ヒーローインタビューを受けたい男

油そば

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ヒーローインタビューを受けたい男

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人間生きていたら、誰しも一度はヒーローインタビューを受けてみたいと思うだろう。
そして、インタビューを受けた際にウケを狙い
ネットでバズって一躍時の人になりたい
そう願い続け早く25年俺は大学を卒業し
就職できないままフリーターとなり、早くも2年が経過していた。
せっかく浪人して入った大学頭は良くないが
親が金を出して地方から通わせてくれたのに
とほほ、俺は畳二畳半の部屋に体育を座りをし今日もまた、スーパーで買った格安の弁当を食べていた。
思った以上に弁当は湿気っている。
あの店員、この弁当にはシリカゲルを付けろと
何回言えば分かるんだ、このやろう。
まずい弁当をまた一口食べると吐き、そしてまた一口食べ胃の中に流し込む。
まるで、1日一歩2日で3歩みたいなことをしている。
そして、これが三口目、三口目を口に入れた瞬間また、吐いた
3歩進んで2歩下がったのか
おろろろろ
俺の吐瀉物はレインボーに輝いていた。
多分俺の吐瀉物を食べた人はスター状態になるだろう。
にしても、あれだ
俺はこの弁当を毎日と言っていいほど、食べている
そして、毎日と言っていいほど吐いている。
だが、ここ最近この弁当しか食べていない。
中毒性があるのだろう。
そしてまた、俺は弁当に入ってあった、パンツを一切れ口の中に入れまた吐いた
今回の吐瀉物は黄土色だった。
一体どこで間違えたのだろうか。
俺は弁当に入っている薄汚れたパンツをまたひとつ口の中に入れ思い出に浸った
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