クラス召喚で俺だけハズレスキルが二つ!〜国から追放されたけど、スキルがあまりハズレっぽくないので、魔王になって女神と勇者に復讐します!〜

ゴジゴジ

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冒険者編

第61話 ジェネラルオーク

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   ハイオークの死体に突き刺さったままの鎖をすぐに自分に引き戻し、手で回し始める。鎖が一定のスピードに達した時に手を放せば、矢のように風を切ってハイオークに向かって飛ぶ。

 これで死んだだろう。

「これで四た……ん?」

 しかし、戦場に想定外は付き物。

 ハイオークが全力ではないとはいえ、吹き飛ばされながらも鎖を防いでいたのだ。ボロボロだが、トドメが刺せていない。

「受けが得意なのは伊達じゃない、か」

 そういって、鎖を引き戻しながら地面を蹴った。一気に加速した俺はすぐに吹き飛ばされたハイオークに追く。走る勢いのままバタフライナイフを抜き放ち、一閃。

「これで四体か。お、予想通りジオ達が到着したな。……とっととこっちを終わらせて行くか」

 あと三体。大した敵にはならないだろう。

 早く終わらせるべく三体が集まっている所に向かって駆け出す。

「ラストは、お前らだぁああ!」
「ブモォ!」
「ブッモォオ!」
「……」

 一体だけ、吠えることなくただ無言で警戒してくる奴がいる。

 集落の長なのか、戦士長なのか、それとも……もしかしたら更に上位のオークかもしれない。ともかく、潜り抜けてきた死線の桁が他の奴らと違う。

「ま、俺の方が上だけどね」

 他二体の元気なハイオークちゃん達が繰り出すのは、呆れるぐらい単調な攻撃。ただ、縦に棍棒を振り下ろしてきた。

 速度を緩めずひらりと避けてしまえば、鎖を軽く一振りするだけで二体とも殺せた。

「問題はお前だよな」
「……」

 こいつ、さっきの二体と一緒に鎖を当ててみたが、その時手元の鉄の大剣で防いだ。

 やっぱりハイオーク達と実力に差がありすぎる。

「これ、使ってみるか」

 手に取ったのは首にかけてった鑑定石。魔力を流して、目の前のオークを鑑定するよう命じる。



ジェネラルオーク(種族:オーク)
 称号:豚男の長
 ランク:A
 スキル:無し


 情報量少ねぇ!まぁ、肝心なことは伝わってるからいいが……。それとも、物に使えば違う結果が出るのか?

 いや、検証は後でいい。今は目の前のジェネラルオークだ。

 ジェネラルと付くぐらいならこの集落の長で間違い無いだろう。称号にもなってるし。こいつを殺せば、他のも狩りやすくなる。

 ジェネラルオークと睨み合いながら、携帯式時空領域から歪な形の鉄の塊を引き抜き、言う。

「んじゃ、最後に」
「……?」

 カチッ

「ブッモォォオオオオ!」
Lights out bucko!おねんねの時間だぁ!

 今更危機感を覚えるジェネラルオーク。しかし、もう遅い。

 バンバンッ!ババババンッ!

「ブモォオオ!ブモッ!ブモォォオオオオ!」
「おぉ、喚くなぁ。残念、いくら強くともやっぱり鉛様には勝てませんでしたぁ」

 終始、訳のわからない顔をしながらジェネラルオークが倒れた。

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