2 / 10
プロローグ
別離と女神
しおりを挟む
「どこだ!? 多いのか?」
「ん、なんだ?」
「何か騒がしいわね」
テントに戻り、寝ようとしたところで声が聞こえてきた。どうやら護衛の人のようだ。
「何かあったか?」
「あ、いや、どうやら前に魔物がいるようだ。すぐに追い払ってくる」
「そうか、頼む」
「あなた、なんだったの?」
「この先で魔物が出たらしい、念のためカティアを起こしてくれ」
「でも、この辺は安全よ?」
「一応だ。ほら、剣を持ちたがってただろ? もしかしたらこれで持つ気もなくなるかもしれんぞ?」
「しょうがないわね」
乗せられているとはわかりつつも、カティアに危険なことはしてほしくないので優しく起こす。
「ん…どうしたの?」
「ごめんねカティア。魔物が出たみたいなの。危なくはないんだけど、お父さんが起きてなさいって」
「わかった~」
ねむくてまぶたをこすりながら体を起こす。
ピコピコ フリフリ
うん、みみとしっぽの調子はばっちりだ。
「魔物どこ~」
「ここには来ないわよ。それより、お出かけ用の服を着て靴も履いておきなさいね」
「は~い」
眠いのを我慢しつつ用意をする。
「あなた、様子はどう?」
「妙だ。護衛の冒険者たちが帰ってこない。御者!」
「はい」
「どうなっている? 道を戻った方がいいんじゃないか?」
この辺の魔物相手に戻ってくるのが遅すぎる。
「すぐ戻ってきますよ。馬車の中にいる人を起こしたくないんでね。もう少しお待ちください」
「しかしだな…」
「だっ、駄目だ!」
「ご、護衛の…どうでしたか?」
「奴らいくらでも湧いてきやがる! もう保たない、早く逃げろ!」
「な、なんですと! こうしちゃいられん!」
御者はすぐに乗客を起こそうと大声を出す。しかし、それがいけなかった。驚いた馬は手綱を引くものがいないまま、真っ直ぐ街道を魔物のいる方向へと進んで行く。
「あ、ああ…馬車が…」
「くそっ! 今からじゃ追いつけん。おい!」
「はいっ!」
「こうなったらやむを得ない。テントに残った客を起こしてすぐに逃げるぞ!」
「で、ですがまだ護衛が……」
「逆だ。護衛が持ちこたえている今しかない! さぁ!」
「わかりました」
御者がテントの人間に声をかけているのを見てため息を吐く。今いる客の中で戦えそうなのは一人だけだ。それもあっちもどこかのお嬢様の護衛だろう。うまく話が進めばいいが。
「全く……」
「あなた、状況は?」
「最悪だな。すぐにここを離れる。カティアは?」
「今、用意させてます」
「とんでもない里帰りだ」
せめてあと一日ずれていれば……そう思わずにいられなくなり、空を睨む。
「あっ、あの……」
「起こしたか?じゃあ、説明してすぐに逃げるぞ」
「どこへ?」
「戻るしかないだろう!」
この非常時にもう少しうまく動けないのかと、つい怒鳴ってしまう。それぐらい今は時間が惜しいんだ。
「ひっ、はいっ!」
「あんたは?」
俺は戻ってきた護衛に声をかけた。
「このまま護衛につく」
「すまん」
仲間の元に戻りたいだろうに。だが、逃げるための戦力は是が非でも欲しい。今、彼に戻られるだけでそれこそ命取りだ。
「お父さ~ん、起きたよ~」
「おお~、カティア起きたか。ちょっと今忙しくてな。元気か?」
「うんっ! ちょっとねむいけど、元気!」
「よ~し、いい子だ」
そう言ってお父さんは頭をなでてくれる。大きくて安心できる手だ。
「カティア、いいか良く聞け。今、こっちに魔物がやってきている。このままじゃ、みんな襲われるから逃げるぞ」
「どこに逃げるの?」
「馬車で来た道を走って戻るんだ。出来るな?」
「うんっ!」
「よしっ、行くぞ!」
その場に残っていたわたしたちは、お父さんの声を合図に来た道に向かって走り出した。
「あとどれくらいかかるか?」
「馬車で2時間だからな。俺達が歩きだったはいえ、1時間半はかかるだろう」
「くそっ!」
「あなた、落ち着いて」
「ああ、解っている。だが…」
十分ほど進むと、後ろから唸り声が聞こえてきた。どうやら魔物が追いついて来たみたい。
「まだ1時間はある。スピードを抑えているとはいえ、早い」
カァアアー
「空か!? しまった。街道から行く姿を見られていたのか……」
「ど、どうするんだ!? もう追い付かれるぞ」
「…誰かが残るしかない。ここで時間を稼ぐんだ」
「そ、そんな!」
「なら俺が残ろう。この先どうなるか分からんが、俺が残れば乗客に対して平等ではあるだろう」
ここまで付いてきた護衛の人が残ると言い出した。大丈夫なのかな?
「いいのか?」
「だが、一人ではすぐに突破される。もうひとりかふたり欲しい」
「なら……」
「それなら私が残りましょう」
「セシリア!?」
お父さんが口を開きかけた時、お母さんがそう言った。
「何を言っているんだ!」
「でも、元々私は体も強くないし、これ以上は走れないもの。それに私なら足止めが出来ると思うの。あなたなら分かるでしょう?」
「確かにそうだが……」
「時間がないわ! さぁ、早く!」
「……解った」
「俺も残ろう。ナイフと格闘術だけだが、奥さんだけ残して逃げられん」
「シュナイダー!」
「頑張って逃げて下さい」
各々の考えがあり、その場には三人が残ることになった。
「お母さん……」
「ごめんなさい、カティア。もっと、あなたの成長を見ていたかったのだけど」
ぎゅっとわたしを強く抱きしめてくれたあと、お母さんはわたしから離れた。
「強く生きてね! さようなら」
「お母さん! まって…待ってるからね!」
耳と尻尾をピンと立てながらわたしは強く、心から願った。それにお母さんは微笑んでくれた。
「さあ行くぞ。もう、時間がない」
「シュナイダー……」
「私はここで精一杯頑張ります。ケイト様も元気で」
「……ええ、ええ!」
「走るぞ!」
お母さんたちを置いて再びわたしたちは走っていく。しかし、さっき空にいた鳥の魔物はまだ追いかけてきていた。
「ちぃ! こうなったら二手に別れるしかないな」
「ま、まさか森の中を……」
「上から見張られてるんだ。しょうがないだろう」
「では、私とこちらの御者さんは左手側で」
「いいのか? そっちは…」
「かわいいお嬢さんを差し置いてはなりません。それに、こういうのは運もあることです」
「すまん! 行くぞカティア!」
「はいっ!」
「わ、私も…」
「往生際が悪いですね。あなたはこっちです。最後が見知らぬ男と一緒になる私の身にもなってくださいな」
こうして、女性と御者さんとも別れ、わたしとお父さんはふたりだけで森を進んでいった。
「さぁて、こいつらをどうしたもんか…」
「護衛の方は魔法を使えますか?」
「サッパリだ。おっさんは?」
「私もだ」
「では、私が援護しますから、巻き込まれないでくださいよ」
「ちなみに属性は?」
「火です。ただ、本格的に使うのは学生以来ですけど」
「学生以来だなんて、全くどこのお嬢さんなんだか。杖があればもう少し時間が稼げたのにな」
「ありますよ?」
「へ?」
私は太もものスリットから短い棒を取り出すと、それを伸ばす。先端には小さいながらも立派な魔石が鎮座していた。
「よくそんなところにお持ちで」
「旅は何があるか分かりませんから」
「あ~、全くだ! いよいよ来たか。先制を頼む」
「了解ですわ。そちらの方も注意して下さいね」
「承知した」
「では……ファイアウォール!」
私は炎の壁を作り出し、街道を進む魔物たちに押し当てる。
ガァァァ
ウォォォ
「分かってたけど、やな臭いだなっと!」
ザシュ
「この臭いを感じられるうちが華だな。ふんっ!」
ギググ
「なんとしても、時間をここで稼がないと……でも、横を抜けていく魔物まで手が回らないわね。あなた、信じてるわよ」
こうして三人の最後の夜が始まった。
「ん、なんだ?」
「何か騒がしいわね」
テントに戻り、寝ようとしたところで声が聞こえてきた。どうやら護衛の人のようだ。
「何かあったか?」
「あ、いや、どうやら前に魔物がいるようだ。すぐに追い払ってくる」
「そうか、頼む」
「あなた、なんだったの?」
「この先で魔物が出たらしい、念のためカティアを起こしてくれ」
「でも、この辺は安全よ?」
「一応だ。ほら、剣を持ちたがってただろ? もしかしたらこれで持つ気もなくなるかもしれんぞ?」
「しょうがないわね」
乗せられているとはわかりつつも、カティアに危険なことはしてほしくないので優しく起こす。
「ん…どうしたの?」
「ごめんねカティア。魔物が出たみたいなの。危なくはないんだけど、お父さんが起きてなさいって」
「わかった~」
ねむくてまぶたをこすりながら体を起こす。
ピコピコ フリフリ
うん、みみとしっぽの調子はばっちりだ。
「魔物どこ~」
「ここには来ないわよ。それより、お出かけ用の服を着て靴も履いておきなさいね」
「は~い」
眠いのを我慢しつつ用意をする。
「あなた、様子はどう?」
「妙だ。護衛の冒険者たちが帰ってこない。御者!」
「はい」
「どうなっている? 道を戻った方がいいんじゃないか?」
この辺の魔物相手に戻ってくるのが遅すぎる。
「すぐ戻ってきますよ。馬車の中にいる人を起こしたくないんでね。もう少しお待ちください」
「しかしだな…」
「だっ、駄目だ!」
「ご、護衛の…どうでしたか?」
「奴らいくらでも湧いてきやがる! もう保たない、早く逃げろ!」
「な、なんですと! こうしちゃいられん!」
御者はすぐに乗客を起こそうと大声を出す。しかし、それがいけなかった。驚いた馬は手綱を引くものがいないまま、真っ直ぐ街道を魔物のいる方向へと進んで行く。
「あ、ああ…馬車が…」
「くそっ! 今からじゃ追いつけん。おい!」
「はいっ!」
「こうなったらやむを得ない。テントに残った客を起こしてすぐに逃げるぞ!」
「で、ですがまだ護衛が……」
「逆だ。護衛が持ちこたえている今しかない! さぁ!」
「わかりました」
御者がテントの人間に声をかけているのを見てため息を吐く。今いる客の中で戦えそうなのは一人だけだ。それもあっちもどこかのお嬢様の護衛だろう。うまく話が進めばいいが。
「全く……」
「あなた、状況は?」
「最悪だな。すぐにここを離れる。カティアは?」
「今、用意させてます」
「とんでもない里帰りだ」
せめてあと一日ずれていれば……そう思わずにいられなくなり、空を睨む。
「あっ、あの……」
「起こしたか?じゃあ、説明してすぐに逃げるぞ」
「どこへ?」
「戻るしかないだろう!」
この非常時にもう少しうまく動けないのかと、つい怒鳴ってしまう。それぐらい今は時間が惜しいんだ。
「ひっ、はいっ!」
「あんたは?」
俺は戻ってきた護衛に声をかけた。
「このまま護衛につく」
「すまん」
仲間の元に戻りたいだろうに。だが、逃げるための戦力は是が非でも欲しい。今、彼に戻られるだけでそれこそ命取りだ。
「お父さ~ん、起きたよ~」
「おお~、カティア起きたか。ちょっと今忙しくてな。元気か?」
「うんっ! ちょっとねむいけど、元気!」
「よ~し、いい子だ」
そう言ってお父さんは頭をなでてくれる。大きくて安心できる手だ。
「カティア、いいか良く聞け。今、こっちに魔物がやってきている。このままじゃ、みんな襲われるから逃げるぞ」
「どこに逃げるの?」
「馬車で来た道を走って戻るんだ。出来るな?」
「うんっ!」
「よしっ、行くぞ!」
その場に残っていたわたしたちは、お父さんの声を合図に来た道に向かって走り出した。
「あとどれくらいかかるか?」
「馬車で2時間だからな。俺達が歩きだったはいえ、1時間半はかかるだろう」
「くそっ!」
「あなた、落ち着いて」
「ああ、解っている。だが…」
十分ほど進むと、後ろから唸り声が聞こえてきた。どうやら魔物が追いついて来たみたい。
「まだ1時間はある。スピードを抑えているとはいえ、早い」
カァアアー
「空か!? しまった。街道から行く姿を見られていたのか……」
「ど、どうするんだ!? もう追い付かれるぞ」
「…誰かが残るしかない。ここで時間を稼ぐんだ」
「そ、そんな!」
「なら俺が残ろう。この先どうなるか分からんが、俺が残れば乗客に対して平等ではあるだろう」
ここまで付いてきた護衛の人が残ると言い出した。大丈夫なのかな?
「いいのか?」
「だが、一人ではすぐに突破される。もうひとりかふたり欲しい」
「なら……」
「それなら私が残りましょう」
「セシリア!?」
お父さんが口を開きかけた時、お母さんがそう言った。
「何を言っているんだ!」
「でも、元々私は体も強くないし、これ以上は走れないもの。それに私なら足止めが出来ると思うの。あなたなら分かるでしょう?」
「確かにそうだが……」
「時間がないわ! さぁ、早く!」
「……解った」
「俺も残ろう。ナイフと格闘術だけだが、奥さんだけ残して逃げられん」
「シュナイダー!」
「頑張って逃げて下さい」
各々の考えがあり、その場には三人が残ることになった。
「お母さん……」
「ごめんなさい、カティア。もっと、あなたの成長を見ていたかったのだけど」
ぎゅっとわたしを強く抱きしめてくれたあと、お母さんはわたしから離れた。
「強く生きてね! さようなら」
「お母さん! まって…待ってるからね!」
耳と尻尾をピンと立てながらわたしは強く、心から願った。それにお母さんは微笑んでくれた。
「さあ行くぞ。もう、時間がない」
「シュナイダー……」
「私はここで精一杯頑張ります。ケイト様も元気で」
「……ええ、ええ!」
「走るぞ!」
お母さんたちを置いて再びわたしたちは走っていく。しかし、さっき空にいた鳥の魔物はまだ追いかけてきていた。
「ちぃ! こうなったら二手に別れるしかないな」
「ま、まさか森の中を……」
「上から見張られてるんだ。しょうがないだろう」
「では、私とこちらの御者さんは左手側で」
「いいのか? そっちは…」
「かわいいお嬢さんを差し置いてはなりません。それに、こういうのは運もあることです」
「すまん! 行くぞカティア!」
「はいっ!」
「わ、私も…」
「往生際が悪いですね。あなたはこっちです。最後が見知らぬ男と一緒になる私の身にもなってくださいな」
こうして、女性と御者さんとも別れ、わたしとお父さんはふたりだけで森を進んでいった。
「さぁて、こいつらをどうしたもんか…」
「護衛の方は魔法を使えますか?」
「サッパリだ。おっさんは?」
「私もだ」
「では、私が援護しますから、巻き込まれないでくださいよ」
「ちなみに属性は?」
「火です。ただ、本格的に使うのは学生以来ですけど」
「学生以来だなんて、全くどこのお嬢さんなんだか。杖があればもう少し時間が稼げたのにな」
「ありますよ?」
「へ?」
私は太もものスリットから短い棒を取り出すと、それを伸ばす。先端には小さいながらも立派な魔石が鎮座していた。
「よくそんなところにお持ちで」
「旅は何があるか分かりませんから」
「あ~、全くだ! いよいよ来たか。先制を頼む」
「了解ですわ。そちらの方も注意して下さいね」
「承知した」
「では……ファイアウォール!」
私は炎の壁を作り出し、街道を進む魔物たちに押し当てる。
ガァァァ
ウォォォ
「分かってたけど、やな臭いだなっと!」
ザシュ
「この臭いを感じられるうちが華だな。ふんっ!」
ギググ
「なんとしても、時間をここで稼がないと……でも、横を抜けていく魔物まで手が回らないわね。あなた、信じてるわよ」
こうして三人の最後の夜が始まった。
14
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる