酒の流れる川で君を待つ

乾為天女

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第27話 折り目正しさより大切なもの

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 商店街事務所のホワイトボードには、色とりどりのペンで数字が並んでいた。
 『川沿いグルメ人気投票 中間集計』
 上の方から順に、店名と票数が書かれている。
 「一位は、やっぱりあそこか……」
 凱理が、ホワイトボードの一番上を見上げて息をもらした。
 串焼きの匂いが通りまで届く、向かいの居酒屋。
 その店名の右側には、他を一歩リードする数字が記されている。
 「サービス串三本、あれは強いですねえ」
 商店会長が、資料をめくりながら苦笑した。
 「学生さんも会社帰りの人も、あれに釣られて入っていく。
 で、そのまま二時間コースだ」
 「二位は……あ、洋菓子店」
 花春が、中段あたりの数字を見つけて声を上げる。
 「さすがです。
 ショーケースの前、ずっと途切れてませんもんね」
 その隣に、青いペンで書かれた文字があった。
 『川べり文庫』
 票数は、洋菓子店より少し下。
 でも、他の店よりは一段上に位置している。
 「三位」
 奏斗が、小さくつぶやいた。
 数字を見た瞬間、胸の奥で何かがふっと浮き上がる。
 それが誇らしさなのか、悔しさなのか、自分でもよく分からない。
 「おお、健闘してるじゃないか」
 商店会長が笑顔を向けてきた。
 「新参の店で、酒場でもないのに三位。
 これは立派なもんだよ」
 「ありがとうございます」
 奏斗は、礼儀正しく頭を下げる。
 ——「新参の店」「立派」。
 その言葉に、ほんの少しだけ救われた気がした。
 だが、視線をホワイトボードの一番上へ戻した途端、
 数字の差が、静かに目に飛び込んでくる。
 (……この差を、どう見るかだな)
 頭の中で、即座に計算が始まる。
 票数を日数で割って、一日あたりの平均を出す。
 昨日と一昨日の来客数と照らし合わせて、
 「うちの店で投票してくれた割合」をざっと割り出す。
 (客数に対しての割合で言えば、悪くない)
 むしろ、「よくやっている」とさえ言えるはずだ。
 (できることはやっている)
 そう自分に言い聞かせながら、奏斗は手元のメモに細かな数字を書き込んだ。
     ◇
 事務所を出るとき、会長が一言付け加えた。
 「投票はあくまで目安だからね。
 大事なのは、この一週間でどれだけ『次につながるお客さん』に出会えるかだよ」
 「次につながる、ですか」
 「そう。
 票を入れてくれた人が、
 来月も来てくれるような店かどうかってこと」
 会長は、通りの向こうを指さした。
 「うちの居酒屋なんか、投票のあるなしに関わらず、
 『ここでいつも飲んでるから』って顔が多くてね。
 票の数も大事だけど、
 『あそこの店に行くと落ち着く』って言ってもらえるかどうか。
 そこは、数字には出にくいんだよ」
 「……参考になります」
 奏斗は、そう答えながらも、
 頭の中ではやっぱり数字が並んでいた。
 (とはいえ、数字がまったくの飾りというわけでもない)
 売上。
 原価率。
 客単価。
 それらを無視してしまえば、
 この店はあっという間に川に流されてしまう。
 (バランスだ)
 自分にそう言い聞かせながら、
 事務所をあとにした。
     ◇
 昼営業前の「川べり文庫」。
 テーブルの上には、中間発表の簡単なメモが置かれていた。
 「三位、ですか」
 璃音が、その紙をじっと見つめる。
 「すごいですよ。
 この通りで三位なんて」
 「すごいといえばすごいのですが」
 奏斗は、カウンターの内側でコーヒー豆の袋を整えながら答えた。
 「一位、二位の店との票数差を見ると、
 やはり何か足りないのだろうと感じます」
 「足りない、ですか」
 「はい」
 彼は、メモの端に小さく数字を書き込む。
 「現時点での投票数を、
 この三日間の延べ来客数で割ると——」
 さらさらと計算を書き進める。
 「うちの店で投票してくださった割合は、
 約四割強」
 「四割……」
 「向かいの居酒屋さんや、洋菓子店さんは、
 それぞれ五割から六割近くの割合になっています」
 奏斗は、紙から視線を外さないまま続けた。
 「つまり、うちは『票を入れずに帰っていくお客様』の割合が、
 他店よりも少し多いということです」
 「……そう言われると、なんだか胸が痛くなってきました」
 璃音は、胸の前でそっと手を組んだ。
 「票を入れに行くのを忘れただけ、かもしれませんよ?」
 「もちろん、その可能性もあります」
 奏斗は、淡々と頷く。
 「ですが、『忘れられる』ということは、
 それだけ印象に残っていなかったという見方もできます」
 事実だけを並べているつもりだった。
 それでも、口から出た言葉は、
 自分にも突き刺さる。
 (印象に残っていない)
 その言葉が、
 「君に恋する確率」という名前を自分で選んだときの感覚と、
 妙に噛み合ってしまう。
 璃音が、しばらく黙ってメモを見ていた。
 やがて、ゆっくりと顔を上げる。
 「奏斗さん」
 「はい」
 「それ、どこまで計算するつもりですか」
 「どこまで、とは?」
 「『票を入れなかった人の割合』とか、
 『平均単価に対する一票あたりのコスト』とか」
 璃音は、冗談めかして笑ってみせた。
 「そこまで数字にしていったら、
 たぶん私、怖くてお客様に『診断シートどうぞ』って渡せなくなります」
 「怖く、ですか」
 「はい。
 『この人は票を入れてくれるか』って、
 無意識に計算しながら接客してしまいそうで」
 その言葉に、奏斗の手が止まった。
 「……そういうつもりではありませんでした」
 「分かってます」
 璃音は、柔らかく首を振る。
 「奏斗さんが数字を見てるの、
 この店を守るためだってことは、ちゃんと分かってますから」
 そう言いながらも、
 彼女はメモ用紙をそっと裏返した。
 「でも、『折り目をきっちり揃える』みたいに数字だけ見ていると、
 たぶん届かないものもあるんじゃないかなって」
 「折り目……」
 「ほら」
 璃音は、カウンターの端を指さした。
 そこには、奏斗がさっきまで整えていた、
 コースターの束がきれいに揃って積まれている。
 「奏斗さんって、こういうの、すごく丁寧ですよね。
 領収書の並び方とか、帳簿の数字の桁の揃え方とか」
 「……職業病みたいなものです」
 「その丁寧さに助けられてるところ、たくさんあると思います。
 でも」
 璃音は、言葉を選ぶように少しだけ間を置いた。
 「折り目を完璧に揃えることより、
 ちょっとくらい歪んでても『ここに座っていたい』って思ってもらえる空気の方が、
 大事なときもあるんじゃないかなって」
 静かな一言だった。
 怒っているわけでもない。
 責めているわけでもない。
 ただ、真っ直ぐにこちらへ向けられた言葉。
 「帳簿の数字で『今日の売上』は分かるけど、
 『今日ここで誰かがどんな話をしたか』とか、
 『どんな気持ちで帰っていったか』とかは、
 数字には残らないじゃないですか」
 璃音は、診断シートの束に視線を落とした。
 「でも、その『数字にならないもの』の方が、
 『また来よう』って思ってもらうきっかけになってる気がして」
 「……たとえば?」
 「昨日、『今日も楽しかった』ってだけ書いていった人、いましたよね」
 投票用紙のコメント欄。
 『今日も楽しかった。』
 たったそれだけの一文が、
 奏斗の頭の中にもはっきりと残っている。
 「ああいう一言って、原価計算では測れませんけど、
 ものすごく大きいと思うんです」
 璃音は、手元のコースターを一枚取り、
 わざと少しだけずらしてテーブルに置いた。
 「きっちり揃ったコースターも気持ちいいですけど、
 こうやって、ちょっとだけ『ここの席だけ特別』みたいな並び方をしてるテーブルがあってもいいのかなって」
 その様子を見て、奏斗は思わず眉をひそめた。
 「それは、見栄えが……」
 「そうですよね」
 璃音は、すぐにコースターを元に戻す。
 「でも、『折り目を揃える』以外のやり方があるかもしれないってことだけ、
 どこか頭の片隅に置いておいてもらえたら嬉しいです」
     ◇
 その日の昼営業は、数字だけ見れば「いつも通り」だった。
 席の回転も、売上も、客数も。
 どれも、中間発表までの三日間と大きく違いはない。
 それでも、奏斗の感覚は、どこか落ち着かなかった。
 常連客がカウンター席で穏やかな表情をしている。
 診断シートを前に、友人同士が笑い合っている。
 「今日の一歩ケーキ」を前に、
 ひとりでじっとフォークを動かしている人もいる。
 (この人たちの『今日の気持ち』は、どこにも記録されない)
 そう思った瞬間、
 いつもならレジ締めのときにしか開かない黒いノートのことを思い出した。
 ——「君に恋する確率」ノート。
 夜の出来事や小さな失敗を書き留めてきた、あのノート。
 (数字以外のことを、ちゃんと書き残しておくべきなのかもしれない)
 そう考えながらも、
 昼の忙しさに紛れて、具体的な行動には移せないまま時間が過ぎていった。
     ◇
 夜。
 閉店時間を過ぎ、最後のお客様を見送ったあと。
 店内には、洗い終えた食器の音だけが響いていた。
 「今日もお疲れさまでした」
 花春が、カウンターにマグカップを並べる。
 「コーヒーでいいですか? それとも、ハーブティーにします?」
 「コーヒーで」
 「私も」
 それぞれが好みの飲み物を手に取り、
 カウンター席に腰を下ろした。
 「中間発表、見ました?」
 凱理が、マグカップを両手で包み込みながら問いかける。
 「三位って、すごくないですか。
 この通り、店いっぱいあるのに」
 「すごいですよね」
 花春が、嬉しそうに頷く。
 「カードを見て来てくださったお客様もいましたし。
 人気投票のおかげで、この店を知ってくれた人もたくさんいると思います」
 「そうですね」
 璃音も、静かに同意した。
 「でも、トップには届いていません」
 奏斗の一言に、空気がわずかに揺れた。
 「あ、いや……」
 本人も、すぐに言い方が堅かったことに気付き、小さく息を吐く。
 「決して不満というわけではないのですが。
 どうしても、数字を見ると『まだ上がある』と考えてしまって」
 「上があるのは、悪いことじゃないと思いますよ」
 阿紗美が、マグカップを口元に運びながら言った。
 「ただ、その『上』をどこに設定するか、ですね」
 「上……」
 「人気投票の一位を取ることなのか。
 売上をあと何パーセント伸ばすことなのか。
 それとも、
 『今日も楽しかった』って書いてくれる人を、
 あと一人増やすことなのか」
 言いながら、彼女は窓の外の川をちらりと見た。
 「走っているときも、
 タイムだけ見ていると、途中で足が止まることがあります」
 「タイム、ですか」
 「はい。
 タイムを縮めるために走っていたはずなのに、
 途中で『何秒で走らなきゃいけない』って数字ばかり浮かんできて、
 身体が固まってしまうときがあって」
 阿紗美は、少し照れくさそうに笑った。
 「そういうときは、『今日は景色を覚えて帰ろう』とか、
 『この区間だけフォームを意識しよう』とか、
 目標の置き方を変えるようにしてました」
 「数字から、少しだけ視線を外す」
 「そうです。
 完全に無視するんじゃなくて、
 数字と、数字にならないものの両方を見られるようにする、というか」
 その言葉に、奏斗は、
 昼間の璃音の一言を思い出した。
 ——折り目を揃えることより、大事なときもある。
 「……今日から、ノートの書き方を変えてみようと思います」
 奏斗は、立ち上がって棚から黒いノートを取り出した。
 「ノート?」
 「はい。
 今までは、日付と大まかな出来事と、
 自分の反省しか書いていませんでしたが」
 彼は、ノートを開いて、空白のページにペンを走らせる。
 『川沿いグルメ人気投票 中間発表の日』
 そう書いてから、一行空けた。
 『投票数 三位。
 数字としては、予想以上の位置。
 ただし、票を入れずに帰っていくお客様もいる。
 「印象に残る」ということについて、考える必要あり。』
 そこまでは、いつもの書き方だ。
 ペン先が止まりかけたところで、
 璃音がそっと口を開いた。
 「もしよかったら、
 今日のコメントの中で印象に残った言葉も、
 書いておきませんか」
 「コメント?」
 「はい。
 さっき、花春さんと一緒に見てたんですけど」
 花春が、青い投票用紙の束を持ってくる。
 「この一枚とか」
 差し出された紙には、こう書かれていた。
 『診断結果が「測定不能」だったのが、
 今の自分にぴったりだと思いました。
 また、測定しに来ます。』
 「……こんなコメント、あったんですね」
 奏斗は、紙を両手で受け取った。
 「他にもありますよ」
 花春が、二枚目を示す。
 『友達に誘われて来ましたが、
 メニューの名前と店員さんの説明が、
 今の気持ちに優しくて、泣きそうになりました。』
 そして三枚目。
 『今日の一歩ケーキのおかげで、
 明日もう一日、頑張ってみようかなと思えました。』
 文字はどれもバラバラだ。
 丁寧な字もあれば、急いで書いたような乱暴な字もある。
 けれど、それぞれの紙から、
 その人がこの店で過ごした時間の重さが伝わってくる。
 「……たしかに、原価率には載りませんね」
 奏斗は、苦笑しながらノートに新しい項目を書き足した。
 『今日の言葉』
 その下に、コメントの一部をそのまま写す。
 『また、測定しに来ます。』
 『今の気持ちに優しくて、泣きそうになりました。』
 『明日もう一日、頑張ってみようかなと思えました。』
 書き終えたペン先が、僅かに震えていた。
 「数字の横に、こういう言葉も並んでいたら。
 順位だけ見て落ち込むことは、少し減るかもしれません」
 「減ってくれるといいなと思います」
 璃音が、静かに笑う。
 「奏斗さんの『折り目正しさ』、
 私は好きですよ。
 ただ、その折り目の横に、
 ちょっとした落書きみたいなものがあってもいいんじゃないかなって」
 「落書き、ですか」
 「はい。
 きっちり揃った帳簿の端っこに、
 『今日も楽しかったと言ってくれた人がいた』って一行載ってたら、
 それだけで、この店の空気が少し変わりそうな気がして」
 その言い方は、どこか照れ隠しのようでもあった。
 「……やってみます」
 奏斗は、ノートをぱたんと閉じた。
 「数字の折り目は、これまで通り揃えます。
 それは、この店を続けるために必要なことなので」
 「はい」
 「ただ、その横に、
 『今日ここで誰かがどう笑ったか』も、
 きちんと書き残しておこうと思います」
 そう言って立ち上がり、
 レジの横にノートを置き直した。
 そこなら、毎日必ず目に入る。
     ◇
 帰り際。
 シャッターを下ろす前に、
 奏斗はもう一度店内を見渡した。
 整えられたテーブル。
 揃った椅子の脚。
 きっちり積まれたコースター。
 どれも、自分が落ち着くために必要な「折り目」だ。
 けれど、今夜はそこにもう一つ、
 別の視点が重なる。
 ——この席で、誰が笑っていたか。
 ——このコースターの上に、どんなグラスが置かれていたか。
 (数字には残らないけれど、
 たぶん、店の未来には残っていくものだ)
 人気投票の順位は三位。
 一位ではない。
 でも、「今日も楽しかった」と書いてくれた誰かの中では、
 もしかしたら一位かもしれない。
 その可能性を、
 これからは数字と同じくらい大事にしていこう。
 川の水音が、夜の静けさの中でゆっくりと流れている。
 酒の流れる川のほとりで、
 折り目正しさより少しだけ大切なものに、
 ようやく目を向け始めた夜だった。
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