20 / 57
第二十話
しおりを挟む
[第二十話]
起きた。
今日は四月六日土曜日。
四月に入って学校に行く必要のない、初めての休日だ。
時刻は九時。
昨日は色々あって大変だったので、ぐっすり眠らせてもらった。
「ふぁあ…」
あくびをして、ベッドから這い出す。
さて、今日は午前中に読書を済ませ、午後にバイトに行く予定だ。
「まずは、張り切って読書するか」
適当な部屋着に着替え、机に座って本を手に取る。
今日読むのはミステリーだ。
大学生のカップルが、食にまつわる事件を解決するストーリー。
「ふう」
同じ体勢でいたので疲れた。軽く伸びをする。
数時間で読み終わったら、ちょうどいい時間になった。
そこそこの面白さだな。聞いたことのない名前の作家だし、こんなもんか。
お昼にしよう。今日のお昼はカップラーメン。
バイトの前に満腹になって動けなくなったら嫌だし、腹八分目にしておこう。
そう思い至った俺は、キッチンが一体となっているリビングに移動。
戸棚からカレー味のカップラーメンを取り出し、ふたを開け、やかんで沸騰させたお湯を注ぎ入れる。
そしてその場で立ったまま、三分待つ。
三分でできあがるのだから、わざわざ動いて他のことをするのも非効率だ。
「………」
出来上がるのを待つ間に、昨日の静の言葉について考えてみる。
”悪いことばかりじゃなかった”。”体験してもらう”。
なにか、新しいスキルでも会得したのだろうか。
ライズは分かりやすい、剣士の戦い方。フクキチはちょっとゴリ押し気味の、槌を使った戦い方。
キャンユーフライの大群を相手取った際、二人の戦い方は見たが、ローズの戦い方は見れなかったな。
まあ、俺のせいなんだが。
「うーん…」
彼女は槍を背負っていたが、魔物使いと言っていた。
魔物に襲われただけで、近接戦闘のスキルを得たとは考えられない。
となると、まさかフライをテイムしたとかか?
なんだ?気になって仕方ないが、さっぱり分からない。
「はあ…」
ずっと考え込んでいたせいで、三分などとうに過ぎ去っていた。
俺が目の前にいながら、カップヌードルはすっかり伸びきっていたのだった。
※※※
ふーっ。腹八分目といったところかな。
バイトのために洋服店で買っておいた白いワイシャツに着替え、出発の準備をする。
基本的に手ぶらでいいので、何も持たずに玄関を出る。
階段で一階に降り、寮前の停留所でバスを待つ。
桜杏高校と俺たちが住んでいる寮がある山腹と麓のショッピングモールをつなぐバスは、十五分に一度来る。
あんまり待たなくていいのが助かるな。
ぼうっと突っ立って待っていると、中型くらいのバスがやってくる。
「こんにちは」
「こんにちは」
すぐに乗り込み、運転手さんに挨拶をする。
車内をざっと見るが、今日は紅絹先輩はいないようだ。
そのままバスに揺られること十分。バスは目的地のショッピングモールに到着した。
『きちんと』運賃を払い、バスを降りる。
さらにてくてくと歩き、自動ドアが三つ並んだ大きな出入口からモールの中に入る。
今日は熱くも寒くもない穏やかな晴れの日だ。モール内の通路には空調が効いていなかった。
一階にはアイス屋やケーキ屋、カフェといった食べ物屋さんが占めている。
ただ、今はそれらの店に用はない。
キョロキョロと見るに留め、エスカレータに乗って二階へと上がる。
バイト先は、少し奥まったところにある「まんてん書店」だ。
モットーは『安さ、品揃え満点!あなたの心の星空満点!まんてん書店!』。
なんとも言いがたい。はっきり言って、リアクションに困る。
そんなことを考えながら店内に入り、「STAFF ONLY」の文字が書かれた扉から裏口を通る。
事務所にたどり着くと、旧型の分厚いデスクトップパソコンが置かれたデスクに秋元さんが座っていた。
「こんにちは、店長」
「こんにちは、柊くん。更衣室の場所は分かるね?」
「はい」
忙しいのか、モニターから目を離さずに挨拶を返してくる。
店長というのも大変そうだ。稼ぎは良いんだろうが、それよりもストレスで体を壊してしまいそう。
更衣室に入ると、俺以外に数人の人がいた。
自分のロッカーからエプロンを取り出す。地がオレンジ色で、胸のあたりに白い文字で『まんてん書店』と刻まれている。
紐を後ろ手でクロスさせてから結び、しわを整える。
エプロンが着れたら姿見で身だしなみをチェックし、交代時間の十三時を待つ。
三、二、一。
更衣室の時計で、ちょうど十三時になった。
中にいた人が一斉に部屋を飛び出す。
昼番の人たちは次々と、廊下のカードリーダーに自分のカードをタッチしていく。
俺の分はまだないので、後で店長に記録してもらう手はずだ。
さあ、労働の始まりだ。
俺は軽く自分の頬を叩き、気合を入れ直すのだった。
※※※
最初の業務はレジ。
やっぱりというべきか、俺のお目付け役は紅絹先輩だった。
「よろしくお願いします。紅絹先輩。先輩は朝番だったんですね」
「そーよ。早くバイト終わらせて遊びたいじゃない。火曜木曜は夜番だけど、土曜と日曜は朝番」
人が来ないので、ちょっとだけ話してみる。
ここのバイトは九時~十四時の朝番、十三時~十八時の昼番、十七時~二十二時の夜番があり、先輩は。
「お会計のときは、ポイントカードがあるのかしっかり聞くのよ。それから…」
適当そうに見えて、意外にちゃんと教えてくれるんだなと、心の中で思う。
「あんた、失礼なこと考えていたでしょ」
しまった。
すぐ顔に出るんだから、考えるのもご法度だったんだ。
「適当そうに見えて、意外にちゃんと教えてくれるんだな、ですって?…いい度胸してるじゃない」
俺の思っていたことを一言一句唱えた紅絹先輩。
彼女の怒りの鍋が、ふつふつと煮えていくのを感じる。
「そんなこと、思ってるわけ…」
「言い訳は無駄よ。後で重たいものでも運ばせようかしら、それとも外のゴミ出しに…」
先輩がぶつぶつと呪詛を唱えているところで、初めてのお客さんがやってきた。
「すいません、お会計お願いでき……って、透くん、織内先輩!?」
落ち着いた高めの声。
そこに立っていたのは、俺と先輩と同じ読書部に所属している要さんだった。
「あら要ちゃんじゃない。いいのよ、紅絹って呼んで(はあと)」
「こんにちは、要さん」
渡りに船とばかりにやってきた読書部の同僚に、俺は平静を装って挨拶を交わす。
変なギアが入った紅絹先輩の一言はスルーだ。
「お二人はここでバイトされてるんですか?」
「ええ、私は一年前から。こっちのは今日から」
「今日から!?それにしてはエプロン姿が様になってますね!」
いまいち褒められているのか分からないが、一応「ありがとう」と答えておく。
「今日は部活の発表用に読みたい本を探してたんです」
「要ちゃんの発表ってまだ先でしょ。まだ読み始めなくてもいいんじゃない?」
「こういうことは前々から準備しておきたいんです。備えあれば患いなし、です」
小動物のような顔で要さんがにっこり微笑む。
それを見た俺は、内を読まれないようにポーカーフェイスになって(かわいい)と思う。
「なによ?急に硬直して」
「お腹痛いんですか?」
どうやら成功したみたいだ。これからはポーカーフェイスで無表情を貫くとしよう。
その後、二言三言他愛もない会話をし、最後に「お仕事頑張ってください!」と言い残して、彼女は店を後にしたのだった。
※※※
寮に戻ると、時刻は十九時半。
紅絹先輩に一時間ほどしごかれた後、残りの四時間をそつなくこなして初日のバイトを終えた俺は、要さんとチャットをしていた。
『私もまんてん書店のバイトに応募してみようと思います。お二人がいれば、何かと心強いですし』
そんなに信頼されることをしたか?と思いつつ、チャットで『それは嬉しい。一緒に働けることになったらよろしく』と返しておく。
シャワー上がりに冷たい牛乳を飲み、数時間前に彼女とした会話を反芻する。
あのときの笑顔はかわいかった。心の一ページに刻んでおこう。
改めて喜びをかみしめてから、俺は夕食の準備に取りかかった。
今日の晩ご飯はご飯、味噌汁、厚揚げ豆腐とほうれんそうのお浸し。
朝は食べていないし、昼はカップラーメンだ。野菜やその他の栄養もちゃんと摂らないとな。
「うん」
美味い。
自分は料理ができるとは思っていないが、自炊したものは少し美味しく感じるのが不思議だ。
まあ、それはいいとして。
夜は[AnotherWorld]にログインするのは確定だが、何をして遊ぼうか。
そう考えに耽りつつ、俺は黙々と箸を進めるのであった。
起きた。
今日は四月六日土曜日。
四月に入って学校に行く必要のない、初めての休日だ。
時刻は九時。
昨日は色々あって大変だったので、ぐっすり眠らせてもらった。
「ふぁあ…」
あくびをして、ベッドから這い出す。
さて、今日は午前中に読書を済ませ、午後にバイトに行く予定だ。
「まずは、張り切って読書するか」
適当な部屋着に着替え、机に座って本を手に取る。
今日読むのはミステリーだ。
大学生のカップルが、食にまつわる事件を解決するストーリー。
「ふう」
同じ体勢でいたので疲れた。軽く伸びをする。
数時間で読み終わったら、ちょうどいい時間になった。
そこそこの面白さだな。聞いたことのない名前の作家だし、こんなもんか。
お昼にしよう。今日のお昼はカップラーメン。
バイトの前に満腹になって動けなくなったら嫌だし、腹八分目にしておこう。
そう思い至った俺は、キッチンが一体となっているリビングに移動。
戸棚からカレー味のカップラーメンを取り出し、ふたを開け、やかんで沸騰させたお湯を注ぎ入れる。
そしてその場で立ったまま、三分待つ。
三分でできあがるのだから、わざわざ動いて他のことをするのも非効率だ。
「………」
出来上がるのを待つ間に、昨日の静の言葉について考えてみる。
”悪いことばかりじゃなかった”。”体験してもらう”。
なにか、新しいスキルでも会得したのだろうか。
ライズは分かりやすい、剣士の戦い方。フクキチはちょっとゴリ押し気味の、槌を使った戦い方。
キャンユーフライの大群を相手取った際、二人の戦い方は見たが、ローズの戦い方は見れなかったな。
まあ、俺のせいなんだが。
「うーん…」
彼女は槍を背負っていたが、魔物使いと言っていた。
魔物に襲われただけで、近接戦闘のスキルを得たとは考えられない。
となると、まさかフライをテイムしたとかか?
なんだ?気になって仕方ないが、さっぱり分からない。
「はあ…」
ずっと考え込んでいたせいで、三分などとうに過ぎ去っていた。
俺が目の前にいながら、カップヌードルはすっかり伸びきっていたのだった。
※※※
ふーっ。腹八分目といったところかな。
バイトのために洋服店で買っておいた白いワイシャツに着替え、出発の準備をする。
基本的に手ぶらでいいので、何も持たずに玄関を出る。
階段で一階に降り、寮前の停留所でバスを待つ。
桜杏高校と俺たちが住んでいる寮がある山腹と麓のショッピングモールをつなぐバスは、十五分に一度来る。
あんまり待たなくていいのが助かるな。
ぼうっと突っ立って待っていると、中型くらいのバスがやってくる。
「こんにちは」
「こんにちは」
すぐに乗り込み、運転手さんに挨拶をする。
車内をざっと見るが、今日は紅絹先輩はいないようだ。
そのままバスに揺られること十分。バスは目的地のショッピングモールに到着した。
『きちんと』運賃を払い、バスを降りる。
さらにてくてくと歩き、自動ドアが三つ並んだ大きな出入口からモールの中に入る。
今日は熱くも寒くもない穏やかな晴れの日だ。モール内の通路には空調が効いていなかった。
一階にはアイス屋やケーキ屋、カフェといった食べ物屋さんが占めている。
ただ、今はそれらの店に用はない。
キョロキョロと見るに留め、エスカレータに乗って二階へと上がる。
バイト先は、少し奥まったところにある「まんてん書店」だ。
モットーは『安さ、品揃え満点!あなたの心の星空満点!まんてん書店!』。
なんとも言いがたい。はっきり言って、リアクションに困る。
そんなことを考えながら店内に入り、「STAFF ONLY」の文字が書かれた扉から裏口を通る。
事務所にたどり着くと、旧型の分厚いデスクトップパソコンが置かれたデスクに秋元さんが座っていた。
「こんにちは、店長」
「こんにちは、柊くん。更衣室の場所は分かるね?」
「はい」
忙しいのか、モニターから目を離さずに挨拶を返してくる。
店長というのも大変そうだ。稼ぎは良いんだろうが、それよりもストレスで体を壊してしまいそう。
更衣室に入ると、俺以外に数人の人がいた。
自分のロッカーからエプロンを取り出す。地がオレンジ色で、胸のあたりに白い文字で『まんてん書店』と刻まれている。
紐を後ろ手でクロスさせてから結び、しわを整える。
エプロンが着れたら姿見で身だしなみをチェックし、交代時間の十三時を待つ。
三、二、一。
更衣室の時計で、ちょうど十三時になった。
中にいた人が一斉に部屋を飛び出す。
昼番の人たちは次々と、廊下のカードリーダーに自分のカードをタッチしていく。
俺の分はまだないので、後で店長に記録してもらう手はずだ。
さあ、労働の始まりだ。
俺は軽く自分の頬を叩き、気合を入れ直すのだった。
※※※
最初の業務はレジ。
やっぱりというべきか、俺のお目付け役は紅絹先輩だった。
「よろしくお願いします。紅絹先輩。先輩は朝番だったんですね」
「そーよ。早くバイト終わらせて遊びたいじゃない。火曜木曜は夜番だけど、土曜と日曜は朝番」
人が来ないので、ちょっとだけ話してみる。
ここのバイトは九時~十四時の朝番、十三時~十八時の昼番、十七時~二十二時の夜番があり、先輩は。
「お会計のときは、ポイントカードがあるのかしっかり聞くのよ。それから…」
適当そうに見えて、意外にちゃんと教えてくれるんだなと、心の中で思う。
「あんた、失礼なこと考えていたでしょ」
しまった。
すぐ顔に出るんだから、考えるのもご法度だったんだ。
「適当そうに見えて、意外にちゃんと教えてくれるんだな、ですって?…いい度胸してるじゃない」
俺の思っていたことを一言一句唱えた紅絹先輩。
彼女の怒りの鍋が、ふつふつと煮えていくのを感じる。
「そんなこと、思ってるわけ…」
「言い訳は無駄よ。後で重たいものでも運ばせようかしら、それとも外のゴミ出しに…」
先輩がぶつぶつと呪詛を唱えているところで、初めてのお客さんがやってきた。
「すいません、お会計お願いでき……って、透くん、織内先輩!?」
落ち着いた高めの声。
そこに立っていたのは、俺と先輩と同じ読書部に所属している要さんだった。
「あら要ちゃんじゃない。いいのよ、紅絹って呼んで(はあと)」
「こんにちは、要さん」
渡りに船とばかりにやってきた読書部の同僚に、俺は平静を装って挨拶を交わす。
変なギアが入った紅絹先輩の一言はスルーだ。
「お二人はここでバイトされてるんですか?」
「ええ、私は一年前から。こっちのは今日から」
「今日から!?それにしてはエプロン姿が様になってますね!」
いまいち褒められているのか分からないが、一応「ありがとう」と答えておく。
「今日は部活の発表用に読みたい本を探してたんです」
「要ちゃんの発表ってまだ先でしょ。まだ読み始めなくてもいいんじゃない?」
「こういうことは前々から準備しておきたいんです。備えあれば患いなし、です」
小動物のような顔で要さんがにっこり微笑む。
それを見た俺は、内を読まれないようにポーカーフェイスになって(かわいい)と思う。
「なによ?急に硬直して」
「お腹痛いんですか?」
どうやら成功したみたいだ。これからはポーカーフェイスで無表情を貫くとしよう。
その後、二言三言他愛もない会話をし、最後に「お仕事頑張ってください!」と言い残して、彼女は店を後にしたのだった。
※※※
寮に戻ると、時刻は十九時半。
紅絹先輩に一時間ほどしごかれた後、残りの四時間をそつなくこなして初日のバイトを終えた俺は、要さんとチャットをしていた。
『私もまんてん書店のバイトに応募してみようと思います。お二人がいれば、何かと心強いですし』
そんなに信頼されることをしたか?と思いつつ、チャットで『それは嬉しい。一緒に働けることになったらよろしく』と返しておく。
シャワー上がりに冷たい牛乳を飲み、数時間前に彼女とした会話を反芻する。
あのときの笑顔はかわいかった。心の一ページに刻んでおこう。
改めて喜びをかみしめてから、俺は夕食の準備に取りかかった。
今日の晩ご飯はご飯、味噌汁、厚揚げ豆腐とほうれんそうのお浸し。
朝は食べていないし、昼はカップラーメンだ。野菜やその他の栄養もちゃんと摂らないとな。
「うん」
美味い。
自分は料理ができるとは思っていないが、自炊したものは少し美味しく感じるのが不思議だ。
まあ、それはいいとして。
夜は[AnotherWorld]にログインするのは確定だが、何をして遊ぼうか。
そう考えに耽りつつ、俺は黙々と箸を進めるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる