酒の流れる川で君を待つ

乾為天女

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第18話 君に恋する確率、上昇中?

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 朝から、空気が少し重かった。
 仕込み中の厨房で、まな板の上を刻む音と、鍋から立ち上る湯気。その向こう側で、璃音が静かに咳をした。
 「……っ、ごほ」
 すぐに本人は誤魔化すように笑う。
 「大丈夫です。たぶん、ただの乾燥です」
 「乾燥でそんな咳は出ない」
 野菜の皮をむいていた奏斗が、手を止めずに言った。
 「熱は?」
 「ないです」
 「測ったのか」
 「……まだです」
 ほんの一拍の沈黙。
 奏斗は、皮をむきかけの人参を一度まな板に置き、冷蔵庫の上に置いてある救急箱を指さした。
 「体温計、右側の引き出しに入っています。測ってください」
 「え、今ですか」
 「今です」
 逆らう隙間を与えない言い方だった。
 璃音は観念したようにエプロンのポケットを探り、ハンカチで指先を拭ってから救急箱を開ける。
 数分後。
 「三十七度三分……」
 読み上げた声は、本人が一番がっかりしていた。
 花春が、食器棚の方から顔を出す。
 「微熱ですねえ」
 「微熱です。働けます」
 璃音は即答した。
 「今日、予約入ってるじゃないですか。デザート担当、私しかいないし」
 「『微』が付こうが、『熱』は熱です」
 奏斗は、いつもの平板な声のまま続けた。
 「無理をして悪化した場合の方が、明日以降の営業に支障が出ます」
 「合理的ぃ……」
 凱理が、ホール側から半笑いで感想を漏らす。
 「でもまあ、店長代行の言う通りですね。熱ある人にパフェの上の苺は任せられない」
 「苺に失礼だよ」
 絵斗が、手を止めずに鍋をかき混ぜながら言った。
 「盛り付けのとき、手元ふらついたらクリームの塔が崩れるだろ」
 「崩しますね……」
 璃音は、自分で想像して少し肩を落とした。
 「ただ、三十七度三分なら、ロキソニン飲めば——」
 「薬で数字を誤魔化すのは、帳簿のごまかしと同じです」
 「急に会計に例えるのやめてもらえますか」
 花春がくすくす笑い、阿紗美が腕を組んだ。
 「璃音さん。倒れたら、誰がいちばん困ると思います?」
 「え……私……?」
 「違いますよ。今日の予約のお客様です」
 阿紗美は、はっきりと言う。
 「『焼きたてのデザートが美味しい店』って期待して来てくださるお客様。
 その人たちに、明日もちゃんとデザートを出せるように、今日は帰ってください」
 その言い方は、厳しいようでいて優しかった。
 「……分かりました」
 璃音は、少しだけ唇を噛んでから涙を飲み込むようにうなずいた。
 「オープン前に、引き継ぎだけしてもいいですか」
 「それは助かる」
 絵斗が即答する。
 「冷蔵庫の中の仕込んだ生地とか、どれがどのタイミングの焼き加減なのか、全部頭に入ってるの、あんたしかいないからな」
 「じゃあ、ノートにまとめておきます」
 璃音は、デザート用のノートを取り出し、ささっと書き込んでいく。
 「今日のタルトは、三時までに一度焼き直してください。
 ガトーショコラは、カットして少し常温に戻した方がしっとりします。
 それから——」
 次々に口から出てくる具体的な指示に、絵斗と花春が頷きながらメモを取る。
 「……すみません。本当は、ここまで含めて今日の仕事のつもりだったんですけど」
 「仕事は一日で完結しませんから」
 奏斗が、静かに言った。
 「今日の『ちゃんと休む』は、明日の『ちゃんと働く』の一部です」
 「……はい」
 その一言で、璃音の表情が少しだけ緩んだ。
     ◇
 オープン直前。
 璃音は、マフラーを首に巻きながら玄関の方へ向かう。
 「じゃあ、行ってきます」
 「行ってきますじゃないでしょ」
 凱理が、あきれた顔をする。
 「そこは『お先に失礼します』ですよ」
 「あ、そうでした。お先に失礼します」
 「お大事に」
 花春が、レジ前で深く頭を下げる。
 「帰り、川風冷たいから、駅まで早歩きじゃなくて早足くらいで」
 「それ同じじゃ——」
 「同じではありません。ランナーと普通の人の差は、足音の軽さです」
 阿紗美の謎の基準に、璃音は苦笑した。
 「明日には戻りますので」
 「明日も休んでいいです」
 思わぬ方角から声が飛んできて、全員が振り返る。
 奏斗が、エプロンの紐を結びながらこちらを見ていた。
 「熱が下がって、咳も収まってから来てください」
 「で、でも——」
 「無理をして戻ってきて、ぶり返すケースを何度も見てきました」
 奏斗は、一度まぶたを閉じてから続ける。
 「数字の上では、『一日分の人件費が浮く』ように見えますが、
 実際には『二日分のパフォーマンスを落とす』結果になります」
 「だから、会計に例えるのやめてくださいってさっきから」
 璃音は、笑うしかなくなっていた。
 「……分かりました。じゃあ、明日は様子を見て、ちゃんと報告します」
 「お願いします」
 ほんの一瞬、二人の視線が正面からぶつかる。
 心配と、信頼と、少しだけ言葉にならない何かが、そこに混ざっていた。
 璃音は、小さく頭を下げて外に出ていった。
 扉の鈴が、いつもより静かに鳴る。
 川風が一瞬だけ店内に流れ込み、ほんのりとした冷たさを残していった。
     ◇
 その日の夜は、予想以上に慌ただしかった。
 予約のグループ客に加えて、ふらりと立ち寄る一人客が何組も続く。
 「テーブル三、追加で前菜入りました!」
 「カウンター二、おまかせの日本酒を一合ずつで!」
 璃音のいない厨房は、普段より少しだけ忙しない。
 「絵斗さん、デザート乗った皿、もう一枚いけます?」
 「いける。タルトの焼き直し、さっきの時間で正解だ。
 残り三ピース、ラストオーダーまで保つように回してくれ」
 「はい!」
 花春は、皿を運びながらテーブルの様子を細かく見ていく。
 グラスの残量。
 話の盛り上がり具合。
 デザートの注文のタイミング。
 璃音がいつもやっている「さじ加減」を、みんなで少しずつ分担して埋めていく。
 凱理は、注文を取りながら、小声でつぶやいた。
 「やっぱり、いないと分かるんだよなあ……」
 「何がですか」
 阿紗美が、サーバー前でグラスを並べながら尋ねる。
 「店のテンポです。
 いつもと同じ人数分の料理を出してるはずなのに、
 『もう一人、絶対ここで動いてる感』が足りない」
 「ああ、分かります」
 阿紗美は、グラスを一つ手に取ってから笑った。
 「璃音さん、小さい動きが多いですからね。
 さりげなくカトラリー補充したり、メニューの置き方直したり、
 気づいたらお冷が満タンになっていたり」
 「そうそう。あの、『たぶん誰も見てないけど見てる人は見てる仕事』」
 「それを今、みんなで割り勘してる感じです」
 そう言って、二人は忙しない中でもどこか楽しそうに動き回っていた。
 忙しい夜は、あっという間に過ぎていった。
     ◇
 閉店後。
 照明が少し落とされた店内に、皿を洗う水音だけが響いていた。
 レジ締めを終えた奏斗は、カウンターの端にノートを置いた。
 黒い表紙には、白いペンで「川べり文庫」とだけ書かれている。
 その中ほどには、「君に恋する確率」と書かれたページがあった。
 最初に開いたときよりも、行間はすでに細かなメモで埋まり始めている。
 『初出勤の日 確率:二十パーセント(仮)』
 『初めてまかないのデザートを全員分作ってくれた日 確率:三十パーセント』
 どれも、本人には絶対に見せられない。
 今日は、その続きの行が空いていた。
 ペンを握りながら、奏斗は少しだけ眉を寄せた。
 (体調不良で早退した日にも、「確率」を書くのか……)
 迷いながらも、今日一日の光景が頭の中で再生される。
 微熱を隠そうとする璃音。
 引き継ぎのノートを慌ただしく書く手。
 扉の向こうへ消えていく小さな背中。
 そして——いないはずなのに、ところどころで思い出される動きの痕跡。
 いつもなら、さりげなく補充されていたカトラリー。
 いつもなら、さっと差し出されていたおしぼり。
 それらが「足りない」と感じた瞬間ごとに、心臓がわずかに跳ねていた。
 (いないことで、こんなに分かるとは思わなかった)
 ペン先が、紙の上でカリ、と小さく音を立てる。
 『璃音が体調不良で早退した日』
 そこまで書いて、手が止まった。
 数秒、沈黙。
 やがて、ためらいがちに数字を書く。
 『君に恋する確率:——』
 (何パーセントだ)
 真面目に考えようとすると、余計に分からなくなる。
 数字に置き換えようとした瞬間、今日のさまざまな場面が頭の中で押し寄せてくる。
 熱を測らせたときの、少し不満そうな顔。
 「働けます」と言い張った声。
 「明日には戻りますので」と言ったときの、細い笑み。
 (心配している自分を、自分で認めたくないだけなのかもしれない)
 少しだけ自嘲気味に息を吐き、ペン先を動かす。
 『君に恋する確率:六十五パーセント(上昇中)』
 書いた瞬間、自分で数字を見て目を細めた。
 「……高い」
 思わず口から漏れた。
 「何がですか」
 背後から声がして、ほとんど反射的にノートを閉じる。
 振り返ると、凱理と阿紗美が同時に首をかしげていた。
 「え、今の『高い』って、何の数字です?」
 「今日の売上ですか?」
 逃げ場は少ない。
 奏斗は、一瞬だけ考えてから正直に言った。
 「君に恋する確率、です」
 凱理が一瞬固まり、それから爆笑した。
 「自白した! 今、完全に自白しましたよね!?」
 「情報量の多い告白ですね」
 阿紗美は、口元を押さえながらも目が笑っている。
 「ちなみに、その数字は?」
 「言いません」
 即答だった。
 「でも、『高い』って言ったじゃないですか」
 「比較対象がないので、相対的な話です」
 「店長代行、それ、会社の会議じゃないんですから」
 凱理は、カウンターに身を乗り出した。
 「ていうか、『確率』って上がる一方なんですか? 下がることもあるんですか?」
 「理論上は上下します」
 「おお……理論まであるんだ」
 阿紗美が感心したようにうなずく。
 「ちなみに、今日の出来事で一気に上がった理由は?」
 「理由は、まだ整理できていません」
 奏斗は、ノートをきちんと揃えて重ねながら言った。
 「ただ——」
 少しだけ言葉を選ぶ。
 「いないことで分かることが、思っていたより多かった、というだけです」
 「それ、だいぶ決定的なやつですよ」
 凱理が、ニヤニヤしながら肩を叩く。
 「『君に恋する確率』っていうより、『君がいないと困る確率』ですね」
 「その二つは、完全に一致しません」
 「でも、けっこう重なりますよ」
 阿紗美が、穏やかな声で言った。
 「仕事でも、恋でも。
 『いないと困る』って思える人がいるのは、わりと幸せなことです」
 その言葉に、奏斗は返す言葉を探しかけて、やめた。
 言葉にしようとすると、どこか薄っぺらくなってしまう気がしたからだ。
 「……とりあえず、明日のために、今日の数字はここまでにしておきます」
 ノートを閉じ、棚の奥に片付ける。
 「璃音さんには、まだ秘密ですね」
 阿紗美が、確認するように尋ねる。
 「当然です」
 「いつか、『百パーセント』って言う日まで?」
 「その日が来るかどうかは分かりません」
 奏斗は、少しだけ視線を落とした。
 「ただ、今日より下がらないように働くことは、心掛けておきます」
 「うわ、真面目なこと言った」
 凱理が、半分からかうように笑う。
 「その心掛け、ぜひレジ締めにも適用してください」
 「レジ締めには、すでに適用しています」
 そう応じる声は、いつもよりほんの少しだけ柔らかかった。
     ◇
 その夜。
 璃音の部屋では、湯気の立つマグカップの前で、スマートフォンの画面が光っていた。
 『今日の営業、どうでしたか』
 花春からのメッセージ。
 璃音は、布団にくるまりながら指を動かす。
 『タルト、ちゃんと売れました?』
 『おかげさまで完売しました。
 絵斗さんが「璃音調整」とか言いながら焼き直してました』
 その文面に、思わず笑みがこぼれる。
 すぐに、もうひとつ通知が来た。
 『店長代行、いつもより口数多かったです』
 「え」
 思わず声が漏れる。
 『たぶん、心配してたんだと思います。
 明日もゆっくり休んでくださいね』
 璃音は、画面をしばらく見つめたあと、スマートフォンを胸の上に置いた。
 (心配、してくれてたのかな)
 そう考えた瞬間、頬が布団の中で熱くなる。
 三十七度三分の熱より、少し高い温度のような気がした。
 酒の流れる川のほとりの店では、
 ノートの中で「君に恋する確率」がこっそりと上昇している。
 当の本人たちはまだ知らないまま、
 その数字は、今日も少しだけ、静かに踏み出した。
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