男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組

葉鳥(はとごろTIMES)

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伝言ゲーム2

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※この作品は同人ゲーム「男子校でハーレムが作れる俺マジ勝ち組」からテキストを抜き出したノベル版です。
 ゲームテキスト形式なので背景やキャラ名の指定が残っています。
 原作ゲームは18禁ですが、今作は18禁シーンを削除し全年齢版として公開します。
 PCを持っていない方のために、同じく全年齢版の体験版プレイ動画もございます。
 詳しくは「はとごろTIMES」のホームページをご覧下さい。
 また、漫画も投稿しています。そちらも是非ご覧下さい。



《廊下》
羅斗
「あ、あれ、しずかちゃん……どしたの? 怖い顔して」
静香
「怖い顔されないと思ったんですか貴女は!!」
羅斗
「ひぃっ!? な、なんで突然怒られてるの!?」
静香
「あんたが桃滋楼に根も葉もないホラ吹き込んでくれたからでしょうが!」
桃滋楼から情報の出所を聞いた静香は、すぐさまに羅斗を探し出して捕まえていた。
羅斗
「なんのことだかわかんないんだけどっ」
静香
「僕が結婚するだとか言ったそうじゃないですか! あんたの口は下品なことだけじゃ飽き足らずにそんなことまで言うんですか!?」
羅斗
「しずかちゃんも私の扱い相当酷いね!」
羅斗
「てゆーか、私そんなこと言ってないよ!」
静香
「はぁ? 桃滋楼が嘘ついたとでも言うんですか?」
羅斗
「いやその、結婚までいくのかなーとは言ったんだけど」
静香
「言ってんじゃないですか!」
羅斗
「でも普通そう思うじゃん! だって静香ちゃんみたいな人、そういう責任の取り方しそうだし!」
静香
「責任……?」
そこでようやく、羅斗と話がかみ合っていないことに気づく。
静香
「あの、どうして僕が結婚するかもとか思ったんですか?」
羅斗
「だ、だってその…………でしょ?」
静香
「はい?」
羅斗
「……できちゃった、んでしょ?」
ぼそっと、なんだか熱のこもった呟き。
静香はしばらくその言葉の意味が理解できなかったが、そのあとに羅斗が「子供」と付け足したことにより、理解すると同時にさらに取り乱した。
静香
「なんでそうなったああああああああああ! 結婚より悪化してるじゃないですかあああああああああ!!」
羅斗
「違うの!?」
静香
「なんでちょっと嬉しそうなんです!?」
羅斗
「だって、しずかちゃんに女として先こされたと思ってたから」
羅斗
「てゆーか、私ちゃんとしずかちゃん本人に聞いたじゃん」
静香
「いや聞かれてないですけど」
羅斗
「いや聞いたってば。ほら、さっきキミ達の教室の前で……長野って子がどうとかさ」
静香
「…………あっ」
確かに、静香は羅斗と会っている。
選択授業で零時や桃滋楼と別授業だったため、一人で教室に戻ってきたところで。
静香
「あ、あの時の話か……そういえば具体的には話さなかった」
羅斗
「妊娠じゃないの?」
静香
「違いますっ!」
静香
「長野との件はもっと軽い内容ですよ。どこでどうなったら妊娠なんてことになるのか……」
羅斗
「でも、この話はさわちゃんに聞いたよ?」
静香
「………………」
羅斗
「うっわー、しずかちゃん顔こわいー」
羅斗
「…………あのー……ほんとに怖い顔してらっしゃるけど大丈夫?」
零時
「おーい静香! お前さっさと走ってくなって……」
桃滋楼
「……えと……静香、なんでキレかけてんの?」
羅斗
「ゼロ君に桃ちゃん。しずかちゃん追いかけてきたの?」
零時
「まぁその……はい、静香のやつ結婚がどうって噂の出所探し出すってキレ気味で走ってったから」
桃滋楼
「俺はてっきり金髪がボコられてると思った」
羅斗
「私ぼこられる寸前だったの……っていうか、その話の流れだとさわちゃん危ないね」
零時
「え?」
静香
「音無かああああああああああああああああああッ!!」
零時
「せ、静香あぁーーーーー!?」
静香、全速力で一年の教室へ。
羅斗
「さっき、私にその話したのはさわちゃんだよーって言っちゃった」
零時
「だああああああ! 今度は一年の教室まで走ってったのか!」
桃滋楼
「静香のやつどこにあんな体力があんだよ……」
羅斗
「なんか面白い展開っぽいねー。私もついてこーっと」



《廊下》

「よく考えたら、しずかちゃん先輩に恋人ができるって好都合じゃん。何落ち込んでたんだろあたし馬鹿みたいー」

「って、噂をすればしずかちゃん先輩……?」
廊下を歩いていた騒のもとに、静香が鬼のような形相で走ってくる。
静香
「音無貴様が元凶かぁ!」

「うわああいきなり何ですか!?」
静香
「とぼけるな、ありもしない噂を振りまきおって! 誰が妊娠しただ!」

「は? いやマジで身に覚えがないんですけど」
静香
「えっ?」
騒の反応が思っていたものと違い、思わず牙を引っ込める静香。

「妊娠ってしずかちゃん先輩が? そんな信憑性のない噂触れまわったとして、誰が信じるんですか。そいつ馬鹿ですか」
静香
「……そう言われると、返す言葉がない」
桃滋楼
「それは俺達が馬鹿ってことなのかあぁん?」
羅斗
「うお、ってことは私も桃ちゃん並の馬鹿なのか」
桃滋楼
「どういう意味だコラぶっ飛ばすぞ!」
静香
「桃滋楼に草田先輩!? なんでこんなところまで……」
桃滋楼
「さっきから追っかけてたよ! お前が一人で突っ走ってったからな!」
ちなみに零時はこの中で一番体力的に劣っていたため、壁際でハァハァと息を荒げ膝をついていた。
羅斗
「それより、さわちゃんの惚け方は酷いなぁ。私はさわちゃん本人から聞いたんだけど」

「はぁ? 言ってないですよそんなこと。捏造しないでくれますかクサレビッチ」
羅斗
「言いましたー。私直接聞きましたー。できちゃったって聞きましたー」

「え……もしかして、あの話を子作りだと思ったんですか?」
羅斗
「……へ?」
静香
「どういうことだ……?」

「あたしは、しずかちゃん先輩が長野って人と恋仲になったって、先輩のクラスの人が言ってたのを聞いただけです」

「あの二人実はデキてたんだーみたいな」
羅斗
「……できてるってそっち!?」

「普通にそっちですけど。てゆーか子供だと思うほうがおかしくないですか?」
静香
「要するに草田先輩が一番厄介なことを言ってくれたわけですか……」
羅斗
「だ、だって、できちゃったって聞いたら普通子供じゃん!」
桃滋楼
「お前の普通は普通じゃねーんだっつーの」
静香
「僕としては、女になってすぐ性行為をする上に避妊を考えていなかった非常識な人間だと思われたことが非常に腹立たしい」
羅斗
「うぅ……ご、ごめんなさーい」

「でもしずかちゃん先輩、そんなこと言うくせにしっかり恋人できてんじゃないですか」

「長野ってのが誰だか知らないですけどおめでたいですねー。ぱちぱち」
静香
「あー……そうか、最初はその話から始まったんだな……」
静香
「長野は恋人などではないよ」

「え?」
静香
「その……だな……確かに、今日長野に……告白、されたが」
静香
「ハッキリ、断わった」

「…………」(不満)
静香
「なんだその文句の言いたそうな顔は」

「だってー邪魔者が減ると思ってたんですもん」
桃滋楼
「つーかこ、告白されたって……」
羅斗
「私と話した時に言ってたのはそのことだったんだねぇ」
静香
「う……今日の朝、体育館裏でまぁ……」
静香
「それを誰かが見ていて、付き合っているなどという噂を流したのだろう」
羅斗
「何で断わっちゃったのさ。もったいないなー」
静香
「長野はただのクラスメイトで、友達だとしか思ってなかった奴なんですよ。受け入れられるわけがないでしょう」
羅斗
「そう? 私だったらいつでも受け入れオッケーだけど」
静香
「それは貴女だけです!」

「なーんだ、結局ガセだったわけですかぁ」
桃滋楼
「そ、そうだよな……安心したぜ……」
静香
「この話が結婚まで発展するとは……噂とは恐ろしいものだと実感しました」
静香
「出所もわかって誤解も解けたし、僕は戻ります。お騒がせしました」

「今回は騒がせたのはあたし達みたいだし、皮肉は言わないでおいてあげましょう」
静香
「その一言がなかったらいい気分だったがな」
桃滋楼
「あー、怒った静香とかマジ心臓に悪かった。さっさと教室戻ろうぜ」
桃滋楼
「おら四ッ橋、テメェいつまでヘバってんだ行くぞ」
零時
「あ……? もう終わった?」
静香
「何故そんなにボロボロなんだ零時は」
零時
「おかしいのはお前らだよ……何で校舎の端から端まで全力疾走できんだよ」
桃滋楼
「鍛え方が足りねーんだよ」
零時
「帰りは歩くぞ……」
静香
「別に追ってこなくてもよかったのに」
零時
「あんな取り乱したお前見て、ほっとくって選択肢がねーよ」
静香
「零時……」

「なーにいい雰囲気になろうとしてんですか! さっさと教室戻って眼鏡キャラらしく勉強しやがれです!」
静香
「べ、別にいい雰囲気になどなっていない!」
羅斗
「うはー、ツンデレってやつだねー」
桃滋楼
「つんどれ?」
零時
「はは……」
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