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第7章 二度目の夏休み、再び帝国へ
第176話 水の女神様? ②
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「こちらにいらっしゃるのはウンディーネ様、王宮の最奥、王家の森の入り口にある泉におられる大精霊様です。
皆さんも良くご存知のヴァイスハイト女王を育てられた精霊様です。
今はターニャちゃんのお母様として、時折りこの国に姿を見せてくださります。」
フローラちゃんが極めて簡潔にウンディーネおかあさんの紹介をした。
「ウンディーネです。みなさん、あまり固くならないで気安く接してね。
フローラちゃんにも気安く接してって言っているのだけど、畏まられるもので、ついこちらの口調も固くなっちゃうのよね。
いつもターニャちゃんがお世話になっているようで有り難うね。これからも仲良くしてね。」
ウンディーネおかあさんが気さくにみんなに話しかけるが、皆一様に困惑している。
そうだよね、気安く接してといわれても最上位者のフローラちゃんが畏まった対応しているんだもんね…。
そんな中でも空気を読まない子はいるわけで、
「それじゃあ、ターニャちゃんは神様じゃなくて、精霊なんだ。」
とルーナちゃんがわたしに尋ねてきた。
「わたしは普通の人間だよ。帝国の辺境で捨てられていたところをおかあさんに拾ってもらったの。
ヴァイスハイト様と同じだよ。」
「でも、ターニャちゃんは魔導王国の王家の血筋じゃないのですか?
あの魔導具の指輪に名前が記されていて、身に着けると指輪が光ると言うのは魔導王国の王家の血を受け継ぐ証で、改ざんは不可能と言われている物なのですが…。
現在でも最も確実な血筋の証と言われるほどの物のはずです。」
ああ、あれ覚えていたんだ。
「あの魔導具の指輪に記された術式なんて、おかあさん達にかかれば簡単に書き換えられるよ。
元々、魔導王国の魔導具は精霊の使う術をなんとか人の力で模倣できないかといって作られたものなんだもん。大精霊の手にかかれば赤子の手を捻るようなものだって。
わたしが育てられた精霊の森には魔導王国の遺跡があるの。
あの指輪は遺跡の出土品よ、わたしが人の世界に出て行くに当たって何か身の証が必要になるかもって、おかあさんが術式を書き換えて持たせてくれたの。」
わたしがそう言うとエルフリーデちゃんは目を点にしていた。まあ、改ざん不可能って言われていたものが簡単に書き換えられるって言うのだもんね。
「ああ、あの指輪のことを言っているのね。
ターニャちゃんは人が一人もいない精霊の森で育てたから身分を証明するものが何もないの。
人の世界に返すに当たって、それじゃあ不便だろうってあの指輪を持たせたのよね。
あの指輪を光らせればそれ以上何かを言ってくる人はいないだろうって。」
うん、ウンディーネおかあさんの言う通りだったよ。学園の入試のときもあの指輪を光らせただけでそれ以上何も言われなかった、あの指輪って凄い物だったみたい。
話が一旦途切れたところにマイヤーちゃんが尋ねてきた。
「では、先ごろ王家から公表された再臨された大精霊様ってウンディーネ様のことなんですか。
とすると、フローラ様と皇太子妃様が大精霊様から奇跡の術を与えられたというのも、皇太子妃様が養女に迎えられた三人の娘は大精霊様から託されたというのも本当のことなのですか。
正直あまり信じていなかったのですが…。何かの方便かと思っていました。」
「ええ、それに関しては全てを明らかにすることができない部分もあるけど、今あなたが言ったことは全て本当のことよ。」
マイヤーちゃんの問いにフローラちゃんが答える。
うん、『皇太子妃様が養女に迎えられた三人の娘は大精霊様から託された』っていうのも本当のことだよね、『娘』とは言っているけど『人間』だとは言っていないものね。
**********
「ところで、ウンディーネおかあさん、エルフリーデちゃんの領地を中心に水の女神の像って言うのが良く祀られているんだって。
その石像が、ウンディーネおかあさんそっくりなんだけど、昔この辺で何かやった?」
わたしがウンディーネお母さんに尋ねると、ルーナちゃんとエルフリーデちゃんが続けて言った。
「そう、ウンディーネ様、水の女神の像にそっくりなの。だからいきなり湖の上に現れたとき女神様かと思ったんだ。」
「ええ、私もウンディーネ様を見て初めて、この前の冬にターニャちゃんがなぜ女神像のいわれを知りたがったのか理解できましたわ。」
ウンディーネおかあさんは、
「そんな事を言われても、私が人間と積極的に関わったのは後にも先にもヴァイスハイトの件だけだからねえ、なんかやったかなあ…。」
と言った。それから、少しの間考えていたようで何かに思い至ったようだ。
「あっ!」
「「「えっ?」」」
突然のウンディーネおかあさんの声にみんなが反応した。
「そういえば、わたし達精霊が人との接触を絶った後に一度だけ人前に姿を現したことがあった。
それがこの湖だったか。
馬鹿な人間がいて私のお気に入りのこの湖を毒で汚しおったのだ。」
ウンディーネおかあさんの話ではこの湖の近くの山に銅山を開発した人がいたらしい。
その銅山から出た排水を直接この湖に流していたそうだ。
数年ぶりにこの湖を訪れたおかあさんは水が汚れ、死んだ魚が浮いているのをみて激怒したらしい。
ちょうどその時、数人の人が湖に現れたため、怒りに任せて威圧したらしい。
その人達は湖を汚した人とは関係がなく、湖から流れ出ている川の下流に住む人達だとのこと。
川の下流でもたくさんの魚が死んでいるのが見つかり原因を調べに来た言っていたそうだ。
その町では川の水を飲み水に使っており毒が入っているのではと心配したみたい。
ウンディーネおかあさんは原因が近くの銅山にあることを教え、このままでは川の水を飲んだ人にも死人が出るかもしれないと脅したそうだ。
その人たちのリーダーはその町の領主一族の人だったらしく、ウンディーネおかあさんの威圧に恐れをなしたようで、即刻銅山を閉鎖させると約束したらしい。
どうもその人達はその足で銅山へ行ったようで、数日後、銅山の責任者という人の首を持ってウンディーネおかあさんのもとに戻ってきたそうだ。
殺生の嫌いなウンディーネおかあさんは首を差し出されて困ってしまったと言っていた。
ともかく、銅山が閉鎖されこれ以上排水がでることがないと言われたので、ウンディーネおかあさんはその場で湖の水を浄化したそうだ。
ほんのわずかの間に、汚れていた水はかつての透明度を取り戻し、清浄な水を湛えた湖がよみがえったそうだ。
その時、ウンディーネおかあさんは一言ぼやいたらしい。
「何もこんな不便なところまで来て山を掘ることもなかろうに。」
と、そして平野がある方向の山を指差して、
「銅でも金でも、この辺りならもっと山の低いところにいくらでも埋まっているぞ。
あの辺りの山を掘ってみろ、あの辺りなら比較的平坦なので排水を処理する池も作れるだろう。」
と言ったらしい。このときに排水を処理する方法を伝えたそうだ。
ちなみにこの辺りに地下資源が豊富なのはノーミードおかあさんから良く聞かされていたらしい。
その話を聞き終わったエルフリーデちゃんが言った。
「あっ、神授の鉱山。
私の家が保有する鉱山に『神授の鉱山』と呼んでいる山があるのですが、もう千年も掘り続けているのに一向に鉱床が枯れないのです。
いくら掘っても枯れないので、神様からの授かり物と呼ばれているのだと思っていました。
まさか、本当に神様からの授かり物だったなんて…。」
だから、ウンディーネおかあさんは神様じゃないから…。
でも、汚れた水を瞬時にきれいにして、鉱山の場所を教えられたら神様だと思っても不思議じゃないよね。
なんか、納得できたよ。
水の女神の像、帰りに買って帰ろう。
皆さんも良くご存知のヴァイスハイト女王を育てられた精霊様です。
今はターニャちゃんのお母様として、時折りこの国に姿を見せてくださります。」
フローラちゃんが極めて簡潔にウンディーネおかあさんの紹介をした。
「ウンディーネです。みなさん、あまり固くならないで気安く接してね。
フローラちゃんにも気安く接してって言っているのだけど、畏まられるもので、ついこちらの口調も固くなっちゃうのよね。
いつもターニャちゃんがお世話になっているようで有り難うね。これからも仲良くしてね。」
ウンディーネおかあさんが気さくにみんなに話しかけるが、皆一様に困惑している。
そうだよね、気安く接してといわれても最上位者のフローラちゃんが畏まった対応しているんだもんね…。
そんな中でも空気を読まない子はいるわけで、
「それじゃあ、ターニャちゃんは神様じゃなくて、精霊なんだ。」
とルーナちゃんがわたしに尋ねてきた。
「わたしは普通の人間だよ。帝国の辺境で捨てられていたところをおかあさんに拾ってもらったの。
ヴァイスハイト様と同じだよ。」
「でも、ターニャちゃんは魔導王国の王家の血筋じゃないのですか?
あの魔導具の指輪に名前が記されていて、身に着けると指輪が光ると言うのは魔導王国の王家の血を受け継ぐ証で、改ざんは不可能と言われている物なのですが…。
現在でも最も確実な血筋の証と言われるほどの物のはずです。」
ああ、あれ覚えていたんだ。
「あの魔導具の指輪に記された術式なんて、おかあさん達にかかれば簡単に書き換えられるよ。
元々、魔導王国の魔導具は精霊の使う術をなんとか人の力で模倣できないかといって作られたものなんだもん。大精霊の手にかかれば赤子の手を捻るようなものだって。
わたしが育てられた精霊の森には魔導王国の遺跡があるの。
あの指輪は遺跡の出土品よ、わたしが人の世界に出て行くに当たって何か身の証が必要になるかもって、おかあさんが術式を書き換えて持たせてくれたの。」
わたしがそう言うとエルフリーデちゃんは目を点にしていた。まあ、改ざん不可能って言われていたものが簡単に書き換えられるって言うのだもんね。
「ああ、あの指輪のことを言っているのね。
ターニャちゃんは人が一人もいない精霊の森で育てたから身分を証明するものが何もないの。
人の世界に返すに当たって、それじゃあ不便だろうってあの指輪を持たせたのよね。
あの指輪を光らせればそれ以上何かを言ってくる人はいないだろうって。」
うん、ウンディーネおかあさんの言う通りだったよ。学園の入試のときもあの指輪を光らせただけでそれ以上何も言われなかった、あの指輪って凄い物だったみたい。
話が一旦途切れたところにマイヤーちゃんが尋ねてきた。
「では、先ごろ王家から公表された再臨された大精霊様ってウンディーネ様のことなんですか。
とすると、フローラ様と皇太子妃様が大精霊様から奇跡の術を与えられたというのも、皇太子妃様が養女に迎えられた三人の娘は大精霊様から託されたというのも本当のことなのですか。
正直あまり信じていなかったのですが…。何かの方便かと思っていました。」
「ええ、それに関しては全てを明らかにすることができない部分もあるけど、今あなたが言ったことは全て本当のことよ。」
マイヤーちゃんの問いにフローラちゃんが答える。
うん、『皇太子妃様が養女に迎えられた三人の娘は大精霊様から託された』っていうのも本当のことだよね、『娘』とは言っているけど『人間』だとは言っていないものね。
**********
「ところで、ウンディーネおかあさん、エルフリーデちゃんの領地を中心に水の女神の像って言うのが良く祀られているんだって。
その石像が、ウンディーネおかあさんそっくりなんだけど、昔この辺で何かやった?」
わたしがウンディーネお母さんに尋ねると、ルーナちゃんとエルフリーデちゃんが続けて言った。
「そう、ウンディーネ様、水の女神の像にそっくりなの。だからいきなり湖の上に現れたとき女神様かと思ったんだ。」
「ええ、私もウンディーネ様を見て初めて、この前の冬にターニャちゃんがなぜ女神像のいわれを知りたがったのか理解できましたわ。」
ウンディーネおかあさんは、
「そんな事を言われても、私が人間と積極的に関わったのは後にも先にもヴァイスハイトの件だけだからねえ、なんかやったかなあ…。」
と言った。それから、少しの間考えていたようで何かに思い至ったようだ。
「あっ!」
「「「えっ?」」」
突然のウンディーネおかあさんの声にみんなが反応した。
「そういえば、わたし達精霊が人との接触を絶った後に一度だけ人前に姿を現したことがあった。
それがこの湖だったか。
馬鹿な人間がいて私のお気に入りのこの湖を毒で汚しおったのだ。」
ウンディーネおかあさんの話ではこの湖の近くの山に銅山を開発した人がいたらしい。
その銅山から出た排水を直接この湖に流していたそうだ。
数年ぶりにこの湖を訪れたおかあさんは水が汚れ、死んだ魚が浮いているのをみて激怒したらしい。
ちょうどその時、数人の人が湖に現れたため、怒りに任せて威圧したらしい。
その人達は湖を汚した人とは関係がなく、湖から流れ出ている川の下流に住む人達だとのこと。
川の下流でもたくさんの魚が死んでいるのが見つかり原因を調べに来た言っていたそうだ。
その町では川の水を飲み水に使っており毒が入っているのではと心配したみたい。
ウンディーネおかあさんは原因が近くの銅山にあることを教え、このままでは川の水を飲んだ人にも死人が出るかもしれないと脅したそうだ。
その人たちのリーダーはその町の領主一族の人だったらしく、ウンディーネおかあさんの威圧に恐れをなしたようで、即刻銅山を閉鎖させると約束したらしい。
どうもその人達はその足で銅山へ行ったようで、数日後、銅山の責任者という人の首を持ってウンディーネおかあさんのもとに戻ってきたそうだ。
殺生の嫌いなウンディーネおかあさんは首を差し出されて困ってしまったと言っていた。
ともかく、銅山が閉鎖されこれ以上排水がでることがないと言われたので、ウンディーネおかあさんはその場で湖の水を浄化したそうだ。
ほんのわずかの間に、汚れていた水はかつての透明度を取り戻し、清浄な水を湛えた湖がよみがえったそうだ。
その時、ウンディーネおかあさんは一言ぼやいたらしい。
「何もこんな不便なところまで来て山を掘ることもなかろうに。」
と、そして平野がある方向の山を指差して、
「銅でも金でも、この辺りならもっと山の低いところにいくらでも埋まっているぞ。
あの辺りの山を掘ってみろ、あの辺りなら比較的平坦なので排水を処理する池も作れるだろう。」
と言ったらしい。このときに排水を処理する方法を伝えたそうだ。
ちなみにこの辺りに地下資源が豊富なのはノーミードおかあさんから良く聞かされていたらしい。
その話を聞き終わったエルフリーデちゃんが言った。
「あっ、神授の鉱山。
私の家が保有する鉱山に『神授の鉱山』と呼んでいる山があるのですが、もう千年も掘り続けているのに一向に鉱床が枯れないのです。
いくら掘っても枯れないので、神様からの授かり物と呼ばれているのだと思っていました。
まさか、本当に神様からの授かり物だったなんて…。」
だから、ウンディーネおかあさんは神様じゃないから…。
でも、汚れた水を瞬時にきれいにして、鉱山の場所を教えられたら神様だと思っても不思議じゃないよね。
なんか、納得できたよ。
水の女神の像、帰りに買って帰ろう。
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