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第5話_旅立ちの大雨
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馬車の屋根を叩く雨音は、まだ夜の帳が落ちきらぬ未明の空から容赦なく降り注いでいた。
石畳の街路は、雨水に濡れて鈍く光り、王都を包む古い城壁さえも、今はただの“雨宿りの障害物”でしかないように思えた。
「……予想より早いな、追っ手が動いてくるのが」
馬車の先頭席で手綱を握る巧が、目を細めて呟いた。
王都西門の前、石橋の袂。そこに──王宮魔導師団の詰所から抜け出た四人の影が、彼らを待ち構えていた。
その影は、威圧するように杖を掲げる。
「王命により、魔導師団第三分隊──通過馬車を全て検問する。名を名乗り、搭乗許可証を提示せよ」
巧の背後、馬車の幌の奥で、勇が低く呟いた。
「……完全に俺たちを狙ってる」
「それに、証書の偽造も時間稼ぎ程度にしかならない。あれは“王族の魔力反応”を探知する術式だわ」
友子の声が鋭く走る。
そのとき、巧は静かに手綱を放し、馬車の後ろへと回った。そして全員の目を見渡して言う。
「この橋は逃げ場がない。だが、ひとつだけ突破する方法がある」
「策でもあるのか?」
裕哉が顔を上げる。
「俺が正面から時間を稼ぐ。すずは“あの歌”を頼む。友子は魔導遮断薬を仕掛けろ」
「……了解。煙幕と混ぜて広域放出できるよう調整する」
すずは一瞬だけ不安げな顔をしたが、すぐに笑顔に戻った。
「じゃあ、命がけのライブってわけね。上等よ」
馬車の幌が跳ね上げられ、巧が飛び出す。ずぶ濡れの雨の中、彼は剣を抜き、魔導師たちの前へ立ちはだかった。
「この者たちは旅芸人。王命に背く理由などない。ただ、検問のやり方には納得がいかん。ならば、正面から証明しよう」
「貴様、名を──!」
問いかける間もなく、馬車の幌から飛び出すすずの歌声が、雨に乗って響いた。
♪──
「雨よ降れ、雷よ鳴れ
それでも我らは進む
誰が咎めようとも
真実の旅を止められはしない──」
──♪
その瞬間、馬車の床下に仕掛けられた小型煙筒から、緑がかった蒸気が一気に吹き上がる。視界が曇り、魔導師たちの集中が一気に乱れる。
「今だ、走れ!」
巧の叫びに反応して、裕哉が手綱を奪って馬車を走らせる。
魔導師団の一人が術式を詠唱しようとするが──
「水に溶けた遮断薬で、周囲半径十メートルの魔力干渉は封じたわ。三分間限定よ」
友子の声が雨に混ざる。
紗織が馬車の揺れに耐えながら、ふと窓から振り返ると、追いすがる魔導師の一人が川縁に足を取られ、増水した濁流に呑まれかけていた。
「……っ!」
とっさに飛び降りようとする紗織を、勇が止めた──が、その前に、別の影が走った。
「すず!? なにして──」
すずは馬車の幌から飛び降り、迷いなく水中へ飛び込んだ。
浮き上がった魔導師をしっかりと抱え、濁流の中で体を浮かせながら叫ぶ。
「紗織、投げ縄を!」
「っ、わかりました!」
魔導師団の一人が叫ぶ。
「なぜ、我らを助けた……」
すずは荒れた息のまま、笑った。
「人を見捨てて進む旅なんて、音にならないからよ!」
濁流の中で、一本の縄がぴたりと結ばれる。
こうして、追手すらも一人救った旅団は、煙と雨と歌声に包まれながら──王都の境界を越えた。
王都を抜ける街道は、雨に打たれてぬかるみと化していた。
馬車の車輪が泥をはね、時折、揺れに乗じて跳ねるたびに誰かの悲鳴が上がる。
「ぶはっ……! なんでこんな悪天候に出発なのよ!」
すずがびしょ濡れのまま毛布に包まり、鼻をすすっている。紗織が乾いたタオルを渡しながら呆れ顔で言った。
「無理に飛び込むからですわよ。でも、ありがとう。あなたのおかげであの人、命拾いしましたもの」
「うーん……ありがとうって言われると、ちょっと報われた気がするけど。体力的には割に合わないわね、これ」
「その“割に合わなさ”をやってのけるのが、すずの強さだろ」
巧が静かにそう言うと、すずはちょっと照れくさそうに笑った。
「おや、珍しく褒められた? これ記念日になるかも」
「……そんな日があってたまるか」
ぶっきらぼうに返した巧の口元も、少しだけ緩んでいた。
車輪の軋みと雨音を聞きながら、勇は窓から外を見つめていた。
遠ざかる王都の灯。あの城の中には、まだ彼の父が、兄たちが、民を“守っている”と信じている人々が残っている。
──本当に、それでいいのか?
彼の中で、その疑問が、今や確信へと変わろうとしていた。
「勇様」
隣に座る紗織が、静かに声をかけた。
「いえ、もう“様”は不要でしたわね。──あなたは、何を変えたいのですか?」
「王国の、根っこだよ」
勇は迷いなく答えた。
「腐った幹に、どれだけ綺麗な葉を乗せても、木は枯れる。俺は、民が根を張れるような土壌に戻したい」
「……まるで農夫のような考え方ですわね」
「それが、三年間、民の中に身を置いた成果さ。畑からしか見えない真実が、あった」
紗織はふと目を伏せ、微笑んだ。
「その目で、今の私をどう見ていますの?」
「強くて、真っ直ぐで、誰より貴族らしい人だ。──昔の“仮面”ではなく」
その言葉に、紗織の肩がわずかに震えた。
「……そのように言われたのは、初めてですわ」
裕哉が御者台から声を上げた。
「さて、もうすぐ中継地点の村が見えるぞ! 一晩休んで、明日には辺境ルートに入る。目的地は“北草原”──そこで、次の同行者に出会う」
「次?」
友子が小首をかしげる。
「次って何よ。また誰か拾う気?」
「ああ、どうやらそこには“ある変人”がいるらしい。……天才肌で、極端に頭が回る少女──錬金学の分野で、かつて君に並ぶとされた逸材だ」
裕哉が不敵に笑う。
「名前は──レジーナ。通称、“機構仕掛けの案内人”」
「へぇ……面白そうじゃない」
友子が、唇の端をわずかに吊り上げた。
その表情を見たすずが、ぼそっと呟く。
「……また濃いのが増えるのね、うちの劇団……」
笑いと雨の余韻が混じり合い、旅路は静かに続いていく。
それは、逃亡ではない。選んだ者たちが歩く、真実を掴むための“進撃”だった。
石畳の街路は、雨水に濡れて鈍く光り、王都を包む古い城壁さえも、今はただの“雨宿りの障害物”でしかないように思えた。
「……予想より早いな、追っ手が動いてくるのが」
馬車の先頭席で手綱を握る巧が、目を細めて呟いた。
王都西門の前、石橋の袂。そこに──王宮魔導師団の詰所から抜け出た四人の影が、彼らを待ち構えていた。
その影は、威圧するように杖を掲げる。
「王命により、魔導師団第三分隊──通過馬車を全て検問する。名を名乗り、搭乗許可証を提示せよ」
巧の背後、馬車の幌の奥で、勇が低く呟いた。
「……完全に俺たちを狙ってる」
「それに、証書の偽造も時間稼ぎ程度にしかならない。あれは“王族の魔力反応”を探知する術式だわ」
友子の声が鋭く走る。
そのとき、巧は静かに手綱を放し、馬車の後ろへと回った。そして全員の目を見渡して言う。
「この橋は逃げ場がない。だが、ひとつだけ突破する方法がある」
「策でもあるのか?」
裕哉が顔を上げる。
「俺が正面から時間を稼ぐ。すずは“あの歌”を頼む。友子は魔導遮断薬を仕掛けろ」
「……了解。煙幕と混ぜて広域放出できるよう調整する」
すずは一瞬だけ不安げな顔をしたが、すぐに笑顔に戻った。
「じゃあ、命がけのライブってわけね。上等よ」
馬車の幌が跳ね上げられ、巧が飛び出す。ずぶ濡れの雨の中、彼は剣を抜き、魔導師たちの前へ立ちはだかった。
「この者たちは旅芸人。王命に背く理由などない。ただ、検問のやり方には納得がいかん。ならば、正面から証明しよう」
「貴様、名を──!」
問いかける間もなく、馬車の幌から飛び出すすずの歌声が、雨に乗って響いた。
♪──
「雨よ降れ、雷よ鳴れ
それでも我らは進む
誰が咎めようとも
真実の旅を止められはしない──」
──♪
その瞬間、馬車の床下に仕掛けられた小型煙筒から、緑がかった蒸気が一気に吹き上がる。視界が曇り、魔導師たちの集中が一気に乱れる。
「今だ、走れ!」
巧の叫びに反応して、裕哉が手綱を奪って馬車を走らせる。
魔導師団の一人が術式を詠唱しようとするが──
「水に溶けた遮断薬で、周囲半径十メートルの魔力干渉は封じたわ。三分間限定よ」
友子の声が雨に混ざる。
紗織が馬車の揺れに耐えながら、ふと窓から振り返ると、追いすがる魔導師の一人が川縁に足を取られ、増水した濁流に呑まれかけていた。
「……っ!」
とっさに飛び降りようとする紗織を、勇が止めた──が、その前に、別の影が走った。
「すず!? なにして──」
すずは馬車の幌から飛び降り、迷いなく水中へ飛び込んだ。
浮き上がった魔導師をしっかりと抱え、濁流の中で体を浮かせながら叫ぶ。
「紗織、投げ縄を!」
「っ、わかりました!」
魔導師団の一人が叫ぶ。
「なぜ、我らを助けた……」
すずは荒れた息のまま、笑った。
「人を見捨てて進む旅なんて、音にならないからよ!」
濁流の中で、一本の縄がぴたりと結ばれる。
こうして、追手すらも一人救った旅団は、煙と雨と歌声に包まれながら──王都の境界を越えた。
王都を抜ける街道は、雨に打たれてぬかるみと化していた。
馬車の車輪が泥をはね、時折、揺れに乗じて跳ねるたびに誰かの悲鳴が上がる。
「ぶはっ……! なんでこんな悪天候に出発なのよ!」
すずがびしょ濡れのまま毛布に包まり、鼻をすすっている。紗織が乾いたタオルを渡しながら呆れ顔で言った。
「無理に飛び込むからですわよ。でも、ありがとう。あなたのおかげであの人、命拾いしましたもの」
「うーん……ありがとうって言われると、ちょっと報われた気がするけど。体力的には割に合わないわね、これ」
「その“割に合わなさ”をやってのけるのが、すずの強さだろ」
巧が静かにそう言うと、すずはちょっと照れくさそうに笑った。
「おや、珍しく褒められた? これ記念日になるかも」
「……そんな日があってたまるか」
ぶっきらぼうに返した巧の口元も、少しだけ緩んでいた。
車輪の軋みと雨音を聞きながら、勇は窓から外を見つめていた。
遠ざかる王都の灯。あの城の中には、まだ彼の父が、兄たちが、民を“守っている”と信じている人々が残っている。
──本当に、それでいいのか?
彼の中で、その疑問が、今や確信へと変わろうとしていた。
「勇様」
隣に座る紗織が、静かに声をかけた。
「いえ、もう“様”は不要でしたわね。──あなたは、何を変えたいのですか?」
「王国の、根っこだよ」
勇は迷いなく答えた。
「腐った幹に、どれだけ綺麗な葉を乗せても、木は枯れる。俺は、民が根を張れるような土壌に戻したい」
「……まるで農夫のような考え方ですわね」
「それが、三年間、民の中に身を置いた成果さ。畑からしか見えない真実が、あった」
紗織はふと目を伏せ、微笑んだ。
「その目で、今の私をどう見ていますの?」
「強くて、真っ直ぐで、誰より貴族らしい人だ。──昔の“仮面”ではなく」
その言葉に、紗織の肩がわずかに震えた。
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友子が小首をかしげる。
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裕哉が不敵に笑う。
「名前は──レジーナ。通称、“機構仕掛けの案内人”」
「へぇ……面白そうじゃない」
友子が、唇の端をわずかに吊り上げた。
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