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第7章 二度目の夏休み、再び帝国へ
第174話 湖畔の別荘
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アデル侯爵領の領都シューネエルデから北東へ進むと緩やかな上り坂となっており、モミの木や初めて見る樹皮の白い木が増え始め、一時間も走るとすっかり山間の風景に変わっていた。
樹皮の白い木はシラカバと言いこの辺りではよく見られる木だとエルフリーデちゃんが教えてくれた。
ここまで山の中に入るともう民家などないのかなと思っていると、谷沿いにやや広い平坦な土地があり人通りの多い結構な街に出くわした。
「こんな山の中に賑やかな街があるなんてなんか不思議な光景ですね。」
ミーナちゃんが本当に不思議そうに呟いた。
本当にそうだよね、さっきまで民家もなかったのに、まさかこんな賑やかな街があるなんて予想も出来なかったよ。
「ふふ、驚いたでしょう。」
エルフリーデちゃんが、いたずらが成功した子供のようなしてやったりという笑顔で言った。
「この街は避暑に来た貴族達のための街なのよ。
賑やかなのは四の月の後半から六の月の前半までの二ヶ月だけよ。」
よく見ると街行く人はみな身なりの良い人ばかりだった。
この街より更に山間へ進んだ場所が貴族達の別荘が点在する区域らしい。
エルフリーデちゃんの話では、ここにある店は王都やシューネエルデなどの有名店の支店ばかりだと言う。中には遠くポルトの店もあるらしい。
ここに来ると全国の王侯貴族御用達の名品が買えるというのが魅力で、避暑に来た貴族達を引き付けているそうだ。
「この街のお店は六の月の終わりにはみな店仕舞いしてそれぞれ本店のある場所に帰っていくの。
そしてまた来年、四の月の初めに戻って来てお店を開ける準備を始めるのよ。」
この辺りは冬になるとわたし達の身長より高くまで雪が積もるので、この街で冬を越す人はいないそうだ。
そのため、冬の間に雪の重さで建物が潰れたり、酷く傷んだりしないように堅固な造りの建物が多いらしい。
**********
街を抜けて更に山間に入っていくと道の両側に大小の湖沼が見えるようになった。
どの湖も陽の光が湖面に反射してキラキラ光っている。
「おねえちゃん、あそこなんかキラキラ光っているよ。すごいきれい、なにがあるんだろう?」
ハンナちゃんにはキラキラと輝くのが湖面の反射光だとはわからないらしく、何か光るものがあると思っているらしい。
さっきの街から一時間ほど走った場所に一際きれいに整備された道との分岐があった。
そこをきれいな道の方へ進むと、ほどなくでっかい宮殿があった…。
うん、わかってた、ポルトのときもそうだったもんね…。
わたし達を出迎えてくれたのは別荘というより離宮と呼んだほうがしっくり来る荘厳な白亜の建物だった。
ポルトのときも思ったけど別荘って、こんな大きな建物じゃないと思うの…。
アデル公爵領で最も美しいと言われている湖は別荘の裏側にあるようで別荘の建物が視界を塞いでしまい正面からは全く見えなかった。
わたし達が出発する一時間ほど前に先触れとして近衛騎士を乗せたフローラちゃんの魔導車を先行させておいたの。
その甲斐があって、正面エントランスの車寄せに着いたときには別荘に詰めている人達が総出でフローラちゃんを迎えてくれた。
この別荘で働いている人達も四の月の初めに別荘に来て、いつ王族が訪れても良いように準備を整えているらしい。やっぱり、夏の終わりには王都に戻るんだって。
わたし達はそれぞれの部屋に通された、わたしとミーナちゃんとハンナちゃんの三人で客室を一つ、エルフリーデちゃんのグループで客室を一つに分かれたの。
客室一つといっても部屋に入ると大きなリビングがあってベッドルームが三つもあるの、本当に別荘というより宮殿だよね。
そして、それぞれの荷物を置いてフローラちゃんの私室に集合する。
フローラちゃん専用に用意されている部屋の窓からは湖が見渡せ、湖の対岸の山が金色に輝いていた。
「山が金色に輝いている…?」
ミーナちゃんが呟きを漏らした。
「ええ、神秘的な光景でしょう、このくらいの時間から夕方まであの辺りが金色に輝くの。」
フローラちゃんはそう言うと続いて種明かしをしてくれた。
あの斜面には氷河という大きな氷の川があるらしい。
氷河は対岸の山のかなり高い場所にある氷原から流れ出て女神の湖へ注いでいるらしい。
今目の前で金色に輝いている部分が氷河で、西日が反射して、ちょうど今くらいの時間から夕方まで光の加減で金色に見えるらしい。
「でもこの湖が神秘的な美しさといわれる理由は他にもあるのよ、行ってみましょう。」
そういって、フローラちゃんはわたし達を湖畔に誘った。
フローラちゃんの部屋からテラスへ出るとそのまま湖畔まで歩いて行けるようになっている。
湖畔の別荘と言っている通り、建物から湖畔までの裏庭はさほど広くなくすぐに湖の縁まで辿り着いた。
湖の水は水底がずうっと見える凄く透明度の高い水だった、本当にきれいな湖なんだね。
そう感心していたらあることに気付いた、ミーナちゃんも気付いたみたい。
「森が沈んでいる…?」
そう、よく目を凝らすと湖の底に倒れた木がたくさん沈んでいるの。
「そうなの、湖の底に森があるの。
何が原因かとか、いつ頃のことかとか、詳しいことはわからないのだけど昔湖が急に大きくなったらしいの。
そのとき、かつての湖の畔にあった森を飲み込んだらしいわ。
だいぶ昔のことらしいのだけど、水温が低いせいで朽ちずに水底に残っているそうなの。」
これも、女神の湖が持つ神秘的な光景の一つだそうだ。
「そして、最後にあの氷河、山から流れ出てこの湖に着くでしょう。
そうすると湖に突き出した氷の塊が自重で崩落するの、みられるのは稀なのですがその様子がとても神秘的なのです。」
氷の川という時点で神秘的だよね、氷みたいに固まっているモノがどうやって流れてくるんだろう?
すると湖畔から突き出した木製の桟橋の上で湖の底を覗き込んでいたハンナちゃんが叫んだ。
「あ、お魚だ!大きいのがいっぱいいるよ!すごい、すごい!」
それを横から覗き込んだフローラちゃんが言う。
「これがマスよ、色々な食べ方があるって言ったでしょう。
今晩はマスづくしにしてもらったから、楽しみにしてね。美味しいわよ。」
それを聞いたハンナちゃんがはしゃいでいた。
うん、ハンナちゃんには神秘的なものより美味しい物の方が興味あるよね。
「そろそろ陽も傾いてきましたので、別荘に戻りましょうか。
湖畔の散策は明日からゆっくりとしましょう、まだ七日もあるのですから。」
フローラちゃんがみんなを別荘の方へ誘導し歩き始めた。
フローラちゃんの後についてみんなが歩き始めるが、ハンナちゃんは何故か湖のほうを向いたまま歩き出そうとしない。湖を見たまま何か首をかしげている。
あれ、この気配は…。
樹皮の白い木はシラカバと言いこの辺りではよく見られる木だとエルフリーデちゃんが教えてくれた。
ここまで山の中に入るともう民家などないのかなと思っていると、谷沿いにやや広い平坦な土地があり人通りの多い結構な街に出くわした。
「こんな山の中に賑やかな街があるなんてなんか不思議な光景ですね。」
ミーナちゃんが本当に不思議そうに呟いた。
本当にそうだよね、さっきまで民家もなかったのに、まさかこんな賑やかな街があるなんて予想も出来なかったよ。
「ふふ、驚いたでしょう。」
エルフリーデちゃんが、いたずらが成功した子供のようなしてやったりという笑顔で言った。
「この街は避暑に来た貴族達のための街なのよ。
賑やかなのは四の月の後半から六の月の前半までの二ヶ月だけよ。」
よく見ると街行く人はみな身なりの良い人ばかりだった。
この街より更に山間へ進んだ場所が貴族達の別荘が点在する区域らしい。
エルフリーデちゃんの話では、ここにある店は王都やシューネエルデなどの有名店の支店ばかりだと言う。中には遠くポルトの店もあるらしい。
ここに来ると全国の王侯貴族御用達の名品が買えるというのが魅力で、避暑に来た貴族達を引き付けているそうだ。
「この街のお店は六の月の終わりにはみな店仕舞いしてそれぞれ本店のある場所に帰っていくの。
そしてまた来年、四の月の初めに戻って来てお店を開ける準備を始めるのよ。」
この辺りは冬になるとわたし達の身長より高くまで雪が積もるので、この街で冬を越す人はいないそうだ。
そのため、冬の間に雪の重さで建物が潰れたり、酷く傷んだりしないように堅固な造りの建物が多いらしい。
**********
街を抜けて更に山間に入っていくと道の両側に大小の湖沼が見えるようになった。
どの湖も陽の光が湖面に反射してキラキラ光っている。
「おねえちゃん、あそこなんかキラキラ光っているよ。すごいきれい、なにがあるんだろう?」
ハンナちゃんにはキラキラと輝くのが湖面の反射光だとはわからないらしく、何か光るものがあると思っているらしい。
さっきの街から一時間ほど走った場所に一際きれいに整備された道との分岐があった。
そこをきれいな道の方へ進むと、ほどなくでっかい宮殿があった…。
うん、わかってた、ポルトのときもそうだったもんね…。
わたし達を出迎えてくれたのは別荘というより離宮と呼んだほうがしっくり来る荘厳な白亜の建物だった。
ポルトのときも思ったけど別荘って、こんな大きな建物じゃないと思うの…。
アデル公爵領で最も美しいと言われている湖は別荘の裏側にあるようで別荘の建物が視界を塞いでしまい正面からは全く見えなかった。
わたし達が出発する一時間ほど前に先触れとして近衛騎士を乗せたフローラちゃんの魔導車を先行させておいたの。
その甲斐があって、正面エントランスの車寄せに着いたときには別荘に詰めている人達が総出でフローラちゃんを迎えてくれた。
この別荘で働いている人達も四の月の初めに別荘に来て、いつ王族が訪れても良いように準備を整えているらしい。やっぱり、夏の終わりには王都に戻るんだって。
わたし達はそれぞれの部屋に通された、わたしとミーナちゃんとハンナちゃんの三人で客室を一つ、エルフリーデちゃんのグループで客室を一つに分かれたの。
客室一つといっても部屋に入ると大きなリビングがあってベッドルームが三つもあるの、本当に別荘というより宮殿だよね。
そして、それぞれの荷物を置いてフローラちゃんの私室に集合する。
フローラちゃん専用に用意されている部屋の窓からは湖が見渡せ、湖の対岸の山が金色に輝いていた。
「山が金色に輝いている…?」
ミーナちゃんが呟きを漏らした。
「ええ、神秘的な光景でしょう、このくらいの時間から夕方まであの辺りが金色に輝くの。」
フローラちゃんはそう言うと続いて種明かしをしてくれた。
あの斜面には氷河という大きな氷の川があるらしい。
氷河は対岸の山のかなり高い場所にある氷原から流れ出て女神の湖へ注いでいるらしい。
今目の前で金色に輝いている部分が氷河で、西日が反射して、ちょうど今くらいの時間から夕方まで光の加減で金色に見えるらしい。
「でもこの湖が神秘的な美しさといわれる理由は他にもあるのよ、行ってみましょう。」
そういって、フローラちゃんはわたし達を湖畔に誘った。
フローラちゃんの部屋からテラスへ出るとそのまま湖畔まで歩いて行けるようになっている。
湖畔の別荘と言っている通り、建物から湖畔までの裏庭はさほど広くなくすぐに湖の縁まで辿り着いた。
湖の水は水底がずうっと見える凄く透明度の高い水だった、本当にきれいな湖なんだね。
そう感心していたらあることに気付いた、ミーナちゃんも気付いたみたい。
「森が沈んでいる…?」
そう、よく目を凝らすと湖の底に倒れた木がたくさん沈んでいるの。
「そうなの、湖の底に森があるの。
何が原因かとか、いつ頃のことかとか、詳しいことはわからないのだけど昔湖が急に大きくなったらしいの。
そのとき、かつての湖の畔にあった森を飲み込んだらしいわ。
だいぶ昔のことらしいのだけど、水温が低いせいで朽ちずに水底に残っているそうなの。」
これも、女神の湖が持つ神秘的な光景の一つだそうだ。
「そして、最後にあの氷河、山から流れ出てこの湖に着くでしょう。
そうすると湖に突き出した氷の塊が自重で崩落するの、みられるのは稀なのですがその様子がとても神秘的なのです。」
氷の川という時点で神秘的だよね、氷みたいに固まっているモノがどうやって流れてくるんだろう?
すると湖畔から突き出した木製の桟橋の上で湖の底を覗き込んでいたハンナちゃんが叫んだ。
「あ、お魚だ!大きいのがいっぱいいるよ!すごい、すごい!」
それを横から覗き込んだフローラちゃんが言う。
「これがマスよ、色々な食べ方があるって言ったでしょう。
今晩はマスづくしにしてもらったから、楽しみにしてね。美味しいわよ。」
それを聞いたハンナちゃんがはしゃいでいた。
うん、ハンナちゃんには神秘的なものより美味しい物の方が興味あるよね。
「そろそろ陽も傾いてきましたので、別荘に戻りましょうか。
湖畔の散策は明日からゆっくりとしましょう、まだ七日もあるのですから。」
フローラちゃんがみんなを別荘の方へ誘導し歩き始めた。
フローラちゃんの後についてみんなが歩き始めるが、ハンナちゃんは何故か湖のほうを向いたまま歩き出そうとしない。湖を見たまま何か首をかしげている。
あれ、この気配は…。
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