クラス召喚で俺だけハズレスキルが二つ!〜国から追放されたけど、スキルがあまりハズレっぽくないので、魔王になって女神と勇者に復讐します!〜

ゴジゴジ

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冒険者編

第72話 解体大会

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「へ?え、嫌だ……やめてくれぇ!」

 思わず本音を口にしてしまったおっちゃん。しかし、こちらも解体してもらわないと困る。

「そんなこと言うなって。今は、それぞれの討伐証明部位を取ってくれればいい。死体はそのまま売る。後でじっくり残業を楽しんでくれ。もちろん、“ギルド1の解体師”ならできるよな?」
「あ、あ、あぁ。お。俺ならできる!おぉし!やったろうじゃないか!」

 プライドを刺激されたのか、ヤケクソなのか、判断しずらい答えをするおっちゃん。正直、仕事をやってくれるなら何でもいい。

 そして始まったのは、解体大会。おっちゃんだけでなく他の解体士達も集まって来て、果てには誰が一番剥げるかの勝負となった。しかしそれは別に悪いことではなく、対抗心むき出しの解体士たちの手によって、素早く討伐証明部位が剥がれていった。

「お疲れ様。なんだかんだで1位だったじゃねぇか」
「おう、これでも––––」
「“ギルド1の解体師”、だろ?」
「そうだ。これぐらいで、へばってらんねぇもんだ」
「良く言う。さっきはあれほど嫌がってたのに」
「そ、そうだ。これが買取金額だ」

 必死に話題を変えようと差し出された袋。手に取ればジャリという音とともにしっかりした重さが腕に伝わる。中身は大金貨1枚と金貨32枚。

 所持金と合わせれば現在の貯金は、大金貨1枚と金貨98枚の1980000バールだ。路銀としては申し分ない額だろう。

「申し分ないどころか、十分すぎるよ!国を超えるのは確かにお金がかかるけどそれでも金貨20枚ぐらいだったはず。そこに大金貨なんて……」
「あって困るもんじゃないし、不測の事態に備える意味合いも込めて稼いどいたほうがいいだろ?」
「そうだけど……大金貨、大金貨は違うと思う」
「ほら、行くぞ。討伐証明部位を持って受付でジオのランク上げだ」
「グルル」
「あぁ、そ、そうだったね」

 ギルドの受付の方に向かえば、そこには既にジオのC級の冒険者カードを持った受付娘がいた。
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