上 下
2 / 4

2 衝撃の事実

しおりを挟む
え…咲兎ってあの咲兎?!嘘でしょ…そんなわけない…そんなはずがない…
咲兎「ふう…結構トイレ混んでたわ。」
嶺花「ねぇ、あなたの名前って一ノ瀬 咲兎じゃないわよね…?」
咲兎「・・・」
なんでだまってんのよ…なんとかいいなさいよ。咲兎じゃないと言ってよ!!
咲兎「俺の名前は一ノ瀬 咲兎。」
嶺花「最っ低!!私のことを知っててわざと挨拶してあの空気の場から救って近づいたの?」
咲兎「それは違う!」
嶺花「じゃあ、どうして…」
咲兎「正直に言うと一目見たときからちょっと気になってて…」
咲兎が頭をかいて照れくさそうに話す。
は?どうゆうこと?なにが?
嶺花「は?」
咲兎「そしたら、昔好きだった人で俺もテンパったの。」
どうゆうこと?咲兎が私を好きだった?あんな最低だった奴が?私は今でも許さない。絶対に許さない。仮に咲兎が私を好きだったとして,普通好きな子に机に落書きとかノートとか破る?おまけにブスだとも言われた。好きな子にブスなんて言うのはありえない。
咲兎「あのさ。」
嶺花「な、なに。」
咲兎「改めて言わせてもらうけど俺小学校の時真剣にお前が好きだった。」
嶺花「う、うそよ。仮に咲兎が私を好きだったとして‘‘好きだった’’ってことは過去形でしょ?なんで今さらそんなどうでもいい聞きたくない話を聞かなきゃいけないのよ。」
咲兎「いや、聞くべきだ。俺は今でもお前が好きだ。」
は?聞くべきだ?なにクズが私に指図してんのよ。しかも今でもお前が好きだ?ふざけてんのかこのクズ野郎。私があんたのせいでどれだけ苦しんだと思ってんのよ。
嶺花「私はあなたみたいなクズを好きにはならない」
咲兎「小学校の時のことは理由があるんだ。」



その理由とは…一体…!?
しおりを挟む

処理中です...