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結婚式
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次の日の早朝
「姫様。お着替えの時間です」
「......」
抵抗しても無駄なら今はおとなしくするのが賢い。
早朝からメイクにドレスにティアラに他にもいろいろと飾りなどをつけられた。
私は結婚するつもりなど毛頭ないと言うのに!
コンコン
「第二王グルーム様?」
「大丈夫ではないなぁ?」
「はい」
「安心しろ。お前を兄上のところにはいかせん」
「......」
どういうこと?彼もまた王子。この国を守ることが大事なはずのに、私を守ろうとしてくれるのですか?
ボソッ
「この後の結婚式で、僕は騒ぎを起こす。その隙に逃げるんだ。今から行く挙式には君の立つ左から少ししたことに仕掛けを仕組んでいる。だから君はそこから脱出するんだ」
そう説明する第二王。
「それと万が一に備えてこれを......」
「......っ⁉︎」
「これは元々君の物だ。だからすぐに逃げられるようにしなさい」
「はい」
何を企んでいるからわかりません。ですが、せっかく掴んだチャンスを無駄にはできない!
結婚式場
「貴方は生涯妻を愛することを誓いますか?」
「誓います」
「貴方は生涯夫を愛することを誓いますか?」
「私は......誓いません!」
ざわざわ
「ふ、フェアリーナ⁉︎何を言っているんだ?俺達は結婚するんだぞ!」
「誰がすると言いましたか!」
そう今ここで勇気を出すのです。引き篭もり姫の私から少しだけ前進するのです。あの方にアッミンドに会うために!
「第一王子様申し訳ございません!」
ゴーン
「ぶぎゃあああああああああああ⁉︎」
「なんとも情け無い声ですね?」
そう冷たく言い放った。
「ま、マジですか?」
僕が騒ぎを起こすはずだったのにその前にあの姫様が騒ぎを起こしたぞ?僕の出番なくない?
誰にも貸しを作りたくない。今作れば後々面倒なことになるのは目に見えているのです。
私は窓に全力でダイブした
「何をしている!早くあの姫捕まえろ!いやでもなんでも俺のお妃にしてやる!」
「......っ!」
壁をつたりどこかに降りられればと思っていたけど、その必要がなくなったみたい。
「居たぞ‼︎」
「大人しく捕まれ!」
「私は貴方がたの思い通りにはなりません!」
そう言い、掴んでいた壁から手を離しそのまま落ちた。今持っているアンティークは幻覚のアンティーク。これはお父様が持っていたのもだ。それを数年前に私が貰ったもの。ポケットの中に入れておいて正解だったみたい。
シュルルル
「あの姫様は死ぬおつもりか?」
「あの高さから落ちたらひとたまりもないぞ」
「フェアリーナ‼︎」
ギュッ
「アッミンド。来てくれると信じていました」
「本当に君には驚かされる。僕の故郷でこんなところで、それに......あのクソ兄上が着せた花嫁衣装はなんとも腹立たしい」
そう言うアッミンドの顔が怖いと思ったフェアリーナなのであった。
「姫様。お着替えの時間です」
「......」
抵抗しても無駄なら今はおとなしくするのが賢い。
早朝からメイクにドレスにティアラに他にもいろいろと飾りなどをつけられた。
私は結婚するつもりなど毛頭ないと言うのに!
コンコン
「第二王グルーム様?」
「大丈夫ではないなぁ?」
「はい」
「安心しろ。お前を兄上のところにはいかせん」
「......」
どういうこと?彼もまた王子。この国を守ることが大事なはずのに、私を守ろうとしてくれるのですか?
ボソッ
「この後の結婚式で、僕は騒ぎを起こす。その隙に逃げるんだ。今から行く挙式には君の立つ左から少ししたことに仕掛けを仕組んでいる。だから君はそこから脱出するんだ」
そう説明する第二王。
「それと万が一に備えてこれを......」
「......っ⁉︎」
「これは元々君の物だ。だからすぐに逃げられるようにしなさい」
「はい」
何を企んでいるからわかりません。ですが、せっかく掴んだチャンスを無駄にはできない!
結婚式場
「貴方は生涯妻を愛することを誓いますか?」
「誓います」
「貴方は生涯夫を愛することを誓いますか?」
「私は......誓いません!」
ざわざわ
「ふ、フェアリーナ⁉︎何を言っているんだ?俺達は結婚するんだぞ!」
「誰がすると言いましたか!」
そう今ここで勇気を出すのです。引き篭もり姫の私から少しだけ前進するのです。あの方にアッミンドに会うために!
「第一王子様申し訳ございません!」
ゴーン
「ぶぎゃあああああああああああ⁉︎」
「なんとも情け無い声ですね?」
そう冷たく言い放った。
「ま、マジですか?」
僕が騒ぎを起こすはずだったのにその前にあの姫様が騒ぎを起こしたぞ?僕の出番なくない?
誰にも貸しを作りたくない。今作れば後々面倒なことになるのは目に見えているのです。
私は窓に全力でダイブした
「何をしている!早くあの姫捕まえろ!いやでもなんでも俺のお妃にしてやる!」
「......っ!」
壁をつたりどこかに降りられればと思っていたけど、その必要がなくなったみたい。
「居たぞ‼︎」
「大人しく捕まれ!」
「私は貴方がたの思い通りにはなりません!」
そう言い、掴んでいた壁から手を離しそのまま落ちた。今持っているアンティークは幻覚のアンティーク。これはお父様が持っていたのもだ。それを数年前に私が貰ったもの。ポケットの中に入れておいて正解だったみたい。
シュルルル
「あの姫様は死ぬおつもりか?」
「あの高さから落ちたらひとたまりもないぞ」
「フェアリーナ‼︎」
ギュッ
「アッミンド。来てくれると信じていました」
「本当に君には驚かされる。僕の故郷でこんなところで、それに......あのクソ兄上が着せた花嫁衣装はなんとも腹立たしい」
そう言うアッミンドの顔が怖いと思ったフェアリーナなのであった。
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