターが生まれた際、3歳だったアリスターが『うぉるがぼくのはんりょだ』と望んだことに起因している。
そうして生まれてすぐアリスターの婚約者となったウォルターも、やがて18歳。
初めての発情期を迎えようかという年齢になった。
これまで、大切にウォルターを慈しみ、その身体を拓いて来たアリスターは、やがて来るその日を心待ちにしている。
しかし、そんな幸せな日々に一石を投じるかのように、アリスターの運命の番を名乗る男爵令息が現れる。
男性しか存在しない、オメガバースの世界です。
改定前のものが、小説家になろうに掲載してあります。
※蔑視する内容を含みます。
何もしない悪役令息になってみた
ゆい
BL
アダマス王国を舞台に繰り広げられるBLゲーム【宝石の交響曲《シンフォニー》】
家名に宝石の名前が入っている攻略対象5人と、男爵令息のヒロイン?であるルテウスが剣と魔法で、幾多の障害と困難を乗り越えて、学園卒業までに攻略対象とハッピーエンドを目指すゲーム。
悪役令息として、前世の記憶を取り戻した僕リアムは何もしないことを選択した。
主人公が成長するにつれて、一人称が『僕』から『私』に変わっていきます。
またしても突発的な思いつきによる投稿です。
楽しくお読みいただけたら嬉しいです。
誤字脱字等で文章を突然改稿するかもです。誤字脱字のご報告をいただけるとありがたいです。
2025.7.31 本編完結しました。
2025.8.2 番外編完結しました。
2025.8.4 加筆修正しました。
2025.11.7 番外編追加しました。
2025.11.12 番外編追加分完結しました。
第13回BL大賞で奨励賞を賜りました。お読みくださった方、投票してくださった方、本当に、本当にありがとうございます。
2026.1.11 ムーンライトノベル様に投稿しました。細かい箇所は改稿しているので、アルファポリスとは多少内容が変わっています。
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。