9 / 10
物語の始まり
番外編 助けられた男
しおりを挟む
「俺は夢でも見たのか……」
バーサーカーベアーを目の前で少女が倒した。それも異常だが、攻撃は物理だけとはいえ、魔法抵抗もそれなりのあの化け物を凍らせるなんて。
「そういや、なんであいつ俺の名前を知っていたんだ?」
あの時あいつは急に現れた。仲間との会話を聞いているはずがない。
「と、とにかく今は戻らねぇと。あいつらが心配だ」
バーサーカーベアーからは逃げられたが、それでもまだこの森は危険だ。こっちに気を取られてもたもた逃げてないといいが……。
「だから、捜索隊を!」
「あのねぇ、冒険者一人のために捜索隊なんて無理よ。しかも、行くのはラビリスの森でも奥地の大森林でしょう? いくらおおよその位置が分かるといっても、危険すぎます!」
「そんな! それじゃあ、リーダーは……」
「諦めなさい。そもそも、相手は五mもあるようなバーサーカーベアーでしょ?Bランクパーディーが準備をして挑む相手なのよ。今すぐ出せる捜索隊ならあなたたちと同じCランクよ。どうやって戦うの?」
「それは……」
「とにかく! そんな条件でギルドから依頼は出せないわ。やりたいなら自分たちで出しなさい。受けてくれる人がいればだけど」
「どうしたんだ?」
「エイパーさん!」
「マスター! いえ、この人たちが……」
「なんだ、よく見れば〝アーマー〟のクランか。リーダーはどうしたんだ?」
「それが……」
私たちは必死に現状を説明する。
「ふむ。しかしな、クラウの言う通り危険すぎる。大体、相手はバーサーカーベアーだろう? お前たちが話を聞いていく気になるか?」
「ですが!」
「あ~、なんとか帰ったぞ……」
「リーダー!」
「オウカさん!」
「おおっ! 今お前の話をしていたところだ。しかし、話が本当ならどうやって逃げてきたんだ?」
「あっ、いや~。それがですね……」
口をつぐむと、事情を察してくれたのかエイパーさんが奥に行くように指示してくれた。
「それで、どういうことだ? 話を聞けばお前がここにいることはおかしなことだが」
「おっと、エイパーさんが疑うのはもちろんだ。だが、こいつらは嘘はついてねぇ。だけど、俺だってまだ信じられてねぇんだ」
俺は自分の目の前で起こったことを、クランのみんなとギルドマスターに説明する。
「そんなことが……」
「お前、夢でも見たんじゃないのか?」
「だが、それなら俺がここにいることがおかしいだろ? 俺のクラン全体で見た夢になっちまう」
「そうだな。しかし、突然現れた少女か」
「信じるんですか、マスター。そんなおかしな力を持った少女がいるなんて……」
「まあ、今は何ともだな。他にその少女の特徴は?」
「特徴……えっと、髪は金髪でそういや、耳としっぽがあったな。恐らく獣人の血が混じっているんだろう。あと、なぜか俺の名前を知っていたな」
「獣人で金髪だと!」
「ど、どうしたんですか?」
「い、いや、まさかな。そんなことがあるはずが……」
「何か心当たりがあるのか?」
「悪いがクラン全員に言うことではない。代表2名だけ残ってくれるか?」
「分かった。悪い、ミルカ以外は出てもらえるか?」
「……分かりました」
皆、気にはなるもののしぶしぶ引き下がってくれる。いいクランを持ったもんだ。
「では、話すぞ。その前に結界を張る。クラウ、魔道具を持って来てくれ」
「はい」
クラウさんが防音の結界を張る魔道具を持って来て展開する。
「そんなに聞いて欲しくないことなのか?」
「聞いて欲しくないというか、広めたくないことだな。これから言うことは絶対に漏らすな」
「はい」
「クラウもだ」
「分かりました」
「じゃあ、話すぞ。俺はお前の言った少女に心当たりがある」
「本当か?」
「ああ。それにお前も知っている子どもだ」
「俺が?」
「覚えていないか? あのラビリス大森林で起きた火災と魔物の発生を」
「ああ、四年前のことだな。覚えてるぜ、あの日はこのヘリオスの町にも魔物が到達したからな」
「私も覚えてます。夜中に町中がパニックでしたし」
「そうだな。この町や先の村のやつは忘れもしないだろうよ。そして、その日を境に見なくなった一家がいただろう?」
「見なくなった一家? そんなのいたか?」
「これが俺が話したくない理由だ。言えばお前らも気づいちまう。果物屋だよ」
「果物屋……あのおっさんの店か!」
「そうだ」
「で、でも、あの人たちって実家に帰ったんでしょ? 私、その少し前にカティアちゃんと話したわ」
ミルカもそのカティアとは顔見知りだ。果物屋の看板娘でよく話していた。
「ああ、出発の日がその日なんだよ」
「じゃ、じゃあ……」
「あの日、魔物が発生したところにいた定期馬車にあの一家は乗っていたんだ。この町まで押し寄せる数だ。誰も助からない……そう思われていた」
「思われていた?」
「奇跡的に重傷は負っていたが、一人だけ生き残ったやつがいた。そいつの話からこのことも分かったんだが、その時、現場にいたやつは必死に一人の少女をかばって逃げていたんだ」
「そ、それがあの少女……」
「ああ、カティアって少女の遺体だけは現場から見つからなかった。痕跡もな。ただ、調査隊が出たのも町が襲われて、復旧後の二週間後だ。痕跡がなくとも変じゃない」
「そんな!? カティアちゃんが」
「ま、待て! それじゃあ、今日出会った少女がカティアなのか?」
「さっきも言ったが、少女の遺体や身に付けていたものは何一つ見つからなかった。あいつの父親の剣の切れ端は見つかったのにだ」
「お、おっさんの?」
「あいつは元騎士でな。俺も昔、一度だけ同じ戦場に立ったことがある。すごい太刀筋でな、アイアンゴーレムですらぶった切る腕の持ち主だ」
「そんなことができたの、あの人⁉」
「そういや、ガキどもがいくら頑張っても、あそこからは盗めてなかったな。やけに動きがいいと思ったら騎士だったのか」
「ただ、持ち出していた剣がな。騎士を退団する時に支給されるなまくらだった。戦ってる最中に折れたようだ。それでも、死んだと思われる場所には無数の魔物の死骸があったんだ。あいつがそれだけ本気を出してその場で魔物を倒す理由はたった一つだ」
「それじゃあ、オウカが見た少女がカティアちゃん?」
「しかし、あのラビリス大森林で生き抜けるか? あいつは当時、七歳ぐらいだったろ?」
「そうだ。我々も調査隊も最終的にはその結論に達した。しかしな、時々森で襲われると不思議な少女が助けてくれるという噂が商人たちにあるんだ。しかも、倒した魔物の素材と塩などの調味料を交換してほしいという」
「あの森の魔物の素材を調味料と!? レートを知らなさすぎるぜ」
「そうだろう? だからこそ、彼女があの森で生きているのだという可能性につながるんだ。あの場所の魔物の価値を知らずにたかが調味料と交換だ。しかも、魔物から助けた商人相手だぞ?」
「確かにそんな相手ならいくらでも吹っ掛けられますね。でも、そんな噂はこっちに入ってきてませんよ?」
「その少女が最後に毎回言うんだと、このことは人には話さないでくれってな。そして、噂の少女はみんな金髪なんだ」
「それじゃあ、本当に?」
「事実はわからん。しかし、オウカのことを知っているのなら可能性は高まったということだな。彼女の家族にも伝えるべきか……」
「家族?」
「ああ、あの一家が定期馬車に乗ったのも離れたところにいる家族に会うためだった。そこから捜索願が出ているのだ。まあ、これ以上はお前たちには話せんがな」
「あいつがカティアっていうなら俺たちだって知らない訳じゃない。今度会ったら連れてくる!」
「おいおい、また森に入るのか。今日の幸運を大事にしろよ」
「分かっている。明日からまた修行だ」
「オウカ、それじゃあ!」
「ああ、本人か確かめるまでは〝アーマー〟はあの森を目指すぞ!」
こうして、俺たちの彼女を探すための日々が始まった。
バーサーカーベアーを目の前で少女が倒した。それも異常だが、攻撃は物理だけとはいえ、魔法抵抗もそれなりのあの化け物を凍らせるなんて。
「そういや、なんであいつ俺の名前を知っていたんだ?」
あの時あいつは急に現れた。仲間との会話を聞いているはずがない。
「と、とにかく今は戻らねぇと。あいつらが心配だ」
バーサーカーベアーからは逃げられたが、それでもまだこの森は危険だ。こっちに気を取られてもたもた逃げてないといいが……。
「だから、捜索隊を!」
「あのねぇ、冒険者一人のために捜索隊なんて無理よ。しかも、行くのはラビリスの森でも奥地の大森林でしょう? いくらおおよその位置が分かるといっても、危険すぎます!」
「そんな! それじゃあ、リーダーは……」
「諦めなさい。そもそも、相手は五mもあるようなバーサーカーベアーでしょ?Bランクパーディーが準備をして挑む相手なのよ。今すぐ出せる捜索隊ならあなたたちと同じCランクよ。どうやって戦うの?」
「それは……」
「とにかく! そんな条件でギルドから依頼は出せないわ。やりたいなら自分たちで出しなさい。受けてくれる人がいればだけど」
「どうしたんだ?」
「エイパーさん!」
「マスター! いえ、この人たちが……」
「なんだ、よく見れば〝アーマー〟のクランか。リーダーはどうしたんだ?」
「それが……」
私たちは必死に現状を説明する。
「ふむ。しかしな、クラウの言う通り危険すぎる。大体、相手はバーサーカーベアーだろう? お前たちが話を聞いていく気になるか?」
「ですが!」
「あ~、なんとか帰ったぞ……」
「リーダー!」
「オウカさん!」
「おおっ! 今お前の話をしていたところだ。しかし、話が本当ならどうやって逃げてきたんだ?」
「あっ、いや~。それがですね……」
口をつぐむと、事情を察してくれたのかエイパーさんが奥に行くように指示してくれた。
「それで、どういうことだ? 話を聞けばお前がここにいることはおかしなことだが」
「おっと、エイパーさんが疑うのはもちろんだ。だが、こいつらは嘘はついてねぇ。だけど、俺だってまだ信じられてねぇんだ」
俺は自分の目の前で起こったことを、クランのみんなとギルドマスターに説明する。
「そんなことが……」
「お前、夢でも見たんじゃないのか?」
「だが、それなら俺がここにいることがおかしいだろ? 俺のクラン全体で見た夢になっちまう」
「そうだな。しかし、突然現れた少女か」
「信じるんですか、マスター。そんなおかしな力を持った少女がいるなんて……」
「まあ、今は何ともだな。他にその少女の特徴は?」
「特徴……えっと、髪は金髪でそういや、耳としっぽがあったな。恐らく獣人の血が混じっているんだろう。あと、なぜか俺の名前を知っていたな」
「獣人で金髪だと!」
「ど、どうしたんですか?」
「い、いや、まさかな。そんなことがあるはずが……」
「何か心当たりがあるのか?」
「悪いがクラン全員に言うことではない。代表2名だけ残ってくれるか?」
「分かった。悪い、ミルカ以外は出てもらえるか?」
「……分かりました」
皆、気にはなるもののしぶしぶ引き下がってくれる。いいクランを持ったもんだ。
「では、話すぞ。その前に結界を張る。クラウ、魔道具を持って来てくれ」
「はい」
クラウさんが防音の結界を張る魔道具を持って来て展開する。
「そんなに聞いて欲しくないことなのか?」
「聞いて欲しくないというか、広めたくないことだな。これから言うことは絶対に漏らすな」
「はい」
「クラウもだ」
「分かりました」
「じゃあ、話すぞ。俺はお前の言った少女に心当たりがある」
「本当か?」
「ああ。それにお前も知っている子どもだ」
「俺が?」
「覚えていないか? あのラビリス大森林で起きた火災と魔物の発生を」
「ああ、四年前のことだな。覚えてるぜ、あの日はこのヘリオスの町にも魔物が到達したからな」
「私も覚えてます。夜中に町中がパニックでしたし」
「そうだな。この町や先の村のやつは忘れもしないだろうよ。そして、その日を境に見なくなった一家がいただろう?」
「見なくなった一家? そんなのいたか?」
「これが俺が話したくない理由だ。言えばお前らも気づいちまう。果物屋だよ」
「果物屋……あのおっさんの店か!」
「そうだ」
「で、でも、あの人たちって実家に帰ったんでしょ? 私、その少し前にカティアちゃんと話したわ」
ミルカもそのカティアとは顔見知りだ。果物屋の看板娘でよく話していた。
「ああ、出発の日がその日なんだよ」
「じゃ、じゃあ……」
「あの日、魔物が発生したところにいた定期馬車にあの一家は乗っていたんだ。この町まで押し寄せる数だ。誰も助からない……そう思われていた」
「思われていた?」
「奇跡的に重傷は負っていたが、一人だけ生き残ったやつがいた。そいつの話からこのことも分かったんだが、その時、現場にいたやつは必死に一人の少女をかばって逃げていたんだ」
「そ、それがあの少女……」
「ああ、カティアって少女の遺体だけは現場から見つからなかった。痕跡もな。ただ、調査隊が出たのも町が襲われて、復旧後の二週間後だ。痕跡がなくとも変じゃない」
「そんな!? カティアちゃんが」
「ま、待て! それじゃあ、今日出会った少女がカティアなのか?」
「さっきも言ったが、少女の遺体や身に付けていたものは何一つ見つからなかった。あいつの父親の剣の切れ端は見つかったのにだ」
「お、おっさんの?」
「あいつは元騎士でな。俺も昔、一度だけ同じ戦場に立ったことがある。すごい太刀筋でな、アイアンゴーレムですらぶった切る腕の持ち主だ」
「そんなことができたの、あの人⁉」
「そういや、ガキどもがいくら頑張っても、あそこからは盗めてなかったな。やけに動きがいいと思ったら騎士だったのか」
「ただ、持ち出していた剣がな。騎士を退団する時に支給されるなまくらだった。戦ってる最中に折れたようだ。それでも、死んだと思われる場所には無数の魔物の死骸があったんだ。あいつがそれだけ本気を出してその場で魔物を倒す理由はたった一つだ」
「それじゃあ、オウカが見た少女がカティアちゃん?」
「しかし、あのラビリス大森林で生き抜けるか? あいつは当時、七歳ぐらいだったろ?」
「そうだ。我々も調査隊も最終的にはその結論に達した。しかしな、時々森で襲われると不思議な少女が助けてくれるという噂が商人たちにあるんだ。しかも、倒した魔物の素材と塩などの調味料を交換してほしいという」
「あの森の魔物の素材を調味料と!? レートを知らなさすぎるぜ」
「そうだろう? だからこそ、彼女があの森で生きているのだという可能性につながるんだ。あの場所の魔物の価値を知らずにたかが調味料と交換だ。しかも、魔物から助けた商人相手だぞ?」
「確かにそんな相手ならいくらでも吹っ掛けられますね。でも、そんな噂はこっちに入ってきてませんよ?」
「その少女が最後に毎回言うんだと、このことは人には話さないでくれってな。そして、噂の少女はみんな金髪なんだ」
「それじゃあ、本当に?」
「事実はわからん。しかし、オウカのことを知っているのなら可能性は高まったということだな。彼女の家族にも伝えるべきか……」
「家族?」
「ああ、あの一家が定期馬車に乗ったのも離れたところにいる家族に会うためだった。そこから捜索願が出ているのだ。まあ、これ以上はお前たちには話せんがな」
「あいつがカティアっていうなら俺たちだって知らない訳じゃない。今度会ったら連れてくる!」
「おいおい、また森に入るのか。今日の幸運を大事にしろよ」
「分かっている。明日からまた修行だ」
「オウカ、それじゃあ!」
「ああ、本人か確かめるまでは〝アーマー〟はあの森を目指すぞ!」
こうして、俺たちの彼女を探すための日々が始まった。
12
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる