転生できませんでした。

1話 目が覚めたら

俺はアレから一週間近く昏睡状態だった。
山田さんこと、あのクソババアが乗ったスクーターに轢かれ、コンクリに頭をぶつけ、俺が救急車に運ばれた時にはすごくグロテスクな感じだったらしい。幸い俺が倒れているのを見つけたカップルが救急車を呼んでくれたおかげでなんとか、病院に辿り着けた。
サンキューカップル！！！
俺は急いでオペ室に運ばれ治療をしてもらったのだが、後から母親に聞いたのだが助かる保証は五分五分だったらしい。
本当に、奇跡だったかもしれない。
俺は自分が轢かれてから、この一週間何があったのか気になり、急いで手に持っている、スマホでYahooニュースを調べていると、この一週間で俺の推しのVtuberが顔バレや、日経株価が暴落したのを知り主に前者のVtuberの顔バレに酷く落ち込んでいたのだが、まずは俺のことをスクーターという現代の呪具で轢いた、山田のババアを捕まえるために俺は急いで、警察に近所の山田のババアに轢かれたことを電話で報告しようとしたのだが、突然スマホの電源が切れたせいで、母親に連絡することができなかった。
俺は、はぁーとため息を吐き、母親か、誰かが多分俺の見舞いに持ってきたのであろう、メロンを皮のまま齧り、テレビを見ていた。
時刻は夕方の五時、今やっているテレビは、夕方のニュースばっかで面白くない。
はぁーせめて、本でもあればなぁと思い、俺はあることを思いついた。
そうだ！ナースコールを押してみようと！
別にどこも痛くもないし、悲しくもないけど、本くらい、渡してくれるだろうと思い、俺は
引きこもり中何もすることがなく、パソコンのenter keyを焦げるほど、連打した、俺の早業をやろうと思い、無我夢中にナースコールを押した。
うぉぉぉどぉぉぉどぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
指が今にも焼けるような勢いで俺は連打し
例えこの身が朽ち果てようとも、俺はこのナースコールの連打に命をかけてやる！そんな気でずっと連打していたら
突如目の前にナース服を来た30代くらいの女性が現れたのだ。
俺はナースコールを連打している自分を想像し、恥ずかしくなり、ボタンを押すのをやめると
彼女は俺を見て苦笑いし、俺にどうしました？と聞いてきたのだ。
俺は、彼女に、本とスマホの充電器はあるかと聞こうと思った時、体が緊張してしまった。
どうやら、長年引きこもっていたせいか、人と喋るのに、苦手意識を持ってしまったからだ。えっと、人と会話する時は目を見ればいいんだっけ？それと、えっと、えっと、なんて言おうと思ってたんだっけ？と色々と焦り、俺は、彼女につい、このスマホ俺のなんですよ！と真っ暗な画面が写っているスマホを彼女に見せてしまったのだ。すると彼女は何か察してたのか、知らないのか、俺にスマホの充電器を持ってきてくれたのだ。
俺は感動した。なぜ彼女は、俺の意味不明な言葉でも、理解し、スマホの充電器を教えてくれるなんて俺は嬉しさで涙が溢れそうだったのだが、流石にこれ以上俺の挙動不審なところを彼女に見せてしまうのは行けないと思い、頭を下げて、礼を言うと、彼女はまた困ったことがあるならいつでも聞いてください。と私に言い、彼女はドアを開き部屋から出た。
俺は早速スマホに充電器を差し込み、スマホが起動すると、俺は急いでエロ動画を調べ、一週間溜まっていた、爆弾をここで爆発させようと思い調べ、俺は病室のベットで抜き、疲れ果てた俺は倒れるようにフルチンのまま寝た。