106 / 145
運命に逆らう者達その6
しおりを挟む「......アリアス。一緒にこの世界を壊しちゃおう」
「......」
ラティスは一体なにを言っているんだ?この世界を壊する?正気か?そんなことをしたら皆んな死んじゃうぞ。
「それで、私たちだけの世界でも作る?魔法がない世界を作りたい」
「......」
これでも反応なしか。えっと、あとは......。
「アリアス。私、アリアスが大好きだよ。嘘偽りもなく貴方が好き。それだけは本物だよ」
本当のことだけど、あの事はまだ許してはいない。てか、普通に考え許せるわけがない。
「......」
これも反応なし。こうなったらあの手しかない。
「アリアス早くして」
「......っ!」
バンッ
「いきなり攻撃的だね。だったら私も本来の戦い方で行くよ!」
「本来の戦い?」
ブーン
「アリアスちょっと痛いかもだけど我慢してね!」
ダッ
「!?」
ドドドドガッ
「攻撃が異様に低い?」
いきなり戦い方を変えるなんてありえない!?いやこれが本来のラティスが戦うスタイルなの?でも今までの戦い方は......っ!?そうか。魔法を使っていたから本来の戦い方から離れていたんだ。なぜ気付かなかったんだろ。ラティスは前世では魔法を一切使っていない。それにあの動き。何かを習っていたのは見てわかる。
「アリアス。魔法がない世界で笑って過ごしたい」
「......」
この人はさっきからなに言っているの?魔法のない世界?それって美味しいの?なにも知らない人を相手によくもそこまで言えたものね。
「どうしたの?アリアスの本気ってその程度?」
「アリアス。魔法を使って殺しても構わない」
「は!?ラティス逃げろ!流石のお前でも魔法を使われたら逃げ切れるわけがない」
「クスッ。大丈夫」
「⁇」
「......」
パキッ
「氷の槍!?ラティス‼︎逃げるんだ!俺達のことを想っているなら逃げろ!お前の死ぬところなんて見たくない」
「......」
誰が逃げるもんですか!
シューン
「速い」
それにかなりの範囲で攻撃が出来る。でもこれ氷は急激な攻撃に脆い!
バババッバッ。ガッガッカキーン
「す、全ての氷を弾いた?嘘でしょ⁇なんなのよ。ラティスは一体なんなのよ!?私の予想をはるかに超えて来るラティスは一体何者なの!?」
勝てるわけがない。魔法すら跳ね返すような化け物相手にアリアスじゃ対抗出来ない。こんな馬鹿な話があるの?あるはずがない。
「......」
シューバーン
「!?」
「なっ!?」
魔法の剣をアリアスの手から弾くなんてもうめちゃくちゃよ!
ブンブンブスッ
「......」
「やっと捕まえた!」
「あ、アリアス‼︎」
「遅い!」
ビリビリ
「きゃあああああ!?あああああ‼︎いやああああ‼︎」
パキッ
「......っ‼︎」
もうセリファが持たない。
ドサッ
「......アリアス」
私のそっと目を閉じ、アリアスに話し続けた。
「も、戻って......来てよ。アリアス......がいな......いと......寂しいよ」
涙がこぼれ落ちる。私の声はアリアスに届かないの?届いて欲しいよ。アリアスが戻って来てくれきゃ誰が私の記憶を思い出されてくれるの?
「あ、アリ......アス、あのね......」
本題が終わる前に皆様にセリファの大事な説明を忘れていました。誠に申し訳ございません‼︎
ラティス達人間の中にセリファがあり、魔力が暴走するとセリファが一時的に弱ります。そして暴走してから数日間は安静しなければなりません。だけど、暴走のまま、または熱など体調がすぐれない時に使うとセリファが砕け散ります。セリファが壊れる際は体内から外に出て砕け散りそのまま死に至ります。なので体調がすぐれないもしくは暴走した時はセリファを使うのはお控えいただけると幸いです。
いやなんの話!?
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる