私を勝手に皇后にしないでください

上野佐栁

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転生

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 「イブ。貴方は災の子なのよ。だから死んで当然よ」
 「お、お姉様‼︎や、やめてください‼︎私はまだ、死にたくありません‼︎」
 「駄目よ。死ぬ運命なのよ貴方は。ほら、いつもみたいに言いなさいよ。私は、お姉様に従いますって、言いなさいよ!」
 「......私は、お姉様に従い......」
 「クスッ」
 「......たくありません‼︎」
 「は⁇はあああ!?そうじゃ、この手で殺してあげるわ‼︎」
 グサッ
 「あ、アガッ。アガガガ。ぎゃあああ‼︎いやああ‼︎あ、あぁ」
 「この目をくり抜いてあげるわ。光の反射で目の色が変わるなんて、本当に不吉な子。うふふ」
 「皇后は最後まで残酷最終回完。」
 「な、なによこれ‼︎全然、ハッピーエンドじゃないじゃない‼︎イブを殺すなんて酷すぎる‼︎イブは不吉な子でもないんだから‼︎」
 バサッ
 「波津子うるさいわよ‼︎」
 「むっ。ごめんなさーい」
 「全く、こんな漫画なにが面白いのよ?」
 「母さん!これは、私の大好きな漫画なのよ‼︎返してよ‼︎」
 「なに言ってるんだい。投げ捨てておいて、なにが大好きだよ。早く学校に行け‼︎もう、七時半よ」
 「えっ?き、きゃあああ‼︎なんで言ってくれなかったのよ‼︎」
 「何度も言ったよ‼︎お前は、うん。うんって言ってたじゃないか‼︎」
 「遅刻する!行ってきます‼︎」
 「いってらっしゃい」
 「はぁはぁ‼︎今日も遅刻したら、鉄門に殺させる‼︎それだけはいやあー!」
 近道を通って、階段に降りた瞬間に誰かに押された。
 「えっ⁇」
 ドンバタン
 「きゃあああ‼︎」
 「事故よ‼︎」
 「救急車呼んで‼︎」
 「しっかりしろ‼︎」
 「あ。(私死ぬの?運悪いな。皇后は最後まで残酷の最終回が発売された翌日に死ぬなんて、イブみたいだな。)」
 「其方は、イブになりたいのか?」
 「......(誰?イブになりたくないよ。死にたくないもん。)」
 「そうか、なりたいのか。なら、叶えてしんぜよ」
 「うっ。此処何処?いや、待ってこの部屋、この家紋って、イブの部屋!?確か、イブのフルネームは、イブ.ティ.ミイティアだよね」
 バンッ
 「ひっ‼︎」
 「お嬢様‼︎時間がありません‼︎早くお支度してください‼︎」
 「えっ?え?えっ⁇」
 「早くです‼︎」
 「きゃあっ!?」
 ドンッ
 「いてて」
 「このドレスでいいでしょ」
 「な、なにこれのドレス⁇生地は最悪、デザイン最悪だ」
 「何か言いました?」
 「ううん。なんでもない」
 「そうですか。では、着替えを手伝います」
 「はぁー。(今日はこれで我慢しよう。)」
 「イブ‼︎なにをしていたんだ‼︎私達よりも、早く来るようにと言っといたじゃないか‼︎この馬鹿が‼︎」
 「クスクス」
 「は⁇(イブはこんな理不尽に耐えてきたの?私は耐えられない。)」
 「なんか言ったらどうだ?」
 「......」
 「聞いているのか?イブ‼︎」
 「......うるさい」
 「おい。今なんて言った?」
 「うるさいんだよ‼︎さっきから黙って聞いていれば、なんだよ‼︎その態度は?徹底的に反抗してやるー‼︎」
 「は、は⁇」
 「い、イブ⁇」
 私の転生した先でいきなり、キレてしまった。最悪だ‼︎
 
 
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