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No.11 TOP5と美味しいご飯
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職鑑定が終わると、次は自己紹介を始めようということになった。確かに今思えば、俺はクラスの人の事をほとんど知らない。
「じゃあ、トップは勿論エイトからな」
あぁ……流れ的にはわかってはいたけど、それでもやっぱり泣きたくなる。前にでるのは苦手なんだよ……
ゴクリと生唾を飲み込むと、思い切って自己紹介してみる。
「エイト・ガルシアです。出身は北区、好きな食べ物は魚全般、趣味は読書です」
決まった、最高の出来だ。自分に百点満点をあげたくなる。ちなみに読書は趣味でもなんでもない。
「じゃあ、次アベル」
はよこいっ!とぶんぶんヒバナが手をふると、やれやれと言った感じで前に出る。
「アベル・シャロンだ。特に言うことはない」
名前しか紹介しない猛者がここにいた。あきらかにやりきったって顔してるのが凄い。
「じゃあ、次、ライカ~」
ひらひら~と手をなびかせ合図すると、ライカはいそいそと前に出る。
「ライカ・ベアトリクスです、出身は北区。好きな食べ物は甘いもの、気軽にライカとでも呼んでほしいです」
ライカはいたって普通の自己紹介をする。
「じゃあ次、アーシャ」
ヒバナはぐったりしだす。もう飽き初めてるようだ。
「アーシャ・カムデンです。私はこの学校でいくつかやりたい事がありまして、その中の一つが学年一位ですの。今年最後の順位変動戦で一位を取りたいですわ、以上です」
凄い事を言い放つ。実際、俺達がいなければアーシャは一位だっただろう。金髪で腰のあたりまで伸びた髪が、窓から流れる風でゆらゆらと揺らめいている。あと、順位変動戦とはなんだろうか。
「次ぃ、サーベル頼む」
今度は消え入るような小さな声で、ってヒバナ寝てないか……
「サーベル・イエーツだ」
一言呟くと、銀髪の男は席に座る。更なる高みを目指した猛者がここにもいた。必要最低限の紹介だけとは。
次は誰だとヒバナをみる。六位以降は実はよく知らない。五位までは横を見るだけで観察出来るからいいんだけど、六位以降は後ろを向かなきゃいけないからね。
「あー……」
寝てるよあの人完全に。ぐっすり机に突っ伏してるよ。ほんとによく先生やってるな……
「うぅ、自己紹介がこれほどつまらんものとは……名前だけでいいよ名前だけで」
寝てたと思ってたけど、実は起きてたみたいだ。半目を開けて名前のみの自己紹介を促す。結局その場で立ち上がって名前だけを言っていくつまらない自己紹介が始まり、即行で終わった。そのせいで名前はあんまり頭に入って来なかった。
「あー。最後に、私は先生のヒバナだ。よろしくな」
立ち上がって最後にヒバナが自己紹介する。よく見ると目の下にはクマがうかんでいる。何があったのかはわからないが、あまり睡眠が取れていないのは明白だった。
入学式の日は、特にやることがないらしい。今日はこの時間で終わりだというので、二人と相談してこれからの動きを決めようと思う。
「これからどうする?」
ぞろぞろと部屋から出て行くクラスメイトをよそに、俺達はがっつり椅子に座りっぱなしだった。特に何も予定が決まっておらず、だらだらしている。
「お腹空いた」
ライカはぐでーっと机に顔だけを乗せて死にかけてる。アベルも同じような格好をしている、時間もちょうど昼時だし、この学校の学食でも行ってみようと考える。
「あのさ、学食行ってみない?」
二人は途端にパァッと目を輝かせる。
「いこう、今すぐ」
ライカは真っ先に立ち上がり、足踏みする。俺とアベルもそれに続き、俺達は学食へと向かうことにした。
「おおーっ、いい香りがしますね!」
「こんな広いのか、凄いな」
「取りあえず何でもいいから食べたい……」
三者三様別々の意見を述べる。実際メニューも豊富で、飽きがこないよう日替わりのメニューも用意してるようだ。
「私は麺類な気分です!ラーメンとか?」
ライカははしゃぎながらメニューを見る。ラーメンと言っても味は様々で、何を選ぶのか見ものだ。
「私は日替わりのおすすめでいいかな、嫌いな物ないし」
アベルは何でも食べられるらしい。さっきも取りあえず食べたいとか言ってたから、食えればいいのだろう。
「じゃあ俺は魚好きだし海鮮丼でいいかなぁ」
多種多様な海の幸がてんこ盛りな丼ものを頼むことにする。
それぞれ思い思いの物を頼み、席を探すことにする。やっぱり昼時なだけあって、相当沢山の人がいる。
「どこに座ろうか~」
ライカがきょろきょろ辺りを見回しながら席を探す。
「あぅっ!?」
ぶつかった……胸のエンブレムを見るに上級生だろう。色が少し違う。ライカは慌てて頭を下げる。
「あっ、ごめんなさいっ!」
「いてぇんだよ……あっ……」
さっきぶつかった大きめの男は、俺達を一目見た瞬間、わなわなと震えだした。
「トッ…トップ3っ!」
そう言い放つと、ドタバタと振り向いて逃げていく。俺達はなにが起きたのか全くわからず、その場で硬直してしまっていた。
「何が起きたんだ」
アベルはぽっかりと口を開け、大男の向かう先を見つめる。
「あっ、転けた」「転んだな」「転んでるし」
一斉に反応してしまった。大男はドタバタと走り去った先で転んでいた。特に何もない場所で。
「まぁ、よくわからんが取りあえず席につこう」
席が両端に沢山並んでいる中、真ん中の大きな通路で俺達は席を求めて歩く。真ん中が俺、右がライカ、左がアベルと、両手に花のような構図になっているのに、俺達は気づいていない。
そのせいか、周りの生徒はtop3の生徒が同時に歩いているという事も相まって、相当な視線が集まっていた。ライカは言わずもがなだか、アベルも相当美人ではある。片目を隠したミステリアス美女とか言われてそうだ。
「あそこ空いてますよ」
「もうあそこでいいですよね、流石に疲れたよ」
「賛成だ」
結局いい席は見つからず、沢山席がある中でもあまり人気がないど真ん中あたりの席に座ることになる。
「やっと食べられますよ~」
トホホと疲れ果てた顔をしたライカが、割り箸を割る。以外にも真ん中でスパッと綺麗に割れ、途端に顔がパアッと明るくなる。ちなみにラーメンは塩を頼んでいた。
「食事一つでこんなに苦労するとは」
アベルは文句を垂れながらも、今日の日替わりランチ、ハンバーグ定食をバクバクと食べている。口の横にソースが付いてるが、可愛いのでそのままにしておこう。
俺のご飯は海鮮丼だ。白身と赤身が今すぐ食べてくれと言わんばかりに身を輝かせ、その新鮮さを証明してくれる。
俺は溢れ出るつばを飲み込みながら、一口目を頂こうとする。
「私にも一口くれないか」
「おっ、おいっ」
アベルが海鮮丼に、割り箸をぶっさした。俺は、目の前が真っ暗になる、あぁ、大切な一口目が……それと同時に360度、全方向から殺気に似た何かが発せられたのを感じる、「爆ぜろ」とか「耐えられぬ、殺したい」とか不吉な単語が聞こえてくる気がするんですが。
どうすればいいのかとあたふたしていると、今度はライカが乱入してくる。
「ずるいですよ、私にも下さいっ!」
ライカはずりずりと椅子をこちらに寄せ、体まで密着させてくる。
一つの丼を、両端にいる女の子が取り合う異様な図、俺は、少しずつ奪われていく海鮮丼を、一筋の涙で見送る事しかできなかった。そして、周りから発せられる殺気は、丼の中身が無くなるまで止むことはなかった。
─────────────────
「うぁぁ」
だらりと憔悴しきった体で背中のアベルを担ぎ直す。
隣に立つ悪魔ライカは、ピーヒャラと口笛を吹き、何もやってないですよという雰囲気を醸す。
あの後なにが起きたかって?大変だったんだぞ、丼の争奪戦が起き、まず俺の海鮮丼が全滅した。絶望する俺を見て顔を赤らめたライカが、八割がた余ったラーメンを差し出してくる。そこで何故かあーんを強制しようとしたライカが、麺を無理やり押しつけようとする。そこで抵抗した俺の手がラーメンのどんぶりに当たって、アベルと俺の服の上に全部こぼす。俺は多少だったから良かったものの、べっちゃりとスープがかかったアベルは、スープが服に張り付き、服が透けてしまった為、急遽俺がおぶって帰ろうとした訳だ。
勿論帰るときも、隣には顔を真っ赤にしたライカ、背中にはびしゃびしゃのアベルがいた為、更にレベルアップした殺気を沢山頂く事になってしまった。
「うらやま…殺す!」だとか「なんて可愛…殺す!」
だとか、感情がぐちゃぐちゃに混ざった言葉を沢山投げかけられ、俺自身も訳のわからん感情に支配されかけたが、こうしてようやく外に出てこれた。
「腹減った……」
結局何も食べられなかった、俺はギュルルとなる腹を見つめる。
「ごめんなさい……」
ライカは泣きそうな声でしょんぼりとする。
「じゃあさ」
アベルが口を開く
「寮の共同スペースにキッチンあるから、そこで何か作ろうよ」
それを聞いた途端、ライカの顔がみるみるうちに明るくなっていく
「じゃあ、私っ!わたしが何か作るよっ!」
うるうるときらきらが混じった目で、ライカははしゃぎだす。
「うん、そうしよう」
俺はやれやれと下を向きながらふふっと笑う。
なんか、幸せだなぁ、と感じながら。
「じゃあ、トップは勿論エイトからな」
あぁ……流れ的にはわかってはいたけど、それでもやっぱり泣きたくなる。前にでるのは苦手なんだよ……
ゴクリと生唾を飲み込むと、思い切って自己紹介してみる。
「エイト・ガルシアです。出身は北区、好きな食べ物は魚全般、趣味は読書です」
決まった、最高の出来だ。自分に百点満点をあげたくなる。ちなみに読書は趣味でもなんでもない。
「じゃあ、次アベル」
はよこいっ!とぶんぶんヒバナが手をふると、やれやれと言った感じで前に出る。
「アベル・シャロンだ。特に言うことはない」
名前しか紹介しない猛者がここにいた。あきらかにやりきったって顔してるのが凄い。
「じゃあ、次、ライカ~」
ひらひら~と手をなびかせ合図すると、ライカはいそいそと前に出る。
「ライカ・ベアトリクスです、出身は北区。好きな食べ物は甘いもの、気軽にライカとでも呼んでほしいです」
ライカはいたって普通の自己紹介をする。
「じゃあ次、アーシャ」
ヒバナはぐったりしだす。もう飽き初めてるようだ。
「アーシャ・カムデンです。私はこの学校でいくつかやりたい事がありまして、その中の一つが学年一位ですの。今年最後の順位変動戦で一位を取りたいですわ、以上です」
凄い事を言い放つ。実際、俺達がいなければアーシャは一位だっただろう。金髪で腰のあたりまで伸びた髪が、窓から流れる風でゆらゆらと揺らめいている。あと、順位変動戦とはなんだろうか。
「次ぃ、サーベル頼む」
今度は消え入るような小さな声で、ってヒバナ寝てないか……
「サーベル・イエーツだ」
一言呟くと、銀髪の男は席に座る。更なる高みを目指した猛者がここにもいた。必要最低限の紹介だけとは。
次は誰だとヒバナをみる。六位以降は実はよく知らない。五位までは横を見るだけで観察出来るからいいんだけど、六位以降は後ろを向かなきゃいけないからね。
「あー……」
寝てるよあの人完全に。ぐっすり机に突っ伏してるよ。ほんとによく先生やってるな……
「うぅ、自己紹介がこれほどつまらんものとは……名前だけでいいよ名前だけで」
寝てたと思ってたけど、実は起きてたみたいだ。半目を開けて名前のみの自己紹介を促す。結局その場で立ち上がって名前だけを言っていくつまらない自己紹介が始まり、即行で終わった。そのせいで名前はあんまり頭に入って来なかった。
「あー。最後に、私は先生のヒバナだ。よろしくな」
立ち上がって最後にヒバナが自己紹介する。よく見ると目の下にはクマがうかんでいる。何があったのかはわからないが、あまり睡眠が取れていないのは明白だった。
入学式の日は、特にやることがないらしい。今日はこの時間で終わりだというので、二人と相談してこれからの動きを決めようと思う。
「これからどうする?」
ぞろぞろと部屋から出て行くクラスメイトをよそに、俺達はがっつり椅子に座りっぱなしだった。特に何も予定が決まっておらず、だらだらしている。
「お腹空いた」
ライカはぐでーっと机に顔だけを乗せて死にかけてる。アベルも同じような格好をしている、時間もちょうど昼時だし、この学校の学食でも行ってみようと考える。
「あのさ、学食行ってみない?」
二人は途端にパァッと目を輝かせる。
「いこう、今すぐ」
ライカは真っ先に立ち上がり、足踏みする。俺とアベルもそれに続き、俺達は学食へと向かうことにした。
「おおーっ、いい香りがしますね!」
「こんな広いのか、凄いな」
「取りあえず何でもいいから食べたい……」
三者三様別々の意見を述べる。実際メニューも豊富で、飽きがこないよう日替わりのメニューも用意してるようだ。
「私は麺類な気分です!ラーメンとか?」
ライカははしゃぎながらメニューを見る。ラーメンと言っても味は様々で、何を選ぶのか見ものだ。
「私は日替わりのおすすめでいいかな、嫌いな物ないし」
アベルは何でも食べられるらしい。さっきも取りあえず食べたいとか言ってたから、食えればいいのだろう。
「じゃあ俺は魚好きだし海鮮丼でいいかなぁ」
多種多様な海の幸がてんこ盛りな丼ものを頼むことにする。
それぞれ思い思いの物を頼み、席を探すことにする。やっぱり昼時なだけあって、相当沢山の人がいる。
「どこに座ろうか~」
ライカがきょろきょろ辺りを見回しながら席を探す。
「あぅっ!?」
ぶつかった……胸のエンブレムを見るに上級生だろう。色が少し違う。ライカは慌てて頭を下げる。
「あっ、ごめんなさいっ!」
「いてぇんだよ……あっ……」
さっきぶつかった大きめの男は、俺達を一目見た瞬間、わなわなと震えだした。
「トッ…トップ3っ!」
そう言い放つと、ドタバタと振り向いて逃げていく。俺達はなにが起きたのか全くわからず、その場で硬直してしまっていた。
「何が起きたんだ」
アベルはぽっかりと口を開け、大男の向かう先を見つめる。
「あっ、転けた」「転んだな」「転んでるし」
一斉に反応してしまった。大男はドタバタと走り去った先で転んでいた。特に何もない場所で。
「まぁ、よくわからんが取りあえず席につこう」
席が両端に沢山並んでいる中、真ん中の大きな通路で俺達は席を求めて歩く。真ん中が俺、右がライカ、左がアベルと、両手に花のような構図になっているのに、俺達は気づいていない。
そのせいか、周りの生徒はtop3の生徒が同時に歩いているという事も相まって、相当な視線が集まっていた。ライカは言わずもがなだか、アベルも相当美人ではある。片目を隠したミステリアス美女とか言われてそうだ。
「あそこ空いてますよ」
「もうあそこでいいですよね、流石に疲れたよ」
「賛成だ」
結局いい席は見つからず、沢山席がある中でもあまり人気がないど真ん中あたりの席に座ることになる。
「やっと食べられますよ~」
トホホと疲れ果てた顔をしたライカが、割り箸を割る。以外にも真ん中でスパッと綺麗に割れ、途端に顔がパアッと明るくなる。ちなみにラーメンは塩を頼んでいた。
「食事一つでこんなに苦労するとは」
アベルは文句を垂れながらも、今日の日替わりランチ、ハンバーグ定食をバクバクと食べている。口の横にソースが付いてるが、可愛いのでそのままにしておこう。
俺のご飯は海鮮丼だ。白身と赤身が今すぐ食べてくれと言わんばかりに身を輝かせ、その新鮮さを証明してくれる。
俺は溢れ出るつばを飲み込みながら、一口目を頂こうとする。
「私にも一口くれないか」
「おっ、おいっ」
アベルが海鮮丼に、割り箸をぶっさした。俺は、目の前が真っ暗になる、あぁ、大切な一口目が……それと同時に360度、全方向から殺気に似た何かが発せられたのを感じる、「爆ぜろ」とか「耐えられぬ、殺したい」とか不吉な単語が聞こえてくる気がするんですが。
どうすればいいのかとあたふたしていると、今度はライカが乱入してくる。
「ずるいですよ、私にも下さいっ!」
ライカはずりずりと椅子をこちらに寄せ、体まで密着させてくる。
一つの丼を、両端にいる女の子が取り合う異様な図、俺は、少しずつ奪われていく海鮮丼を、一筋の涙で見送る事しかできなかった。そして、周りから発せられる殺気は、丼の中身が無くなるまで止むことはなかった。
─────────────────
「うぁぁ」
だらりと憔悴しきった体で背中のアベルを担ぎ直す。
隣に立つ悪魔ライカは、ピーヒャラと口笛を吹き、何もやってないですよという雰囲気を醸す。
あの後なにが起きたかって?大変だったんだぞ、丼の争奪戦が起き、まず俺の海鮮丼が全滅した。絶望する俺を見て顔を赤らめたライカが、八割がた余ったラーメンを差し出してくる。そこで何故かあーんを強制しようとしたライカが、麺を無理やり押しつけようとする。そこで抵抗した俺の手がラーメンのどんぶりに当たって、アベルと俺の服の上に全部こぼす。俺は多少だったから良かったものの、べっちゃりとスープがかかったアベルは、スープが服に張り付き、服が透けてしまった為、急遽俺がおぶって帰ろうとした訳だ。
勿論帰るときも、隣には顔を真っ赤にしたライカ、背中にはびしゃびしゃのアベルがいた為、更にレベルアップした殺気を沢山頂く事になってしまった。
「うらやま…殺す!」だとか「なんて可愛…殺す!」
だとか、感情がぐちゃぐちゃに混ざった言葉を沢山投げかけられ、俺自身も訳のわからん感情に支配されかけたが、こうしてようやく外に出てこれた。
「腹減った……」
結局何も食べられなかった、俺はギュルルとなる腹を見つめる。
「ごめんなさい……」
ライカは泣きそうな声でしょんぼりとする。
「じゃあさ」
アベルが口を開く
「寮の共同スペースにキッチンあるから、そこで何か作ろうよ」
それを聞いた途端、ライカの顔がみるみるうちに明るくなっていく
「じゃあ、私っ!わたしが何か作るよっ!」
うるうるときらきらが混じった目で、ライカははしゃぎだす。
「うん、そうしよう」
俺はやれやれと下を向きながらふふっと笑う。
なんか、幸せだなぁ、と感じながら。
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