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早乙女静香ルート
こいびとどうし3
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※この作品は同人ゲーム「男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組」からテキストを抜き出したノベル版です。
ゲームテキスト形式なので背景やキャラ名の指定が残っています。
原作ゲームは18禁ですが、今作は18禁シーンを削除し全年齢版として公開します。
PCを持っていない方のために、同じく全年齢版の体験版プレイ動画もございます。
詳しくは「はとごろTIMES」のホームページをご覧下さい。
また、漫画も投稿しています。そちらも是非ご覧下さい。
零時
「あ、そうだ」
静香
「ん? 何かあるのか?」
零時
「このこと騒とか伏嶋には教えるべきだと思うんだけど、言ってもいいか?」
静香
「ん……そうだな、特に音無には言わないといけないだろう」
ずっと俺を想ってくれた後輩のことを思い出す。
彼女が出来たとかすっげー言いにくいけど、あいつはずっとまっすぐ想いを伝えていたんだ。俺もそうしないと失礼だろう。
零時
「あと、長野にも俺から言いたい」
静香
「それは……どっちかというと僕が言うことじゃないか?」
零時
「いや、俺が言う。これは譲らん」
今なら嫉妬全開だった騒の気持ちかよくわかる。男の敵は俺が排除したい。
静香
「なら、桃滋楼と草田先輩は僕から言おう」
零時
「え、先輩にも言うの?」
静香
「あの人にこそ言わないと、いつ寝取られるかわからん。お前は流されやすいからな」
俺も先輩も信用されてない。
というか、静香もそういうこと心配してくれてるんだ。ちょっと嬉しい。
静香
「なにニヤニヤしているんだ、気色悪い」
静香
「そろそろ戻るぞ。一般開放の時間も終わりだ。後片付けは参加しなければな」
零時
「そうだな」
二人立ち上がり、教室に向かって歩き出す。
今までにだって何度もあった、日常的な行動。だけど、そんなことでも今日は少しだけ鼓動が速くなった。
《廊下・夕方》
騒
「…………」
零時
「というわけで……ごめん」
学園祭が終わり、静まり返った校舎。俺は騒を呼び出して二人っきりで話をした。
もちろん静香と付き合うことになったことについてだ。長い間続けられた告白の返事でもある。
頭を下げて謝罪する。「ごめんなさい」の一言を絞り出すのは本当に難しかった。
騒
「…………いいんですよ、先輩」
零時
「え……」
てっきりもう少しキツイ言葉が返ってくると思っていたから、思わずバッと顔をあげてしまう。
騒の表情は穏やかだった。まるで、分かっていたことだと言わんばかりに。
騒
「あたしがしずかちゃん先輩に勝てるところなんてないですし、仕方ないっていうか」
騒
「元々あたしの一方的な片思いですし、ここで先輩に怒る権利はありません」
零時
「でも……長い間、返事できなかったし」
騒
「それについては確かにちょっと腹立ちます。あれだけアピールして落ち着くところは結局幼馴染か! みたいな」
騒
「でも、不思議とふられても悲しくないんですよね」
騒
「きっとあたしも、しずかちゃん先輩と先輩のこと、お似合いだって認めちゃってるんです」
零時
「騒……」
騒
「それに、あたし自身にも後ろめたいことがあったっていうか……」
騒
「……先輩が正直に言ってくれたなら、あたしも本当のこと、話さなきゃですよね」
零時
「え……?」
騒
「あたし、実を言うと別に先輩と恋仲になんかなれなくてもよかったんですよ」
騒
「あたしはただ先輩と……人と一緒に生きたかっただけ」
騒
「てっとり早く先輩をあたしに縛り付けられるのが恋愛かなって思ってただけなんです」
騒
「だから、あたしも先輩を騙してたことになっちゃいますね。ごめんなさいです」
騒
「これからも友達でいいので、一緒にいてくれると、嬉しいです」
騒の言っていることは、あまり理解ができなかった。
一緒にいたい。それが恋愛感情とどう違うのだろうか。やはり人によって感じ方なんて様々なんだな。
謝られているのなら、受け取ろう。騒も俺の勝手な謝罪を受け取ってくれたのだから。
互いに謝り合うなんてよく分からないことをして、引きずり続けた騒との問題は幕を閉じた。
《教室・夕方》
長野に対しては、かなりのドヤ顔で「俺の彼女ですが、何か?」みたいなことを言ってやった。
かなり睨まれたけど、このくらいしないと諦めない気がしたから。
つーか男相手に遣ってやる気なんかねーよ。ちょっとは罪悪感もあったけど。
静香
「気にしなくてもいいんじゃないか? 僕も草田先輩には似たようなことをしてきた」
零時
「お前が?」
静香
「だって、自分のものに手を出されるのは嫌じゃないか」
意外だ。静香にも独占欲があったのか。ずっと一緒だったけど、やっぱり知らない一面もあるんだな。
独占されてる気分は悪くない。というか嬉しい。自慢して回りたい程テンションが上がる。
静香
「ところで零時、明後日駅前まで買い物に行きたいのだが」
零時
「荷物持ちか?」
静香
「さすが理解が早い。少し本をまとめ買いしたいのだ」
静香
「皆が頑張ってくれたおかげで臨時収入が入ったからな」
今日一日でうちのクラスはかなり儲けた。当初の予定利益の倍以上獲得しているという。
利益は皆で平等に配分するのだが、クラスの総意で静香と伏嶋には他の人より少し多めに分けた。
女の身体で男よりも働いたのだから当然だ。ちなみに、その額はなんと八千円。俺たち男は五千円である。
学園祭の出し物による利益の平均は、毎年一人当たり千円未満らしいから、かなり多いんだと思う。
静香
「これなら優勝していてもおかしくない。頑張ったかいがあるものだ」
零時
「優勝とかっていつ頃発表されんの?」
静香
「集計には一週間ほどかかるらしい。それから景品を準備して表彰式だから、二週間から一か月くらいだろう」
零時
「けっこうかかるな」
静香
「その分景品が豪華なのだと考えれば苦にならない」
静香
「それより、明後日だぞ。予定を入れるなよ」
零時
「わーってるよ」
零時
「………………」
零時
「あれ、もしかしてこれデート?」
静香
「は?」
零時
「あ、違ったんですねすんません」
静香
「あ……あっ!」
どうやら俺の言葉の意味を今理解したらしい。一気に顔を真っ赤にする。
静香
「そ、そうか……恋人同士で出かけるとなると、それはデートというやつになるのか……」
零時
「いや分かってたよ、お前にそんなつもりはないって事くらい」
もしかしたらさり気なく恋人っぽいことをしようと気を利かせてくれていたのかもしれない、なーんて期待はしてましたけど。
静香
「た、たしかにそんなことは全く考えていなかったが……言われてしまうと気になるじゃないか」
静香
「お前と出かけるのはいつものことだが、デートなんて……初めてだし……」
零時
「そこまで身構えなくても、いつも通りでいいと思うけど」
静香
「そう……だろうか……零時がそう言うなら……」
零時
「正直俺もデートとか言ったけどいまいちピンと来ない」
静香
「そうなのか?」
零時
「初デートっていう言葉の響きはとてもテンションが上がるけどな」
静香
「そ、そうか……デートという肩書きがあるだけでも違うのだな。なるほど……」
《廊下・夕方》《第三者視点》
羅斗
「って、何を納得したんだあの眼鏡娘はーーーーー!」
羅斗
「違うでしょ、そこは『やっぱり恋人らしいこともしてみたいなー(ハートマーク)』みたいな展開に繋げるべきでしょ!」
騒
「この人何でこんなテンション高いんですかキモイんですけど」
桃滋楼
「知らねーし、そもそも何で静香と四ッ橋を覗いてるかも分かんねぇ」
静香と零時が初デート談義をしている後ろでは、三人の野次馬が騒いでいた。
正しくは騒いでいるのは羅斗一人だけで、騒と桃滋楼は巻き込まれただけなのだけれど。
羅斗
「だって、しずかちゃんとゼロ君が付き合い始めたなんて気になるじゃん!」
騒
「誰が好き好んで失恋した相手と他の女がイチャイチャしてるとこ見るんですか」
羅斗
「そんなこと言ってー、心の奥ではあの二人が上手くやるかどうか気になってるくせに」
騒
「……まあ、上手くやってもらわないとフられたあたし的にもムカつきますし……」
羅斗
「ほらねー」
桃滋楼
「十分うまくやってんじゃねーの? でーととか言ってるし」
羅斗
「甘い甘い! 桃の果実のように甘いよ桃ちゃん!」
桃滋楼
「テメェ喧嘩売ってんのか」
羅斗
「そんなもの売るなら売春か援交してるよ! 一回五千円、中出しプラス三千円の草田羅斗とは私のこと!」
桃滋楼
「こいつ変態だ!」
騒
「超今更ですよそんな情報」
羅斗
「あのね、あの二人がしようとしてるものはデートじゃないの。ただのお出かけ。買い物」
羅斗
「男女が二人でいればそれはデート、なんて甘い考えが成り立つのは少女マンガの中だけなんだよ!」
羅斗
「あの二人は幼馴染で、二人でのお出かけなんて腐るほどしてるわけでしょ? それを繰り返したって進展しない……」
羅斗
「というわけなので、ここは私たちが二人のお出かけを立派なデートに仕立て上げちゃおうと思います!」
桃滋楼
「はぁ……」
騒
「また面倒臭いことを言い出しましたねこのビッチ」
羅斗
「題して、実はちょっかい出したいだけラブラブ大作戦!」
桃滋楼
「作戦名の前半に本音がそのまま出てるぞ。こいつ、まさか馬鹿なのか?」
騒
「いやどう考えても馬鹿でしょ」
羅斗
「あーもーさっきから文句ばっかりうっさいなあ! あんまりぐちぐち言うとここで全裸になって二人の手を使って大声出しながら××××するぞ!」
桃滋楼
「ヒッ!?」
騒
「本気で迷惑なんでやめてくれません? 大人しく聞きますから」
羅斗
「最初からそうしてればよかったんだよー」
《教室・夕方》《零時視点》
静香
「ところで、さっきから騒がしいがあの人たちは何をしているんだ……?」
零時
「ははは……」
ごめんなさい先輩、バレバレです。というか隠れる気ないだろ叫びまくってるし。
明後日、何されるんだろう……不安だ。
ゲームテキスト形式なので背景やキャラ名の指定が残っています。
原作ゲームは18禁ですが、今作は18禁シーンを削除し全年齢版として公開します。
PCを持っていない方のために、同じく全年齢版の体験版プレイ動画もございます。
詳しくは「はとごろTIMES」のホームページをご覧下さい。
また、漫画も投稿しています。そちらも是非ご覧下さい。
零時
「あ、そうだ」
静香
「ん? 何かあるのか?」
零時
「このこと騒とか伏嶋には教えるべきだと思うんだけど、言ってもいいか?」
静香
「ん……そうだな、特に音無には言わないといけないだろう」
ずっと俺を想ってくれた後輩のことを思い出す。
彼女が出来たとかすっげー言いにくいけど、あいつはずっとまっすぐ想いを伝えていたんだ。俺もそうしないと失礼だろう。
零時
「あと、長野にも俺から言いたい」
静香
「それは……どっちかというと僕が言うことじゃないか?」
零時
「いや、俺が言う。これは譲らん」
今なら嫉妬全開だった騒の気持ちかよくわかる。男の敵は俺が排除したい。
静香
「なら、桃滋楼と草田先輩は僕から言おう」
零時
「え、先輩にも言うの?」
静香
「あの人にこそ言わないと、いつ寝取られるかわからん。お前は流されやすいからな」
俺も先輩も信用されてない。
というか、静香もそういうこと心配してくれてるんだ。ちょっと嬉しい。
静香
「なにニヤニヤしているんだ、気色悪い」
静香
「そろそろ戻るぞ。一般開放の時間も終わりだ。後片付けは参加しなければな」
零時
「そうだな」
二人立ち上がり、教室に向かって歩き出す。
今までにだって何度もあった、日常的な行動。だけど、そんなことでも今日は少しだけ鼓動が速くなった。
《廊下・夕方》
騒
「…………」
零時
「というわけで……ごめん」
学園祭が終わり、静まり返った校舎。俺は騒を呼び出して二人っきりで話をした。
もちろん静香と付き合うことになったことについてだ。長い間続けられた告白の返事でもある。
頭を下げて謝罪する。「ごめんなさい」の一言を絞り出すのは本当に難しかった。
騒
「…………いいんですよ、先輩」
零時
「え……」
てっきりもう少しキツイ言葉が返ってくると思っていたから、思わずバッと顔をあげてしまう。
騒の表情は穏やかだった。まるで、分かっていたことだと言わんばかりに。
騒
「あたしがしずかちゃん先輩に勝てるところなんてないですし、仕方ないっていうか」
騒
「元々あたしの一方的な片思いですし、ここで先輩に怒る権利はありません」
零時
「でも……長い間、返事できなかったし」
騒
「それについては確かにちょっと腹立ちます。あれだけアピールして落ち着くところは結局幼馴染か! みたいな」
騒
「でも、不思議とふられても悲しくないんですよね」
騒
「きっとあたしも、しずかちゃん先輩と先輩のこと、お似合いだって認めちゃってるんです」
零時
「騒……」
騒
「それに、あたし自身にも後ろめたいことがあったっていうか……」
騒
「……先輩が正直に言ってくれたなら、あたしも本当のこと、話さなきゃですよね」
零時
「え……?」
騒
「あたし、実を言うと別に先輩と恋仲になんかなれなくてもよかったんですよ」
騒
「あたしはただ先輩と……人と一緒に生きたかっただけ」
騒
「てっとり早く先輩をあたしに縛り付けられるのが恋愛かなって思ってただけなんです」
騒
「だから、あたしも先輩を騙してたことになっちゃいますね。ごめんなさいです」
騒
「これからも友達でいいので、一緒にいてくれると、嬉しいです」
騒の言っていることは、あまり理解ができなかった。
一緒にいたい。それが恋愛感情とどう違うのだろうか。やはり人によって感じ方なんて様々なんだな。
謝られているのなら、受け取ろう。騒も俺の勝手な謝罪を受け取ってくれたのだから。
互いに謝り合うなんてよく分からないことをして、引きずり続けた騒との問題は幕を閉じた。
《教室・夕方》
長野に対しては、かなりのドヤ顔で「俺の彼女ですが、何か?」みたいなことを言ってやった。
かなり睨まれたけど、このくらいしないと諦めない気がしたから。
つーか男相手に遣ってやる気なんかねーよ。ちょっとは罪悪感もあったけど。
静香
「気にしなくてもいいんじゃないか? 僕も草田先輩には似たようなことをしてきた」
零時
「お前が?」
静香
「だって、自分のものに手を出されるのは嫌じゃないか」
意外だ。静香にも独占欲があったのか。ずっと一緒だったけど、やっぱり知らない一面もあるんだな。
独占されてる気分は悪くない。というか嬉しい。自慢して回りたい程テンションが上がる。
静香
「ところで零時、明後日駅前まで買い物に行きたいのだが」
零時
「荷物持ちか?」
静香
「さすが理解が早い。少し本をまとめ買いしたいのだ」
静香
「皆が頑張ってくれたおかげで臨時収入が入ったからな」
今日一日でうちのクラスはかなり儲けた。当初の予定利益の倍以上獲得しているという。
利益は皆で平等に配分するのだが、クラスの総意で静香と伏嶋には他の人より少し多めに分けた。
女の身体で男よりも働いたのだから当然だ。ちなみに、その額はなんと八千円。俺たち男は五千円である。
学園祭の出し物による利益の平均は、毎年一人当たり千円未満らしいから、かなり多いんだと思う。
静香
「これなら優勝していてもおかしくない。頑張ったかいがあるものだ」
零時
「優勝とかっていつ頃発表されんの?」
静香
「集計には一週間ほどかかるらしい。それから景品を準備して表彰式だから、二週間から一か月くらいだろう」
零時
「けっこうかかるな」
静香
「その分景品が豪華なのだと考えれば苦にならない」
静香
「それより、明後日だぞ。予定を入れるなよ」
零時
「わーってるよ」
零時
「………………」
零時
「あれ、もしかしてこれデート?」
静香
「は?」
零時
「あ、違ったんですねすんません」
静香
「あ……あっ!」
どうやら俺の言葉の意味を今理解したらしい。一気に顔を真っ赤にする。
静香
「そ、そうか……恋人同士で出かけるとなると、それはデートというやつになるのか……」
零時
「いや分かってたよ、お前にそんなつもりはないって事くらい」
もしかしたらさり気なく恋人っぽいことをしようと気を利かせてくれていたのかもしれない、なーんて期待はしてましたけど。
静香
「た、たしかにそんなことは全く考えていなかったが……言われてしまうと気になるじゃないか」
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零時
「そこまで身構えなくても、いつも通りでいいと思うけど」
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「そう……だろうか……零時がそう言うなら……」
零時
「正直俺もデートとか言ったけどいまいちピンと来ない」
静香
「そうなのか?」
零時
「初デートっていう言葉の響きはとてもテンションが上がるけどな」
静香
「そ、そうか……デートという肩書きがあるだけでも違うのだな。なるほど……」
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「って、何を納得したんだあの眼鏡娘はーーーーー!」
羅斗
「違うでしょ、そこは『やっぱり恋人らしいこともしてみたいなー(ハートマーク)』みたいな展開に繋げるべきでしょ!」
騒
「この人何でこんなテンション高いんですかキモイんですけど」
桃滋楼
「知らねーし、そもそも何で静香と四ッ橋を覗いてるかも分かんねぇ」
静香と零時が初デート談義をしている後ろでは、三人の野次馬が騒いでいた。
正しくは騒いでいるのは羅斗一人だけで、騒と桃滋楼は巻き込まれただけなのだけれど。
羅斗
「だって、しずかちゃんとゼロ君が付き合い始めたなんて気になるじゃん!」
騒
「誰が好き好んで失恋した相手と他の女がイチャイチャしてるとこ見るんですか」
羅斗
「そんなこと言ってー、心の奥ではあの二人が上手くやるかどうか気になってるくせに」
騒
「……まあ、上手くやってもらわないとフられたあたし的にもムカつきますし……」
羅斗
「ほらねー」
桃滋楼
「十分うまくやってんじゃねーの? でーととか言ってるし」
羅斗
「甘い甘い! 桃の果実のように甘いよ桃ちゃん!」
桃滋楼
「テメェ喧嘩売ってんのか」
羅斗
「そんなもの売るなら売春か援交してるよ! 一回五千円、中出しプラス三千円の草田羅斗とは私のこと!」
桃滋楼
「こいつ変態だ!」
騒
「超今更ですよそんな情報」
羅斗
「あのね、あの二人がしようとしてるものはデートじゃないの。ただのお出かけ。買い物」
羅斗
「男女が二人でいればそれはデート、なんて甘い考えが成り立つのは少女マンガの中だけなんだよ!」
羅斗
「あの二人は幼馴染で、二人でのお出かけなんて腐るほどしてるわけでしょ? それを繰り返したって進展しない……」
羅斗
「というわけなので、ここは私たちが二人のお出かけを立派なデートに仕立て上げちゃおうと思います!」
桃滋楼
「はぁ……」
騒
「また面倒臭いことを言い出しましたねこのビッチ」
羅斗
「題して、実はちょっかい出したいだけラブラブ大作戦!」
桃滋楼
「作戦名の前半に本音がそのまま出てるぞ。こいつ、まさか馬鹿なのか?」
騒
「いやどう考えても馬鹿でしょ」
羅斗
「あーもーさっきから文句ばっかりうっさいなあ! あんまりぐちぐち言うとここで全裸になって二人の手を使って大声出しながら××××するぞ!」
桃滋楼
「ヒッ!?」
騒
「本気で迷惑なんでやめてくれません? 大人しく聞きますから」
羅斗
「最初からそうしてればよかったんだよー」
《教室・夕方》《零時視点》
静香
「ところで、さっきから騒がしいがあの人たちは何をしているんだ……?」
零時
「ははは……」
ごめんなさい先輩、バレバレです。というか隠れる気ないだろ叫びまくってるし。
明後日、何されるんだろう……不安だ。
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