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第16章「失われたものと、向き合うとき」
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体育館・フェス前日の夕方。
「じゃあ、“みんなの想い”が一つになれば、花はまた咲くってことでいいの?」
「いや、それざっくりすぎるでしょ!“みんなの想い”って、何!?どこにあるの!?どのフォルダに保管されてるの!?」
「“心”にあるよ」
「急にファンタジー!」
ステージ上では最終リハーサル、舞台袖ではチュロス試食会、裏手ではLED花の調整が爆音でバチバチしており、すべてが混沌を極めていた。
そしてその中心にいるメンバーたちは――
まったく想いがひとつになっていなかった。
「俺はやっぱり、“記憶ってなんだったんだろう”って考えるんだよね」
と哲哉が言えば、
「え、私は“花がどこまで物理干渉できるのか”のほうが気になるけど」
と菜緒が返し、
「オレは“そもそもこの花、俺たちにとって何だったんYO?”って問いたいYO」
と悠里が叫び、
「チュロスが冷める前に話まとめてくれます!?」
と華也子が怒鳴り、
「そのチュロスが“思いの象徴”になってるんじゃないかと思ってきたんだけど」
と麗真が遠い目をして、
「みんな、論点がブレすぎてAIの要約でも無理」
と拓毅が冷静に言い放つ。
「もう、誰が何と向き合ってんのか分かんねえよ!!!」
ひとまず、「全員順番に“失ったもの”と“得たもの”を言う」ことにした。
順番:ガチャ決定。
「なぜ文化祭直前でまた運任せ制度……」
1人目:栄徳
「俺は……“常識”を失った。でも、“YOで伝える勇気”を得た」
「戻してそれ常識!!」
「“言葉は心を超える”って知ったからな……!」
「それYOでかき消してなかった!?」
2人目:華也子
「私は、マイクスタンドを失った。でも、“演出は現場で作る”って知った」
「なにそのプロフェッショナル風味のやつ!?」
「舞台装置が全崩壊したことで逆に燃えた」
「なにそれ、災害の中のエンタメ魂!?」
3人目:悠里
「俺は、“副主役ポジション”を失った……でも、“メインでも空気でもいける柔軟性”を得た!」
「サバイバル力!?どんな現場でも活きる男!?」
「舞台袖が落ち着くのも、ステージが楽しいのも、全部“記憶の中”で大事になった気がするYO」
「今のはちょっといいYOだった……くやしいけど」
4人目:麗真
「私は……“花の着ぐるみの足元にネズミがいた記憶”を失いたい。
でも、“本当に花になりきった瞬間”は得られた」
「何その“アクターズ苦行エピソード”」
「花の中から見たステージ、めっちゃ泣けたんだよ」
「え、それどの涙!?リアル?演出?ネズミ?」
5人目:拓毅
「俺は、“記録だけじゃ何も守れない”ことを知った。でも、“想いは更新できる”と気づけた」
「急に名言きた!?どうした!?何か召喚する!?精霊的な!?Google Drive的な!?」
「想いはログじゃなくてライブだ。つまり、今が大事ってことだ」
「もうこの人、学園ファンタジーに一人だけ“最終回の語り手”で出てきそう!」
6人目:菜緒
「私は、“わかってるふう”を失った。でも、“誰かと一緒に悩む時間”を得た」
「なにその文学少女モード!?このタイミングで詩的!!」
「一人で全部理解しようとするより、誰かと“変だね”“よく分かんないね”って言える方が、なんか安心するなって思った」
「いいこと言ってるのに語尾がふわふわで入ってこない!」
7人目:哲哉
「……俺は、“ちゃんと引っ張れる自信”を失った。でも……“みんながいる”って思えた」
「うわっ、主人公の総括きた……!」
「本当は、“俺が何とかしなきゃ”って思ってた。でもそれって、全然“一人の物語”じゃなかったんだよな。いつの間にか、ちゃんと、みんなで話を進めてた」
「わあああ、いい話!!なのに横でチュロス焦げてるぅぅ!!」
「誰かひっくり返して!!焦げ!焦げてる記憶になっちゃう!!」
「……ねえ」
菜緒が、そっと言った。
「もしかしてさ、“想いがひとつになる”って、“全部同じになる”ことじゃないんだよね」
「うん。“違うけど、ちゃんと向き合ってる”ってだけで、もう充分“ひとつ”だよ」
その瞬間。
LED花が、ぽんっ、と光った。
「おおおっ!?今、花が光った!?生反応きた!!」
「しかも!チュロスの香りに反応してない!!感情で光ってる!!!」
「AIじゃない証拠じゃん!!」
静かに、笑いながら、誰かが言った。
「……よかった。俺たち、ちゃんと“花に伝わってた”んだな」
「“想いって、こんなにバカバカしくても届くんだ”って、分かったよ」
「それ褒めてるの!?ディスってるの!?」
笑い声と、焼きたてのチュロスの香りが体育館に広がる中、
舞台裏の花は、ゆっくりと、ひとつだけ、
大きく咲いた。
体育館、ステージ裏。
ついに――花の精霊に、みんなの“想い”を届けるときが来た。
「じゃ、今から正式に“花に想いを伝える儀式”を執り行います」
「言い方が急に宗教っぽい!」
「みんな真面目にやって!“想いの統合シーン”だからねこれ!」
「えーと、順番に“想いを込めた言葉”を言えばいいの?」
「そう。“心からの一言”を、花に。静かに、真剣に、丁寧に」
「よし、任せて。
……YO」
「お前が真っ先にぶっ壊すのやめてくれぇぇぇ!!」
「真剣なYOだよ!?これでも心を込めたんだYO!?」
「伝わったとしても翻訳不可避!」
拓毅が手元のタブレットで何かを確認しながらつぶやいた。
「……でも今のYOで、花、揺れた」
「うそでしょ!?精霊どんな受信感度!?YO対応済みなの!?」
「やっぱ普段からYOで話しかけてたのが功を奏したんだよ……!」
「地味に積み重ね強いの腹立つわ!」
全員で順番に言葉を紡ぎはじめる。
「ありがとう、咲いてくれて」
「ずっと黙って見守ってくれてて……」
「気づかなくて、ごめんね」
「チュロスの件はごめんなさい」
「えっ、花になにしたの!?謝罪いるレベルなの!?」
「最後の焼きチュロス、間違って根元に落としちゃったことある」
「花を“ホットプレート扱い”すな!!!」
順番が回ってきた麗真は、花の前で両手を組み、深く息を吸い込む。
「花よ……あなたの名前を、私はまだ知らない」
「えっ、なにそれ劇場公開決まりそうなやつ!?」
「でも、私はもう、“あなたの想い”を感じてる。きっとこの花は、誰かの言葉でできてる。
つまり――この花の正体は、“集団制作型ラブレター”!」
「とんでもない言語センス出た!!」
「待って、それ“精霊界”で通用するの!?」
「通用した。花、光った」
「また光ったあああ!!」
華也子は何やら袋を取り出して、花の前にそっと置く。
「最後に余ったチュロス。……これ、明日売れないかもしれないから」
「何、花に“物納”してんの!?供物方式!?チュロス供養!?」
「これでうまく咲いたら“チュロスの霊力”確定だよ」
「新興宗教の香りがすごいのよ……!」
ラストは哲哉。
彼は、花の前に立ち、目を閉じて、ただ一言。
「……ありがとう」
その一言で、花が――ぶわっ、と咲いた。
静かな風と共に、光が体育館全体に広がる。
「わあっ……!」
「まぶしっ……!」
「チュロス落としたっ!」
「そこ!?感動の場面で!?今!?!」
光の中、花の精霊の声が静かに響いた。
『想いは、届いた。すべて、受け取った』
『お前たちが咲かせたのは、ただの花ではない』
『それは、“日々の記憶”が紡いだもの。
誰かを想い、笑った時間。バカみたいにふざけた時間。YO』
「今、YOって言った!?精霊!?精霊も感染した!?」
「YOが感染力持ってるって初耳!!」
『明日、“記憶の劇”が語られるとき。
この花は、再び咲く。皆が咲かせた、物語として』
全員が、顔を見合わせる。
「じゃあ……いよいよ明日なんだな」
「うん。“咲かせる日”が来たんだ」
「俺たちが主演の、“花とチュロスとラップの劇”」
「それ略すとなんかダサくなるから正式名称でいこう!!」
精霊の声は、最後にこう告げた。
『咲け。お前たちの想いの花を』
そして――静かに、花は光を収めた。
それでもなお、ひとつだけ残ったつぼみが、明日を待つように、ぴたりと閉じていた。
「明日、絶対咲かせような」
「咲け」
「咲け」
「咲けYO」
「やっぱ最後YOで台無しになったぁぁああ!!!」
でもそのとき、たしかに。
全員の想いは、ひとつになっていた。
【章終】
「じゃあ、“みんなの想い”が一つになれば、花はまた咲くってことでいいの?」
「いや、それざっくりすぎるでしょ!“みんなの想い”って、何!?どこにあるの!?どのフォルダに保管されてるの!?」
「“心”にあるよ」
「急にファンタジー!」
ステージ上では最終リハーサル、舞台袖ではチュロス試食会、裏手ではLED花の調整が爆音でバチバチしており、すべてが混沌を極めていた。
そしてその中心にいるメンバーたちは――
まったく想いがひとつになっていなかった。
「俺はやっぱり、“記憶ってなんだったんだろう”って考えるんだよね」
と哲哉が言えば、
「え、私は“花がどこまで物理干渉できるのか”のほうが気になるけど」
と菜緒が返し、
「オレは“そもそもこの花、俺たちにとって何だったんYO?”って問いたいYO」
と悠里が叫び、
「チュロスが冷める前に話まとめてくれます!?」
と華也子が怒鳴り、
「そのチュロスが“思いの象徴”になってるんじゃないかと思ってきたんだけど」
と麗真が遠い目をして、
「みんな、論点がブレすぎてAIの要約でも無理」
と拓毅が冷静に言い放つ。
「もう、誰が何と向き合ってんのか分かんねえよ!!!」
ひとまず、「全員順番に“失ったもの”と“得たもの”を言う」ことにした。
順番:ガチャ決定。
「なぜ文化祭直前でまた運任せ制度……」
1人目:栄徳
「俺は……“常識”を失った。でも、“YOで伝える勇気”を得た」
「戻してそれ常識!!」
「“言葉は心を超える”って知ったからな……!」
「それYOでかき消してなかった!?」
2人目:華也子
「私は、マイクスタンドを失った。でも、“演出は現場で作る”って知った」
「なにそのプロフェッショナル風味のやつ!?」
「舞台装置が全崩壊したことで逆に燃えた」
「なにそれ、災害の中のエンタメ魂!?」
3人目:悠里
「俺は、“副主役ポジション”を失った……でも、“メインでも空気でもいける柔軟性”を得た!」
「サバイバル力!?どんな現場でも活きる男!?」
「舞台袖が落ち着くのも、ステージが楽しいのも、全部“記憶の中”で大事になった気がするYO」
「今のはちょっといいYOだった……くやしいけど」
4人目:麗真
「私は……“花の着ぐるみの足元にネズミがいた記憶”を失いたい。
でも、“本当に花になりきった瞬間”は得られた」
「何その“アクターズ苦行エピソード”」
「花の中から見たステージ、めっちゃ泣けたんだよ」
「え、それどの涙!?リアル?演出?ネズミ?」
5人目:拓毅
「俺は、“記録だけじゃ何も守れない”ことを知った。でも、“想いは更新できる”と気づけた」
「急に名言きた!?どうした!?何か召喚する!?精霊的な!?Google Drive的な!?」
「想いはログじゃなくてライブだ。つまり、今が大事ってことだ」
「もうこの人、学園ファンタジーに一人だけ“最終回の語り手”で出てきそう!」
6人目:菜緒
「私は、“わかってるふう”を失った。でも、“誰かと一緒に悩む時間”を得た」
「なにその文学少女モード!?このタイミングで詩的!!」
「一人で全部理解しようとするより、誰かと“変だね”“よく分かんないね”って言える方が、なんか安心するなって思った」
「いいこと言ってるのに語尾がふわふわで入ってこない!」
7人目:哲哉
「……俺は、“ちゃんと引っ張れる自信”を失った。でも……“みんながいる”って思えた」
「うわっ、主人公の総括きた……!」
「本当は、“俺が何とかしなきゃ”って思ってた。でもそれって、全然“一人の物語”じゃなかったんだよな。いつの間にか、ちゃんと、みんなで話を進めてた」
「わあああ、いい話!!なのに横でチュロス焦げてるぅぅ!!」
「誰かひっくり返して!!焦げ!焦げてる記憶になっちゃう!!」
「……ねえ」
菜緒が、そっと言った。
「もしかしてさ、“想いがひとつになる”って、“全部同じになる”ことじゃないんだよね」
「うん。“違うけど、ちゃんと向き合ってる”ってだけで、もう充分“ひとつ”だよ」
その瞬間。
LED花が、ぽんっ、と光った。
「おおおっ!?今、花が光った!?生反応きた!!」
「しかも!チュロスの香りに反応してない!!感情で光ってる!!!」
「AIじゃない証拠じゃん!!」
静かに、笑いながら、誰かが言った。
「……よかった。俺たち、ちゃんと“花に伝わってた”んだな」
「“想いって、こんなにバカバカしくても届くんだ”って、分かったよ」
「それ褒めてるの!?ディスってるの!?」
笑い声と、焼きたてのチュロスの香りが体育館に広がる中、
舞台裏の花は、ゆっくりと、ひとつだけ、
大きく咲いた。
体育館、ステージ裏。
ついに――花の精霊に、みんなの“想い”を届けるときが来た。
「じゃ、今から正式に“花に想いを伝える儀式”を執り行います」
「言い方が急に宗教っぽい!」
「みんな真面目にやって!“想いの統合シーン”だからねこれ!」
「えーと、順番に“想いを込めた言葉”を言えばいいの?」
「そう。“心からの一言”を、花に。静かに、真剣に、丁寧に」
「よし、任せて。
……YO」
「お前が真っ先にぶっ壊すのやめてくれぇぇぇ!!」
「真剣なYOだよ!?これでも心を込めたんだYO!?」
「伝わったとしても翻訳不可避!」
拓毅が手元のタブレットで何かを確認しながらつぶやいた。
「……でも今のYOで、花、揺れた」
「うそでしょ!?精霊どんな受信感度!?YO対応済みなの!?」
「やっぱ普段からYOで話しかけてたのが功を奏したんだよ……!」
「地味に積み重ね強いの腹立つわ!」
全員で順番に言葉を紡ぎはじめる。
「ありがとう、咲いてくれて」
「ずっと黙って見守ってくれてて……」
「気づかなくて、ごめんね」
「チュロスの件はごめんなさい」
「えっ、花になにしたの!?謝罪いるレベルなの!?」
「最後の焼きチュロス、間違って根元に落としちゃったことある」
「花を“ホットプレート扱い”すな!!!」
順番が回ってきた麗真は、花の前で両手を組み、深く息を吸い込む。
「花よ……あなたの名前を、私はまだ知らない」
「えっ、なにそれ劇場公開決まりそうなやつ!?」
「でも、私はもう、“あなたの想い”を感じてる。きっとこの花は、誰かの言葉でできてる。
つまり――この花の正体は、“集団制作型ラブレター”!」
「とんでもない言語センス出た!!」
「待って、それ“精霊界”で通用するの!?」
「通用した。花、光った」
「また光ったあああ!!」
華也子は何やら袋を取り出して、花の前にそっと置く。
「最後に余ったチュロス。……これ、明日売れないかもしれないから」
「何、花に“物納”してんの!?供物方式!?チュロス供養!?」
「これでうまく咲いたら“チュロスの霊力”確定だよ」
「新興宗教の香りがすごいのよ……!」
ラストは哲哉。
彼は、花の前に立ち、目を閉じて、ただ一言。
「……ありがとう」
その一言で、花が――ぶわっ、と咲いた。
静かな風と共に、光が体育館全体に広がる。
「わあっ……!」
「まぶしっ……!」
「チュロス落としたっ!」
「そこ!?感動の場面で!?今!?!」
光の中、花の精霊の声が静かに響いた。
『想いは、届いた。すべて、受け取った』
『お前たちが咲かせたのは、ただの花ではない』
『それは、“日々の記憶”が紡いだもの。
誰かを想い、笑った時間。バカみたいにふざけた時間。YO』
「今、YOって言った!?精霊!?精霊も感染した!?」
「YOが感染力持ってるって初耳!!」
『明日、“記憶の劇”が語られるとき。
この花は、再び咲く。皆が咲かせた、物語として』
全員が、顔を見合わせる。
「じゃあ……いよいよ明日なんだな」
「うん。“咲かせる日”が来たんだ」
「俺たちが主演の、“花とチュロスとラップの劇”」
「それ略すとなんかダサくなるから正式名称でいこう!!」
精霊の声は、最後にこう告げた。
『咲け。お前たちの想いの花を』
そして――静かに、花は光を収めた。
それでもなお、ひとつだけ残ったつぼみが、明日を待つように、ぴたりと閉じていた。
「明日、絶対咲かせような」
「咲け」
「咲け」
「咲けYO」
「やっぱ最後YOで台無しになったぁぁああ!!!」
でもそのとき、たしかに。
全員の想いは、ひとつになっていた。
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