男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組

葉鳥(はとごろTIMES)

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in四ッ橋家

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※この作品は同人ゲーム「男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組」からテキストを抜き出したノベル版です。
 ゲームテキスト形式なので背景やキャラ名の指定が残っています。
 原作ゲームは18禁ですが、今作は18禁シーンを削除し全年齢版として公開します。
 PCを持っていない方のために、同じく全年齢版の体験版プレイ動画もございます。
 詳しくは「はとごろTIMES」のホームページをご覧下さい。
 また、漫画も投稿しています。そちらも是非ご覧下さい。



《自宅・居間》
陽子
「この家にはもう慣れてくれたかしら?」
桃滋楼
「え、あ……まぁ、その……」
例のごとく昨日から伏嶋も四ッ橋家にいてもらっているわけで、母さんは娘が増えたと嬉しそうに伏嶋に話し掛けまくっていた。
静香と違って馴染みのない家だから居心地はよくないだろうが、さすがにそう正直には言えまい。
零時
「母さん、そういうこと聞いてやるなよ」
陽子
「だぁってー、桃ちゃんの反応可愛いんだもの」
その呼び方してる時点で、伏嶋からは苦手意識持たれてると思うんだけど。
桃滋楼
「…………」(困惑)
ほら困ったお顔してるし。ごめんなさい、家の母がこんなので。
陽子
「こんな子供欲しかったわー。もぅ、しょーくんが女の子になってくれたらよかったのに」
零時
「息子を目の前にそういうこと言いますかね」
静香
「ふむ、面白い話だ」
あれ、静香さんこういう話には乗ってくるんすか……自分がからかわれてる時は逃げるくせに。
静香は元々母さんと仲がいい。自分が被害に遭わない会話では、基本的に母さんの味方だ。
静香
「零時は陽子さん似だからな、女になっても違和感はないだろう」
陽子
「あらやだ、遠まわしに私が女の子らしいって言われてるみたいで嬉しいわぁ」
自分の年齢考えて発言してくれよサムいから。なんて、口が裂けても言えないが。
桃滋楼
「…………」
零時
「え、なんでこっち見るの」
桃滋楼
「え? あ、いや、えと……」
零時
「?」
桃滋楼
「な、なんでもねーよ」
静香
「やはり桃滋楼も、こいつが女でも違和感ないと思うだろう?」
桃滋楼
「!?」
図星だったのか、顔を真っ赤にする。
え、伏嶋までそんなこと思っちゃうレベルで俺女顔ですか? なにそれ泣ける。
桃滋楼
「べ、別に俺はそんなこと……ただ、確かに似てるって思っただけで」
桃滋楼
「四ッ橋の母さん、若いし」
陽子
「やだもー、そういうこと言っちゃってぇこの子は!」
伏嶋の言葉に歓喜し、腰をくねくねしながら興奮する。息子としては、母のそんな所見たくなかった。背筋が凍る。
静香
「確かに、陽子さんと零時は姉弟と言われても納得してしまうくらい似ているな」
桃滋楼
「つーか俺、言われるまで姉だと思ってたし」
陽子
「もぉ……そんなに褒めたってお小遣いくらいしかあげられないわよ?」
零時
「母さん、超若いよね。女子高生でも通る若さだ」
陽子
「しょーくんに言われても……ねぇ」
くっ……何故俺では駄目なんだ!
静香
「お前は下心が見え見えなんだ。小遣い目当てだとな」
零時
「そうじゃなかったら自分の母親にあんなこと言えるかよ」
陽子
「これだからしょーくんは可愛くないのよぉ」
俺だってこの歳で可愛いなんて言われたくないですけどね。
桃滋楼
「なんか……すげーな、この家」
ぽつりと、呟くように伏嶋がそんなことを言った。
それがどういう意味なのかが分からず、思わず聞いてしまう。
零時
「すげーって、何が?」
桃滋楼
「え? あ、いや……」
桃滋楼
「家族仲がいいっつーか……珍しいと思って」
陽子
「そう? 普通じゃない?」
母さんは理解できずに首を傾げるが、俺はなんとなく分かった。
俺みたいな思春期真っ只中の男が、仲良さげに母親と喋っている光景は普通ではないのだろう。
俺は昔からこの人に育てられ、これが普通になっているから順応できるだけだ。
零時
「やっぱ居心地悪いか?」
桃滋楼
「そういうわけじゃねーよ」
桃滋楼
「むしろ実家のこと思い出す。懐かしい感じっつーか……」
零時
「そういえば伏嶋も寮だったっけ」
桃滋楼
「ああ、実家遠いからな」
陽子
「そうなの……」
陽子
「うちのこと、実家だと思ってくれていいのよ? 私は娘が出来たみたいで嬉しいもの」
桃滋楼
「い、いや、それは流石に……」
恥ずかしそうに頬を染める。
不良と呼ばれ、人から避けられていただけあり、好意を持って接されることには慣れないのだろう。
しかも相手が年上で、強く言うことができないのでは、何を言えばいいのか分からないに違いない。
伏嶋にとって母さんは天敵みたいな存在なんだろうけど、そればかりは我慢してくれとしか言えない。
静香
「安心しろ、本気で嫌がってはいまい」
俺の考えていることを顔から察したのか、静香にそんなフォローをされる。
零時
「そうか?」
静香
「さっき実家を思い出すとも言っていたし、困っているだけさ」
零時
「そういうもんか」
静香
「僕も同じだからな」
苦笑する。確かに、静香も母さんに真正面から母として接されることを苦手としていた。
母さんが嫌いなのではなく、自分の母親があれだから、慣れないだけ。
母親に好かれることに慣れない静香と、他人に好かれることに慣れない伏嶋。
そんな二人だったから、どこかで通じ合って仲良くなったのかもしれない。
静香
「それに、こういう経験は桃滋楼にとって大切なものになる」
零時
「あー、それはなんとなく分かる」
避けられてたってのもあるんだろうけど、普通にコミュ障だよなあいつ。なにかあると怒鳴るし、殴るし。
こんなこと、怖くてとても言えないですけど。
しかし、そういう意味では草田先輩に感謝しなければいけないのかもしれない。
皆で買い物に行くなんて、それ以上にいい経験になるものはないんだから。
そう思うと、ちょっとだけ明日の楽しみが増した気がした。
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