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第28話_忘却ブレーサーの代償
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砂漠の夜は、静けさと残響に満ちていた。
ザハル前線を越えて設営された野戦本部。作戦終了から半日が経ち、戦場の緊張感はわずかに緩みはじめていた。だが、癒やしの場であるべきはずの指令テント内には、重い沈黙が漂っていた。
志保は、机の上の資料を見つめたまま、動かない。
野戦治療の拠点として配置された彼女のテントには、日中だけで十数名の兵士が訪れていた。中でも、前回の戦いで使用した翔の鍛えた〈忘却ブレーサー〉――恐怖を一時的に凍結させるあの装備を用いて前線に立った兵士たちのうち、何人かに“異変”が現れ始めていた。
「喜怒哀楽の反応が、極端に鈍っている……」
そう記録したのは、同僚の医術師である老女リナだった。彼女は志保に対して、淡々と問題点を突きつけた。
「忘却によって“感情”そのものに膜が張られているように思える。戦闘では有効でも、長期使用は危険よ。患者のひとりは、自分が“無機質な人形になったみたいだ”と訴えたわ」
志保は、そのときうなずくだけだった。翔が作ってくれた“希望の装備”が、人の心を削っている。
それが現実だった。
彼女の両腕に巻かれたブレーサーもまた、かつて戦場で怯える者たちを支えてきた。怖くても動けるように。苦しくても歩けるように。彼女の「忘れて前へ」という信条と翔のスキルが重なって生まれた、希望の象徴だった。
けれど――。
「ほんとに、これでよかったのかな……」
志保はぽつりと呟いた。誰にというわけではない。ただ、その場の空気が、彼女の言葉を受け止めたように思えた。
そのとき、テントの入口が音もなく開いた。
翔だった。
「……志保」
彼の顔は、いつも通り無駄のない穏やかさに包まれていたが、どこかその奥に緊張があった。
「話せる?」
「うん……いいよ。ちょうど、来てくれる気がしてた」
志保は笑おうとしたが、うまく笑えなかった。
翔は無言で椅子を引き、彼女の正面に座ると、懐から一枚の“縁記録板”を取り出した。これは縁の発動記録を残す補助具であり、最近では志保と連携して記録を蓄積していた。
翔はそれを机に置き、志保に向かって言った。
「志保……ごめん。俺の鍛えたものが、君を苦しめてしまった」
その一言に、志保は反射的に首を振った。
「違うよ、翔くんのせいじゃない。あのとき、あれがなかったら……あの兵士たちは戦列に戻れなかった。誰も、責められない」
けれど、彼女の声は少しだけ震えていた。
翔はその震えを見逃さなかった。
彼は、しばらく黙ったまま記録板を指でなぞり、それから一つの提案を口にした。
「だからこそ、次を考えたい。〈忘却〉じゃなく、〈前進〉のための縁を――副作用を和らげるための装備を、君と一緒に考えたい」
志保の目が、わずかに開かれた。
翔の〈リンクフォージ〉は、縁の形に応じて物を具現化する。志保が希望を捨てない限り、翔はその縁から次の道具を生み出すことができる。
志保は目を閉じ、一度深く息を吐いた。
「……うん、私も考える。もっと良い“前向き”の形を。一緒に、作ろう」
翔は静かにうなずいた。そして、槌を取り出した。
夜の静けさの中、小さな光が宿る。
それは、心の奥底から汲み出した、“新たな希望の兆し”だった。
翌朝。
砂漠の冷気がまだ地表を覆う時刻。翔と志保は、野戦拠点の裏手にある静かな鍛錬地に立っていた。夜明けとともに始まる軍議に先駆けて、翔はここで“ある試み”を行おうとしていた。
手にしているのは、かつて鍛えた〈忘却ブレーサー〉と、その再構成に用いる七種の縁材。志保が一晩かけてまとめた“癒やしと再生の象徴”に関するエピソードが、縁核となる。
例えば、幼いころ負傷した弟を手当した際に使った絹布。落ち込む患者に渡した折り鶴。病棟の壁に描かれた“再生の樹”の落書き。そのどれもが、彼女が誰かを前へ進ませようとした記憶だった。
「始めるよ」
翔は静かに宣言し、鍛錬台の上で槌を握った。
〈リンクフォージ〉――人と人との“縁”を可視化し、道具へと鍛え上げる唯一無二のスキル。
志保の“癒やしたい”“守りたい”“前向きであってほしい”という想いが翔の手に伝わり、ひと筋の光となって浮かび上がる。
それはまるで、霧を切り裂く陽光のようだった。
ガン――。
一撃目で、空気が変わった。
志保の記憶に寄り添う縁が、淡い金色に脈打ち始める。
翔は次第に槌のリズムを早めていく。過去の“忘却”ではなく、“感情を一時的に受け流し、のちに昇華できる”形。それが、今回目指す“進行型癒やし”の道具だ。
「名称は決めたの?」
志保が尋ねると、翔はわずかに口角を上げて答えた。
「〈感情律バングル〉。君の名前と、志しを込めて」
志保は言葉を失った。胸の奥で何かが温かく弾けるのを感じた。
そして十数分後、翔の前にひと対の腕輪が現れる。
金銀の編み紐が重なり合い、小さな宝珠が中心に据えられている。宝珠は感情の波を感知し、特定の感情が過度に昂ぶったとき、そっと呼吸を整えるような微振動で落ち着きを促す仕様だ。
「……すごい、これが……」
志保はおそるおそる手に取り、腕に巻いた。すると、ぽん、と優しい響きが内側から広がる。
「怖い」「不安」「泣きたい」。そんな負の感情が、否定されることなく“緩やかに抱きしめられる”感覚があった。
「……ありがとう、翔くん」
志保の声が、いつになく澄んでいた。
翔は応えなかった。ただ、静かにうなずく。
そのとき、遠くから使い魔の音信鳥が翔の肩に舞い降りた。
「翔様、参謀咲耶様より連絡です。軍議まで残り三刻、補給班にて新装備の試験報告をお願いします」
「了解した。志保、これから兵士たちに試してもらおう。副作用が出るか、反応がどうか、君の目で確認してほしい」
「うん、任せて。前を向く支えになれるなら、私も前を向きたい」
二人は並んで歩き出した。砂の上に落ちた足跡は、まるで過去と未来を繋ぐように、まっすぐ続いていた。
野戦本部の南翼――補給班が拠点を構える簡易診療テントでは、志保と翔が持ち込んだ〈感情律バングル〉の試験運用が始まっていた。
対象となるのは、先日の戦闘で〈忘却ブレーサー〉を装備していた三名の兵士。
一人は顔に無表情の仮面を貼りつけたような青年アリウス。もう一人は、爆発音に異様に過敏になった中年の魔術師ダルガン。そして、恐怖症の兆候が顕著だった女兵士ミエラ。
志保は、三人にバングルを手渡す前に、言葉を選んで口を開いた。
「これからお渡しする装備は、“恐怖を封じる”のではなく、“恐怖と付き合いながら進む”ための手助けになるものです。どこかが痛くなったり、変な感覚が出たら、すぐ外して知らせてください」
三人は静かにうなずいた。
志保が目配せすると、翔が手渡していく。
装着から五分。宝珠がそれぞれの鼓動に反応し、淡い光を帯びはじめる。特にミエラのバングルは、短く“ポン”と微かな音を立てた。
「……なんか、頭が軽くなったような?」
彼女が首を傾げると、ダルガンも頷いた。
「俺もだ。鼓動が整うというか、心の中の“ざわざわ”が少し引いてく感じがする」
アリウスは、まだ表情を見せなかったが、やがてぽつりと一言を漏らした。
「涙が……出そうになった。久しぶりに、怖かったことを“怖い”と思えた」
その一言に、志保は思わず拳を握った。
忘れたまま、ではない。向き合いながら、それでも前に進む。
それは、かつて彼女が何よりも欲しかった“支え方”だった。
試験は上々の成果を残し、バングルは正式に補給班へ引き渡される運びとなった。
その帰路。翔と志保は並んで歩きながら、落ち着いた空気の中で言葉を交わす。
「ありがとう、志保」
「……私のほうこそ、ありがとう。こんな風に、私の“縁”が誰かの役に立てるなんて思わなかった」
志保はそっとバングルを指でなぞった。
「これが、本当の意味での“忘却”なのかもしれない。“全部を消し去る”んじゃなくて、“抱えて、生きる”っていう」
翔はその言葉を胸に刻むようにうなずいた。
異世界〈リブラグノ〉に生きる彼らは、ジョブによって生き方が決まると信じられていた。
だが、“絆鍛冶師”という唯一の存在である翔が紡いできたのは、固定された生き方ではなく、「縁に応じて、何度でも再構成できる道」だった。
そしてその“再構成”は、翔だけでは不完全だ。志保のように、自分の痛みと向き合い、他者に歩み寄る意志があってこそ、初めて形を持つ。
テントへ戻る道すがら、翔は小さく呟いた。
「志保……次は、笑顔のための“縁具”を作ろう」
志保は一瞬きょとんとした顔をしてから、くすりと笑った。
「うん、それなら任せて。今度は、笑うのを我慢しなくて済む道具にしようね」
二人の足取りは、前よりもずっと軽やかだった。
砂漠の陽は高く昇り、未来を照らすように地平を赤金色に染めていた。
ザハル前線を越えて設営された野戦本部。作戦終了から半日が経ち、戦場の緊張感はわずかに緩みはじめていた。だが、癒やしの場であるべきはずの指令テント内には、重い沈黙が漂っていた。
志保は、机の上の資料を見つめたまま、動かない。
野戦治療の拠点として配置された彼女のテントには、日中だけで十数名の兵士が訪れていた。中でも、前回の戦いで使用した翔の鍛えた〈忘却ブレーサー〉――恐怖を一時的に凍結させるあの装備を用いて前線に立った兵士たちのうち、何人かに“異変”が現れ始めていた。
「喜怒哀楽の反応が、極端に鈍っている……」
そう記録したのは、同僚の医術師である老女リナだった。彼女は志保に対して、淡々と問題点を突きつけた。
「忘却によって“感情”そのものに膜が張られているように思える。戦闘では有効でも、長期使用は危険よ。患者のひとりは、自分が“無機質な人形になったみたいだ”と訴えたわ」
志保は、そのときうなずくだけだった。翔が作ってくれた“希望の装備”が、人の心を削っている。
それが現実だった。
彼女の両腕に巻かれたブレーサーもまた、かつて戦場で怯える者たちを支えてきた。怖くても動けるように。苦しくても歩けるように。彼女の「忘れて前へ」という信条と翔のスキルが重なって生まれた、希望の象徴だった。
けれど――。
「ほんとに、これでよかったのかな……」
志保はぽつりと呟いた。誰にというわけではない。ただ、その場の空気が、彼女の言葉を受け止めたように思えた。
そのとき、テントの入口が音もなく開いた。
翔だった。
「……志保」
彼の顔は、いつも通り無駄のない穏やかさに包まれていたが、どこかその奥に緊張があった。
「話せる?」
「うん……いいよ。ちょうど、来てくれる気がしてた」
志保は笑おうとしたが、うまく笑えなかった。
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その一言に、志保は反射的に首を振った。
「違うよ、翔くんのせいじゃない。あのとき、あれがなかったら……あの兵士たちは戦列に戻れなかった。誰も、責められない」
けれど、彼女の声は少しだけ震えていた。
翔はその震えを見逃さなかった。
彼は、しばらく黙ったまま記録板を指でなぞり、それから一つの提案を口にした。
「だからこそ、次を考えたい。〈忘却〉じゃなく、〈前進〉のための縁を――副作用を和らげるための装備を、君と一緒に考えたい」
志保の目が、わずかに開かれた。
翔の〈リンクフォージ〉は、縁の形に応じて物を具現化する。志保が希望を捨てない限り、翔はその縁から次の道具を生み出すことができる。
志保は目を閉じ、一度深く息を吐いた。
「……うん、私も考える。もっと良い“前向き”の形を。一緒に、作ろう」
翔は静かにうなずいた。そして、槌を取り出した。
夜の静けさの中、小さな光が宿る。
それは、心の奥底から汲み出した、“新たな希望の兆し”だった。
翌朝。
砂漠の冷気がまだ地表を覆う時刻。翔と志保は、野戦拠点の裏手にある静かな鍛錬地に立っていた。夜明けとともに始まる軍議に先駆けて、翔はここで“ある試み”を行おうとしていた。
手にしているのは、かつて鍛えた〈忘却ブレーサー〉と、その再構成に用いる七種の縁材。志保が一晩かけてまとめた“癒やしと再生の象徴”に関するエピソードが、縁核となる。
例えば、幼いころ負傷した弟を手当した際に使った絹布。落ち込む患者に渡した折り鶴。病棟の壁に描かれた“再生の樹”の落書き。そのどれもが、彼女が誰かを前へ進ませようとした記憶だった。
「始めるよ」
翔は静かに宣言し、鍛錬台の上で槌を握った。
〈リンクフォージ〉――人と人との“縁”を可視化し、道具へと鍛え上げる唯一無二のスキル。
志保の“癒やしたい”“守りたい”“前向きであってほしい”という想いが翔の手に伝わり、ひと筋の光となって浮かび上がる。
それはまるで、霧を切り裂く陽光のようだった。
ガン――。
一撃目で、空気が変わった。
志保の記憶に寄り添う縁が、淡い金色に脈打ち始める。
翔は次第に槌のリズムを早めていく。過去の“忘却”ではなく、“感情を一時的に受け流し、のちに昇華できる”形。それが、今回目指す“進行型癒やし”の道具だ。
「名称は決めたの?」
志保が尋ねると、翔はわずかに口角を上げて答えた。
「〈感情律バングル〉。君の名前と、志しを込めて」
志保は言葉を失った。胸の奥で何かが温かく弾けるのを感じた。
そして十数分後、翔の前にひと対の腕輪が現れる。
金銀の編み紐が重なり合い、小さな宝珠が中心に据えられている。宝珠は感情の波を感知し、特定の感情が過度に昂ぶったとき、そっと呼吸を整えるような微振動で落ち着きを促す仕様だ。
「……すごい、これが……」
志保はおそるおそる手に取り、腕に巻いた。すると、ぽん、と優しい響きが内側から広がる。
「怖い」「不安」「泣きたい」。そんな負の感情が、否定されることなく“緩やかに抱きしめられる”感覚があった。
「……ありがとう、翔くん」
志保の声が、いつになく澄んでいた。
翔は応えなかった。ただ、静かにうなずく。
そのとき、遠くから使い魔の音信鳥が翔の肩に舞い降りた。
「翔様、参謀咲耶様より連絡です。軍議まで残り三刻、補給班にて新装備の試験報告をお願いします」
「了解した。志保、これから兵士たちに試してもらおう。副作用が出るか、反応がどうか、君の目で確認してほしい」
「うん、任せて。前を向く支えになれるなら、私も前を向きたい」
二人は並んで歩き出した。砂の上に落ちた足跡は、まるで過去と未来を繋ぐように、まっすぐ続いていた。
野戦本部の南翼――補給班が拠点を構える簡易診療テントでは、志保と翔が持ち込んだ〈感情律バングル〉の試験運用が始まっていた。
対象となるのは、先日の戦闘で〈忘却ブレーサー〉を装備していた三名の兵士。
一人は顔に無表情の仮面を貼りつけたような青年アリウス。もう一人は、爆発音に異様に過敏になった中年の魔術師ダルガン。そして、恐怖症の兆候が顕著だった女兵士ミエラ。
志保は、三人にバングルを手渡す前に、言葉を選んで口を開いた。
「これからお渡しする装備は、“恐怖を封じる”のではなく、“恐怖と付き合いながら進む”ための手助けになるものです。どこかが痛くなったり、変な感覚が出たら、すぐ外して知らせてください」
三人は静かにうなずいた。
志保が目配せすると、翔が手渡していく。
装着から五分。宝珠がそれぞれの鼓動に反応し、淡い光を帯びはじめる。特にミエラのバングルは、短く“ポン”と微かな音を立てた。
「……なんか、頭が軽くなったような?」
彼女が首を傾げると、ダルガンも頷いた。
「俺もだ。鼓動が整うというか、心の中の“ざわざわ”が少し引いてく感じがする」
アリウスは、まだ表情を見せなかったが、やがてぽつりと一言を漏らした。
「涙が……出そうになった。久しぶりに、怖かったことを“怖い”と思えた」
その一言に、志保は思わず拳を握った。
忘れたまま、ではない。向き合いながら、それでも前に進む。
それは、かつて彼女が何よりも欲しかった“支え方”だった。
試験は上々の成果を残し、バングルは正式に補給班へ引き渡される運びとなった。
その帰路。翔と志保は並んで歩きながら、落ち着いた空気の中で言葉を交わす。
「ありがとう、志保」
「……私のほうこそ、ありがとう。こんな風に、私の“縁”が誰かの役に立てるなんて思わなかった」
志保はそっとバングルを指でなぞった。
「これが、本当の意味での“忘却”なのかもしれない。“全部を消し去る”んじゃなくて、“抱えて、生きる”っていう」
翔はその言葉を胸に刻むようにうなずいた。
異世界〈リブラグノ〉に生きる彼らは、ジョブによって生き方が決まると信じられていた。
だが、“絆鍛冶師”という唯一の存在である翔が紡いできたのは、固定された生き方ではなく、「縁に応じて、何度でも再構成できる道」だった。
そしてその“再構成”は、翔だけでは不完全だ。志保のように、自分の痛みと向き合い、他者に歩み寄る意志があってこそ、初めて形を持つ。
テントへ戻る道すがら、翔は小さく呟いた。
「志保……次は、笑顔のための“縁具”を作ろう」
志保は一瞬きょとんとした顔をしてから、くすりと笑った。
「うん、それなら任せて。今度は、笑うのを我慢しなくて済む道具にしようね」
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