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第10章 動き出す時間
第219話 待ち構えていたのは…
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季節は初夏、予定外に長引いたアルトブルク滞在を終えて帰って来ると…。
「シャルロッテ様、お帰りなさいませ。
シャルロッテ様がお戻りになるのをお待ちしていたのです。」
待ち構えていたように、工房でオークレフトさんに詰め寄られました。近い、近いです…。
「何ですか、いきなり。
また、私に運送屋の真似事でもさせたいのですか。
分かっていますか、私はここのオーナーであって、小間使いではないのですよ。」
この方が、こんな風に詰め寄ってくる時は、たいていが私の力をアテにしている時です。
以前は、アルビオン王国で、一日中運送屋のような仕事をさせられました。
あの変態馬の背に一日中騎乗する事になり、ウンザリとさせられたのです。
「嫌だな、小間使いだなんて思っていないですよ。
僕の好きなようにさせてくれる大切なオーナーなのですから。
敬意をはらっていますって。」
そうですか?
正直、この方の態度や口調からは敬意のけの字も感じられないのですが…。
「今日はシャルロッテ様に見て頂きたい物があるのです。
こちらに付いて来ていただけますか。」
そう言われて連れてこられたのは、地下道の開口部に建てられた組み立てスペースです。
これですと言われて見せられたのは、見上げるような大きな鉄の塊でした。
「これはまたずいぶんと大きな機械ですね。
何処かで見たような形をしていますが…。
何ですか、これ?」
「またまた、ご冗談を。
その年でもうボケてしまったのですか。
普段、この工房を訪れた時は必ず目にするではないですか。
発電機ですよ、発電機。」
「ボケたなんて失礼な。
大きすぎて機械の全体像が掴めなかっただけです。
これも発電機なのですか?
言われてみると今ある物と同じような形をしていますが…。」
「はい、これまでの試験機と違って実用を意識して製造しました。
これを使って、シューネフルトの町に街灯を売り込もうと思っています。
ついては、シャルロッテ様にお願いがあるのですが。」
「何かしら、商談のためにリーナのところへ連れて行けというのかしら?」
まあ、そういう依頼であればやぶさかではありません。
「いえ、それもお願いはしたいのですが…。
差し当たって、これを水路の上まで運んで欲しいのです。
ここで組み立てたのは良いのですが、とても人の力で運べる代物ではなくなってしまって。」
「やっぱり、運送屋の真似事をさせようと言うのではないですか。
第一、こんな巨大な鉄の塊、動かせないのは最初から分かっているでしょう。
部品を設置場所に持って行って組み立てるとか、やりようはあったでしょうに。」
安易に私の力をアテにされたら困ります。
「この発電機は今ある二つの発電機同様に水路の上に設置します。
こんな大きなものを水路の上で組み立てるのは、非常に危険です。
作業中に水路に転落したら大変ではないですか。
また、足場の狭い水路の上で作業をするのは非効率で時間が掛かります。
シャルロッテ様に頼る方が合理的だと思います。
せっかく、便利な魔法が使えるのですから。
安全に作業でき、時間も節約できるのですよ。
違いますか?」
反論されてしましました…。
この方は、魔法という私にしか使えない力であっても、現にある物は使った方が合理的と考えているようです。
この方の事業計画には、私の力が最初から組み込まれてしまっているみたいですね。
私の魔法を見て、自分を売り込んできたのですから当たり前ですか…。
「それと、その発電機は大きすぎて現在の工房の建物には収まりません。
その発電機を設置したら、すっぽり覆うように建屋を建てて欲しいのです。
ドリーさんにお願いして頂けますか。」
「いつも言っていますが、精霊を道具の様に考えてもらっては困ります。
彼女たちは、ちゃんと人格を持っている存在なのです。
なんでも、かんでも言う事を聞く訳ではないのですよ。」
「いえ、その件については大丈夫です。
事前に了承は得ていますから。
謝礼も前渡ししてあるのですよ、ショコラーデの詰め合わせ十箱ほど。」
何時の間に…。
というより、私の可愛い精霊達がこの方に着々と餌付けされていく気がして心配になります。
取り敢えず、植物の精霊ドリーちゃんを呼んで話を聞こうかと考えていると。
「話は聞いてたよ!
気にしないでいいよ!ロッテ!」
そんな、明るい声と共にドリーちゃんが目の前に現れました。
「でもいいの?
精霊の力に安易に頼るようで気が引けるわ。」
「だって、その方がロッテが喜ぶんでしょ。
建屋を建てるくらい、大して力も使わないし。
そのくらいのことでロッテが喜ぶなら、お安い御用よ。
それに、その男、結構気が利くしね。」
気が利くって…。
前渡しでお菓子をくれたことを言っているのでしょうか。
結局、私はオークレフトさんの依頼を断ることが出来ず、再び運送屋さんをする事になりました。
大きな発電機を浮遊の魔法で浮かせて、組み立て場から水路に向かって移動させます。
「その魔法、本当に便利ですね。
それだけの重量のモノをいとも簡単に運べるのですからね。
やはり、シャルロッテ様の所に来て良かったです。
この浮遊の魔法を使って頂けるだけでも、相当仕事が捗ります。」
喜んで頂けたようで何よりです。
しかし、こんな大きな物を作ってしまって、私が移動できなければどうするつもりだったのでしょう。
現在ある工房の建物より、水路の上流となる所に頑丈な土台が造られていました。
オークレフトさんの指示に従い発電機を土台に嵌め込みます。
そこまで済んだところで、ドリーちゃんに建屋を造ってもらうことにしました。
「シャルロッテ様、本当に助かりました。
ドリーさんの建屋が完成したら、発電機の準備作業は数日で済むと思います。
慣らし運転をしてみて、正常に稼働するようであれば、カロリーネ様に売り込みに行きましょう。」
どうやら、土台の上に置いただけでは完成とはいかないようです。
配線やら何やらが必要だそうで、リーナのところに売り込みに行くのはその後になるようです。
**********
運送屋さんの仕事も済んだようだし、アルムハイムの館に帰ろうかと思っていると。
「まだ、帰ってもらったら困ります。
もう一つ見て頂きたい物があるのです。」
まだ何かあるのですか?
今度は何をやらされるのかと警戒していると、着いたのはシューネフルトに続く地下道でした。
そして、目の前にあるのは。
「馬車?」
そう、馬車を大きくしたようなもの。
そう言えば、十人くらい乗れる大きな乗合馬車がアルビオン王国ではあると聞きました。
オムニバスとか言っていたような。
そんな大きな馬車のような物が目の前にあります。
「馬で引く訳ではないので、馬車といは言いませんね。
電気で動かしているので、しいて言えば電車でしょうか。
蒸気機関車の様に機関車で客車を引く形にしようと思ったのですが。
実験区間が短いので、何両も連結させて走らせるのは難しいと思ったのです。
これは、客車にモーターを取り付けて、直接客車の車輪を動かすようにしたものです。
要は、人を乗っけて実用的な速度で、一定距離を安定して走ることが出来れば良いのですから。
つい昨日、完成したばかりです。」
うん?
二月ほど前におじいさまが見にいらした時は、手押しの荷車みたいな物にモーターを付けただけの物だったはず。
わずかの間に、随分とまともな形になったものですね。
そのことを尋ねると。
「ああ、あれはモーターの出力と動かせる物の重量を測定するために作っただけのものです。
隠すほどのモノは無いと申し上げたでしょう。
あの、荷車部分に負荷をかけて、モーターの出力と可動重量の測定をしていました。
そこから、計算して造った高出力のモーターを、車体の前後に取り付けたのがこの実験車両です。」
なるほど、あれは実験車両を作るための、さらに実験をするための物だったのですか。
だから、おじいさまにも気軽に見せてしまったのですね。本当に隠すまでもない代物だった訳ですか。
「それで、これは実際に動くのですか?」
「はい、この二ヶ月、ジョン君の時計工房のみんなにも協力してもらって作業を進めました。
ジョン君の工房の熟練職人たちは優秀ですね。
複雑なモーターも、キッチリと作ってくれましたよ。
あの悪ガキ共は、体力が有り余っているようなのでシューネフルト迄のレール敷をやらせました。
そして、昨日やっとこの実験線が完成しました。
それで、シャルロッテ様に実際に乗って頂こうかと思いまして。」
オークレフトさんの説明では、完成した時に職人さん達を乗せて走らせてみたようです。
その時は、問題なく動いて、取り敢えず実験は成功と判断したようです。
私は、車両に乗り込み、オークレフトさんの指示で一番前の座席に座りました。
その前にある運転席で、オークレフトさんは何やら機械を操作しています。
「さあ、準備は出来ました。
走り出しますよ。」
オークレフトさんが言葉を発すると、わずかの時間を置いて車両がゆっくりと走り出します。
車両はゆっくりと加速していきますが、凹凸のないレールの上を走っているためでしょうか。
ほとんど、揺れを感じません。大変良い乗り心地です。
「もう、シューネフルトの領館の地下に着きますよ。」
私が感心していると、はや二マイルを走り終えたようです。
「速いですね。工房からシューネフルトの領館まで約二マイル。
今の所要時間が五分くらいですから、単純に換算すると時速二十五マイル近い速度で走っています。」
「ええ、実際にはもっと速く走れますが、まだ実験を始めたばかりです。
事故でも起こしたら大変ですから、速度を落として走りました。
これから、人を沢山乗せたり、速度を上げたりと色々な実験をして支障がないか確認していきます。
取り敢えず、シャルロッテ様の許可があれば、今日からこの車両で工房の職人の送迎をしたいのですが。
十人の職人を乗せて支障なく、運行できるかを確認したいのです。」
もちろん、私は許可を出しました。
この実験車両の事を、リーナやおじいさまに話すのは大分先になるという事でした。
安全性や耐久性を調べるのは、まだこれからだそうです。
最低限それが出来ないと、公表はしない予定なのですって。
でも…、安全性の確認が出来ていないものに、私を乗せたのですね…。
「シャルロッテ様、お帰りなさいませ。
シャルロッテ様がお戻りになるのをお待ちしていたのです。」
待ち構えていたように、工房でオークレフトさんに詰め寄られました。近い、近いです…。
「何ですか、いきなり。
また、私に運送屋の真似事でもさせたいのですか。
分かっていますか、私はここのオーナーであって、小間使いではないのですよ。」
この方が、こんな風に詰め寄ってくる時は、たいていが私の力をアテにしている時です。
以前は、アルビオン王国で、一日中運送屋のような仕事をさせられました。
あの変態馬の背に一日中騎乗する事になり、ウンザリとさせられたのです。
「嫌だな、小間使いだなんて思っていないですよ。
僕の好きなようにさせてくれる大切なオーナーなのですから。
敬意をはらっていますって。」
そうですか?
正直、この方の態度や口調からは敬意のけの字も感じられないのですが…。
「今日はシャルロッテ様に見て頂きたい物があるのです。
こちらに付いて来ていただけますか。」
そう言われて連れてこられたのは、地下道の開口部に建てられた組み立てスペースです。
これですと言われて見せられたのは、見上げるような大きな鉄の塊でした。
「これはまたずいぶんと大きな機械ですね。
何処かで見たような形をしていますが…。
何ですか、これ?」
「またまた、ご冗談を。
その年でもうボケてしまったのですか。
普段、この工房を訪れた時は必ず目にするではないですか。
発電機ですよ、発電機。」
「ボケたなんて失礼な。
大きすぎて機械の全体像が掴めなかっただけです。
これも発電機なのですか?
言われてみると今ある物と同じような形をしていますが…。」
「はい、これまでの試験機と違って実用を意識して製造しました。
これを使って、シューネフルトの町に街灯を売り込もうと思っています。
ついては、シャルロッテ様にお願いがあるのですが。」
「何かしら、商談のためにリーナのところへ連れて行けというのかしら?」
まあ、そういう依頼であればやぶさかではありません。
「いえ、それもお願いはしたいのですが…。
差し当たって、これを水路の上まで運んで欲しいのです。
ここで組み立てたのは良いのですが、とても人の力で運べる代物ではなくなってしまって。」
「やっぱり、運送屋の真似事をさせようと言うのではないですか。
第一、こんな巨大な鉄の塊、動かせないのは最初から分かっているでしょう。
部品を設置場所に持って行って組み立てるとか、やりようはあったでしょうに。」
安易に私の力をアテにされたら困ります。
「この発電機は今ある二つの発電機同様に水路の上に設置します。
こんな大きなものを水路の上で組み立てるのは、非常に危険です。
作業中に水路に転落したら大変ではないですか。
また、足場の狭い水路の上で作業をするのは非効率で時間が掛かります。
シャルロッテ様に頼る方が合理的だと思います。
せっかく、便利な魔法が使えるのですから。
安全に作業でき、時間も節約できるのですよ。
違いますか?」
反論されてしましました…。
この方は、魔法という私にしか使えない力であっても、現にある物は使った方が合理的と考えているようです。
この方の事業計画には、私の力が最初から組み込まれてしまっているみたいですね。
私の魔法を見て、自分を売り込んできたのですから当たり前ですか…。
「それと、その発電機は大きすぎて現在の工房の建物には収まりません。
その発電機を設置したら、すっぽり覆うように建屋を建てて欲しいのです。
ドリーさんにお願いして頂けますか。」
「いつも言っていますが、精霊を道具の様に考えてもらっては困ります。
彼女たちは、ちゃんと人格を持っている存在なのです。
なんでも、かんでも言う事を聞く訳ではないのですよ。」
「いえ、その件については大丈夫です。
事前に了承は得ていますから。
謝礼も前渡ししてあるのですよ、ショコラーデの詰め合わせ十箱ほど。」
何時の間に…。
というより、私の可愛い精霊達がこの方に着々と餌付けされていく気がして心配になります。
取り敢えず、植物の精霊ドリーちゃんを呼んで話を聞こうかと考えていると。
「話は聞いてたよ!
気にしないでいいよ!ロッテ!」
そんな、明るい声と共にドリーちゃんが目の前に現れました。
「でもいいの?
精霊の力に安易に頼るようで気が引けるわ。」
「だって、その方がロッテが喜ぶんでしょ。
建屋を建てるくらい、大して力も使わないし。
そのくらいのことでロッテが喜ぶなら、お安い御用よ。
それに、その男、結構気が利くしね。」
気が利くって…。
前渡しでお菓子をくれたことを言っているのでしょうか。
結局、私はオークレフトさんの依頼を断ることが出来ず、再び運送屋さんをする事になりました。
大きな発電機を浮遊の魔法で浮かせて、組み立て場から水路に向かって移動させます。
「その魔法、本当に便利ですね。
それだけの重量のモノをいとも簡単に運べるのですからね。
やはり、シャルロッテ様の所に来て良かったです。
この浮遊の魔法を使って頂けるだけでも、相当仕事が捗ります。」
喜んで頂けたようで何よりです。
しかし、こんな大きな物を作ってしまって、私が移動できなければどうするつもりだったのでしょう。
現在ある工房の建物より、水路の上流となる所に頑丈な土台が造られていました。
オークレフトさんの指示に従い発電機を土台に嵌め込みます。
そこまで済んだところで、ドリーちゃんに建屋を造ってもらうことにしました。
「シャルロッテ様、本当に助かりました。
ドリーさんの建屋が完成したら、発電機の準備作業は数日で済むと思います。
慣らし運転をしてみて、正常に稼働するようであれば、カロリーネ様に売り込みに行きましょう。」
どうやら、土台の上に置いただけでは完成とはいかないようです。
配線やら何やらが必要だそうで、リーナのところに売り込みに行くのはその後になるようです。
**********
運送屋さんの仕事も済んだようだし、アルムハイムの館に帰ろうかと思っていると。
「まだ、帰ってもらったら困ります。
もう一つ見て頂きたい物があるのです。」
まだ何かあるのですか?
今度は何をやらされるのかと警戒していると、着いたのはシューネフルトに続く地下道でした。
そして、目の前にあるのは。
「馬車?」
そう、馬車を大きくしたようなもの。
そう言えば、十人くらい乗れる大きな乗合馬車がアルビオン王国ではあると聞きました。
オムニバスとか言っていたような。
そんな大きな馬車のような物が目の前にあります。
「馬で引く訳ではないので、馬車といは言いませんね。
電気で動かしているので、しいて言えば電車でしょうか。
蒸気機関車の様に機関車で客車を引く形にしようと思ったのですが。
実験区間が短いので、何両も連結させて走らせるのは難しいと思ったのです。
これは、客車にモーターを取り付けて、直接客車の車輪を動かすようにしたものです。
要は、人を乗っけて実用的な速度で、一定距離を安定して走ることが出来れば良いのですから。
つい昨日、完成したばかりです。」
うん?
二月ほど前におじいさまが見にいらした時は、手押しの荷車みたいな物にモーターを付けただけの物だったはず。
わずかの間に、随分とまともな形になったものですね。
そのことを尋ねると。
「ああ、あれはモーターの出力と動かせる物の重量を測定するために作っただけのものです。
隠すほどのモノは無いと申し上げたでしょう。
あの、荷車部分に負荷をかけて、モーターの出力と可動重量の測定をしていました。
そこから、計算して造った高出力のモーターを、車体の前後に取り付けたのがこの実験車両です。」
なるほど、あれは実験車両を作るための、さらに実験をするための物だったのですか。
だから、おじいさまにも気軽に見せてしまったのですね。本当に隠すまでもない代物だった訳ですか。
「それで、これは実際に動くのですか?」
「はい、この二ヶ月、ジョン君の時計工房のみんなにも協力してもらって作業を進めました。
ジョン君の工房の熟練職人たちは優秀ですね。
複雑なモーターも、キッチリと作ってくれましたよ。
あの悪ガキ共は、体力が有り余っているようなのでシューネフルト迄のレール敷をやらせました。
そして、昨日やっとこの実験線が完成しました。
それで、シャルロッテ様に実際に乗って頂こうかと思いまして。」
オークレフトさんの説明では、完成した時に職人さん達を乗せて走らせてみたようです。
その時は、問題なく動いて、取り敢えず実験は成功と判断したようです。
私は、車両に乗り込み、オークレフトさんの指示で一番前の座席に座りました。
その前にある運転席で、オークレフトさんは何やら機械を操作しています。
「さあ、準備は出来ました。
走り出しますよ。」
オークレフトさんが言葉を発すると、わずかの時間を置いて車両がゆっくりと走り出します。
車両はゆっくりと加速していきますが、凹凸のないレールの上を走っているためでしょうか。
ほとんど、揺れを感じません。大変良い乗り心地です。
「もう、シューネフルトの領館の地下に着きますよ。」
私が感心していると、はや二マイルを走り終えたようです。
「速いですね。工房からシューネフルトの領館まで約二マイル。
今の所要時間が五分くらいですから、単純に換算すると時速二十五マイル近い速度で走っています。」
「ええ、実際にはもっと速く走れますが、まだ実験を始めたばかりです。
事故でも起こしたら大変ですから、速度を落として走りました。
これから、人を沢山乗せたり、速度を上げたりと色々な実験をして支障がないか確認していきます。
取り敢えず、シャルロッテ様の許可があれば、今日からこの車両で工房の職人の送迎をしたいのですが。
十人の職人を乗せて支障なく、運行できるかを確認したいのです。」
もちろん、私は許可を出しました。
この実験車両の事を、リーナやおじいさまに話すのは大分先になるという事でした。
安全性や耐久性を調べるのは、まだこれからだそうです。
最低限それが出来ないと、公表はしない予定なのですって。
でも…、安全性の確認が出来ていないものに、私を乗せたのですね…。
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