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運命に逆らう者達その2
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「ラティス。お前は此処に残れ」
こんにちは。ラティスです。私は今、ノワールに屋敷に残れと言われました。何故かというと遡ること数分前
「それで、アリアスとルーク相手にどうやって戦う気?」
「そんなの......突っ込むしかないだろ?」
「つまり作戦なんて最初からないのね?」
「し、仕方ねぇだろ!お前がいきなり来てアリアスが洗脳されたって言うならこうなったんだろうがよ!」
「それはごめん。でも作戦を立てずに行くのは......」
「いや。むしろアリアス皇女様の場合は作戦なんていらないのでは?」
「こ、公爵様!?」
「それに陛下まで!?」
「余の娘が洗脳されたってほんとか?」
「いや、あの......その......」
「正直に申せ」
「はい......」
「うむ。余はアリアスのためにルークだがなんだか知らんが死刑に処する」
「待ってください‼︎」
「ん?ニーアスよ。其方は反対なのか?」
「そ、そうゆーわけではないのですが......」
「じゃあ何が不屈だ?」
「ルークはもう死んでいます。死者に死刑をしたところで同じだと思います」
「......」
「セリファを壊せばなんとかなるの?」
「公子。それは......ルークには神様が付いているのでなんとは言えません」
「とりあえずアリアスを探すか」
「そうだな」
「ラティス。お前は此処に残れ」
「......え」
そして今の至る
「な、なんで?なんで私だけが此処に残るの?」
「お前なぁー。熱でぶっ倒れた奴が役に立つと思うのかよ?」
「そ、それは......」
「とにかくお前は留守番だ。嫌なら強制的に眠らせる」
「ラティスごめんね。僕もノワールの意見に賛成だ」
「私も賛成」
「僕も......」
「俺もだ」
「余もノワールの意見に賛成だ」
「皆んなまで!?」
「今の貴方は魔法を使った瞬間に精神が壊れるぐらい危険な状態なの。そんな貴方を戦場になるかもしれない所には連れて行けない」
「......」
「わかって......とは言わない。でも貴方の身の為にもアリアスのことを思うならどうか大人しくしていて。お願い」
「......わかった」
バーン
「へ、陛下!?」
「なんだ騒々しい。ノックもせずに入って来るとはなんたる無礼な奴め」
「も、申し訳ございません。で、ですが、アリアス皇女様が北の国で大暴れをしていると北の国の国王から連絡が入りました。このままこの国を壊すのならアリアス皇女様は死刑だとおも仕上げておりました」
「なんだと!?」
「陛下。この私の魔法。瞬間移動でアリアス皇女様のところまで飛ぶ事が出来ます。五人までは可能です」
「うむ。よくわかった。では早速北の国へ行くぞ」
「はい」
「あの皆さん。どうかお気を付けて......」
「ラティス大丈夫だ。お父様もセスにーも強いから負けないよ」
「アリアスは傷付けぬ。だから安心せよ」
「私達がなんとかするからラティスは体ゆっくりと休めてね」
「俺達が必ずアリアスを連れ戻すからその間に体調でもなんでも治しておけよ」
「ラティス。俺はお前が嫌がる事はしない。アリアス皇女様も必ず連れ帰るしお前のところにも戻す。約束だ」
「......はい」
「僕とノワールは一応神の使いだからそう簡単にはやられないよ。今の神様ではあのお方は止められない。ルーク様の方が強い。それだけは確かだ」
「......」
「じゃあ行って来る」
「......いってらっしゃい」
私は何も出来ないまま此処で見送る事しか出来ないの⁇私だって、アリアスを皆んなを助けたい。それにこの胸の騒めきはなに⁇何かとても不吉な予感がする。
「キュウー」
「え?なに?誰!?」
「ま、マロンはラティスの望むことする」
「......マロン?」
私の神獣⁇でもところから聞こえるの?
「マロン。ラティスの役に立つ。ラティスはマロン好き。マロンもラティス好き。マロンとラティスはアリアスが大好き。心の底からアリアスが大好き。あの時の思い出があるから今のアリアスも好きになった」
「......」
そうだった。まだアリアスが私を敵視する前はあんなにも仲が良かったんだ。だからあの時みたいにはいかなくてもいい。アリアスを失いたくないんだ。あの輪にもう一度入りたい!
「このままおとなしくするなんて、私らしくもない。ノワールごめんね?私行くから。アリアスのところに行くから!」
そう決意して屋敷の外へ飛び出したアリアスなのであった。
こんにちは。ラティスです。私は今、ノワールに屋敷に残れと言われました。何故かというと遡ること数分前
「それで、アリアスとルーク相手にどうやって戦う気?」
「そんなの......突っ込むしかないだろ?」
「つまり作戦なんて最初からないのね?」
「し、仕方ねぇだろ!お前がいきなり来てアリアスが洗脳されたって言うならこうなったんだろうがよ!」
「それはごめん。でも作戦を立てずに行くのは......」
「いや。むしろアリアス皇女様の場合は作戦なんていらないのでは?」
「こ、公爵様!?」
「それに陛下まで!?」
「余の娘が洗脳されたってほんとか?」
「いや、あの......その......」
「正直に申せ」
「はい......」
「うむ。余はアリアスのためにルークだがなんだか知らんが死刑に処する」
「待ってください‼︎」
「ん?ニーアスよ。其方は反対なのか?」
「そ、そうゆーわけではないのですが......」
「じゃあ何が不屈だ?」
「ルークはもう死んでいます。死者に死刑をしたところで同じだと思います」
「......」
「セリファを壊せばなんとかなるの?」
「公子。それは......ルークには神様が付いているのでなんとは言えません」
「とりあえずアリアスを探すか」
「そうだな」
「ラティス。お前は此処に残れ」
「......え」
そして今の至る
「な、なんで?なんで私だけが此処に残るの?」
「お前なぁー。熱でぶっ倒れた奴が役に立つと思うのかよ?」
「そ、それは......」
「とにかくお前は留守番だ。嫌なら強制的に眠らせる」
「ラティスごめんね。僕もノワールの意見に賛成だ」
「私も賛成」
「僕も......」
「俺もだ」
「余もノワールの意見に賛成だ」
「皆んなまで!?」
「今の貴方は魔法を使った瞬間に精神が壊れるぐらい危険な状態なの。そんな貴方を戦場になるかもしれない所には連れて行けない」
「......」
「わかって......とは言わない。でも貴方の身の為にもアリアスのことを思うならどうか大人しくしていて。お願い」
「......わかった」
バーン
「へ、陛下!?」
「なんだ騒々しい。ノックもせずに入って来るとはなんたる無礼な奴め」
「も、申し訳ございません。で、ですが、アリアス皇女様が北の国で大暴れをしていると北の国の国王から連絡が入りました。このままこの国を壊すのならアリアス皇女様は死刑だとおも仕上げておりました」
「なんだと!?」
「陛下。この私の魔法。瞬間移動でアリアス皇女様のところまで飛ぶ事が出来ます。五人までは可能です」
「うむ。よくわかった。では早速北の国へ行くぞ」
「はい」
「あの皆さん。どうかお気を付けて......」
「ラティス大丈夫だ。お父様もセスにーも強いから負けないよ」
「アリアスは傷付けぬ。だから安心せよ」
「私達がなんとかするからラティスは体ゆっくりと休めてね」
「俺達が必ずアリアスを連れ戻すからその間に体調でもなんでも治しておけよ」
「ラティス。俺はお前が嫌がる事はしない。アリアス皇女様も必ず連れ帰るしお前のところにも戻す。約束だ」
「......はい」
「僕とノワールは一応神の使いだからそう簡単にはやられないよ。今の神様ではあのお方は止められない。ルーク様の方が強い。それだけは確かだ」
「......」
「じゃあ行って来る」
「......いってらっしゃい」
私は何も出来ないまま此処で見送る事しか出来ないの⁇私だって、アリアスを皆んなを助けたい。それにこの胸の騒めきはなに⁇何かとても不吉な予感がする。
「キュウー」
「え?なに?誰!?」
「ま、マロンはラティスの望むことする」
「......マロン?」
私の神獣⁇でもところから聞こえるの?
「マロン。ラティスの役に立つ。ラティスはマロン好き。マロンもラティス好き。マロンとラティスはアリアスが大好き。心の底からアリアスが大好き。あの時の思い出があるから今のアリアスも好きになった」
「......」
そうだった。まだアリアスが私を敵視する前はあんなにも仲が良かったんだ。だからあの時みたいにはいかなくてもいい。アリアスを失いたくないんだ。あの輪にもう一度入りたい!
「このままおとなしくするなんて、私らしくもない。ノワールごめんね?私行くから。アリアスのところに行くから!」
そう決意して屋敷の外へ飛び出したアリアスなのであった。
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