36 / 40
第36話 吹雪の夜と開かれた家々
しおりを挟む
天気予報では、「今夜は雲が多いものの、風は弱いでしょう」と言っていた。夕方のニュースでその言葉を確認したあと、颯馬たちは雪灯ろう用の雪をせっせと積み上げ、九つの場所を結ぶ夜の道を整えていった。
「灯ろう、これで九十個目ですね」
瑠奈が、手袋についた雪をぱんぱんと払いながら数える。参道の両側、川沿いの土手、足湯へ続く坂道。小さな雪の塔の上に穴をあけ、中にろうそくを入れて火を灯せば、そこが夜の目印になる。
「九十個か。九つの場所の、十倍」
颯馬がスコップを肩に担ぎなおす。
「『九つの場所を十倍明るくする計画』ですね」
「計画の名前、今決まったな」
二人が笑い合う横で、琉央が黙々と雪灯ろうの高さを整えていた。
「このくらいの高さなら、子どもの目線とちょうど同じくらいだな」
「じゃあ、大人は少しだけかがんで見てもらう感じで」
そんな会話をしながら準備を終えたころ、空に薄い雲がかかり始めた。
「……ちょっと風、強くなってきました?」
足湯のほうから戻ってきた亜矢菜が、耳当てを押さえながら言う。
「さっきまで無風だったのに」
川沿いの土手に立って空を見上げると、雪雲が思ったより早い速度で流れていた。
「でも、予報では大丈夫って言ってましたし」
「うん。一応、避難先の確認だけしておこうか」
颯馬は手帳を取り出し、「ルート沿いの開放可能な場所」のページをめくった。雪椿と海灯の大広間、商店街の集会所、足湯裏の休憩室。それぞれの場所に、あらかじめ「何人くらいなら入れるか」「毛布の枚数」がメモしてある。
「ここまで細かく書いてあるの、さすがだよな」
琉央が横から覗き込み、ぽつりとつぶやいた。
「転びそうになった場所の地図、作ったときの延長です」
瑠奈が笑う。
「『寒くて立ち止まりたくなったとき、どこに入ってもらえるか』も、一緒に書いておこうって」
日が落ちると同時に、雪灯ろうの火が一斉にともされた。ろうそくの灯りが雪の壁を通して柔らかく広がり、九つの場所へ続く夜の道を浮かび上がらせる。
「きれい……」
駅前広場に集まった参加者から、ため息がもれた。
「本日の『雪灯ろうナイト・九つの場所めぐり』、出発しまーす」
亜矢菜の明るい声が、冷たい空気に響く。
最初のうちは、風は頬を撫でる程度だった。雪もちらちらと舞うだけで、雪灯ろうの火は安定している。参加者たちは、マフラーを直しながらも、「寒いね」「でもきれいだね」と笑い合い、足湯へ続く坂道を歩いていった。
ところが、雪見社を出て川沿いに差し掛かったころ、状況が変わる。
「……風、さっきより強くなりましたね」
瑠奈の言葉どおり、川から吹き上げる風が急に鋭さを増した。雪灯ろうの火が大きく揺れ、ろうそくの炎が危なっかしく揺らめく。
「火、消えちゃう!」
子どもの声と同時に、ひとつ、またひとつと火が消えていった。
「一旦立ち止まりましょう」
颯馬は、先頭で歩いていた参加者たちに声をかけた。
「この先、雪と風が強くなりそうです。ここで引き返すか、別の道に切り替えるか、少しだけ時間をください」
顔を上げると、空はさっきよりもずっと暗くなっていた。予報の「風は弱いでしょう」という文字が頭をよぎり、颯馬は思わず眉間を押さえる。
「どうします?」
耳当てを押さえながら近づいてきた亜矢菜が尋ねる。
「このまま強行すると、途中で吹雪になりそうだ」
足元の雪も、さっきよりも深くなっている。
「だったら……」
颯馬は、手帳のページを開いた。「開放してもらえる場所」のリストが目に飛び込んでくる。
「ルート沿いの家と店に、片っ端から声をかけよう」
「声を?」
「『中に入らせてください』って。九つの場所は、外だけじゃない。灯りのついている場所は全部、『今夜の九つの場所』にしてもらおう」
自分で言って、自分で少し驚いた。けれど、その案が一番しっくりきた。
「やります」
瑠奈が、迷いなく頷く。
「私、足湯側のルートを回ります。颯馬さんは川沿いを」
「私は商店街の裏通りいきます」
亜矢菜も手を挙げた。
「琉央、参加者のみんなをいったん駅前まで戻してくれ。途中で風が強くなったら、近くのコンビニの前でもいい。とにかく『屋根のある場所』を優先で」
「了解」
短い言葉を交わし、それぞれが散っていく。
颯馬は、川沿いの民家の玄関先に走った。
「すみません!」
チャイムを押しながら、大きめの声で呼びかける。
「今、九つの場所の夜の散策で、このあたりを歩いている人たちがいるんです。この風だと危ないので、少しのあいだ玄関先だけでも入らせてもらえませんか」
ドアが開き、中から顔を出したのは、先日足湯で世間話をしてくれたおばあさんだった。
「あらあんた、今日は案内のほうじゃなくて、お願いしに来たのかい」
事情を説明すると、おばあさんはとっさに玄関の奥を振り返った。
「いいよいいよ。靴のままで上がってもらって構わないから。廊下に新聞敷いとくよ」
「ありがとうございます!」
深く頭を下げる。
そのあとも、川沿いの家々のドアを叩いて回った。
「構いませんよ、うちもさっきまでテレビ見てただけだから」
「子どもはこっちの部屋に。こたつ出してあるから」
「ストーブ、強めにしておくね」
事情を話すたびに、「しょうがないねえ」と笑いながら玄関を開けてくれる人たちがいた。
そのころ、雪椿と海灯でも、急きょ大広間が開放されていた。
「こっち、こっち。靴は適当に脱いで上がって」
雪椿の女将が、大きな座布団を次々と敷いていく。隣の海灯からは、温かいお茶の入ったポットが何本も運び込まれてきた。
「子どもたちは、こっちの毛布使っていいからね」
海灯の女将が、厚手の毛布の束を渡す。二人の女将が視線を交わし、「どっちの宿が早く準備できるか勝負よ」と小声で言い合う。そのやりとりに、周りからくすくすと笑いが漏れた。
「じゃあ私は、昔話担当します」
亜矢菜がマイクをオフにして、代わりに膝の上に絵本を広げた。
「ラジオじゃないんですか」
子どもが目を丸くする。
「今日は特別。『生・昔話』です」
そう言って、雪杜に伝わる雪女の話を、怖くなりすぎない程度の声色で語り始めた。
別の隅では、琉央が子どもたちと一緒に、新聞紙で即席の雪だるまを作っていた。丸めた新聞紙を積み上げ、その上から白いタオルをかぶせて顔を描く。
「外の雪だるま、今ごろ吹雪の中で頑張ってるからな。中にも一体くらいいてもいいだろ」
「これ、『屋根の下の九つめの雪だるま』だね」
子どもがそんな名前を付けて笑う。
外の風は、ガラス窓を叩き続けていた。ときどき、びゅうっと大きな音がして、子どもたちが少しだけ身をすくめる。そのたびに、誰かが「大丈夫、大丈夫」と肩を叩く。
「こうしてると、まるで昔の雪の日みたいだね」
雪椿の女将が、湯飲みを片手にしみじみと言った。
「停電したとき、お客さんと一緒にロビーで歌ったこと、あったでしょう」
海灯の女将が思い出したように続ける。
「ありましたね。あのときも、灯りは少なかったけど、人の声がたくさんあって」
ふと、誰かがハミングを始めた。いつの間にか、それが簡単なわらべ歌になり、子どもたちの声が重なっていく。
吹雪はしばらく続いたが、夜が深くなるころには少しずつ弱まっていった。
「そろそろ、送っていきましょうか」
窓の外を確認した颯馬が言うと、女将たちが頷いた。
「うちの車で、できるだけ送るよ。近い人は、玄関まで一緒に歩いてね」
帰り道、雪灯ろうの多くはすでに崩れていた。けれど、ところどころに残った小さな雪の塊が、街灯の光を受けて淡く光っている。
「本当は、あの灯ろうの道を歩いてもらうはずだったんですけどね」
瑠奈が、名残惜しそうに振り返る。
「でも、代わりに別の灯りに出会えました」
颯馬は、さっきまで開かれていた家や旅館の窓を見上げた。そこには、人のいる気配が残っている。湯飲みの音、笑い声、毛布の擦れる音。
数日後、案内所には一通のメールが届いた。
──予定どおりの雪灯ろうの道は歩けませんでしたが、見知らぬ家のドアを叩いたら、「入りなさい」と笑ってくれる町だということが、一番の思い出になりました。
「……これ、プリントアウトして、会議室に貼っておこうか」
樹佳がメールを読み上げながら、そう提案した。
「雪灯ろうが全部そろった夜の写真も素敵ですけど、あの日の文章も、ちゃんと残しておきたいので」
頷きながら、颯馬は窓の外を見た。あの夜吹きつけた風は嘘のように穏やかで、屋根の上の雪だけが静かに光っている。
「九つの場所は、屋外だけじゃなくて、開いてくれた家や部屋の分だけ増えたんだな」
そうつぶやいた声は、案内所の暖かな空気の中に溶けていった。
「灯ろう、これで九十個目ですね」
瑠奈が、手袋についた雪をぱんぱんと払いながら数える。参道の両側、川沿いの土手、足湯へ続く坂道。小さな雪の塔の上に穴をあけ、中にろうそくを入れて火を灯せば、そこが夜の目印になる。
「九十個か。九つの場所の、十倍」
颯馬がスコップを肩に担ぎなおす。
「『九つの場所を十倍明るくする計画』ですね」
「計画の名前、今決まったな」
二人が笑い合う横で、琉央が黙々と雪灯ろうの高さを整えていた。
「このくらいの高さなら、子どもの目線とちょうど同じくらいだな」
「じゃあ、大人は少しだけかがんで見てもらう感じで」
そんな会話をしながら準備を終えたころ、空に薄い雲がかかり始めた。
「……ちょっと風、強くなってきました?」
足湯のほうから戻ってきた亜矢菜が、耳当てを押さえながら言う。
「さっきまで無風だったのに」
川沿いの土手に立って空を見上げると、雪雲が思ったより早い速度で流れていた。
「でも、予報では大丈夫って言ってましたし」
「うん。一応、避難先の確認だけしておこうか」
颯馬は手帳を取り出し、「ルート沿いの開放可能な場所」のページをめくった。雪椿と海灯の大広間、商店街の集会所、足湯裏の休憩室。それぞれの場所に、あらかじめ「何人くらいなら入れるか」「毛布の枚数」がメモしてある。
「ここまで細かく書いてあるの、さすがだよな」
琉央が横から覗き込み、ぽつりとつぶやいた。
「転びそうになった場所の地図、作ったときの延長です」
瑠奈が笑う。
「『寒くて立ち止まりたくなったとき、どこに入ってもらえるか』も、一緒に書いておこうって」
日が落ちると同時に、雪灯ろうの火が一斉にともされた。ろうそくの灯りが雪の壁を通して柔らかく広がり、九つの場所へ続く夜の道を浮かび上がらせる。
「きれい……」
駅前広場に集まった参加者から、ため息がもれた。
「本日の『雪灯ろうナイト・九つの場所めぐり』、出発しまーす」
亜矢菜の明るい声が、冷たい空気に響く。
最初のうちは、風は頬を撫でる程度だった。雪もちらちらと舞うだけで、雪灯ろうの火は安定している。参加者たちは、マフラーを直しながらも、「寒いね」「でもきれいだね」と笑い合い、足湯へ続く坂道を歩いていった。
ところが、雪見社を出て川沿いに差し掛かったころ、状況が変わる。
「……風、さっきより強くなりましたね」
瑠奈の言葉どおり、川から吹き上げる風が急に鋭さを増した。雪灯ろうの火が大きく揺れ、ろうそくの炎が危なっかしく揺らめく。
「火、消えちゃう!」
子どもの声と同時に、ひとつ、またひとつと火が消えていった。
「一旦立ち止まりましょう」
颯馬は、先頭で歩いていた参加者たちに声をかけた。
「この先、雪と風が強くなりそうです。ここで引き返すか、別の道に切り替えるか、少しだけ時間をください」
顔を上げると、空はさっきよりもずっと暗くなっていた。予報の「風は弱いでしょう」という文字が頭をよぎり、颯馬は思わず眉間を押さえる。
「どうします?」
耳当てを押さえながら近づいてきた亜矢菜が尋ねる。
「このまま強行すると、途中で吹雪になりそうだ」
足元の雪も、さっきよりも深くなっている。
「だったら……」
颯馬は、手帳のページを開いた。「開放してもらえる場所」のリストが目に飛び込んでくる。
「ルート沿いの家と店に、片っ端から声をかけよう」
「声を?」
「『中に入らせてください』って。九つの場所は、外だけじゃない。灯りのついている場所は全部、『今夜の九つの場所』にしてもらおう」
自分で言って、自分で少し驚いた。けれど、その案が一番しっくりきた。
「やります」
瑠奈が、迷いなく頷く。
「私、足湯側のルートを回ります。颯馬さんは川沿いを」
「私は商店街の裏通りいきます」
亜矢菜も手を挙げた。
「琉央、参加者のみんなをいったん駅前まで戻してくれ。途中で風が強くなったら、近くのコンビニの前でもいい。とにかく『屋根のある場所』を優先で」
「了解」
短い言葉を交わし、それぞれが散っていく。
颯馬は、川沿いの民家の玄関先に走った。
「すみません!」
チャイムを押しながら、大きめの声で呼びかける。
「今、九つの場所の夜の散策で、このあたりを歩いている人たちがいるんです。この風だと危ないので、少しのあいだ玄関先だけでも入らせてもらえませんか」
ドアが開き、中から顔を出したのは、先日足湯で世間話をしてくれたおばあさんだった。
「あらあんた、今日は案内のほうじゃなくて、お願いしに来たのかい」
事情を説明すると、おばあさんはとっさに玄関の奥を振り返った。
「いいよいいよ。靴のままで上がってもらって構わないから。廊下に新聞敷いとくよ」
「ありがとうございます!」
深く頭を下げる。
そのあとも、川沿いの家々のドアを叩いて回った。
「構いませんよ、うちもさっきまでテレビ見てただけだから」
「子どもはこっちの部屋に。こたつ出してあるから」
「ストーブ、強めにしておくね」
事情を話すたびに、「しょうがないねえ」と笑いながら玄関を開けてくれる人たちがいた。
そのころ、雪椿と海灯でも、急きょ大広間が開放されていた。
「こっち、こっち。靴は適当に脱いで上がって」
雪椿の女将が、大きな座布団を次々と敷いていく。隣の海灯からは、温かいお茶の入ったポットが何本も運び込まれてきた。
「子どもたちは、こっちの毛布使っていいからね」
海灯の女将が、厚手の毛布の束を渡す。二人の女将が視線を交わし、「どっちの宿が早く準備できるか勝負よ」と小声で言い合う。そのやりとりに、周りからくすくすと笑いが漏れた。
「じゃあ私は、昔話担当します」
亜矢菜がマイクをオフにして、代わりに膝の上に絵本を広げた。
「ラジオじゃないんですか」
子どもが目を丸くする。
「今日は特別。『生・昔話』です」
そう言って、雪杜に伝わる雪女の話を、怖くなりすぎない程度の声色で語り始めた。
別の隅では、琉央が子どもたちと一緒に、新聞紙で即席の雪だるまを作っていた。丸めた新聞紙を積み上げ、その上から白いタオルをかぶせて顔を描く。
「外の雪だるま、今ごろ吹雪の中で頑張ってるからな。中にも一体くらいいてもいいだろ」
「これ、『屋根の下の九つめの雪だるま』だね」
子どもがそんな名前を付けて笑う。
外の風は、ガラス窓を叩き続けていた。ときどき、びゅうっと大きな音がして、子どもたちが少しだけ身をすくめる。そのたびに、誰かが「大丈夫、大丈夫」と肩を叩く。
「こうしてると、まるで昔の雪の日みたいだね」
雪椿の女将が、湯飲みを片手にしみじみと言った。
「停電したとき、お客さんと一緒にロビーで歌ったこと、あったでしょう」
海灯の女将が思い出したように続ける。
「ありましたね。あのときも、灯りは少なかったけど、人の声がたくさんあって」
ふと、誰かがハミングを始めた。いつの間にか、それが簡単なわらべ歌になり、子どもたちの声が重なっていく。
吹雪はしばらく続いたが、夜が深くなるころには少しずつ弱まっていった。
「そろそろ、送っていきましょうか」
窓の外を確認した颯馬が言うと、女将たちが頷いた。
「うちの車で、できるだけ送るよ。近い人は、玄関まで一緒に歩いてね」
帰り道、雪灯ろうの多くはすでに崩れていた。けれど、ところどころに残った小さな雪の塊が、街灯の光を受けて淡く光っている。
「本当は、あの灯ろうの道を歩いてもらうはずだったんですけどね」
瑠奈が、名残惜しそうに振り返る。
「でも、代わりに別の灯りに出会えました」
颯馬は、さっきまで開かれていた家や旅館の窓を見上げた。そこには、人のいる気配が残っている。湯飲みの音、笑い声、毛布の擦れる音。
数日後、案内所には一通のメールが届いた。
──予定どおりの雪灯ろうの道は歩けませんでしたが、見知らぬ家のドアを叩いたら、「入りなさい」と笑ってくれる町だということが、一番の思い出になりました。
「……これ、プリントアウトして、会議室に貼っておこうか」
樹佳がメールを読み上げながら、そう提案した。
「雪灯ろうが全部そろった夜の写真も素敵ですけど、あの日の文章も、ちゃんと残しておきたいので」
頷きながら、颯馬は窓の外を見た。あの夜吹きつけた風は嘘のように穏やかで、屋根の上の雪だけが静かに光っている。
「九つの場所は、屋外だけじゃなくて、開いてくれた家や部屋の分だけ増えたんだな」
そうつぶやいた声は、案内所の暖かな空気の中に溶けていった。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
二年間の花嫁
柴田はつみ
恋愛
名門公爵家との政略結婚――それは、彼にとっても、私にとっても期間限定の約束だった。
公爵アランにはすでに将来を誓い合った女性がいる。私はただ、その日までの“仮の妻”でしかない。
二年後、契約が終われば彼の元を去らなければならないと分かっていた。
それでも構わなかった。
たとえ短い時間でも、ずっと想い続けてきた彼のそばにいられるなら――。
けれど、私の知らないところで、アランは密かに策略を巡らせていた。
この結婚は、ただの義務でも慈悲でもない。
彼にとっても、私を手放すつもりなど初めからなかったのだ。
やがて二人の距離は少しずつ近づき、契約という鎖が、甘く熱い絆へと変わっていく。
期限が迫る中、真実の愛がすべてを覆す。
――これは、嘘から始まった恋が、永遠へと変わる物語。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる