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第2章 リーナと一緒に旅に出ます
第33話 ブラウニーの心遣いに感謝です
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すっかり日が落ちたころ、ほぼ一週間ぶりに我が家へ帰り着きました。
「これがロッテお姉ちゃんのおうち?
リーナお姉ちゃんのおうちより大きいよ。
ロッテお姉ちゃんってすごい貴族様だったんだ。」
アリィシャちゃんが私の屋敷を見て目を丸くしています。
「ようこそ、アルムハイム伯国へ。
私はシャルロッテ・フォン・アルムハイム、この国の女王よ。
アリィシャちゃんは、この国の国民第一号になるのよ、改めて歓迎するわ。」
「?????」
私は今まできちんとした自己紹介をしてないかったので、改めて自己紹介をしました。
が……、アリィシャちゃんには王といっても縁遠いモノのようでピンと来ないみたいです。
「アリィシャちゃん、国ってわかる?」
「よくわかんない。
親方が、関所で国を越えるときは税を取られるってブツクサ言っていたのは知ってる。」
「じゃあ、王って何かわかる?」
「知っているよ、偉い人でしょう。お貴族様とどっちが偉いの?」
「………。」
私は返す言葉を失ってしまいました。
この後、私は国と王の説明をすることになります。
何も知らない幼子にその説明をするの大変骨が折れることだと思い知らされました。
「ふーん、じゃあ、ここはロッテお姉ちゃんの国で、リーナお姉ちゃんのいた所とは違う国なんだ。
それで、この国の中でロッテお姉ちゃんが一番偉いの?」
「うん…、まあ、取り敢えずはそう思っておいて。」
国民がいない国で一番偉いと言われても失笑ものですが、取り敢えずはその認識でかまないでしょう。
詳しいことは追々教えていくことにしましょう。
***********
アリィシャちゃんを招き入れたダイニングルームで私はため息をつきました。
この時、リーナのお誘いを断ったことを後悔していたのです。
「夕食の準備をしなくては…。」
そう、これから夕食の準備をしないといけないのです。
旅で疲れ切った私には中々厳しい作業ですが、しない訳にはいきません。
お腹を空かせたアリィシャちゃんに夕食抜きは可哀想です。
疲れた体にムチ打って、夕食の準備を始めようと思ったとき。
「ロッテ、お帰りなさい。ごはん、食べる?」
私の目の前にポンっと現われたアインちゃんが尋ねてきました。
「ただいま、アインちゃん。何か食べるものあるの?」
「鹿肉の煮込み作った。ロッテ、いつ帰って来ても良いように三日前から煮込んでいる。」
なんと気の利くブラウニー達でしょう、私のためにご飯を用意していてくれたようです。
思わず、アインちゃんの頭を撫で撫でしてしまいました。
「ねえ、ロッテお姉ちゃん、その子は誰?
わたしも仲良くしたい。」
「この子はブラウニー隊の代表、アインちゃんよ。
ブラウニー隊はアインちゃんみたいな子がたくさんいて、家のお手入れとかをしてくれるの。
今日は、私達のために晩御飯を作ってくれたのだって。
アリィシャもお礼を言って。ブラウニー隊が作るご飯はとっても美味しいのよ。」
「わーい!わたし、とってもお腹空いていたの。
アインちゃん、ありがとう。
わたしはアリィシャ、今日からロッテお姉ちゃんと一緒にここに住むの。
お友達になってくれるとうれしいな。」
アリィシャの言葉を受けてアインちゃんが、アリィシャの前までふよふよと飛んでいきました。
そして、…。
「初めまして、アリィシャちゃん。
アインです。これからよろしくね。」
アインちゃんはそう言って、ぺこりと頭を下げました。
これは珍しいことです。
気が弱くて恥ずかししがり屋のアインたちブラウニー隊は私の前以外には姿を現しません。
先日、リーナが来た時がそうでしたが、姿を現しても私の影に隠れるようにしているのです。
アインちゃんが、自分から私以外の人の前に寄って行くのを初めて見ました。
アリィシャちゃんが子供だからでしょうか、それとも精霊を視認出来る力を持っているからでしょうか。
理由はわかりませんが、ブラウニー隊のみんながアリィシャちゃんに馴染むのであれば、それに越したことはないと思います。
私がキッチンにブラウニー隊の用意してくれた料理を取りに行こうとすると、なんとブラウニー隊のみんなが料理を次々に運んで来てくれました。
アインちゃん以外のブラウニーが私以外の人の前に現われるのは本当に珍しいことです。
どうやら、アリィシャちゃんはブラウニー隊のみんなに無事受け入れられたようです。
それから、私の契約精霊達とリア、クシィも呼んでみんなで賑やかな晩餐になりました。
帰りがけにリーナが、精霊たちにって、たくさんの焼き菓子をお土産に持たせてくれたのです。
もちろん、留守番をしているブラウニー達の分もたっぷりと。
「うわああ、すごい!精霊さんがこんなにたくさん!
ロッテお姉ちゃんって、こんなにたくさんの精霊さんと一緒に暮らしていたんだ。」
人が片側に十人は座れる晩餐用の大きなダイニングテーブルの上は、今夜はブラウニーを中心とした精霊であふれています。
アリィシャちゃんは精霊達の多さに目を丸くしています。
「さあ、アリィシャちゃん、私達も晩御飯をいただきましょう。
せっかくアインちゃん達が用意してくれた熱々の煮込み料理が冷めちゃいますよ。」
「はーい!いただきまーす!」
ブラウニー隊の用意してくれた煮込み料理は、大ぶりにカットされた鹿肉がゴロゴロと入ったものでした。鹿肉と共にジャガイモ、人参、オニオンがたっぷりと煮込まれています。
どの具材も柔らかく煮込まれており、とても深みのある味わいになっています。
なによりも、九月も半ばを過ぎめっきりと冷え込むようになったこの時期、体の芯から温まる煮込み料理はとても有り難いです。
ブラウニー隊の気遣いに感謝しなければならないですね。
私はテーブルの上でもしゃもしゃと焼き菓子を頬張るブラウニー達に改めて感謝しました。
温かい煮込み料理と微笑ましい精霊達の姿に、心も体も癒されたひと時でした。
**********
旅の疲れもあるのでしょう。
お腹が膨れて、アリィシャちゃんは早々にウトウトとしています。
細かい話は明日以降で良いでしょう、今日はもう眠らせてあげましょう。
そう思い、アリィシャを寝室に案内しました。
「アリィシャちゃん、この部屋をあなたの私室にします。
自由に使ってくださいね。
私の部屋は隣ですので、何かあれば遠慮せずにいらしゃい。」
私はそう言ってアリィシャちゃんをベッドまで連れて行きました。
もう既に半分眠っていたアリィシャちゃんはワンピースを脱ぎ捨てると、もぞもぞとベッドに入って寝息を立て始めました。
やはり、まだ幼い子供です、旅で相当疲れたのでしょう。
私はアリィシャちゃんを起こさないように静かに部屋を出て、自室に戻りました。
それから、数時間後のことです。
私もそろそろ眠ろうかと思っていると部屋の扉がノックされました。
扉を開けるとアリィシャちゃんがまぶたを擦りながら立っています。
「どうかしたの?」
私が尋ねるとアリィシャちゃんはモジモジとしながら遠慮がちに言いました。
「部屋が広すぎて、一人じゃ落ち着かないの……。
一緒に寝たらダメ?」
そうですね、アリィシャちゃんはまだ五歳かそこらでしょう、まだ一人で寝るのは寂しい歳です。
ましてや、一座の人達と一つの天幕でまとまって寝ていたと聞いています。
きっと、目を覚ましたら一人ぼっちで心細かったのですね。
私はアリィシャちゃんを部屋に迎え入れました。
これからは、毎晩アリィシャちゃんと一緒に眠ることになりそうです。
その晩、私はいつの間にか忘れかけていた家族のぬくもりを感じながら眠りに就いたのです。
**********
お読みいただき有り難うございます。
今日も20時にもう1話投稿いたします。
引き続きお読み頂けたら幸いです。
*お願い
9月1日から始まりましたアルファポリスの第13回ファンタジー小説大賞にこの作品をエントリーしています。
応援してくださる方がいらっしゃいましたら、本作品に投票して頂けるととても嬉しいです。
ぶしつけにこのようなお願いをして恐縮ですが、よろしくお願いします。
投票は、PCの方は表題ページの左上、「作品の情報」の上の『黄色いボタン』です。
スマホアプリの方は表題ページの「しおりから読む」の上の『オレンジ色のボタン』です。
「これがロッテお姉ちゃんのおうち?
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アリィシャちゃんが私の屋敷を見て目を丸くしています。
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私はシャルロッテ・フォン・アルムハイム、この国の女王よ。
アリィシャちゃんは、この国の国民第一号になるのよ、改めて歓迎するわ。」
「?????」
私は今まできちんとした自己紹介をしてないかったので、改めて自己紹介をしました。
が……、アリィシャちゃんには王といっても縁遠いモノのようでピンと来ないみたいです。
「アリィシャちゃん、国ってわかる?」
「よくわかんない。
親方が、関所で国を越えるときは税を取られるってブツクサ言っていたのは知ってる。」
「じゃあ、王って何かわかる?」
「知っているよ、偉い人でしょう。お貴族様とどっちが偉いの?」
「………。」
私は返す言葉を失ってしまいました。
この後、私は国と王の説明をすることになります。
何も知らない幼子にその説明をするの大変骨が折れることだと思い知らされました。
「ふーん、じゃあ、ここはロッテお姉ちゃんの国で、リーナお姉ちゃんのいた所とは違う国なんだ。
それで、この国の中でロッテお姉ちゃんが一番偉いの?」
「うん…、まあ、取り敢えずはそう思っておいて。」
国民がいない国で一番偉いと言われても失笑ものですが、取り敢えずはその認識でかまないでしょう。
詳しいことは追々教えていくことにしましょう。
***********
アリィシャちゃんを招き入れたダイニングルームで私はため息をつきました。
この時、リーナのお誘いを断ったことを後悔していたのです。
「夕食の準備をしなくては…。」
そう、これから夕食の準備をしないといけないのです。
旅で疲れ切った私には中々厳しい作業ですが、しない訳にはいきません。
お腹を空かせたアリィシャちゃんに夕食抜きは可哀想です。
疲れた体にムチ打って、夕食の準備を始めようと思ったとき。
「ロッテ、お帰りなさい。ごはん、食べる?」
私の目の前にポンっと現われたアインちゃんが尋ねてきました。
「ただいま、アインちゃん。何か食べるものあるの?」
「鹿肉の煮込み作った。ロッテ、いつ帰って来ても良いように三日前から煮込んでいる。」
なんと気の利くブラウニー達でしょう、私のためにご飯を用意していてくれたようです。
思わず、アインちゃんの頭を撫で撫でしてしまいました。
「ねえ、ロッテお姉ちゃん、その子は誰?
わたしも仲良くしたい。」
「この子はブラウニー隊の代表、アインちゃんよ。
ブラウニー隊はアインちゃんみたいな子がたくさんいて、家のお手入れとかをしてくれるの。
今日は、私達のために晩御飯を作ってくれたのだって。
アリィシャもお礼を言って。ブラウニー隊が作るご飯はとっても美味しいのよ。」
「わーい!わたし、とってもお腹空いていたの。
アインちゃん、ありがとう。
わたしはアリィシャ、今日からロッテお姉ちゃんと一緒にここに住むの。
お友達になってくれるとうれしいな。」
アリィシャの言葉を受けてアインちゃんが、アリィシャの前までふよふよと飛んでいきました。
そして、…。
「初めまして、アリィシャちゃん。
アインです。これからよろしくね。」
アインちゃんはそう言って、ぺこりと頭を下げました。
これは珍しいことです。
気が弱くて恥ずかししがり屋のアインたちブラウニー隊は私の前以外には姿を現しません。
先日、リーナが来た時がそうでしたが、姿を現しても私の影に隠れるようにしているのです。
アインちゃんが、自分から私以外の人の前に寄って行くのを初めて見ました。
アリィシャちゃんが子供だからでしょうか、それとも精霊を視認出来る力を持っているからでしょうか。
理由はわかりませんが、ブラウニー隊のみんながアリィシャちゃんに馴染むのであれば、それに越したことはないと思います。
私がキッチンにブラウニー隊の用意してくれた料理を取りに行こうとすると、なんとブラウニー隊のみんなが料理を次々に運んで来てくれました。
アインちゃん以外のブラウニーが私以外の人の前に現われるのは本当に珍しいことです。
どうやら、アリィシャちゃんはブラウニー隊のみんなに無事受け入れられたようです。
それから、私の契約精霊達とリア、クシィも呼んでみんなで賑やかな晩餐になりました。
帰りがけにリーナが、精霊たちにって、たくさんの焼き菓子をお土産に持たせてくれたのです。
もちろん、留守番をしているブラウニー達の分もたっぷりと。
「うわああ、すごい!精霊さんがこんなにたくさん!
ロッテお姉ちゃんって、こんなにたくさんの精霊さんと一緒に暮らしていたんだ。」
人が片側に十人は座れる晩餐用の大きなダイニングテーブルの上は、今夜はブラウニーを中心とした精霊であふれています。
アリィシャちゃんは精霊達の多さに目を丸くしています。
「さあ、アリィシャちゃん、私達も晩御飯をいただきましょう。
せっかくアインちゃん達が用意してくれた熱々の煮込み料理が冷めちゃいますよ。」
「はーい!いただきまーす!」
ブラウニー隊の用意してくれた煮込み料理は、大ぶりにカットされた鹿肉がゴロゴロと入ったものでした。鹿肉と共にジャガイモ、人参、オニオンがたっぷりと煮込まれています。
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ブラウニー隊の気遣いに感謝しなければならないですね。
私はテーブルの上でもしゃもしゃと焼き菓子を頬張るブラウニー達に改めて感謝しました。
温かい煮込み料理と微笑ましい精霊達の姿に、心も体も癒されたひと時でした。
**********
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お腹が膨れて、アリィシャちゃんは早々にウトウトとしています。
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「アリィシャちゃん、この部屋をあなたの私室にします。
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私はそう言ってアリィシャちゃんをベッドまで連れて行きました。
もう既に半分眠っていたアリィシャちゃんはワンピースを脱ぎ捨てると、もぞもぞとベッドに入って寝息を立て始めました。
やはり、まだ幼い子供です、旅で相当疲れたのでしょう。
私はアリィシャちゃんを起こさないように静かに部屋を出て、自室に戻りました。
それから、数時間後のことです。
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扉を開けるとアリィシャちゃんがまぶたを擦りながら立っています。
「どうかしたの?」
私が尋ねるとアリィシャちゃんはモジモジとしながら遠慮がちに言いました。
「部屋が広すぎて、一人じゃ落ち着かないの……。
一緒に寝たらダメ?」
そうですね、アリィシャちゃんはまだ五歳かそこらでしょう、まだ一人で寝るのは寂しい歳です。
ましてや、一座の人達と一つの天幕でまとまって寝ていたと聞いています。
きっと、目を覚ましたら一人ぼっちで心細かったのですね。
私はアリィシャちゃんを部屋に迎え入れました。
これからは、毎晩アリィシャちゃんと一緒に眠ることになりそうです。
その晩、私はいつの間にか忘れかけていた家族のぬくもりを感じながら眠りに就いたのです。
**********
お読みいただき有り難うございます。
今日も20時にもう1話投稿いたします。
引き続きお読み頂けたら幸いです。
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9月1日から始まりましたアルファポリスの第13回ファンタジー小説大賞にこの作品をエントリーしています。
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