15 / 25
挿話 お嬢様と私
しおりを挟む
私とお嬢様が出会ったのはもうずいぶん前になる。あの頃の私は貧弱で痩せていて、今にも死にそうな人間だった。
「お兄ちゃんどこ?」
お兄ちゃんと言っても血は繋がっていない。スラム生まれの者たちがたまに協力や助けるだけの関係だ。お兄ちゃんが戻ってこない以上、私は自分の力だけで生きていかなくてはならない。
昨日、お兄ちゃんを連れていった兵士さんはいい人もいるし悪い人もいるって言っていた。だけど、どっちにしても連れて行かれたら戻ってこれないらしい。今日の朝から必死に半日捜して、少し前まで一緒にいたお兄ちゃんはもういないのだと痛感する。
「よいしょ。とりあえずご飯を取りにいかないと……」
取りに行くといっても商店などのごみ箱を漁るだけだ。そう思って路地から出ようとしたところで一人の女の子と出会った。
「あなた! もう少し顔を見せなさい!」
その子の顔は逆光でよく見えなかったけれど、服装から貴族だって分かった。お兄ちゃんから貴族は悪いやつだって聞いていたし、逆らったらひどい目にあうから関わるなって言われていた。どうしよう……。
「何とか言ったらどうなの? いいから顔を見せなさい!」
ぎゅっと強い力で腕をつかまれて路地から通りの方に顔が半分出る。しゃべったら何かされると思ったので腕が痛いのも我慢した。
「う~ん、ちょっと汚れがひどくて判んないわね。まあ、ダメでも仕事はどこかにあるでしょ」
そういうとその子は私を引っ張って馬車に乗せた。馬車はゆらりゆらりと街を走っていく。
「何、外がそんなに珍しいの? いつも出てるでしょう?」
「いつもは見上げてばっかり。それに何も買えないの」
「だから物を盗むの?」
「ほかにもごみ箱をあさったり」
「そう……」
それきりその子は怒るでもなく悲しむでもなく、話をせずに窓の外をじっと見つめていた。
しばらく馬車は走って止まった。目の前には大きな邸。見たこともないぐらい大きくてすごい建物だ。
「さあ、降りなさい」
この子の言葉通りに降りる。ドレスを着ているから女の子だろう。
「全く、さっきからろくに話さないわね。一緒に行くわよ!」
ずかずかとその人は私の腕をつかんで邸に入っていく。
「おお、イリス。その子はどうしたんだい?」
「拾った。条件に合ってそうだから」
「そ、そうか……世話の方は?」
「マーサが子供も生まれてしばらく経つわよね。言えば代わりになるから教えるんじゃない?」
「そうか、いやぁイリスは父さんなんかより、よほど邸について詳しいなぁ」
「でしたら! もっと学んでください。お兄様の縁談もようやくでしょう? 侯爵家で学園に行くまで決まらなかったのはお兄様ぐらいですよ」
「まぁまぁ、こういうのは向いている人にやらせればいいんだよ」
「はぁ~、とにかく一旦お風呂にでも入れてきますわ。ドルシャ、私も行くけど用意をお願い」
「はい、お嬢様。準備をしてまいります」
なんだかこの子も苦労しているみたいだな。私と同じぐらいの年なのに。だけど、この子も悪い子なんだから気を付けないと。
お風呂に連れていかれると何度も体を洗われた。気持ちよかったけどちょっと恥ずかしい。
「お嬢様どうでしょうか?」
「うん、思った通りだわ! 目ははっきりしているけど眉は下がっててかわいい系。髪の色も地味だし、胸もきっと目立たないわね。あとは……マーサ!」
「は、はい」
「あなた子供が生まれて手かかかるのでしょう? この子が代わりを務めるからきちんと教えなさい」
「よろしいのですか?」
「いい? あくまできちんと教えられたらよ! いい加減な状態で投げ出したらただじゃ済まさないわよ!」
「はい!」
口の悪いお嬢様だけどみんなからは慕われている感じがする。どうしてだろう? お兄ちゃんより大きい子であんなことを言う子は皆に嫌われて兵士に連れていかれちゃったのに。あとで聞いたら悪い方に行ったってみんなが教えてくれた。そんな風に私が考え事をしていると急に髪をつかまれた。
「本当にこの子しゃべらないわね。話せないのかしら? えいっ!」
いきなり、髪をつかまれたと思ったら湯船に顔を突っ込まれた。
「げほっ! ごほっ!」
「ああ、なんだしゃべれるんじゃないの。心配して損した。話せなかったらボードとか用意しないといけないと思ったのに。というか馬車じゃ会話してたわね。全くもう……」
いきなり頭を湯に浸けておいて何て言い草だと思ったけど、心配してくれていたなら仕方ない……のかな?
「貴女、名前は?」
「妹」
「は?」
「妹って言われてた」
「じゃあ、あんたは今日からテレサね。収穫って意味よ。ふさわしいでしょう? 私の今日の収穫物なんだから!」
ば~んと裸で大股の恰好でそう宣言する少女が貴族なんて信じられない。私も何度か絵を見たことがあるけれど、みんなきれいなドレスに身を包んでキリッとした感じだった気がする。
「テレサ……」
「そうよ! 明日からビシバシ行くから覚悟しなさい! なんていっても、するのはマーサだけど……」
それから私の毎日は激変した。今まで食べるのがやっと、というよりあのままだと死んでいたような状態から、毎日おいしいものが食べられる。マーサさんも厳しいけれど、叩いたりしない。でも、いやな人はやっぱりいるのだ。
「こら、テレサ! また、サボってこっちに来て! さっさと勉強に戻りなさい!」
「でも、あの先生が……」
「ああ!? いい! 無知なあんたが何言っても向こうはバカにしてくるだけよ。泣く暇があるなら見返すぐらい頑張りなさい!」
「うわぁ~ん、マーサさ~ん」
「あらお嬢様。またテレサを泣かせて……もう少し優しさを持ってくださいね」
「何でよ! テレサは私のよ! 気を遣うだなんてい・や・よ」
「全く、ひねくれてるんですから。テレサ、お嬢様はあなたがこうしてお嬢様に甘えてサボることを覚えないようにあえてきつく言ってるのですよ。だから、きちんと勉強する時は集中しなさい。あなたがお嬢様に言っていいのは勉強を相手が教えてくれない時だけよ」
「……分かった」
分かったけど、この後またあいつのところに行かないといけない私はじーっとお嬢様を見る。
「も、もう、今日だけよ」
イリスは今日も私の頭を撫でてくれる。う~ん、これがあればまだまだ頑張れる気がする。さあ、勉強しに行って来よう。
「行きましたね」
「ようやくね」
「教師の方はどうします?」
「駄目駄目のだめ。ここにいるテレサでダメなんだもの。騎士爵以上の子供相手に進めている学校改革の手本にもならないわ。あいつじゃ騎士爵の子供にもなめてかかるわね」
「ではそのように……」
マーサが出て行き、入れ違いにドルシャが入ってくる。こちらももうすぐ孫が生まれる予定のメイドだ。
「お嬢様、テレサを本当にお嬢様付きにするのですか? 他の家からも多少は話が来ておりますが……」
「はっ! どうせお兄様がお父様みたいなプレイボーイだと思ってる慰謝料が目当ての連中でしょ! そんな奴らだったらテレサの方が万倍もましね!」
「かしこまりました。で、本当のところはどこが気に入ったのですか?」
「さあ?」
「さあ? とはお嬢様にしては珍しい答えですね」
「ドルシャはどうしてここに勤め続けているか答えられる? そういうものよ。それにもう理由なんて忘れちゃったわ」
「忘れたですか……あらあら」
「そんなことよりあなたも準備をしなさいよ。この邸にいる時に孫が生まれたなんて後で聞いて、娘の出産に立ち会えず泣いてるお前を見るのは嫌よ!」
「お嬢様……」
誰かこの勘違いされやすい少女に良き縁をお与え下さい。私のように一度、身を落とした家の者を簡単に救えるほど、この世界は優しくないのです。そんな私たちを救ってくれたこの救世主にこそ幸せを……。
あれから何年もの月日が経ちました。マーサさまは一度戻ってこられましたが、今は毎日勤められていないので専属を外れ、ドルシャさまは引退されました。何度かお孫さんを見せていただきましたが、とてもかわいかったです。今は領都の郊外に家を設けられ寝室を一階に置いた、お嬢様考案の暮らしやすい新設計の家でのんびりされております。
「あの時からお嬢様だけが、幸せをつかんでおりません。なんとしてでもこの計画は成功させなければ!」
私ですか? 私は構いません。あの頃の私も顔を上にあげていましたが、そこには大人の怒りと侮蔑の顔だけでした。今は青い空も太陽も月も自由に見ることができます。それ以上何が必要でしょうか?
「お兄ちゃんどこ?」
お兄ちゃんと言っても血は繋がっていない。スラム生まれの者たちがたまに協力や助けるだけの関係だ。お兄ちゃんが戻ってこない以上、私は自分の力だけで生きていかなくてはならない。
昨日、お兄ちゃんを連れていった兵士さんはいい人もいるし悪い人もいるって言っていた。だけど、どっちにしても連れて行かれたら戻ってこれないらしい。今日の朝から必死に半日捜して、少し前まで一緒にいたお兄ちゃんはもういないのだと痛感する。
「よいしょ。とりあえずご飯を取りにいかないと……」
取りに行くといっても商店などのごみ箱を漁るだけだ。そう思って路地から出ようとしたところで一人の女の子と出会った。
「あなた! もう少し顔を見せなさい!」
その子の顔は逆光でよく見えなかったけれど、服装から貴族だって分かった。お兄ちゃんから貴族は悪いやつだって聞いていたし、逆らったらひどい目にあうから関わるなって言われていた。どうしよう……。
「何とか言ったらどうなの? いいから顔を見せなさい!」
ぎゅっと強い力で腕をつかまれて路地から通りの方に顔が半分出る。しゃべったら何かされると思ったので腕が痛いのも我慢した。
「う~ん、ちょっと汚れがひどくて判んないわね。まあ、ダメでも仕事はどこかにあるでしょ」
そういうとその子は私を引っ張って馬車に乗せた。馬車はゆらりゆらりと街を走っていく。
「何、外がそんなに珍しいの? いつも出てるでしょう?」
「いつもは見上げてばっかり。それに何も買えないの」
「だから物を盗むの?」
「ほかにもごみ箱をあさったり」
「そう……」
それきりその子は怒るでもなく悲しむでもなく、話をせずに窓の外をじっと見つめていた。
しばらく馬車は走って止まった。目の前には大きな邸。見たこともないぐらい大きくてすごい建物だ。
「さあ、降りなさい」
この子の言葉通りに降りる。ドレスを着ているから女の子だろう。
「全く、さっきからろくに話さないわね。一緒に行くわよ!」
ずかずかとその人は私の腕をつかんで邸に入っていく。
「おお、イリス。その子はどうしたんだい?」
「拾った。条件に合ってそうだから」
「そ、そうか……世話の方は?」
「マーサが子供も生まれてしばらく経つわよね。言えば代わりになるから教えるんじゃない?」
「そうか、いやぁイリスは父さんなんかより、よほど邸について詳しいなぁ」
「でしたら! もっと学んでください。お兄様の縁談もようやくでしょう? 侯爵家で学園に行くまで決まらなかったのはお兄様ぐらいですよ」
「まぁまぁ、こういうのは向いている人にやらせればいいんだよ」
「はぁ~、とにかく一旦お風呂にでも入れてきますわ。ドルシャ、私も行くけど用意をお願い」
「はい、お嬢様。準備をしてまいります」
なんだかこの子も苦労しているみたいだな。私と同じぐらいの年なのに。だけど、この子も悪い子なんだから気を付けないと。
お風呂に連れていかれると何度も体を洗われた。気持ちよかったけどちょっと恥ずかしい。
「お嬢様どうでしょうか?」
「うん、思った通りだわ! 目ははっきりしているけど眉は下がっててかわいい系。髪の色も地味だし、胸もきっと目立たないわね。あとは……マーサ!」
「は、はい」
「あなた子供が生まれて手かかかるのでしょう? この子が代わりを務めるからきちんと教えなさい」
「よろしいのですか?」
「いい? あくまできちんと教えられたらよ! いい加減な状態で投げ出したらただじゃ済まさないわよ!」
「はい!」
口の悪いお嬢様だけどみんなからは慕われている感じがする。どうしてだろう? お兄ちゃんより大きい子であんなことを言う子は皆に嫌われて兵士に連れていかれちゃったのに。あとで聞いたら悪い方に行ったってみんなが教えてくれた。そんな風に私が考え事をしていると急に髪をつかまれた。
「本当にこの子しゃべらないわね。話せないのかしら? えいっ!」
いきなり、髪をつかまれたと思ったら湯船に顔を突っ込まれた。
「げほっ! ごほっ!」
「ああ、なんだしゃべれるんじゃないの。心配して損した。話せなかったらボードとか用意しないといけないと思ったのに。というか馬車じゃ会話してたわね。全くもう……」
いきなり頭を湯に浸けておいて何て言い草だと思ったけど、心配してくれていたなら仕方ない……のかな?
「貴女、名前は?」
「妹」
「は?」
「妹って言われてた」
「じゃあ、あんたは今日からテレサね。収穫って意味よ。ふさわしいでしょう? 私の今日の収穫物なんだから!」
ば~んと裸で大股の恰好でそう宣言する少女が貴族なんて信じられない。私も何度か絵を見たことがあるけれど、みんなきれいなドレスに身を包んでキリッとした感じだった気がする。
「テレサ……」
「そうよ! 明日からビシバシ行くから覚悟しなさい! なんていっても、するのはマーサだけど……」
それから私の毎日は激変した。今まで食べるのがやっと、というよりあのままだと死んでいたような状態から、毎日おいしいものが食べられる。マーサさんも厳しいけれど、叩いたりしない。でも、いやな人はやっぱりいるのだ。
「こら、テレサ! また、サボってこっちに来て! さっさと勉強に戻りなさい!」
「でも、あの先生が……」
「ああ!? いい! 無知なあんたが何言っても向こうはバカにしてくるだけよ。泣く暇があるなら見返すぐらい頑張りなさい!」
「うわぁ~ん、マーサさ~ん」
「あらお嬢様。またテレサを泣かせて……もう少し優しさを持ってくださいね」
「何でよ! テレサは私のよ! 気を遣うだなんてい・や・よ」
「全く、ひねくれてるんですから。テレサ、お嬢様はあなたがこうしてお嬢様に甘えてサボることを覚えないようにあえてきつく言ってるのですよ。だから、きちんと勉強する時は集中しなさい。あなたがお嬢様に言っていいのは勉強を相手が教えてくれない時だけよ」
「……分かった」
分かったけど、この後またあいつのところに行かないといけない私はじーっとお嬢様を見る。
「も、もう、今日だけよ」
イリスは今日も私の頭を撫でてくれる。う~ん、これがあればまだまだ頑張れる気がする。さあ、勉強しに行って来よう。
「行きましたね」
「ようやくね」
「教師の方はどうします?」
「駄目駄目のだめ。ここにいるテレサでダメなんだもの。騎士爵以上の子供相手に進めている学校改革の手本にもならないわ。あいつじゃ騎士爵の子供にもなめてかかるわね」
「ではそのように……」
マーサが出て行き、入れ違いにドルシャが入ってくる。こちらももうすぐ孫が生まれる予定のメイドだ。
「お嬢様、テレサを本当にお嬢様付きにするのですか? 他の家からも多少は話が来ておりますが……」
「はっ! どうせお兄様がお父様みたいなプレイボーイだと思ってる慰謝料が目当ての連中でしょ! そんな奴らだったらテレサの方が万倍もましね!」
「かしこまりました。で、本当のところはどこが気に入ったのですか?」
「さあ?」
「さあ? とはお嬢様にしては珍しい答えですね」
「ドルシャはどうしてここに勤め続けているか答えられる? そういうものよ。それにもう理由なんて忘れちゃったわ」
「忘れたですか……あらあら」
「そんなことよりあなたも準備をしなさいよ。この邸にいる時に孫が生まれたなんて後で聞いて、娘の出産に立ち会えず泣いてるお前を見るのは嫌よ!」
「お嬢様……」
誰かこの勘違いされやすい少女に良き縁をお与え下さい。私のように一度、身を落とした家の者を簡単に救えるほど、この世界は優しくないのです。そんな私たちを救ってくれたこの救世主にこそ幸せを……。
あれから何年もの月日が経ちました。マーサさまは一度戻ってこられましたが、今は毎日勤められていないので専属を外れ、ドルシャさまは引退されました。何度かお孫さんを見せていただきましたが、とてもかわいかったです。今は領都の郊外に家を設けられ寝室を一階に置いた、お嬢様考案の暮らしやすい新設計の家でのんびりされております。
「あの時からお嬢様だけが、幸せをつかんでおりません。なんとしてでもこの計画は成功させなければ!」
私ですか? 私は構いません。あの頃の私も顔を上にあげていましたが、そこには大人の怒りと侮蔑の顔だけでした。今は青い空も太陽も月も自由に見ることができます。それ以上何が必要でしょうか?
86
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~
水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。
彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。
失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった!
しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!?
絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。
一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです
MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。
しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。
フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。
クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。
ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。
番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。
ご感想ありがとうございます!!
誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。
小説家になろう様に掲載済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる