酒の流れる川で君を待つ

乾為天女

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第25話 商店街の人気投票に挑む

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 人気投票初日の朝、商店街の通りには、いつもとは違う紙の匂いが混ざっていた。
 「川べり文庫」の前にも、黄色い腕章を付けた商店会の担当者が立っている。
 「こちら、投票箱とポスター、それからお店用の控えです」
 段ボール箱を抱えた男性が、慣れた手つきで中身を取り出していく。
 透明なふた付きの投票箱。
 『川沿いグルメ人気投票』と印字されたポスター。
 そして、店ごとに色の違う投票用紙の束。
 「うちは……えっと、薄い青ですか」
 奏斗が、一番上の紙をつまみ上げる。
 「はい、『川べり文庫』さんは青です。
 お客様に一枚ずつお渡しして、
 お帰りの際に、商店街の中央にある大きな投票箱へ入れていただく形になります」
 担当者は、手早く説明を続ける。
 「お店で回収していただいても構いません。
 その場合は、閉店後にまとめて商店会までお持ちください。
 あ、投票用紙の下の方に、一言コメント欄があるのが特徴でして。
 『料理が美味しかった』『雰囲気が落ち着く』など、
 お客様の声をそのまま集めたいという意図なので、ぜひ」
 「コメント欄……」
 奏斗が、紙の下部に印刷された小さな罫線をじっと見つめる。
 ——感想やひとことをお書きください。
 そう書かれていた。
 「それと、期間中は途中経過も出しますので」
 担当者が、にこやかに付け加える。
 「順位までは出しませんが、『上位グループ』『中位グループ』くらいはお伝えできると思います。
 お店のモチベーションになればと思って」
 「……ありがとうございます」
 奏斗は、軽く頭を下げた。
 担当者が去ると、カウンターの上には投票用紙の束と、透明な小さな箱が取り残された。
 「始まりましたね」
 花春が、小さく息を吐いて言う。
 「商店街の人気投票」
 「他の店、どんなことしてるんだろ」
 凱理が、ガラス越しに通りをのぞき込む。
 向かいの居酒屋では、店主が手作りの看板を出している。
 『本日限定・串三本おまけ! 人気投票、よかったら一票を』
 隣の洋菓子店は、ショーケースの前に小さな黒板を出していた。
 『投票用紙ご提示で、クッキー一枚サービス』
 「もらったぁぁ……」
 凱理が、肩をがくりと落とす。
 「おまけとサービスで攻めてきてる……。
 うちは何すればいいんですか」
 「本来なら、うちも何か粗品を用意するべきなんでしょうけど……」
 奏斗は、レジの中身と在庫のメモを頭の中で一瞬だけ計算した。
 「原価を考えると、あまり大きなことはできません」
 「ですよね」
 凱理は、納得しつつもどこか悔しそうにうなずく。
 「でも、このまま何もしないのも寂しいですよ」
 「何もしないわけではありません」
 奏斗は、投票用紙の束を持ち上げ、カウンターの端に大事そうに置いた。
 「一人一人に、きちんと『今日の一杯』と『今日の一皿』を出す。
 それが、うちのやり方です」
 「……それはそうなんですけど」
 凱理は、腕を組んでしばらく考え込んだ。
 「もう少し、こう……若いお客さんに、『ここに入ってみようかな』って思ってもらえる何かが欲しいんですよ」
 「若いお客さん?」
 「はい。
 昨日も、通りを歩いてた大学生くらいの子たち、
 隣の店の『サービスクッキー』には吸い寄せられてたんですよね。
 でも、この店の前は、チラっと見ただけで通り過ぎちゃって」
 言いながら、凱理は入り口のポスターをまじまじと見つめる。
 『酒の流れる川ウィーク』
 『限定セット 君に恋する確率』
 文字だけ見れば、たしかに少し大人びている。
 「……じゃあ、カードを作ります」
 唐突にそう言って、凱理はカウンターの引き出しから紙の束を引っ張り出した。
 「カード?」
 璃音が、エプロンのポケットからペンを取り出しながら首をかしげる。
 「はい。
 ちっちゃい名刺くらいの紙に、一言メッセージを書いたやつ。
 『今日の一歩を軽くする一杯、あります』とか、
 『ここで一息ついた人は、明日少しだけ頑張れるらしい』とか」
 「らしい、って誰情報ですか」
 「俺情報です」
 胸を張って言うあたり、妙な説得力がある。
 「若い子って、こういうゆるい言葉、けっこう好きなんですよ。
 固い宣伝より、『なんかこの店、ちょっと面白そう』くらいのやつ」
 「その、『ちょっと』って部分、たしかにこの店に似合うかも」
 花春が、ペンを手に取りながら笑う。
 「ただし」
 奏斗が、指を一本立てた。
 「メッセージの内容は、必ず誰かが確認してから配ってください。
 あまり踏み込み過ぎた言い回しは、控えめに」
 「分かってますよ。
 『今すぐ告白しろ!』とかは書きません」
 「絶対書きそうだから先に言いました」
 璃音が、じとっとした視線を送る。
 「『君に恋する確率』って名前のメニューがあるだけで、
 けっこうドキドキしている人もいると思うので」
 「じゃあ、距離感はあくまで『応援』で」
 凱理は、紙を三枚並べてペンを走らせた。
 一枚目。
 『今日の一歩ケーキと、
 今日の一息ドリンク、
 ここでそろってます。』
 二枚目。
 『恋してる人も、まだしてない人も。
 ここで一回、深呼吸しませんか。』
 三枚目。
 『投票はお好きな店へ。
 その前に、ここで好きな一杯を。』
 「……どうです?」
 描き終えたカードを、誇らしげに差し出す。
 「悪くないと思います」
 花春が、素直に頷いた。
 「やわらかくて、ちょっとだけ背中を押してくれる感じがします」
 「『投票はお好きな店へ』って入れてくれたの、いいですね」
 阿紗美が、二枚目を指先でつまむ。
 「自分の店だけを押し付けてない感じがして、
 受け取る側も気楽です」
 「でしょ?」
 凱理は、鼻を鳴らす。
 「人気投票って、どうしても『勝たなきゃ』みたいな空気になりがちですけど、
 この通り全体が賑やかになれば、それでいいじゃないですか」
 「……その考え方自体は、とても健全だと思います」
 奏斗は、ほんの少しだけ表情を緩めた。
 「では、そのカードを若いお客様中心に配ってみましょう。
 ただし、押し付けないように」
 「もちろんです。
 断られたら、そのカードは自分の机のメモ帳行きにします」
 「それ、机が名言だらけになりそうですね」
 璃音が、想像して苦笑した。
     ◇
 昼営業が始まると、凱理の「ゆるいカード作戦」は、さっそく出番を迎えた。
 川沿いを歩いていた大学生らしき二人組が、店の前で足を止める。
 「『酒の流れる川ウィーク』って、何だろ」
 「限定メニューとか書いてあるよ。どうする?」
 迷っている様子を見て、凱理はそっと外に出た。
 「こんにちは」
 声をかけると、二人は少し驚いたように振り向く。
 「あの、これ、もしよかったらどうぞ」
 凱理は、ポケットから一枚のカードを取り出した。
 『恋してる人も、まだしてない人も。
 ここで一回、深呼吸しませんか。』
 「なにこれ……」
 片方の子が声を上げる。
 「商店街の人気投票が始まったので、
 うちも一週間だけ、ちょっと頑張ってみようかと思いまして」
 凱理は、いつもの調子で肩の力を抜いた笑顔を見せる。
 「中では、『君に恋する確率セット』っていう、
 診断付きの限定メニューも出してます。
 投票用紙は、もちろん他のお店に入れていただいても大丈夫ですので……」
 「え、そんなこと言っていいの?」
 もう一人が笑い出す。
 「普通、自分の店押すでしょ」
 「ここ、そういう店なので」
 凱理が、胸ポケットを軽く叩いてみせる。
 「『君に恋する確率』って言ってますが、
 この店が誰かに少しでも好きになってもらえたら十分なので」
 その言い方に、二人は顔を見合わせた。
 「……ちょっと入ってみよっか」
 「そうだね。
 このカード、可愛いし」
 カードを手に、二人は扉をくぐっていった。
 店内に入った瞬間、璃音がにこやかに迎える。
 「いらっしゃいませ。
 ご来店ありがとうございます」
 さりげなく、カウンターの端には青い投票用紙が並べられている。
     ◇
 昼から夕方にかけて、カードは思いのほか活躍した。
 仕事帰りのOL風の女性には、
 『今日の一歩ケーキと、
 今日の一息ドリンク、
 ここでそろってます。』
 休日の高校生グループには、
 『投票はお好きな店へ。
 その前に、ここで好きな一杯を。』
 中には、「かわいいですね」と言って財布にしまう人もいた。
 「凱理さん、さっきのカード、『これもらっていいですか』って言われてましたよ」
 花春が、レジの合間に報告する。
 「『こういうの、ノートに貼って集めてるんです』って」
 「まじですか」
 凱理は、一瞬だけ本気で照れた顔をした。
 「……なんか、こそばゆいですね」
 「でも、それってもう一票分くらいの価値ありますよね」
 璃音が、トレーを持ちながら柔らかく笑う。
 「投票用紙に書かれる数字じゃなくて、
 その人の中の『ここ、また来たいな』っていう気持ちの」
 「そういうことさらっと言うから、
 限定メニューの名前が『君に恋する確率』になるんですよ」
 凱理が、少しだけからかうように言う。
 「でも、そうですね。
 カード作戦、やってよかったです」
     ◇
 夜。
 商店街の中央に置かれた大きな投票箱には、
 すでに色とりどりの用紙が差し込まれていた。
 赤、緑、黄色、青。
 店ごとに違う色が折り重なっていく。
 閉店間際、「川べり文庫」では、店内で回収した分の投票用紙をまとめていた。
 「今日、店で書いてもらったのは……」
 花春が数える。
 「二十七枚、ですね」
 「二十七」
 奏斗は、その数字を頭の中で転がしてみる。
 通り全体の客数をざっくりと見積もる。
 自分の店の席数と回転率。
 (正直、飛び抜けて多いわけではない)
 隣の洋菓子店は、昼だけでかなりの行列ができていた。
 向かいの居酒屋も、串の匂いで誘われて入っていく人が多かった。
 (それでも——)
 彼は、声には出さずに息を吐く。
 「コメント欄、見てもいいですか」
 璃音が、おそるおそる尋ねた。
 「もちろんです。
 店に対するものは、ちゃんと受け止めたいですから」
 奏斗は、投票用紙の束から一枚をそっと抜き出した。
 青い紙の下部には、小さな字で感想が書かれている。
 『「君に恋する確率セット」、名前は恥ずかしかったけど、
 診断も味も楽しかったです。
 また来ます。』
 「……うれしい」
 璃音が、思わず声を漏らした。
 「『また来ます』って、すごい言葉ですね」
 「一票以上の重さがありますね」
 花春も、うんうんと頷く。
 次の紙。
 『仕事でへこんでたけど、
 「今日の一歩ケーキ」の名前で少し元気出ました。
 甘さがちょうどよかったです。』
 さらに、もう一枚。
 『カードの言葉が良くて、入ってみました。
 ここで一息ついてから、投票箱に向かいます。』
 「凱理さん、しっかり仕事してますね」
 阿紗美が、からかうように言う。
 「自分のカードがちゃんと言及されてるの、照れます?」
 「……めちゃくちゃ照れます」
 凱理は、耳まで真っ赤にしながら頭をかいた。
 「でも、素直にうれしいです」
 奏斗は、コメントを一枚一枚読み進めていく。
 中には、短いものもあれば、
 「料理が美味しかった」「店員さんが優しかった」といった当たり前の言葉もあった。
 そして、束の真ん中あたりで、ふと目に留まる紙があった。
 『今日も楽しかった。』
 それだけ。
 料理の感想も、メニューの名前も書いていない。
 ただ、「今日も」と一言添えられている。
 「……『今日も』、か」
 奏斗は、その字を指先でなぞった。
 「常連さん、でしょうか」
 花春が、少し首をかしげる。
 「たぶん」
 奏斗は、顔を上げて店内を見渡した。
 ——仕事帰りにふらりと立ち寄る、スーツ姿の男性。
 ——土曜ごとに、友人と来ているらしい女性二人組。
 ——月に何度か、一人で本を読みながら静かに飲む人。
 思い当たる顔はいくつかある。
 けれど、その字が誰のものなのかは分からない。
 「『今日も』ってことは、
 『今日が初めてじゃない』ってことですよね」
 璃音が、小さく呟く。
 「一回だけじゃなくて、
 何度か来てくださっているってこと」
 「はい」
 奏斗は、紙をそっとテーブルの中央に置いた。
 「票数としては、ただの一。
 でも、この一枚に詰まっている日数は、おそらく一じゃない」
 数字の上では、二十七分の一。
 けれど、この一枚に積み重なっている「楽しかった」の回数は、
 きっともっと多いはずだ。
 「……店長代行」
 凱理が、少しあきれたような、少し感心したような声を出す。
 「今、ちょっとかっこよかったですよ」
 「自覚はありません」
 奏斗は、真顔で答えた。
 「ただ、数字だけを見ていると、
 どうしても隣の店の行列がまぶしく見えてしまうので」
 そう言って、彼はコメント欄をもう一度見下ろした。
 「こういう一言があると、
 『ここにしかない価値』もちゃんとあるんだと、思い出せます」
 「ここにしかない価値か……」
 璃音は、投票用紙の束を抱えながら、カウンターの本棚を振り返った。
 背表紙の色あせた文庫本。
 何度も開かれたレシピノート。
 閉店後のまかないで笑い合った記憶。
 全部ひっくるめて、この店の空気を作っている。
 「明日からも、投票用紙お渡しするとき、
 『よかったら一言書いてください』って、ちゃんと伝えますね」
 「お願いします」
 奏斗は、軽く頭を下げた。
 「票を増やすため、というよりも。
 ここで過ごした時間を、
 紙の上に少しだけ残してもらうために」
     ◇
 閉店作業が終わるころには、
 通りの灯りはだいぶ落ち着いていた。
 商店街の中央に置かれた大きな投票箱だけが、
 まるで小さな灯台のように、静かに街灯の光を受けている。
 「じゃあ、これ、出してきます」
 花春が、青い投票用紙をまとめて抱え上げる。
 「凱理さん、付き添いお願いします。
 帰り道で落としたら大変なので」
 「了解です。
 途中で他の店の投票箱、覗き見してもいいですか」
 「ダメです」
 阿紗美が、即座に却下した。
 「正式な途中経過は、商店会から教えてもらえるんですから。
 妙な妄想で一喜一憂すると、余計疲れますよ」
 「はーい」
 渋々返事をしながらも、凱理はどこか楽しそうに扉を開けた。
 残された店内で、奏斗は一人、照明を少しだけ落とす。
 カウンターに残ったグラスを拭きながら、
 さっきのコメント用紙を思い出した。
 『今日も楽しかった。』
 たったそれだけの言葉。
 それでも、その一文の中には、
 たぶん、数え切れない「今日」が折り重なっている。
 (……この一週間の終わりに、
 同じ一言を言ってもらえたら、それで十分かもしれない)
 そう思うと、順位や票数への不安が、
 ほんの少しだけ遠くへ下がっていくのを感じた。
 酒の流れる川の上には、
 今日も小さな灯りがいくつも揺れている。
 その灯りのどれか一つの下で、
 誰かが「今日も楽しかった」と思ってくれたなら——。
 人気投票の結果がどうであれ、
 この店で過ごした一日が、無駄になることはない。
 そう信じられるだけの何かが、
 青い紙の一行に、たしかに刻まれていた。
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