男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組

葉鳥(はとごろTIMES)

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早乙女静香ルート

こいびとどうし2

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※この作品は同人ゲーム「男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組」からテキストを抜き出したノベル版です。
 ゲームテキスト形式なので背景やキャラ名の指定が残っています。
 原作ゲームは18禁ですが、今作は18禁シーンを削除し全年齢版として公開します。
 PCを持っていない方のために、同じく全年齢版の体験版プレイ動画もございます。
 詳しくは「はとごろTIMES」のホームページをご覧下さい。
 また、漫画も投稿しています。そちらも是非ご覧下さい。



《廊下》
零時
「よかったのか?」
あの三人に声が届かないところまで来て俺は静香にそう聞いた。
静香
「せっかく気を使ってくれたのに、それを無碍にはできないよ」
零時
「それ、答えになってねーし……」
はぐらかしたってことは、「よくなかった」ってことだろう。それを静香が意識して言ったのかどうかは分からないが。
うちの学校の学園祭は一般の人にも公開していて、地域住民にも親しまれている。
特に多いのが、ここに入学するかもしれない受験生と、小さい子供を連れた母親。
静香は、後者を冷静に直視することができない。
自分に、その過去がなかったから。
どれだけ努力しても、それだけは手に入らなかったから。
そして何より、ここまで成長した今でも、そんな昔のことに感情を支配されることがたまらなく嫌なのだ。
静香
「あっ」
静香が声を漏らす。見ると、その足元では五歳くらいの小さな女の子が赤くなった鼻をさすっていた。
静香
「…………大丈夫?」
しゃがんでそう問いかける静香。少女はいまにも泣きそうで、返事をする余裕はなさそうだった。
静香は優しく微笑みながら、ポケットからハンカチを出して目元をそっと撫でる。
そうしていると、廊下の奥から一人の女性が早足でこっちに向かってきた。
女性
「すみません、うちの子がご迷惑を……」
どうやら母親のようだ。娘が見知らぬ人にぶつかっていくのが見えていたようで、頭を下げて謝罪をする。
女性
「大丈夫? 立てる?」
少女
「うん……」
涙目のまま、少女は母親に手を借りて立ち上がる。
静香
「転んじゃったみたいなので、様子を見てあげてください」
女性
「ご丁寧にありがとうございます。梨香、怪我はない?」
少女
「うん……へーき」
女性
「そう。じゃあお姉ちゃんにごめんなさいできる?」
少女
「うん」
少女はごしごしと涙をぬぐい、静香にぺこりと頭をさげた。
少女と母親は、手をつないで去っていく。そんな温かな光景を、静香は冷たさの混じった眼差しで見送っていた。
零時
「静香……」
仲が良い、幸せそうな親子の姿。
静香が一番目をそらしたかったもの。
それをこんなに間近で見せ付けられてしまっては、とても平常心なんか保てないだろう。
静香
「……お前には、隠しても無駄なのだろうな」
静香
「情けない話だ。こんなことで躓けないと言ったばかりなのに……」
静香
「ああいうものを見るのは……やはり、苦しい」
静香
「うらやましいなどと、未だ思ってしまうんだ。もう、諦めているはずなのにな。馬鹿みたい、だよな」
今にも崩れてしまいそうな、作り物の笑顔。
その内側ではきっと、俺なんかが想像できないくらい、醜い感情が渦巻いているのだろう。
静香が抱えているものは、重い。
そして、一生、どうにもならない。
零時
「…………っ」
このままではいけない。そう思って静香の腕を掴み、そのまま引っ張るように歩きだす。
静香
「え、ちょ、零時?」
零時
「腹減ったろ。せっかくの学園祭なんだから、色々まわって買い食いしようぜ」
静香
「そ、それはかまわんが……」
零時
「たこ焼きとかどうよ。ちゃんとタコ入れてんのかね」
静香
「タコが入ってなかったらすでにたこ焼きではない気がするが……」
伏嶋達が気を遣ってくれたのに、こんな気分で終わらせてはいけない。
静香はずっと、こういう「みんなが楽しそうなもの」から目をそらしていた。
普段街を歩くときは、一緒にいる人との会話や行動に集中する。
学校行事では、自分に割り振られた仕事に集中する。
そうしていなければ、見たくないものを見てしまうから。
なら、今日は俺に集中させてやるんだ。いやなものなんか、気にしなくていいように。
俺以外見えなくなるように。



《中庭》
零時
「あーーー、歩いたぁ」
およそ二時間、俺と静香は学校の敷地内を端から端まで歩きまわった。
今は買い込んだ食料を両手に抱え、それを消化するために中庭で一休みしている。
静香
「この学校をここまで見て回ったのは初めてだ」
零時
「ホントになー。あ、俺もその焼きそばもらう」
静香
「ああ、とっていけ。僕はそっちのホットドックを一口もらう」
今更お互いの食事を分け合うことにはなんの抵抗もない。
なんだかんだ、静香とこうして一緒にいるのが一番落ち着くな……。
静香
「ありがとうな、零時」
零時
「んあ?」
静香
「僕の気を紛らわすために、こうやって引っ張ってくれたのだろう?」
……バレてましたか。ちょっと恥ずかしい。
静香
「正直、さっきはかなり動揺していたよ。今は落ち着けているがな」
静香
「どこにでもいる普通の親子が、羨ましくて、妬ましい。そんな子供じみた感情を未だ持ち続けている自分が許せない」
静香
「僕の育ての親は陽子さんだと思っている。だけど、母親はあの人だけ」
静香
「諦めようと家を出たけれど、簡単にはいかないんだな……」



静香の母親。早乙女心さん。
俺は数回しか会ったことがないが、その印象はとても悪い。
愛想笑いすらされたことがない。それどころか、いつも親の敵でも見るように睨まれていた。
どうして何もしていないのに嫌われるのか。その疑問の答えはとても単純なものだった。
男が嫌い。ただ、それだけ。
もちろん自分の息子でさえ例外ではなかった。静香が成長すればするほど、心さんは静香に対して辛く当たるようになったという。
一番酷かったのは中学生の頃だったか。あの頃は家に上げてもらえず、よくうちに泊まっていた。
身体はいつもボロボロで、何かを喋る余裕すら無くうちに駆け込んでくる姿は今でも鮮明に覚えている。
静香にとって四ッ橋家は、自分の身を守れる唯一の場所だった。そうあるように俺と母さんは尽力していた。
しかし、それでも静香は極力自分の家に戻るようにしていた。
母親と目が合えば、暴言と暴力で苛め抜かれることが分かっていても。
静香にとって、早乙女心はたった一人の母親だ。
打ち解けて、幸せな家庭を築きたい相手だから、どんなことをされても諦めずに繋がりを保ち続けていた。
静香が暴力に対して頭を庇わず、真っ先に手や顔など目につく所を庇うのは、母親のため。
虐待が世間に露見してしまうような場所に痣などつくってしまえば、母はますます生きづらくなってしまう。
静香の背中には、何度も何度も殴られ続けてできた痣が色濃く残っている。
手や顔を守るため、床にうずくまって耐え続けた痕。
静香はどこまでも真面目で、他人想いだった。
しかし、そんな静香も今年ようやく親元を離れた。
十数年を費やして、自分が生きるために親を切り離すことを選んだのだ。
それでもやはり心の奥底では、母との関係を良くする事を諦められない……



静香
「今でもたまに、あの人の所に戻ろうかと考えてしまう時があるんだ」
静香
「あれだけ努力して、我慢して、どうにもならなかったのに……僕も馬鹿だな」
零時
「それだけ努力したからだよ、きっと」
静香
「そうだな……だから、こんなに苦しいんだよな」
ことん、と静香の頭が俺の肩にのしかかる。
静香
「だめだ、つい零時には弱音を吐いてしまう。お前の隣はどうしてこう落ち着くのか」
零時
「俺にくらい吐けよ、弱音。お前はいっつも抱え過ぎなんだって」
静香
「これではお前無しに生きられなくなってしまいそうだ」
それはそれで構わない。そう思ったが、その言葉はとてつもない恥ずかしさに邪魔されて出てこなかった。
危ない危ない、とんでもないことを言うとこだった。告白かよ。恥ずかしい。
いやまあ、静香のことは好きですけどね。なんつーかもう、家族みたいな感じだし。
……あれ? それって、恋愛的な好きとなんか違うか……? あれ?
静香
「弱音ついでにもう一ついいか?」
零時
「ん、な、何だ?」
静香
「親子間の愛情というものの他に、男女間の愛情というものも、実はよく分かっていないんだ」
静香
「というか、そもそも愛情というものがわからない。最初に貰うべき人から貰えなかったせいだろうか……」
静香
「人間なら生きていれば知っていくことなのに、僕だけが分かっていない。それが少しだけ、辛い」
静香
「どうして僕には、人があたりまえに持っているものばかりが欠落しているのだろうか」
零時
「静香……」
静香
「お前が気にしてしまうと思って今まで黙っていたのだが、先ほどの言葉に甘えて言ってしまうよ」
静香
「この身体になってから、恋愛感情についてはより分からなくなった」
零時
「えっ」
そ、それは俺のせいでってことか……?
静香
「長野に告白されたことがあったろう。あの時、元々分からなかったものが一気に膨れ上がった」
静香
「長野は僕が男だった頃にはそんな感情を抱いていなかったはずだ」
零時
「まあ、抱いてたら怖いよな」
静香
「それなのに、女になった途端に恋愛感情が生まれた。これは何故だ? 恋心とは性別一つで変わるようなものなのか?」
静香
「性別が変わった僕自身の心には、なんの変化もない。皆に抱く感情も変わらない」
静香
「性別程度に揺るがされる心を、どうして信じられる」
零時
「……言いたいことは、なんとなくわかるよ」
いかにも真面目な静香が悩みそうなことだった。きっと草田先輩あたりは笑い飛ばしてしまうのだろう。
俺だって、もし女になったのが自分で、クラスメイトが告白してきたらそう思っていたに違いない。
でも最近は、女にしてしまった人達といて、なにより静香といて、俺の考え方は少しだけど変わっていた。
零時
「恋愛感情なんて大げさに言うから分からないんだよ、きっと」
静香
「?」
零時
「俺はお前といるのが一番好きだけど、これが恋かって聞かれると正直困る。でも、否定もできないしする気もない」
静香
「…………そうか」
零時
「どういう肩書つけようと、お前と一緒が落ち着く事実は変わらないから、どうでもいいってゆーか」
零時
「……あの、これまだ続けないといけませんかね? いいかげん恥ずかしいんですけど」
静香
「どうしてだ? 続けてくれ」
零時
「あ、はい」
零時
「…………その、えっと……」
零時
「お前といる時の落ち着く感じとかはさ、今までとなんも変わってないよ。でも、やっばお前が女になって気になることもできてるわけでして」
零時
「本能的欲求とでもいいますか、そのですね……」
言葉に出してみると、自分の中でも不確かだった気持ちを少しずつ理解してしまう。
どうしよう、恥ずかしい。そして長野の気持ちが今すっげー分かった。
自覚してみるともうどうしようもない。なんだよこれ、俺静香大好きじゃん。大好きすぎるじゃん。
完全にこれ愛の告白じゃん。つーか通り越してプロポーズしてるようにも聞こえるぞ。
静香
「……僕も」
静香
「僕も、お前といるのが一番好きだし、落ち着く」
零時
「え……」
静香
「僕はこれを兄弟とよく似た者に対する情だと思っていたが、確かに感情を何かでひと括りにする必要などないな」
静香
「この気持が人によって、また時と場合によっては恋になる……成程、そういうものか」
静香
「なんだかスッキリした。やはり話してみるものだな」
……あれ?
ちょっ、待った待った。この人何勝手に納得して終わらせようとしてんの?
いやいやいや、この流れはそうじゃなかっただろ。もっとこう、嬉しはずかし青春の一ページみたいな。
零時
「静香!」
静香
「ん?」
零時
「好きです付き合って下さい」
とりあえず正しい流れにのってみた。
静香
「は?」
静香
「えっと………………ん!?」
しばらく考えて、理解すると同時に顔を真っ赤にする静香。
静香
「え、いや、ええっ!? だってお前、どうでもいいって言って……」
零時
「時と場合によっちゃったんだよ察しろ! あと最後の方ちゃんと俺言いかけてたし!」
零時
「お前が女になってから、可愛いなーとかそういうこと思うようになったんですがこれ合わせたらもう好きってことでいいじゃんって感じ!」
うわあああ俺何言ってんのかわかんねええええ自分がきめえええええ!
静香
「そ、それはその……ど、どういたしまして」
静香
「…………本気か?」
零時
「冗談でこんなこと言えたらこの歳まで童貞引きずらなかったよ」
静香
「一理ある」
静香
「………………」
静香
「ど、どうしよう、断る理由が見当たらない」
零時
「断る理由探されてたのかよ! 傷つくわ!」
静香
「だって、だって一番とか言っちゃったし、別にその……」
静香
「い、いやじゃ……なかったし…………」
……な、なんだ、これは……めっちゃ可愛いぞこいつ。天使か。
今まで一緒にいてこの可愛さに気付けなかったのか俺は。なんて愚かだったんだ。いや男だった時に気づいちゃったら、それはそれでヤバイけど。
つーか嫌じゃないってことは、もうオーケー貰ったってことでいいんだよな?
ということは……
零時
「静香、やべぇ……俺ついに彼女できた……」
静香
「そ、それはめでたいな!」
零時
「うん。まじ感動。一生大事にする」
静香
「そうしてやるといいぞ。彼女も喜ぶだろう」
零時
「静香嬉しい?」
静香
「ああ、お前が嬉しいことは僕も嬉しいぞ!」
零時
「ホントだ彼女も喜んでるよさすが静香分かってるぅ」
静香
「………………」
静香
「彼女って僕か!?」
零時
「さっき告ったばっかだよ!」
静香
「誰もつっ、付き合うなどと言ってはいまい!」
零時
「え、ダメなの……?」
静香
「うっ……」
静香
「だ、だめ……というわけでは……」
零時
「ほらみろオーケーじゃねーか。やっべーこれ俺の彼女だよたまんねー」
静香
「かっかか、彼女などと言うな恥ずかしいなんか恥ずかしい」
零時
「まあ落ちつけよ。ほら、お前の大好きなフランクフルトだ」
フランクフルトを股間に挟んでみた。
静香
「…………」
さすがに音速で引かれていた。そりゃそうだ。
零時
「冗談です。空気に耐えきれなかっただけですごめんなさい」
静香
「気持は痛いほど理解できるが……」
零時
「んで、本当にオーケー貰ったって事でいいわけ?」
静香
「む……それは、その……」
静香
「…………」
しばらくの沈黙の後、真っ赤な顔でこくりと、小さくだが確かに頷く。
静香
「性別が変わっているのだがら、心が変わらずともこういう関係になってもおかしくない……そうなんだよな?」
静香
「なら、一歩踏み出してみるのも……悪くないのかもしれない」
静香
「それに、どういう関係になろうと、僕もお前の隣にいたいというのが本音だ」
零時
「………………」
うぉ……なんかこれ、恥ずかしい……。
静香
「なんだろう……妙に恥ずかしいな」
よかった、静香も同じ気持ちだ。
静香
「このくらいで恥ずかしがっていてどうするんだろうな。まだ始まったばかりだというのに」
零時
「ホントだな……」
静香
「色々喋ったら腹が減った。フランクフルトよこせ」
零時
「挟んだままでいいか?」
静香
「いいわけあるか引っこ抜くぞ」
洒落にならないことを言われた気がする。
零時
「はい、どうぞお納め下さい」
静香
「最初から素直に渡せばいいのだ。回りくどい」
垂れかかったケチャップをぺろりと舐める。ちょっとエロいとか思ったけど、そのあとバリッと噛み千切られるのを見てヒュンとした。
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