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1話
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2年後の2043年
?:「百合音!おはよー!」
?:「よ!白鳥!」
百:「おはよう!綾華、颯斗」
颯:「なあなあ、昨日またクラッシャー出たの知ってるか?ここから近かったらしいんだよー!かっこい いよなー!俺もあんな武器で戦ってみてー!」
綾:「あーもー!出たよ!朝から颯斗のAPの話は聞きたくないですぅー!それに、あんたなんてすぐにやられて終わるわよ?」
颯:「なんだとー!」
はじめまして、私は白鳥百合音。高校2年生です。今の2人は私の幼馴染みの栗山綾華と青山颯斗。
昼間はこうして学校に行っていますが、実はAPの最高司令官です。でも、それを知っているのは関係者だけ。もちろん、この2人も知りません。
颯:「なあ、白鳥はどう思う!?かっこいいよな!AP!」
百:「え?あー、ごめんね。私よく分かんないんだ」
綾:「ほらー!百合音はあんたとは違うのよ!」
颯:「まじかよー!しょうがないな、俺が基本のとこを教えてやるよ!」
2年前に大規模な侵攻があったよな?そのときに突如現れた謎の軍団がAPなんだ。
侵攻が終わって、復興の最中に国からある発表があった。
「今回この市を襲ったものをクラッシャーとしました。そして、そのクラッシャーを倒したのがArea Protectです。APは、このような事態になることを想定し、5年前に設立した軍隊で、―――」
とまあ、こんな説明したんだ。それからは市の中心部。あそこに見える本部を建てて活動を続けてる。今、普通に生活ができてるのはAPがあるおかげなんだ。
綾:「へぇー!そんな話だったんだね。知らなかっ た。」
百:「APってすごいんだね。」
颯:「だろ!?本当にすごいんだぜ」
(ふと、時計を見て)
百:「大変!2人とも、もう予鈴が鳴っちゃう!」
颯:「嘘だろ!急がなきゃだな。走るぞ!」
百&綾:「うん!」
今、颯斗が話してたことは外部の人にも回っている情報です。ここからは内部の人しか知らないことをお教えします。
APが設立されたのは5年前。私たちが住んでいる世界とは別に、もう1つの世界が存在していることが分かってからでした。あちらでは戦争が絶えず、その戦力として"リン"と言われる物質が重要視されていました。リンは人の体内にある物質で、生命活動の維持には決して欠かせないものということは、こちらでも昔から知られていました。食事をすることで消費する分のリンを得ることができることも分かりました。しかし、それ以外の用途は知りませんでした。
あちらではリンを使い特殊な武器を展開し戦うので、リンが不足しており、倒した敵から奪って殺すことも少なくなかったようです。
いつか、こちらの世界へ来てリンを集めるのでは。そう考えた研究者はむこうと同じ武器を作り始めました。出来上がると同時にリンの能力が優れたものを集めました。トップとして選ばれたのが日本有数の名門白鳥家。そして、その分家である白金家、桃井家、天つ風家、阿修羅家、西野宮家。これがArea Protectの創立初期メンバーです。創立メンバーは私たちの親なのですが、皆ある日殺されてしまったため今は私がトップとなり、活動をしています。
ちなみに、私たちの家にはそれぞれある秘密があるのですが、それはまた後日...
?:「百合音!おはよー!」
?:「よ!白鳥!」
百:「おはよう!綾華、颯斗」
颯:「なあなあ、昨日またクラッシャー出たの知ってるか?ここから近かったらしいんだよー!かっこい いよなー!俺もあんな武器で戦ってみてー!」
綾:「あーもー!出たよ!朝から颯斗のAPの話は聞きたくないですぅー!それに、あんたなんてすぐにやられて終わるわよ?」
颯:「なんだとー!」
はじめまして、私は白鳥百合音。高校2年生です。今の2人は私の幼馴染みの栗山綾華と青山颯斗。
昼間はこうして学校に行っていますが、実はAPの最高司令官です。でも、それを知っているのは関係者だけ。もちろん、この2人も知りません。
颯:「なあ、白鳥はどう思う!?かっこいいよな!AP!」
百:「え?あー、ごめんね。私よく分かんないんだ」
綾:「ほらー!百合音はあんたとは違うのよ!」
颯:「まじかよー!しょうがないな、俺が基本のとこを教えてやるよ!」
2年前に大規模な侵攻があったよな?そのときに突如現れた謎の軍団がAPなんだ。
侵攻が終わって、復興の最中に国からある発表があった。
「今回この市を襲ったものをクラッシャーとしました。そして、そのクラッシャーを倒したのがArea Protectです。APは、このような事態になることを想定し、5年前に設立した軍隊で、―――」
とまあ、こんな説明したんだ。それからは市の中心部。あそこに見える本部を建てて活動を続けてる。今、普通に生活ができてるのはAPがあるおかげなんだ。
綾:「へぇー!そんな話だったんだね。知らなかっ た。」
百:「APってすごいんだね。」
颯:「だろ!?本当にすごいんだぜ」
(ふと、時計を見て)
百:「大変!2人とも、もう予鈴が鳴っちゃう!」
颯:「嘘だろ!急がなきゃだな。走るぞ!」
百&綾:「うん!」
今、颯斗が話してたことは外部の人にも回っている情報です。ここからは内部の人しか知らないことをお教えします。
APが設立されたのは5年前。私たちが住んでいる世界とは別に、もう1つの世界が存在していることが分かってからでした。あちらでは戦争が絶えず、その戦力として"リン"と言われる物質が重要視されていました。リンは人の体内にある物質で、生命活動の維持には決して欠かせないものということは、こちらでも昔から知られていました。食事をすることで消費する分のリンを得ることができることも分かりました。しかし、それ以外の用途は知りませんでした。
あちらではリンを使い特殊な武器を展開し戦うので、リンが不足しており、倒した敵から奪って殺すことも少なくなかったようです。
いつか、こちらの世界へ来てリンを集めるのでは。そう考えた研究者はむこうと同じ武器を作り始めました。出来上がると同時にリンの能力が優れたものを集めました。トップとして選ばれたのが日本有数の名門白鳥家。そして、その分家である白金家、桃井家、天つ風家、阿修羅家、西野宮家。これがArea Protectの創立初期メンバーです。創立メンバーは私たちの親なのですが、皆ある日殺されてしまったため今は私がトップとなり、活動をしています。
ちなみに、私たちの家にはそれぞれある秘密があるのですが、それはまた後日...
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