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愛された子
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「......ウリス。どんな理由があっても人を傷付けたり殺したりしちゃいけないんだよ?それに陛下を殺したらアリアスが悲しむ」
「......」
「俺は皇帝が消えてくればいいと思うけど、ラティスがいやなら無理強いは出来ないな」
ラティスがこそまで思っていてくれてたの?自分のせいで、自分がお父様を洗脳さえしなければ死なずに済んだのに......。
「僕は君達に笑って欲しくて......」
「その方法を間違えたら駄目だよ?」
「そうだね。君の言う通りだ」
「キュウ」
「ま、マロン!?それにこれって......私のセリファ⁇なんでこんな所に?」
「えっ?じゃあ今、ラティスが動いて居られるのは⁇」
「皆んなが無事でよかったわ」
「おおお、お母様!?」
「ラティス!?」
「力が抜けた......」
マロンはいきなり私の頬にペロリっと舐めた。
「マロン!?」
瞬きした時にはもうマロン姿はなかった。
「私の中に戻ったのね?ありがとうマロン。これからもずっと一緒だよ」
「ニーアス」
「私は、ニーアスではありません」
「余の手を取ってくれるか?」
「手を差し出す相手を間違えています」
「余は間違ってなど......」
「私はもう貴方の娘ではありません。それに手を取る相手は、アリアスです!」
「余は......」
「アリアスをどれだけ傷付ければ気が済むのですか?私達は貴方に陛下に愛されたかった。でも貴方は私達を見向きもしなかった‼︎見てくれたら少しは変わっていたかもしれない。だけど、貴方は変わろうとしなかった。そんな貴方に父親を名乗る資格はあるんですか?」
「......っ‼︎」
「私達は被害者です。貴方によって、ニーアスもアリアスも人生を狂わされたんですよ?違いますか?」
「す、すまなかった。余を許してくれ‼︎」
「言う相手を間違っています。アリアスをちゃんと見てあげてください。貴方が出来る償いはそのぐらいです」
「......」
「お、お父様。私は本当にお父様のことを心から愛しています。貴方に愛されたくて頑張ったんです」
ギュッ
「余の方こそすまなかった。余の過ちに気付いておったのに......怖くてその、アリアスやニーアスを直視出来なかった。そんな余を許してくれるか?」
「もちろんですよ......お父様ああ‼︎うわーん‼︎」
アリアスが心から笑うのはいつぶりだろう⁇でもよかった。仲直りしてくれた。
「......ラティス。その俺もあんな事を言って本当に申し訳ない」
「......」
「俺の子は、セスだけだ。お前など、ただの小娘に過ぎん」
「言われてみれば、髪とその瞳の色だけは、モールド家のものだ。でもそれを除けば、お前は赤の他人だ」
「お前は俺の娘ではない」
「お父様の......」
「ラティス⁇」
「馬鹿ああああああ‼︎」
ゴンッ
「ええええええ!?」
「あ、顎に頭が直撃した!?」
「い、痛そう......」
「痛いに決まっているだろ⁇」
「私すごく傷付いたんだから‼︎あんなこと言われて平気なわけないじゃん‼︎うわあああん‼︎」
「ら、ラティス。な、泣かないでくれ!」
「公爵様。他に言う事があるでしょ⁇」
「ラティスを本当に大切で、アニーとしてではなく、ラティスとして、一人の娘として本当に愛している。とても大切なんだ」
「ゔわあああああん‼︎」
「こ、これはどうしたら......」
「答えはもうわかっているんですね⁇公爵様」
ギュッ
「泣かないでくれ。俺が悪かった。もうあんな事は二度と言わない。愛している。ラティス」
「お父様‼︎」
ようやく受け入れられる気がする。大切にてくれて、愛してくれて、今まで、私を育ててくれたお父様。壁なんてもういらない。ちゃんと受け止めてくれる人。だからもう疑ったりなんてしない。私もちゃんと言える気がする。
「お父様。私もお父様のことが大好きです‼︎心から愛してる‼︎」
「僕は僕は?」
空気読め!
「うふふ。セスお兄様も愛してるよ」
「ラティス‼︎」
ギュウウウウ
す、凄い力!
あの仮面舞踏会から二ヶ月が経過した。私達は今も変わらずに生活している。ひとつ変わった事は......。
「ラティス‼︎遊びに来たよー‼︎」
アリアスと今まで以上に仲良くなった事だ。それとレイセリファを全部、私が所有している。神に愛された子しか使えないレイセリファ。どっちが持つかで話し合った時にアリアスが
「ラティスが持ってた方が都合がいいよ」
と言ったので、今は私が持っている。お父様、セスお兄様ともとても仲良く暮らしている。最近は、ノワールが神の使いとして本格的に仕事をしているのであまり会えてない。寂しいけど、ノワールにも自分の人生がある。いつまでも守ってもらうわけにはいかない。私だけでもやっていける事を証明しなくちゃね。おとぎ話の中だけだと思っていた愛をちゃんと貰えてとても嬉しい。私も皆んなを愛せるように頑張りたいと思っている。これからも愛されるために生きて行くんだ。
第一章神に愛された子達終わり
「......」
「俺は皇帝が消えてくればいいと思うけど、ラティスがいやなら無理強いは出来ないな」
ラティスがこそまで思っていてくれてたの?自分のせいで、自分がお父様を洗脳さえしなければ死なずに済んだのに......。
「僕は君達に笑って欲しくて......」
「その方法を間違えたら駄目だよ?」
「そうだね。君の言う通りだ」
「キュウ」
「ま、マロン!?それにこれって......私のセリファ⁇なんでこんな所に?」
「えっ?じゃあ今、ラティスが動いて居られるのは⁇」
「皆んなが無事でよかったわ」
「おおお、お母様!?」
「ラティス!?」
「力が抜けた......」
マロンはいきなり私の頬にペロリっと舐めた。
「マロン!?」
瞬きした時にはもうマロン姿はなかった。
「私の中に戻ったのね?ありがとうマロン。これからもずっと一緒だよ」
「ニーアス」
「私は、ニーアスではありません」
「余の手を取ってくれるか?」
「手を差し出す相手を間違えています」
「余は間違ってなど......」
「私はもう貴方の娘ではありません。それに手を取る相手は、アリアスです!」
「余は......」
「アリアスをどれだけ傷付ければ気が済むのですか?私達は貴方に陛下に愛されたかった。でも貴方は私達を見向きもしなかった‼︎見てくれたら少しは変わっていたかもしれない。だけど、貴方は変わろうとしなかった。そんな貴方に父親を名乗る資格はあるんですか?」
「......っ‼︎」
「私達は被害者です。貴方によって、ニーアスもアリアスも人生を狂わされたんですよ?違いますか?」
「す、すまなかった。余を許してくれ‼︎」
「言う相手を間違っています。アリアスをちゃんと見てあげてください。貴方が出来る償いはそのぐらいです」
「......」
「お、お父様。私は本当にお父様のことを心から愛しています。貴方に愛されたくて頑張ったんです」
ギュッ
「余の方こそすまなかった。余の過ちに気付いておったのに......怖くてその、アリアスやニーアスを直視出来なかった。そんな余を許してくれるか?」
「もちろんですよ......お父様ああ‼︎うわーん‼︎」
アリアスが心から笑うのはいつぶりだろう⁇でもよかった。仲直りしてくれた。
「......ラティス。その俺もあんな事を言って本当に申し訳ない」
「......」
「俺の子は、セスだけだ。お前など、ただの小娘に過ぎん」
「言われてみれば、髪とその瞳の色だけは、モールド家のものだ。でもそれを除けば、お前は赤の他人だ」
「お前は俺の娘ではない」
「お父様の......」
「ラティス⁇」
「馬鹿ああああああ‼︎」
ゴンッ
「ええええええ!?」
「あ、顎に頭が直撃した!?」
「い、痛そう......」
「痛いに決まっているだろ⁇」
「私すごく傷付いたんだから‼︎あんなこと言われて平気なわけないじゃん‼︎うわあああん‼︎」
「ら、ラティス。な、泣かないでくれ!」
「公爵様。他に言う事があるでしょ⁇」
「ラティスを本当に大切で、アニーとしてではなく、ラティスとして、一人の娘として本当に愛している。とても大切なんだ」
「ゔわあああああん‼︎」
「こ、これはどうしたら......」
「答えはもうわかっているんですね⁇公爵様」
ギュッ
「泣かないでくれ。俺が悪かった。もうあんな事は二度と言わない。愛している。ラティス」
「お父様‼︎」
ようやく受け入れられる気がする。大切にてくれて、愛してくれて、今まで、私を育ててくれたお父様。壁なんてもういらない。ちゃんと受け止めてくれる人。だからもう疑ったりなんてしない。私もちゃんと言える気がする。
「お父様。私もお父様のことが大好きです‼︎心から愛してる‼︎」
「僕は僕は?」
空気読め!
「うふふ。セスお兄様も愛してるよ」
「ラティス‼︎」
ギュウウウウ
す、凄い力!
あの仮面舞踏会から二ヶ月が経過した。私達は今も変わらずに生活している。ひとつ変わった事は......。
「ラティス‼︎遊びに来たよー‼︎」
アリアスと今まで以上に仲良くなった事だ。それとレイセリファを全部、私が所有している。神に愛された子しか使えないレイセリファ。どっちが持つかで話し合った時にアリアスが
「ラティスが持ってた方が都合がいいよ」
と言ったので、今は私が持っている。お父様、セスお兄様ともとても仲良く暮らしている。最近は、ノワールが神の使いとして本格的に仕事をしているのであまり会えてない。寂しいけど、ノワールにも自分の人生がある。いつまでも守ってもらうわけにはいかない。私だけでもやっていける事を証明しなくちゃね。おとぎ話の中だけだと思っていた愛をちゃんと貰えてとても嬉しい。私も皆んなを愛せるように頑張りたいと思っている。これからも愛されるために生きて行くんだ。
第一章神に愛された子達終わり
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